中国(広州・桂林)
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行程  2006年12月2日〜5日
  12/2 関空=広州 陳氏書院・六榕寺=桂林(帝苑酒店)
  12/3 桂林=漓江下り(竹江埠頭=冠岩幽洞=陽朔)
        =高田郷=桂林ナイトクルーズ
  12/4 桂林=龍勝(龍脊梯田)=桂林(七星公園、バレー&雑伎ショー)
       =広州(広東国際大酒店)
  12/5 広州 西漢南越王博物館=関空 
12/2,12/3へ

○12/4 桂林:龍勝(龍脊梯田)、七星公園、バレー&雑伎ショー→広州(広東国際大酒店)
          以下、クリックで地図、写真拡大します
桂林での二日目は、本ツアのふたつ目の目玉である龍脊棚田(梯田)の観光です。この日はまずまずゆっくりの8:30頃にチャーターバスで出発、約100Km北に移動。幾つか峠を越えてマイクロバスの乗り換えるゲートにあ10:30頃に到着です。ここで切符を手配して(ツア込みなので金額は不明です)、狭い舗装林道を標高500mくらいまで登ったでしょうか。広西チワン族自治区で、チワン族、瑶(ヤオ)族、トン族の人達がいますが、どの文化が何族なのか判らないままでした。

木造の家と橋

餅投げ

餅投げ
特有の3階建ての高床式の木造住居が目立ちます。木造の立派な橋も建造中でした。何族の文化なんでしょうか。 帰りには建設中の骨組みだけの3階の屋根部分から餅投げをしていました。下では皆さん争って餅をを拾ってました。
レストラン併設の切符売り場でマイクロバスに乗り換えます。残念ながら看板ですが、瑶(ヤオ)族の写真です。長髪が特長で18歳の成人式で一度切るだけだそうです。

レストランと道路を挟んでちょっとした土産物店、その前を長い竹を運んでいました。

切符売り場
レストラン

瑶(ヤオ)族の写真

売店と長い竹

駕籠

露店

石畳の道
マイクロバスで狭いつづら折りの林道を休憩所のある広場まで登り、ここからは歩いて登ります。黄龍などと同じく駕籠もあります。海螺溝にもありましたが、ここの駕籠は綺麗だし立派。
両側に露店、売店、旅館の建ち並ぶ石畳の山道を約1時間歩きます。標高800〜900m程の高台の展望台まで行きました。

露店

ヤオ族のおばさん

芋の揚げ物

竹筒のご飯

旅館

民族衣装

パソコン記念撮影
民族衣装は何族なんでしょうか、ミャオ族の衣装にもチワン族の衣装にも似ているようですが??
展望所にはデジカメ+パソコンで有料の記念撮影もやってました。

・・・メインの棚田、龍脊梯田です・・・
展望所からの棚田の眺めです。川下りの時にデジカメのレンズを汚したために鮮やかさに欠けるのが残念です。展望所の所には水が引かれていて豊富でした。ここと同じか下の方ですし、旅館も沢山あります。沢から水が撮れるのでしょうか?
清の初期に現在の姿になったそうで、650年以上の歴史があるようです。 残念ながら田から水は抜かれていますし、もちろん稲刈りも終了しています。水があって田植えしたばかりの頃は素晴らしい景観でしょうね。

露店での値引き交渉を楽しんでいる女性陣。ゲートのレストランでは帰りに四川料理、久しぶりに本格的に辛〜い四川料理を味わうことができました。

露店での値引き交渉

四川料理

チワン族?の合唱

地酒サービス
チップの要請あり

・・・七星公園、バレー&雑伎ショー→広州(広東国際大酒店)・・・
桂林で残る観光は七星公園(パンダがいるらしい)だけ。もう16:30ですが、公園に行く前に漢方のよくわからない国立研究所(実質は漢方の土産物店?)へと連れていかれました。昔の学校のような長机・椅子に座って漢方の教授・副教授の解説を聞かされましたが、疲れもあって全員がしら〜っとしてました(^_^)。以前に同様の店に行ったときは「がまの油売り」のような実演もあって、それなりに面白かったですが、ここは話だけで退屈です。

駱駝山

記念撮影用の孔雀
30分ほどの我慢で公園へ。もうパンダは疲れたのか、陰に隠れた場所で寝てしまっていました。この公園は桂林最大だそうで、4つの峰の普陀山と3つの峰の月歯山と合わせて7つの峰があり、並び方が北斗七星に似ているので七星公園と名付けられたとか。
パンダとの記念撮影もできるそうだけど、もう疲れたのか寝てました。孔雀と記念撮影もできるようになっていましたが、売り込みもなかったです。こちらも終了していたのでしょう。
市内のレストランで広東料理の夕食。この後は23時のフライトで広東に戻るわけですが、待ち時間がたっぷり、現地ガイドが「バレーとサーカス」の観劇を勧めます。事前調査ができていなくて、内容がわかりません。「雑技か?」と聞いても、「バレーとサーカス」と言うだけ。

