中国四川省 九寨溝・黄龍・四姑娘山
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2005年6月28日〜7月6日
7月1日 黄龍ハイキング
 8時頃に九寨溝のホテルを出発。チベットの姉妹がヒッチハイクで乗車してきました。市場まで行くのに観光バスをヒッチハイクで利用しているらしいです。サービスで歌をきかせてくれます。ついでに土産物の販売もと効率的な商売人です(結局、誰も買わなかったですが)。現地の方は、よく歌を口ずさんでいます。上手です。でも音程が思いっきり高くて頭に響きます。彼女たちは、30分くらい先の大きな建物のある市場で降りていきました。松のなにかで造った匂いの良い珠を牛乳に交換するのだそうです。
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チベット人姉妹

川主寺の街

紅軍長征記念碑
 ロッキーそっくりの森林を抜け、ヤクの放牧をしている草原を下っていくと、黄龍へ分岐する川主寺に出ます。松藩の隣街になります。地震で崩壊した跡にできた新しい街です。新空港はこちらの川主寺の街にあります。その名も九黄空港。いずれ成都からの観光は飛行機にかわるでしょう。大きな像が建っていました。紅軍長征記念碑だそうです。ここを通って有名な大渡河をしたのでしょう。
 標高3000mほどの川主寺から黄龍を目指して、約4000mの峠を越えます。雪宝頂の峠、だろうと思います。雪山梁という石碑が建っていました。チベット仏教のタルチョ、その横には有料トイレ(なんと1元、もちろん外側に覆いがあるだけの自然落下トイレです)があり、コンドルのミイラのようなものを飾ったところを写真撮影すると有料だそうです

雪山梁

峠のタルチョ


黄龍入口

入場料

管理センター
黄龍も観光開発が進んでいます。本格的な観光ホテルで昼食とって出発。九寨溝と同じく入場料は人によって違います。学生、軍人、シルバー、障害者の割引があるようです。黄龍遊人センターの組織を写真入りで紹介してました。所長、副所長など女性が頑張ってます。

 入口に黄龍からのハガキを出せるように郵便局が用意されていました(スイスアルプスなどと同じですね)。
 入口で標高3000mをこえています。木道を3700m近くまで登るので馴れていないと少し苦しいかもわかりません。酸素を詰めた缶を利用している観光客も目につきました。駕籠も用意されています。国内の観光客もかなり利用してるようですから、それなりに妥当な値段なんでしょう。何度も往復していましたが、我々が帰る頃は流石に疲れて座り込んでいました。。

黄龍 郵便局

駕籠

黄龍寺 後寺

黄龍寺 後寺
上まで行くと明の時代に建てられた黄龍寺があります。その遙か前の夏の時代に治水に成功して龍を祀る廟を建てたという言い伝えがあるそうです。いまはなくなった前寺、中寺(3600m弱)・後寺(3600m強)があり、後寺の上の標高3700m弱の展望台が本日の最高地点でした。
 黄龍も九寨溝と同じく、日本のテレビでもたびたび紹介されています。あの棚田のような湖沼が連なった清流は石灰岩が溶けて自然に出来たものらしいですが、素晴らしい景観です。

龍の背中へ

龍の背中
黄龍の名前のもとになった風景らしいです。薄茶というか黄色がかった石灰岩が凸凹の龍の背中のようになったところを綺麗な水が豊富に流れています。敷設された木道を歩きます。

 木道から見える範囲での花です。木道から離れた踏み跡もあって、そちらに行くと花畑もあるようですが、遠慮しました。

アツモリソウ2種

エビネ?

アズマギク

シオガマ