徳島 まぜの丘〜轟の滝〜四季美谷
    〜ジロウキュウ〜一ノ森〜高ノ瀬峡
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◎山歩き:11/10〜11 四季美谷〜奥槍戸〜ジロウキュウ〜剣山〜一ノ森〜奥槍戸
       11/11 後半は高ノ瀬の紅葉見物

・11/10(1/3):四季美谷温泉〜奥槍戸
 翌日は、県道を更に西に進み奥槍戸の山の家を目指します。渓流沿いで紅葉が素晴らしい。谷間のため山陰になって陽が届きにくいのが残念です。
更に町道「槍戸線」を経て「大ぼら橋」からはスーパー林道に入ります。未舗装の林道を走って高度を上げていくと奥槍戸「山の家」に到着。もう標高は1500m程度で、流石に紅葉は終わっていました。ジロウキュウ、剣山、丸石、三嶺などの展望を楽しめます。

奥槍戸 山の家

ジロウキュウ、剣山

丸石、三嶺方面

・11/10(2/3):奥槍戸〜ジロウキュウ〜剣山
管理人さんに挨拶して、広い駐車場に車を止めさせていただき、今回のツア?で唯一の本格的な山歩きに出発です。10時頃の出発ですが、山の家の管理人さんは別として、ハイカーは我々だけでした。
ダケカンバ?、アカカンバ?の林の中を想像していたより緩やかな傾斜の中を登っていきます。暫くすると、車で走ったスーパー林道(山の家の近くは舗装)と広い駐車場が下に見えます。
笹尾根の開けた斜面に出て、更に登っていくと片側がどーんと切れ落ちた水平歩道に出ます。道幅は30cm以上ありますし、路面も水平ですが、油断すると笹の斜面を直下降しそう、笹は滑りやすいので、要注意です。強風で更に雨で濡れると怖いでしょう。この水平歩道を過ぎると、やはり笹尾根の開けた斜面の急登となります。

ジロウキュウ山頂

塔丸、剣山、一ノ森

見ノ越

矢筈山 方面
ジロウキュウの山頂から360度の展望です。塔丸〜剣山〜一ノ森方面、見ノ越そして矢筈山の方面です。
ジロウキュウでお茶の大休憩をとって、ゆったりと拡がる快適な草尾根を剣山へと向かいます。剣山山頂の直前で木道となります。山頂一帯はオーバーユースで広い草原が裸地化して全体に木道が設置されています。木道を歩いて、まずは山頂ヒュッテへ。頂上の使われなくなっていた測候所で工事をしていました。いよいよ撤去するそうです。

剣山から

剣山山頂

山頂の木道

宝蔵石神社

山頂ヒュッテ
ヒュッテ直前の大岩は宝蔵石という磐座で、宝蔵石神社です。祭神は、素盞嗚命、安徳天皇、大山祇命。伝説では、壇ノ浦で破れた平家が三種の神器のひとつ神剣を奉納して、巨石の下には平家の軍用金などが埋蔵されているという話もあるようです。
とんでも本(説)の仲間としては、「ソロモン王の秘宝」の埋蔵説とか、アークの聖櫃の話とかもあるようです。
山頂ヒュッテでゆっくりと昼食休憩をして今日の宿泊地、一ノ森へ向かいました。

・11/10(3/3):剣山〜一ノ森
剣山から三ノ森(別名がついていましたが、忘れてしまいました)、二ノ森、一ノ森と尾根が連なっています。一ノ森側が昔のメインコースだったのでしょうか。
途中に新田次郎の署名が入った遭難碑があります。測候所の方が、メンテナンスで活動中に雪崩に巻き込まれて事故に遭われたそうです。

