カナディアン・ロッキーNo.2

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2003年9月19日~9月28日

概要
 カナディアンロッキーは2回目です。5年前は、バンフーからジャスパーまでアイスフィールドパークウエーを北進しながら日帰りトレッキングで全体の概要を眺めました。今回はバンフー/レイクルイーズの周辺の山の中のアミスキーロッジとアシニボインロッジに連泊しての周辺トレッッキング。今回も同じA社のツア利用です。

 アミスキーロッジはYOHO国立公園の西の外側、標高約2100mのところにあります。アルバータ州を出てBC州の端になるようです。築4年の新しいロッジで貸出しをしてるようです。レイクルイーズから約3時間でハイウエーと林道を通過、更に4WDに乗り換えて約2時間の凄い山道を走ると登山口です。約 40 分の登りでロッジに到着しました。おそらくこの周辺にいるのは我々だけでしょう。ロッジを借り切って3連泊しました。
 先週に降ったという雪で周りの山の上は白くなり、草紅葉になったロッジ周辺の草原、針葉樹の森のコントラストが素晴らしく、背景には白く輝くMt.マーマリー、マーマリー氷河が控えています。更に奥には、どこまでも連なるこれぞカナディアンという鋭い鋭鋒の岩山が連なる見応えのある景色です。快晴に恵まれた2日目は、20cm 程の積雪の中をロッジ上方の北西にある無名ピークに登頂。3日目は、広大な草紅葉の草原とモミとトウヒの森の緩やかな斜面のトレッキングをしました。辺り一面はアネモネ、カタクリ、イワヒゲ、ヤナギラン等の大群生地です。トレールは一切ありません。これらを踏みつけてのトレッキングです。現在の日本では信じられない贅沢さです。
 あちこちにある大きな穴は、グリズリーがネズミあるいはリスを食べるために巣穴を掘り起こした跡らしいです。湯気の出てる糞もそこかしこにありますし、いまついたと思われるような湖周辺の足跡もあり、ここがグリズリーの生息地である事が、初めての私達にも明白にわかります。

 アミスキー3連泊の後、いったん BANFF の街に戻ってホテルに一泊、翌日はアシニボインを目指しました。ハイウエーそして広い未舗装の道を登って、1時間強でヘリポートに到着。ここから、小型ヘリで10分ほど飛んだところが、アシニボインロッジでした。
 ここは常駐スタッフがいて、サウナ、シャワーもあります。ロッジのお客は我々11人とカナダ人の宿泊客は30人弱くらいでした。ニュージランドなどのトレッキングほどは国際化してないような感じです。目の前にはレイクメイゴックの湖、その向こうにはマッターホルンのようなMT.アシニボインが屹立、周囲には様々な形をした岩山と、これ以上は望めない程の景観地にロッジはありました。翌日はまずまずの晴で、モルゲンロートで赤く染まるMt.アシニボインに感激。黄葉したラーチの林のなかを、綿毛になったチョウノスケソウの絨毯を踏みつけながらの贅沢なトレッキングを楽しみました。ここも熊が多いようです。前方のカナダ人のおばあさんを熊と見間違えるハプニングも。
 
 再びBANFFに戻り、翌日は早朝からカルガリー、バンクーバーへと移動し、成田に起床してから約18時間で帰国。


メンバ
  護法、信行
  ご夫婦2組
  女性4人の仲間  計10名
  ツアリーダーはカルガリーからO氏同行
  アミスキーロッジは
    キッチンスタッフのM嬢とカナダ人のサブスタッフB氏
    が追加
 
カナディアンロッキー


スケジュール
 9/19金  成田=バンクーバー=カルガリー
         =レイクルイーズ(泊)
 9/20土  レイクルイーズ=登山口
         -アミスキーロッジ(泊)
 9/21日  アミスキーロッジ滞在、周辺トレッキング
 9/22月         〃
 9/23火  アミスキーロッジ-登山口
         =エメラルドレイク=バンフ(泊)
 9/24水  バンフ=キャンモア=ヘリポート
         =アシニボインロッジ(泊)
 9/25木  アシニボインロッジ滞在、周辺トレッキング
 9/26金  アシニボイン=ヘリポート=バンフ(泊)
 9/27土  バンフ=カルガリー=バンクーバー=成田
   9/28日