長野 美ヶ原
2004年9月14日 CLOSE

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 昨日の東沢渓谷からの山ハシゴです。昨日のうちに、松本ICからアザレアラインを通って三城の民宿へ来ました。翌日は、百曲り登山道から山頂へ出て、王ヶ頭登山道から下山と円を描くようなコースを予定していましたが・・・・。
行程   
松本IC=三城(民宿きみかげ荘)
       14:50 15:45
      民宿=(アザレアライン、ビーナスライン)=美ヶ原高原美術館
       8:30       (朝から本降り、諦めて車で移動)
      山本小屋 駐車場−王ヶ頭−牛伏山−山本小屋
         10:20    11:30-12:20 13:40-14:30
      =扉峠=下諏訪=諏訪IC=(中央道)=自宅
           15:30-16:30(遊泉ハウス児湯、諏訪大社)      

 松本市で道を間違えて一度Uターンしましたが、カーナビの指示に従って、無事に民宿に到着。ほんとカーナビって便利ですね。問題なく民宿に到着、車に積んだザックなど荷物の整理をしていて、ふと上を見たら大きな蜂の巣が二階の軒下にくっついています。忙しそうに蜂が出入りしており、出てきたご主人に尋ねました。「あの蜂は?」、「キイロズメバチです」、「えーっ、大丈夫なんですか」、「別に、何も悪さしないよ」。確かに案内された部屋は二階にあり、まさにその窓上の軒に巣がありましたが、蜂とはなんの交流?もなしでした。町中で共存できなくなった我々の方に問題がありそうです。

 平日でもあり、宿泊者は我々だけです。夕食の時にもうひとりが手伝いに来ていましたが、ご主人ひとりで切り盛りされているようでした。翌日は、山頂で出会いました。山頂の牧場で牛の世話、道の補修と忙しく動いておられました。話は戻って夕食です。ジンギスカン、岩魚の塩焼き、ソバと茸(採ってきたばかりのキノコです)、キノコの入ったみそ汁、等々と品数も多く、ボリュームもあって満腹。苦しくて横になっているうちに寝てしまいました。
 夜中に起き出しましたが、期待した星空はありません。ついに早朝になって雨が降り出しました。だんだん本降りになって、朝食の7時頃には歩ける状態ではなく、車で山頂近くまで行くことに決定。

 走りやすいアザレアライン、ビーナスラインを30分ほどで高原美術館に到着。雨は小降りになってきましたが、霧で展望は皆無。風もあって少し寒い感じです。そんなところに観光バスが数台到着、どこかのシルバー関連の団体のようです。ガイドさんに追い立てられて?、シルバーの皆さん美術館の広い庭園の散歩に出かけてました。スケジュールがあるとはいえ、ちょっと気の毒。

 我々は、雨がおさまるまで待機してから山本小屋へ移動。ここに車を置いて、視界が数m〜10mくらいの霧の中を歩いて三角点のある王ヶ頭を目指しました。日本というよりスイスのような広々とした牧場・草原の中を歩いているなという感じはなんとなくわかります。足下の花もたぶん最盛期とは違っているでしょうが、マツムシソウ、ウメバチソウ、アキノキリンソウ、ハハコグサ、アカツメクサ、アザミ、ハクサンフウロなどが見られました。
                          下の写真、クリックで拡大します。

マツムシソウ

ウメバチソウ

ハクサンフウロ

アザミ

アカツメグサ

アキノキリンソウ


美しの塔

王ヶ頭 山頂

山頂のホテル
 王ヶ頭には沢山の大きなアンテナ塔が立っていて、その横にはこれまた大きなホテルがあります。天気が良いと360度の大展望が得られるのでしょうが、霧の中のホテルとアンテナ塔では山という雰囲気にはもうひとつかもでした。  

王ヶ頭で食事している間に霧が晴れ始めました。やっと日本とは思えないような雄大な牧場を見ることが出来ました。しかし、360度の山の展望は無理。

放牧の牛

牧場の奥には王ヶ頭

牛伏山から王ヶ頭

山本小屋

 山本小屋の駐車場からはビーナスライン、国道142号を通り下諏訪へ。途中の看板で見つけた遊泉ハウス児湯に寄りましたが、これがご近所の方が利用されている銭湯のような雰囲気の温泉で、250円とリーズナブル。温泉を出て、ICに行こうとすると、なんとすぐ近くに諏訪大社の下社がありました。当然、参拝に寄りました。神社の公衆トイレの手洗いは温泉でした。
例によって、狛犬の写真です。