カナディアン・ロッキーNo.2

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2003年9月19日〜9月28日

○9/19 成田=バンクーバー=カルガリー
     =レイクルイーズ

 朝いちばんにスポーツクラブで泳いでから成田に向かう。成田は、ゴールデンウィーク、夏休みシーズンと違って人は少な目、あの熱気はない。
とはいえ、バンクーバー行きの飛行機はほぼ満席でした。19時の離陸、その後気流が悪くて揺れたため、夕食は21時過ぎまでお預け。全く眠れないままにバンクーバー到着、約3時間後に国内線でカルガリー行きの国内線に搭乗。この待合い室も大混雑、日本からのツア客がすごく多い。現地時間17:35にツアリーダーと合流、レイクルイーズへのチャーターバスに乗車。5年前に比べてカルガリー郊外に新興住宅地が大幅増加しているようでした。レイクルイーズの宿は5年前と同じ宿でした。
カルガリー郊外の新興住宅地 レイクルイーズイン
○9/20 レイクルイーズからアミスキーロッジへ
 アミスキーロッジはYOHO国立公園の西の外側、標高約2100mのところにあります。アルバータ州とBC州の境になるようです。建設して4年で、スタッフを置かずに貸出しをしてるようです。レイクルイーズから約3時間かけてハイウエーと林道を通過し、更に4WDに乗り換えて約2時間の凄い山道を走ると登山口になります。ここから約 40 分の登りを歩いてロッジに到着しました。更に奥には、ヘリでアクセスする MISTAYA LODGE があるようです。直線距離で約10Km 離れていて、途中に渓谷とかピークもありますから、おそらくこの周辺にいるのは我々だけでしょう。ロッジをツア10人、リーダーとスタッフ3人で借り切って3連泊しました。
 薪とプロパンガスがメインのエネルギーで補助に太陽電池を使用していました。キッチンはもちろんガスで、また銅配管が寝室のある2階にも敷設されていてガス灯が使えました。暖房とすぐ隣の建屋のサウナには薪を使用してました。2階の寝室はドアのある3部屋とコーナーを利用したドアのない2段ベッド+ソファーの部屋?があり、トイレも1,2階にあります。
 もちろん無人ロッジを借りての宿泊ですから、食事はもちろんサウナの稼働など生活の全てを自分達でやります(我々はツアスタッフがやってくれましたが)。
 先週に降った雪で周りの山の上は白くなり、草紅葉のロッジ周辺の草原そして緑の針葉樹の森のコントラストが素晴らしく、背景には白く輝くMt.マーマリー、マーマリー氷河が控えています。更に奥には、どこまでも連なるこれぞロッキーという鋭い鋭鋒の岩山が連なる見応えのある景色です。

登山口

アミスキーロッジ(左はサウナ小屋)
○9/21 アミスキーロッジ近傍の無名ピーク登頂
 快晴に恵まれた翌朝は、朝日の染まるMt.マーマリーを眺めながらのモーニングティーです。朝食後は、ロッジ上方の北西にある無名ピークに登頂しました。ロッジのある草原一面はアネモネ、カタクリ、イワヒゲ、ヤナギラン等の大群生地です。トレールは一切ありません。これらを踏みつけてのトレッキングです。近代登山の始まる前の江戸時代の北アルプスもそうだったんでしょうが、現在の日本では信じられない贅沢さです。リーダーからの注意が、「人の歩いた後を歩くな」ですものね。途中から20cm 程の積雪、パウダスノーのなかの快適なスノーハイクとなりました。帰りには雷鳥にも遭遇しました。

ロッジのダイニング

ロッジのリビング
下の写真はクリックで拡大

Mt.マーマリー朝焼け

アネモネ群生

散開しての歩き

ピーク手前

ピーク

ピークから展望

雷鳥