アンナプルナ・ダウラギリ展望トレッキング
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2000年4月29日〜5月7日

5/4 ゴラパニ4:30発−プーンヒル(3175m)5:30〜6:30発
    −ゴラパニ7:00着、8:15発
    −ヒレ−ラムガイ(1305m)15:30着

 
久しぶりに、山歩きらしく4時前に起床。なんと曇ですが、晴れることを期待して出発。狭い登山道をヘッドランプの灯りが数珠繋ぎになり、夏の富士山のようです(^_^;)。ガスは出てくるし、ダウラギリは雲の中と、展望を諦めかけたところで山頂に到着
   ・・しかしです。しばし待機していると、雲が流れガスも晴れてきました。澄んだ青空を背景にダウラギリからアンナプルナ、マチャプチャレまで姿を見せてくれました。日の出とともにマチャプチャレ山頂が、そして暫くするとダウラギリの万年雪が白く輝き始めます。凄い、これが夢にまでみたヒマラヤの大展望なんだ。名前どおり白く輝き、どっしりとした風格を見せるダウラギリ。その横の尖峰はトウチェピーク。少し離れて、これまた名前どうり青く見えるニルギリ、そして遠くに台形の頭を見せるアンナプルナ1峰も白く輝いています。2・3日の間に見慣れてきたアンナプルナサウスにヒウンチェリ、マチャプチャレはダウラギリの迫力の前に少し引き下がった感じです。瞬く間に1時間がたちました。
 戻ったゴラパニでは、食堂の窓から大きな額縁に切り取ったようなダウラギリの展望を楽しみながらの朝食・・・うーん、贅沢の極みです。
 今日の宿泊予定はビレタンティでしたが、ツアリーダーは手前のラムガイにしたようです。日本からの団体が沢山入っており、分散を図ったのかも。
 ラムガイは1軒のバティーがあるだけで、大きな町のビレタンティより静かです。初日から一緒なった別のA社の大きなツアは、ラムガイの手前のヒレにテント設営をしたようです。このヒレには、トレッキング開始時につきまとった露天商が先回りして、なにかごちゃごちゃ言ってました。我々は捕まることなく通過でき、ほっとしました。ギョロリとした目で睨み付けるように話しかけてくるこのチベット露天商は苦手(^_^;)。
 夕食の後、なんと直径40cmくらいのケーキが出てきました。限られた道具で大きなケーキの土台をどのようにして焼いたのか、たいしたものです。ケーキの後は、テント前にイスを並べてパーティー。地酒のロキシーを飲みながら、小さな太鼓に合わせての踊りです。

プーンヒルからマチャプチャレ

プーンヒルでダウラギリ

ゴラパニから展望

ラムガイでケーキ

ラムガイでシェルパダンス

牛のキング?
○5/5 ラムガイ(1305m)7:30発−ナヤプール(1090m)9:10着
      =バス=ポカラ=飛行機=カトマンズ

 最後のテント泊もこれで終了。お粥とトマト入りの卵焼き、ホットケーキ等の朝食をとり、バスの待つナヤプールへと出発です。
 ナヤプールには、ACPと描かれた入山チェックのオフィスがあり、下山の申請をして、対岸の大きな市場に入りました。観光用の民芸品も置いてますが、主体は生活用品の市場のようです。農業用の道具類、靴にサンダル、衣料品、時計に携帯用のゲーム機など種々様々の商品が並べられています。大勢の人に混じって、隊商のロバがいるかと思えば、タクシーまでいます。かなり混沌としてきましたが、これで驚くようじゃあアマイ。カトマンズに比べれば、静かなものです。
 ナヤプールで待っていたチャーターバスに乗車、怖くなるようなスピードで一気にポカラまで走り下りました。いったい、ネパーリーはのんびりとした人達なのか、せわしない人達なのか(@_@)。
 ポカラではペワ湖に到着し、スタッフが昼食を準備するまでの間に、近くの商店街に買い物に出ました。E−MAILを使える店とアウトドア用品の店が目に付きます。湖に戻って昼食の後、ポーターとはここで別れました。シェルパ・キッチン隊はポカラ空港まで見送りに来てくれました。現地ツア会社の社員であるサーダーは、カトマンズのシェルパホテルまで一緒に。
 カトマンズでは、ダルバール広場へ出て、旧王宮、シバ寺院、クマリの館等々を見物。人の多さと縦横無尽に走る自動車と五月蝿いホーンの音、ひつこくつきまとう行商人、いろんな店の呼び込み・・・あまりの喧噪に呆然です。晩飯は高級ネパール料理のバンチャガールという店に行きました。なかなか立派な店で、ネパールダンスを見せてくれます。

ロバの隊商

ナヤプールの街

カトマンズ

ネパール料理店での踊り

カトマンズ旧王宮
○5/6 カトマンズ=成田(5/7の6:00)
 昨日、湯のでなかったシャワーをやり直してから朝食へ。バイキングスタイルだが、品数少なく、貧しい感じがします。出発まで時間があるので、商店街のあるタメールまで行き、アンナプルナサウスとマチャプチャレを描いた油絵を購入。近くの店でTシャツも入手し、完全に手持ちのルピーが無くなりました。
 マイクロバスでカトマンズ空港へ。道の真ん中に悠然と寝そべる牛、その間を縫って縦横無尽に走る車、路端ではオープン床屋があちこちで開業、いかにも東南アジアの都市らしいカトマンズともこれでお別れです。
タイ航空でバンコックへ、ANA乗り換えで成田には日本時間の6時に到着しました。