木曽御嶽山

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 小屋は新しく、食事も山小屋にしては充実。定員の40人くらいいたようですが、ひとりに布団ひとつとゆったりで快適でした。
 ガスが拡がり夕日は駄目でしたが、朝5時前には雲海から頭を突き出したお日様、中央・南アルプスの展望も楽しめました。五の池を回り込み摩利支天山へと高度をあげると、継子岳に隠れていた北アルプスも姿を見せてくれました。木曽福島の駅前で会ったご夫婦に摩利支天で遭遇。二の池本館に泊まられた由。
アルプス展望
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摩利支天山

 摩利支天山を往復した後、サイの河原を通って二の池へ。サイの河原はお地蔵、卒塔婆らしきものが随所に、二の池湖畔の像も観音様のよう。今回のコースでは、この辺りで神仏習合の様相が一番強かったです。風が強くなり、雨粒が吹き付けてくるなか、突然に波打つ水面が目の前に。「えーっ、海!」と驚く。二の池でした。信者の方が、雨の中で熱心に参拝されていました。二の池本館を拝借して、雨具をフル装備しました。茶の接待までいただき恐縮、ありがとうございました。
サイの河原
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二の池
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 二の池では少なかった人も、女人堂からの主コースと合流すると一挙に増えました。大勢の信者の方が剣ヶ峰を往復されています。40分ほどの登りでガスのなかから小屋が浮かび上がってきました。前の標識が、「王滝頂上方面」となっています。ありゃ、道間違えたかと混乱、小屋に入って尋ねたら、なんとここが山頂小屋でした。小屋の中を突ききって石段を登ると山頂の神社でした(^_^;)。参拝後、小屋に戻り記念バッジを購入してるうちに青空が拡がってきたので、山頂に引き返して、軽く食事です。
 それにしても、凄い信者数です。白衣、運動靴の方が多くワラジの方もおられ、こちらの山装備が恥ずかしくなります。
 ともあれ、全体としてまずまずの天気で、花畑と展望を楽しめました。
目に付いた花:オンタデ、モミジカラマツ、ヒトリシズカ、ヨツバシオガマ、コマクサ、コバイケイソウ、ミヤマダイコンソウ、キバナシャクナゲ、チシマギキョウ ・・ 等

剣ヶ峰 山頂

剣ヶ峰石段

剣ヶ峰から下山

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