徳島 まぜの丘〜轟の滝〜四季美谷
    〜ジロウキュウ〜一ノ森〜高ノ瀬峡
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行程
 11月08日
   徳島市内=====日和佐(薬王寺)=====海陽町(妙見山)=海陽町 まぜの丘コテージ泊
        橋本のランチバイキング 薬王寺参拝    ヤッコソウ見物
 11月09日
   まぜの丘=(国道193号線、県道)=轟の滝駐車場−滝巡り−駐車場(渓流で弁当)
     8:20                   9:30               〜12:30
   =(193号線、林道:六丁轟線、193号線)=大轟の滝(県道)=四季美谷温泉 泊
                                 15:00〜15:25    15:30
 11月10日
   四季美谷温泉=(県道、町道、スーパー林道)=奥槍戸
     8:15                        9:30-10:00
   奥槍戸−−ジロウキュウ−−−剣山−−−一ノ森 −一ノ森ヒュッテ泊
    10:00   11:45-12:15  13:10-14:00   14:53    15:07
 11月11日
   一ノ森−−−剣山−−ジロウキュウ−−奥槍戸
    7:55  8:35-8:45    9:40      11:00-11:35
   奥槍戸=(スーパー林道)=高ノ瀬レストハウス=(国道195線)=徳島市内
    11:35                13:10-13:45            

コースと概要  以下、クリックで地図、写真拡大します

全体コース

山歩きコース
9月に八ヶ岳でお世話になった大阪の友人ご夫妻と徳島の観光+山歩きです。
○徳島市内〜日和佐の薬王寺〜海陽町の「まぜの丘」
○「まぜの丘」〜轟九十九滝〜四季美谷温泉
○四季美谷温泉〜奥槍戸
 ジロウキュウ〜剣山〜一ノ森 縦走
○一ノ森〜剣山〜ジロウキュウ〜奥槍戸〜高ノ瀬〜徳島市内
に出かけました。
 一日目の「まぜの丘」、二日目の滝観光〜四季美谷温泉はお天気に恵まれ、三日目の奥槍戸から一ノ森の縦走もまずまずの天気でした。一ノ森に到着する頃から雲がひろがり始め、夕方には展望も皆無。
 天気予報では双子玉低気圧と寒冷前線の通過で風雨も強くなり、雷にも注意という山が荒れる典型的な天気図です。剣山からジロウキュウの遮る森もない笹尾根の縦走、ジロウキュウの南斜面の急降下と片側が切れ落ちた水平歩道。うーん通過できるかしらと悩みました。
 車を奥槍戸に置いているので、もう一泊するか。反対側の北の見ノ越に下山して徳島市内からぐるっとまわって車をとりに来るかとも考えましたが、ヒュッテ管理人の内田さんに「大ぼら橋に下山する沢沿いのコース」を教えていただきました。これなら風には大丈夫そうと一安心。翌日、剣山山頂で風の様子を見て、予定通りに奥槍戸に降りるか、大ぼら橋に降りて2時間弱の林道を奥槍戸まで歩くかを決める事にしました。
 翌日は雨も風もたいした事はなく、雨具フル装備ではありましたが、問題なく予定通りのコースを下山できました。奥槍戸で車に戻って、高ノ瀬の紅葉も見物。高ノ瀬の紅葉は凄いですね。ここまでの規模とは想像していませんでした。

◎前半の観光部分:11/8〜11/9 薬王寺〜まぜの丘〜轟九十九滝〜四季美谷
後半の山歩き、その後の高ノ瀬は次ページです
  (1)11/8:薬王寺〜ヤッコソウ〜まぜの丘
大阪から到着された友人ご夫妻に私達の山用の車に乗り換えてもらって出発。軽のジムニーです。一応、冬タイヤには履き替えていますが、車内はちと狭かったと思います。山にアクセスする狭い道の走行に馴れていないため、小さな車で我慢していただきました。ともあれ、まずは徳島市内から南下して日和佐に到着。お遍路さん、観光客に人気のランチバイキングのお店{橋本」で昼食。840円で麦飯+味噌汁に種類がいっぱいの副食、人気あるはずです。

人気のランチ
バイキング

店の箸袋


薬王寺

女厄坂
素晴らしいランチバイキングのあとに薬王寺に参拝。大阪の友人ご夫妻は勿論ですが、実は私も初めての訪問です。四国88カ所23番の札所。726年に行基菩薩が建立、815年に弘法大師が開基(建立と開基って違うの?)。高野山真言宗の別格本山で土御門上皇が皇居として行在せられ・・という縁起は本当かどうか?
厄坂、女厄坂33段、男厄坂42段、男女厄坂61段は一段ごとに1円を置いていく事で有名。境内で500円を1円玉に交換できます。
本堂の更に上には多宝塔が聳えています。この多宝塔の下には大きな亀さんの像があって、塔を支えています。日和佐は海亀の産卵で有名な海岸がありますが、それと関係あるのか、ないのか?謂われは不明です。

