海螺溝

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2002年3月3日〜3月9日

○3/9(土)成都から香港そして成田
 香港では、空港から最新鋭の地下鉄(静かで乗り心地は最高)で香港島へ。市内観光でケーブルに乗ってビクトリアピークへ。急勾配のケーブルカーで、周りの林立する高層ビルが斜めになっている錯覚で、気分が悪くなりました。


○その他
 中国のダイナミズムに圧倒されました。各省の規模(経済はともかく、人口、面積)、日本全体を凌駕するくらいあるんでしょうね。それぞれの省には、東京あるいは大阪に次ぐような都会があって、高層ビル、高速道路を造っています。そして、距離からいうと東京と北海道あるいは九州に相当する以上に離れた周辺地域があって、一部でしょうけど、観光開発されています。国内TVでも観光CMがばんばん流れています。チベットに通じる今回の道路も相当なトラックが走っており、自家用車のいない甲州街道といった感じでしょうか。その輸送量は膨大でしょうね。

 行きですが、二郎山トンネルへ向かって標高が上がる前に解放軍の駐屯地がありました。軍楽隊の演奏に見送られて、ガソリン等の物資を積んだトラックが凄い数出ていきました。チベットへの輸送だとのことです。驚いたのは、我々の車も他の車も軍に遠慮無く、ホーンを鳴らして追い抜き、割り込んでいいきます。まだまだ工事中のところがあって、流石にこれだけ都会から離れると重機はなく、人海戦術での工事です。右側の崖を見上げると、いつ崩れてもおかしくないような大きな岩がはり付いています。左側はガードレールもなく、どーんと1000mも落下しそう。道端に岩を積み上げるものだから道幅が狭くなり、対向が厳しい。何度も渋滞に巻き込まれて待機。発破での通行止めもあったようです。次のツアでは、トンネルが通れずに大きく迂回するなどたいへんだったようです。
 今回のコースはトレッキングとしては物足りませんでしたが、一般観光としては多少ワイルドかなという印象です。山の写真が趣味の方には、最高だと思います。実際、ツア仲間は60歳後半から70歳後半と海外トレッキングのツアとしては平均年齢が高く、写真に入れ込んでいる方が多かったです。私は存知あげませんが、山のムービーでは有名らしい塚本さんもおられました。国内登山から海外の山トレッキングにも年期の入った方ばかりで、圧倒されました。

お馴染み香港

解放軍の輸送トラック

怖〜い山道