日の出前に家を出ました。空がきれいで金星がくっきり。高尾駅で乗った小淵沢行きの列車は、ほんとに中高年ハイカーばかり、もう登山列車です。大月駅までの各駅で結構下りていきましたが、笹子駅での下車客もかなりなもの。でも皆さん、滝子山と鶴ヶ鳥屋山の方面に行かれて、本社ヶ山あるいは笹子雁ガ腹摺山へは我々だけでした。
登山口から少し入った山腹の途中にわかりにくい分岐があり、雪にトレースもついていました。「あれ、そうだったけかな」と、その先を見に行ったところ、すぐ踏み跡もとぎれています。仕事道なんでしょうか。この登りの途中で写真の山繭を見つけました。登りはアイゼンなくともなんとかOKの状態で、山頂に到着。
素晴らしい展望です。富士山が大きく拡がり、南アルプスも見事。少し戻った日だまりで食事しましたが、10人くらいおられました。
例年、雪が多い山頂から大鹿峠方面への下りに備えて、アイゼンを装着しました。岩場というほどの場所はないので、4本の軽アイゼンです。予想通り、山頂を急降下すると、とたんに雪が深くなりました。だいたい30から40cmかくらいですが、既にしかっりと踏み固められているので歩きやすいです。途中の米沢山へは急登で、手前にちょっとした鎖場あります。
続いてのお坊山は、本日の最高峰となります。山頂の少し先を左に分岐します。直進は行き止まりの展望台。ここからの下りは雪が深くて、スノーハイクを満喫できます。下った先は大鹿峠です。ここの分岐は少し判りにくいです。標識がある窪地ですが、右に行くと笹子方面、まっすぐに延びる林道は滝子山への林道につながっているのかも。本来の甲斐大和への分岐は、一番左側の急登部分を登ります。数分で大鹿山へ登る道と甲斐大和へ下る道が合流する分岐点に出ます。ちょっと、わかりにくい。田野氷川神社の下の参道が凍結していて、アイゼンないと歩けない状態になっていました。
スノーハイクも十分に楽しめ、展望もばっちり。初めてデジカメに望遠レンズをつけて自分なりに満足できる写真を撮れました。
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