本堂

多宝塔の亀

多宝塔からの眺め


妙見山の神社
薬王寺のある日和佐町(平成の合併で美波町となった)から海岸線に沿って更にどんどんと南下していきます。海陽町に入り、今日の宿のある浅川(津波被害で有名)を通り過ぎて妙見山へ。ここは、ヤッコソウの群生地。
出発する前に、徳島で山歩きをなさっていて貴重な花の写真を撮られているご夫婦に教えていただきました。
妙見山は標高30mほどの低い山で整備された公園のようになっています。山頂の神社の近くに「ヤッコウソウ」の標識がありました。そこは少ししかなかったですが、写真を撮しに来られている方がおられて、大群生している場所を教えて下さいました。
ヤッコソウ、初めて見ました。
いやあ、変わった草?です。可愛いですね。シイの木の根に寄生する1年草だとか。ラフレシア科の植物で熱帯性。この場所が北限だそうです。宮崎で見たという話も聞きました。
群生地を教えて下さった方がクサヤツデも見せてくださいました。

ヤッコソウ

ヤッコソウ

クサヤツデ


コテージ内の見取り図

コテージ外観
そして少し戻って浅川湾に面した小高いところにある施設「まぜの丘」へ。「まぜ」、南風の事だそうです。
コテージ、キャンピングカーサイト、体育館、温水プール、広々とした芝生の広場等々、素晴らしい施設です・・・徳島県のホームページで紹介しているので公営だと思います。
我々はコテージを利用。もうひと組のお客がいたようですが、平日のためか閑散としていました。
コテージは清潔で広いし、ベッドルームは二部屋に分けることもできます。ツインベッドの部屋と、2段ベッド+一段ベッドの二部屋になります。リビングにダイニング・キッチンと立派な施設です。これがまた格安です。平日割引まであってハッピー(^_^)。

センターハウス

キャンプサイト
コテージ

テラスからの眺め

  (2)11/9:まぜの丘〜轟九十九滝〜大轟の滝〜四季美谷温泉

滝巡りの地図

わんちゃん送迎の
山門
翌日は海岸線を離れて海部川に沿って上流、山の方へと国道を北上。途中で日本百滝に選ばれた轟九十九滝に行きました。実は徳島初心者の我々も初めての訪問です。
日和佐に移ってこられたカヌーイスト・野田知佑さんが、海部川を日本で一番綺麗な清流と書かれているのをどこかで見た記憶があります。この時は、このところの雨不足のせいか水量が少なかったですね。国道の途中で滝公園へ分岐する山道の奥へと車を走らせました。す。
滝巡りの入口になる轟山龍瀑院の山門、かわいい狛犬と本物のわんちゃが、送り迎えをしてくれます(^_^)。
山門をくぐり、わんちゃんに送られてまずは本滝に到着。パンフレット、インターネットで見る写真より水量が少ないようです。
秋のお祭り、今年は12日だったようですが、氏子が担いだ御輿ごと、この本滝に飛び込み、落差58mの本滝でご神体を清めるとか。
プロのカメラマンらしい人が事前撮影に来られていました。水がかかっても良いように養生した大きなビデオカメラ、水密の容器に入れたカメラを持って滝壺に入って撮影していました。
この後は、遊歩道を登って滝巡りです。往復で2時間弱でしょうか。他には人影もなく我々だけで滝を独り占めです。

本滝

遊歩道

二重の滝

横見の滝

丸淵滝

鳥返しの滝

鍋割りの滝

鍋割神社

轟神社

滝見橋
鍋割りの滝・鍋割神社から引き返し、轟神社へ。もっと滝はあるようですが見つけられなかったり、うまく撮せなかったりで省略(^_^;)。車を置いた所まで下山して、滝見橋を眺めながら川原で昼食。

滝観光の後、また国道193号線に戻り、ひたすら北上、高度をあげていきます。国道のおそらく最高点になる霧越峠で全面通行止めとなり、林道「六丁轟」線への分岐に入ります。舗装はされていても、ガードーレールもない狭い道、車の平均台といった感じです。

霧越峠 分岐

ユズを分けて
いただく

大轟の滝
高度を下げていったところは、ユズが至る所で実をつけています。木沢、木頭はユズの産地です。とある農家でユズの選別をなさっているおばあさんがいらっしゃいました。お声をかけると快くユズを分けてくださいました。
林道を降りて那賀川のダムに出たところで、国道195そして193号線にまた戻って北上。今日の宿の四季美谷温泉への分岐を少し通り過ぎると大轟の滝です。名前とは違って静寂な深山幽谷の雰囲気です。紅葉と滝が素晴らしいらしいですが、色づくのはまだまだ先のようです。
先ほどの分岐に戻って、県道を西に進むと本日の宿「四季美谷温泉」に到着。江戸時代からの古い温泉だそうです。場所は移動したようですが。


四季美谷温泉

裏の渓谷の紅葉

ウメバチソウ

ジンジソウ
施設の裏は渓谷です。紅葉も少ししているようです。ロビーには、 この付近の山の花が育成されていました。ウメバチソウとジンジソウ?かな。

やっとメインの山歩きへと話は進みます(^_^;)。山歩き、その後の高ノ瀬の紅葉へジャンプ