中国四川省 九寨溝・黄龍・四姑娘山
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2005年6月28日〜7月6日
6月28日 関空=北京=成都     以下の写真、クリックで拡大します
 関空から国際線で北京、北京で国内線に乗換えて成都まで移動。まずは関空へ行かねばなりません。四国からのアクセスはけっこう不便で、四国架橋を渡る高速バスは時間帯が限られています。天候不良で橋が通行止めになっても困るし、車を港に置いてカーフェリーで和歌山に渡りました。行きは朝いち番の便、帰りは夜の最終便。利用者も少なく、和歌山港−関空の電車も港付近では寂れた雰囲気です。成田での「さあ海外旅行だ」という華やかさとは無縁です。関空も閑散としています。人が多くて気持ちが焦ってしまう成田に比べて、のんびりできるのは良いですね。待ち時間の長い北京で知人に携帯電話をかけたが、「もしもし」への返事が「ウェイ」でした。そうだ、彼は日本に戻ったのでした。仕方なく、予定便が欠航して更に遅くなった乗換え便を空港で待つ事にしました。    以下の画像は全てクリックで拡大します。
大幅に遅れて成都到着は23:30過ぎ。ホテルは海螺溝のときと同じ岷山ホテルでした。私達には懐かしいコーヒーラウンジです。

四国の港

閑散とした関空

北京 着陸前

成都のホテル
6月29日 成都=九寨溝  バス移動
 

成都の街

ビジネス団地

都江堰の英雄

岷江ダム工事
8時に専用バスで出発。成都の中心から自動車とICT関係の会社のビルが目立つ大きなビジネス団地を通過して高速道を北進。ほどなく世界遺産になっている都江堰(秦の時代の治水工事)の英雄の像を通り、岷江に沿った道路を登っていきます。

成都の街

ビジネス団地

都江堰の像
大きなダム工事が進められていて、貯水されたときの橋も工事中です。目がくらむような高さの橋桁の上で作業している人者が豆粒のように見えます。川の至る所で、吊橋をコンクリートの橋に替える工事が進められています。工事の手順が理解できませんが、まだ橋桁だけの所が殆どです。

ダム工事

架橋工事

羌族の集落
 川沿いに少数民族の羌族の独特の石積み住宅の村を通り抜けると、突然にチベット自治区の最大の都市「茂県」に入ります。予想もしていなかった大きな街、そして真新しい建物群、華やかなショーウインドーの並ぶ商店街に驚きます。政策による人工都市なんでしょう。
更に奥にはいると少数民族の回族の集落が出てきます。
 そして黄龍との分岐まで進むと、また大きな街に出ます。松潘です。飛行場も建設されたとの事。いまは飛行スケジュールが不安定らしいが、遠からず九寨溝への観光は車から飛行機に変わるでしょうね。今回通った道路は全面舗装されて快適でしたが、少し前は土埃で大変だったと聞きます。急ピッチで観光開発が進行しているようです。

回族の集落

松潘
岷江の源  成都から九寨溝まで直線距離で200〜300Kmでしょうか。3000mから2000mくらいの標高のところを片側1車線の舗装道路が通じています。幹線道路らしく、建設機材、農作物を満載したトラック、観光の自家用車・大型バスなどがひしめいています。ひとたび事故があると大渋滞です。
 途中、あちらこちらに洗車・加水と売店・トイレの休憩所があります。加水は字の通りで車に水を補給します。

休憩所の白いヤク

休憩所の売店

休憩所で水補給中
どうもラジエターの冷却水系が完全な密閉系ではないようです。こうした場所での休憩、もちろん昼食もを挟んで九寨溝に到着したのが19:30頃ですから、全体では11時間以上のバスの長旅となりました。
 九寨溝の入口は凄いホテル街になっています。大小取り混ぜて沢山のホテルが集まったブロックというかホテル街が複数あります。そこに沢山の大型観光バスが停車しています。それだけの数の観光客が来ているという事なんでしょう。ちなみに観光客のほとんどは中国国内の方のようです。

我々はシェラトンホテル(九寨溝国際大酒店)に宿泊。ゆったりとした贅沢な造りです。奥が宿泊した建物、手前が食事をした建物です。

シェラトンホテル