ショー夢幻漓江
ツア女性陣が価格交渉を始めましたが、ついに決裂。なんとなくムスっとしたガイドは空港へとバスを走らせました。結局、多少のディスカウントされた価格でOKを出し、行き先を空港から夢幻漓江(雑技とバレーショー)の劇場へと変更。
 ガイドの最初の言い値は3000円、女性陣の交渉で2500円もしくは160元まで値下げされていました。帰国後に調べると、米国向けの現地旅行社で32ドル、日本人向けの現地旅行社で250元、日本の旅行社を通すと4500円というのもありました。
このショーの謳い文句です。
「夢幻漓江」は世界にもその名を馳せている舞台芸術のプロ集団、中国天創国際演劇交流会社がプロデュースした、米国ラスベガスのショーにも負けない超ビックスケールの山水風情芸術ショーである。演目はバレエと雑技のエッセンスをミックスした形式が採用されており、舞台場面は広々と感じられ、迫力がある。コンテンポラリーダンスの美しさ、照明、音響の立体的で奥行きのある絶妙な表現はアジアトップクラスともいえる。特殊舞台及び立体的背景によって舞台全体がめくるめく夢幻の世界に切り替わり、見る者を魅了する。舞台で繰り広げられるショーとその舞台装置が結合し、まさにあなたを幻の神秘の旅にいざなってくれるだろう。

ショー終了 見送り

ショー終了 見送り
上海雑技団とはまた違った内容で充分に楽しめました。バレー&サーカスというだけでは内容がイメージできないですね。ハイテクを駆使したレーザー光の投影とバレーと雑技を組み合わせた舞台は、雑技団+サルティンバンコ+バレー+レーザーショウと言った感じだと仰っている方もおられます。
残念ながら、ショーの間は撮影禁止でした。

この後、広州へのフライトで桂林空港へ。ところが、23時の便が原因不明で1時間以上も遅れてしまいグッタリでした。広州から来る便が遅れてしまったようです。
○12/5 広州 西漢南越王博物館=関空 

ホテルから街
フライトが1時間も遅れたために広州のホテルに到着したのが深夜の2時、シャワーして寝たのが3時です。
朝は8時に起床しバイキング式の朝食をとって、9:30には西漢南越王博物館に出発です。というわけで、
この広東国際大酒店は大きく立派なホテルで五つ星らしいですが、内容とかサービスはわからないままでした。
本ツア最後の観光は「西漢南越王博物館」。秦の始皇帝が中国を統一した時に進出してきた秦の武将趙佗が始皇帝の死後独立。、広東からベトナム北部に至る地域に南越国を建国、漢の武帝に滅ぼされるまで5代92年続いたそうです。南越国2代目の文帝の石室墓が発見され、そのまま博物館となったそうです。
撮影禁止でパンフレットからとった写真です。表紙は王の紋章、博物館の建物にも使われています。沢山の出土品が展示されていましたが、パンフレットにあったのは金印など3点だけでした。何故か、後世の陶磁器も展示されていました。

西漢南越王博物館

博物館パンフレット

石室

再現された糸縷玉衣
こちらは石棺で文帝を覆っていた玉衣が再現されていました。バラバラになっていた玉片を絹糸でまた縫い合わせたそうです。糸縷玉衣というそうです。
発掘された石室も見ることができます。複数の室がありますが、王、后、側室、高官なども一緒に埋葬されていたそうです。毒を使っての殉死・・・やですねえ
国家公務員の信頼感たっぷりの女性が案内し説明してくれました。現地ガイドはついてきません。サボっているのか、ついてこれないのかは不明です。
 出土品の説明から、明とか清の時代の国宝級の陶磁器などの展示もあって流暢な説明を受けました。そして、次に連れていかれた部屋が曲者。立派な飾り戸棚(黒檀製だとか)に陶磁器、玉の彫刻品が飾られています。係員が恭しく戸棚の鍵を開けます。そこから国宝級と思わせる陶磁器などを国家公務員の説明者が取り出します(なんと素手です)。それぞれの製品についたチョコレート状の紋章を見せてくれます。中国政府が保証した紋章で、取り外すと壊れてしまう性質のものだとか。よく聞くと国宝級の保証ではなく輸出許可証みたい(^_^;)。黒檀製(ほんとかな?)の大きなガラス戸棚に10点の陶磁器と玉の製品が入って190万円。5万円払って頂き、日本に物が着いてから残金を払えばよいと売り込みに入りました。なるほど、これは極めて巧みなセールスだわ。ほんとの価格は謎ですね。

北園酒店

中庭

メニュー
博物館の後は、中国で最後の昼食。広東の飲茶です。広州三大酒家の一つである庭園式広東料理レストラン「北園酒家」に行きました。池や岩、橋、草花がある庭園を持つ伝統的な南方建築様式のレストランです。蘇州の同じようなレストランがもっと立派だったかも。
我々は飲茶でしたが、ワニの手とかブタ・鴨の丸焼などもあるようです。

3泊4日の短い格安ツアでしたが、中身はぎっしり。素晴らしい景色と逞しい商売魂といろんな事で楽しめる旅でした。
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