カナディアン・ロッキーNo.2

釋護法と信行:夫婦で山ある記トップページへ
2003年9月19日〜9月28日
○9/22 アミスキーロッジ滞在 アミスキーレイクへトレッキング
 翌日は天候がもうひとつのため、予定していた昨日と反対側のピーク登頂は中止。
アミスキーレイクへのトレッキングに変更となりました。ピークからの展望を楽しみにしていましたが、日本では経験できない「広大な草紅葉の草原とモミとトウヒの森の緩やかなアップダウンのトレッキング」も良いものでした。やはり、辺り一面はアネモネ、カタクリ、イワヒゲ、ヤナギラン等の大群生地です。花は終わっていますが、一面の白い綿毛も迫力あります。途中、あちこちに大きな穴が掘られていました。これは、グリズリーがネズミあるいはリスを食べるために巣穴を掘り起こした跡らしいです。湯気の出てる糞もそこかしこにありますし、いまついたと思われるような湖周辺の足跡と、ここがグリズリーの生息地である事が、初めての私達にも明白にわかります。
 ロッジの水は近くの小さな沢からカナダ式天秤棒で運搬してました。本日も湖から先に帰ったB氏の運搬中に遭遇。
クリックで拡大します
アミスキーレイク出発
アミスキーレイク

レイク向こう側の岩棚へ

グリズリーの足跡

グリズリーの糞

グリズリーの掘った穴

水運搬のBさん
○9/23 アミスキーロッジから下山、バンフへ
 次のお客が気持ちよく使え、またグリズリーなどの生態に悪影響を与えないため、
無人となるアミスキーロッジの掃除と片づけ、持ち込んだ食料・ごみの処理をするスタッフを少しだけ手伝って、リーダーと我々は先に登山口まで下山しました。
 また4WDで凸凹山道を暫くおりて、途中の広くなる林道に駐車してあったマイクロに乗り換えます。今日は、バンフのホテル泊まりです。途中、エメラルドレイクに寄ってロッジで作ったサンドイッチのランチ弁当を食べました。リゾート観光地らしくて、キャンピングカーがたくさん駐車してましたし、ロッジもありました。
 バンフでは、ダウンタウンの散策の後、何故か宿泊した宿の隣のホテルのレストランで夕食でした。

エメラルドレイク

バンフの街
○9/24 バンフからアシニボインロッジへ
 バンフからハイウエーを通ってキャンモアの街を過ぎ、広い未舗装の道を登って、1時間強で広場だけのヘリポートに到着。ここから、小型ヘリで10分ほど飛んだところが、アシニボインロッジでした。ここは常駐のスタッフが数人いて食事もOKですし、サウナ、シャワーもあります。ヘリは片道8000円くらいのようですし、ロッジ泊と合わせると結構高額になると思います。地図には歩くコースも出ていますし、テント場もありますので、地元の若い人は歩いて来られるようです。というわけで、ロッジのお客は日本以上に高齢化してました(^_^)。我々が11人で、カナダ人の宿泊客は20人強、30人弱くらいでしたでしょうか。ネパール、ニュージランドなどのトレッキングほどは国際化していないような感じで、主なお客はカナダ人と日本人?・・・どうなんでしょうか。
 それにしても目の前にはレイクメイゴック、その向こうにはマッターホルンのようなMT.アシニボインが屹立、周囲には様々な形をした岩山と、これ以上は望めない程の景観地にロッジはありました。 到着した初日は2時間ほどレイクメイゴックの周辺を散策した後、サウナへ。 
クリックで拡大表示します

ヘリで入山

アシニボインロッジ

ロッジのゲストルーム

ロッジ窓からの眺め

Bed Room

レイクメイゴック
○9/25 アシニボイン滞在:ナブピーク、エリザベスレイクのトレッキング
 夜中から吹き出した強い風はおさまらないが、翌日はまずまずの晴でした。Mt. アシニボインがモルゲンロートで赤く染まっています。
 朝食後にロッジの北西方面のピーク(ナブピーク)を目指しました。残念ながら風が収まらず、特に森林限界を越えた稜線では、身体が揺らぐような強風が時折吹き付けてきます。結局、ナブピーク手前の広い肩、標高約2600mで引き返して、いくつかある湖のトレッキングへ変更になりました。紅葉したラーチの林を、綿毛になったチョウノスケソウの絨毯を踏みつけながらエリザベスレイクへ降りて昼食。雨が降ってきたため早めに移動、サンバーストレイクそしてテント場を通りロッジ帰着、約5時間のトレッキングを楽しみました。歩き足りなかった我々は少し散策を続けてからサウナへ。
クリックで拡大表示します

Mt.アシニボイン朝焼け

ナブピーク展望

Mt.サンバースト

ラーチ紅葉

エリザベスレイク

ナブピーク下で仲間

こういうバンガローも