遭難碑

二ノ森神社

一ノ森手前から
剣山とジロウキュウ

一ノ森 周辺

槍戸山

一ノ森ヒュッテ
一ノ森ヒュッテを少し通過した上が一ノ森の三角点・山頂です。槍戸山へと稜線は続きます。ゴヨウマツ、白骨樹が多く森もあって山らしい山の雰囲気。広い笹原(いまは木道ですが)の剣山とはまた趣が違っています。一ノ森ヒュッテは美馬市(合併前は小屋平村)が管理している山小屋だそうです。
最初は個人小屋で木屋平の方が70年前に作られたそうです。剣山ヒュッテが約50年ですから、こちらの方が古いようです。管理は美馬市ですが、小屋の住所は那賀町(合併前は木沢村)で岩倉となっています。
我々がシーズン最後の客だそうで、週末には閉鎖。来年のオープンは4月末です。管理人さんも一緒に食事しながら色々と話しを聞かせてもらいました。

ヒュッテ前

ヒュッテ前の白骨樹

夕食

・11/11:一ノ森〜剣山〜ジロウキュウ〜奥槍戸
 前述のように、予報では双子玉低気圧と寒気団が襲来。寒冷前線の通過で風雨も強くなり、雷にも注意という山が荒れる典型的な天気のようです。確かに夜中の1時頃には激しい前と雷。
剣山からジロウキュウの開けた笹尾根、ジロウキュウの南斜面の急降下と片側が切れ落ちた水平歩道。うーん通過できるかしらと悩みましたが、朝には雨も小降りとなり、雷も気配なしの状態。まずは、剣山まで行き様子を見て、
  ・ピストンコースで奥槍戸まで降りるか、
  ・前日に管理人の内田さんから教えてもらった沢筋を大ぼら橋まで降りるか
決めることにして、雨具フル装備で出発。

一ノ森ヒュッテ出発

剣山へ

雲を被った
ジロウキュウ

ジロウキュウ
思ったより風もなく剣山に到着。ジロウキュウの頭は雲を被っていて雨でしょうが、心配していた風を雷は大丈夫そう。これなら、予定のコースを早めに通過しようと相談。
という事で問題なくジロウキュウへの遮る林が全くない開けた草尾根も、南側の急斜面、笹の水平歩道もクリヤです。予報とは違って、お天気も次第に回復基調です。
途中でサンショウウオに遭遇しましたが、シャッターチャンスを逸しました。

回復基調の天気

サンショウウオ

奥槍戸 到着

◎11/11 後半の高ノ瀬の紅葉

高の瀬峡
雨具の始末、車の屋根に荷物を積み上げてから奥槍戸の山の家で休憩。珈琲を頂きながら管理人さんから色々と話をききました。昨晩は激しい雨と雷だったようです。。その中、女性ライダーが到着はしたが、バイクのガス欠で動けなくなりテント泊をしたそうです。朝方に来られた管理人さんの車からガソリンをわけたそうですが、いやまあ逞しいというか、なんとういか・・・。
雨も小康状態。せっかくなのでスーパー林道を走って、噂に聞く「高の瀬峡」の紅葉を観光することにしました。
青いラインがコースですが、標高が約1500mから約500mの平の集落まで、距離は約12Kmです。
まずは、上の方、約1500mの奥槍戸のすぐ下の辺りで、見慣れない花?実?に遭遇。
さて、肝心の紅葉です。流石に標高1500m辺りは葉が落ちていましたが、1000m辺りから素晴らしい紅葉に出会うことができました。 もう紅葉のオンパレードです。 普通は、こんな天気だと紅葉はいまいちなんですが、ここの紅葉は綺麗だし、規模も凄いです。
スーパー林道を入口まで約1時間半以上もの間を堪能できます。

遊歩道 付近

遊歩道 付近

レストハウス
そして、入口のレストハウス「平の里」です。ここに大きな駐車場があり、観光客はここと少し先の遊歩道の辺りを散策するだけ。実に勿体ない仕組みになっているようです。
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大阪から友人ご夫妻が来てくださって、徳島をあまり知らない私達も初めての場所を観光かつ山歩きと大いに楽しませてもらえました。ありがとう。