アンナプルナ・ダウラギリ展望トレッキング
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2000年4月29日〜5月7日

○その他
・トレッキング中のトイレ
 穴を掘った上に小型のテントを張ったトイレには柔らかいトイレットペーパーまでついてました。ロッジの常設トイレより概して快適でした。

・ネパールのカレンダー
 ゴラパニで柱に架けられているカレンダーを何気なく見ると、どうもおかしい。近寄って、じっくりと見ると、一枚は30(31)日間だが、月単位になってません。13日とか14日から始まり、ふた月にまたがってます。ネパールの数字がギリシャ文字のように複雑でありながら、アラビア数字の3とか8とか9に似ているものもあり、見るほどに頭が混乱してきます。

・ネパールの地酒、ロキシー
 トレッキング中に味わったロキシーは水っぽかったですが、バンチャガールで飲んだロキシーはおいしかった。九州の百年の孤独のような味がする。ただ、土産物店では売っておらず、持っていった容器に詰めてもらう量り売りらしいです。

貧しさの印象
 カトマンズには、日本で絶滅した由緒正しい乞食に出逢い、久しぶりに昔の日本の町を思い出しました。また、道路端にばったりと倒れてピクリともしない子供を何人か見かけました。死んでるのではと思いましたが、周りの人達は誰も気にしていないようでした。
 トレッキング中には、ガンドルンのテント場で写真を写していると、小学低学年くらいの女の子二人が現れ、写真を写せとジェスチャー。写す真似をすると、手をぬっと突き出して金を要求されました。数十人から100人くらいの集落でも貧しさに格差があります。水が流れっぱなしの水道で身体と衣服を洗っている清潔感のある人達と、何時洗ったのかと思うほどに汚れた子供が混在しています。痩せて真っ黒になった手を突きだし、金か飴を要求してきます。これが貧富の差なのか、親の意識の差なのか、わかりません。

・余談
 トレッキング中の村では同じ放送を聞いていると思われるラジオはありましたが、タダパニとかゴラパニのような大きな町を除いてTVは見かけなかったです。
 ポカラへの道沿いの家にはTVアンテナが目に付き始め、希に衛星放送を受信している大きなパラボラアンテナを設置した家も出てきました。ポカラに近づくとともにパラボラアンテナも増えてきて、江戸時代と現代文明が同居したような印象です。
 江戸末期のように世界の文明落差が小さい状況での西洋文明の侵入と違って、現在のとんでもない格差のあるなかで、かっての日本のように「追いつけ、追い越せ」というのは大変でしょう。教育というか、民度の差も非常にあるようですしねえ。

ネパールのカレンダー




随所にある水道?
我々は飲むと(^_^;)
下痢or肝炎