上京:柴又帝釈天、矢切、水元公園 |
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行程 2016年6月2日
=日暮里=京成金町=京成柴又-柴又帝釈天-矢切の渡し-水元公園
=金町=日暮里= |
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コースと概要 以下、クリックで地図、写真拡大します
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グーグルとGPS |
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先日の上京の際に、合間を縫って丹沢の大山を山歩き、続いて葛飾区の観光散策。首都圏で暮らした約40年間。仕事の合間を縫って(誤魔化して(^_-))、頻繁に山歩きはしたものの、流石に時間も興味もなくて、首都圏の観光は殆どしないまま。
リタイヤして地方に移ってから、何故か東京下町の観光散策もするようになり、今回は葛飾区を訪問です。 |
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京成柴又駅で電車をおりると、寅さんの像が迎えてくれます。 東京新聞に出ていたが、寅さん像の視線の先にサクラの等身大の像を新しく設置するとか。
すぐ、柴又帝釈天の参道。思ったよりこぢんまりとした参道で人も少なめかな。 すぐ、柴又帝釈天の山門に出ます。 |
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柴又帝釈天の開創は想像より新しく、390年ほど前の寛永年間らしい。 正式には日蓮宗の経栄山題経寺というらしい。
約240年前に日蓮聖人の親刻による帝釈天の板本尊が見つかったそうで、帝釈天の信仰が江戸市中に広まったとか。
帝釈堂を取り巻く回廊の外壁には木彫りの立体的な額像、法華経の説話の様々な場面が彫られていて、なかなかの迫力。
大正から昭和にかけての作品らしい。 |
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座敷には横山大観の群猿遊戯図 の大きな屏風。彫刻の下絵らしい。
回廊の周囲には庭園。 |
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寅さん記念館から帝釈天参道に戻り昼食。観光案内に出ている山本亭は工事中で休館。 食事の後、江戸川に戻り、矢切の渡しへ。 江戸の初期から続く、柴又と千葉県を結ぶ渡し船。
都内に唯一残った渡しらしい。対岸の千葉、なにもなさそう(^_-)。 右岸の金町浄水場に、江戸川から取水しているタワーが幾つか。覗き込んでも浄水場へのパイプは見えません。
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土手のサイクリングロードを延々と(不調で気分的には)歩き、水元公園に到着。 この公園がまた広いこと。到着した入口は公園のはずれで寂れていて、菖蒲園までなかなかたどり着かずです。
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===帝釈天とは???=== |
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柴又帝釈天を訪問したときに気になったのが、帝釈天とか大黒天、吉祥天、弁財天などなどの天部(天界、天道)にいる仏教守護神。
ヒンズー(当時はバラモンか)の神様を仏教に取り込んだ守護神という程度の知識しかありません。
六道輪廻の天部にいる事になっている神様の筈だが、極楽風の天部で次の輪廻転生まで不安を感じながらも毎日を楽しく暮らしているといわれています。
その姿と仏教の守護神という姿があまりにもミスマッチです。
*六道輪廻 天道、人間道、修羅道、餓鬼道、畜生道、地獄道と六つの世界を解脱
しない限り輪廻するという話だが・・・
お釈迦さんの時代は精神・気持ちの持ち方としてこれらを論じて
いた印象だが、その後に瞑想の時間がいっぱいあり過ぎた修行僧
達が、どんどんと理屈を拡張しイメージを膨らませていって、
遂には実在の世界に造り上げてしまったとの印象も。
で、その天道という神様が集まる世界。ここもまた無色界、色界、六欲界の三つに別れている事になっているらしい。
その一番下の六欲界。大黒天とか毘沙門天といった神さまから、地の神など、神さまが住む世界らしい。またまた幾つもの世界に別れています。
まずは、四天王の持国天、増長天、広目天、多聞天が住む世界。
次が忉利天。ここが帝釈天がいる世界で須弥山の頂だとか。やっと帝釈天だ(^_-)
続いて、夜摩天(やまてん)、兜率天(とそつてん)、楽変化天(らくへんげてん)、 他化自在天(たけじざいてん)とあるらしい。
六欲界の上位には色界、無色界(梵天界 )とあり、それも更に細分化しているようです。沢山の修行僧が長い時間をかけて造りだしたイメージの世界は巨大で精細。
取りあえずは帝釈天のいる場所がわかったので、ここまでとします。
そうそう、気になるのは不動明王など明王という存在ですね。如来、菩薩、明王は、上記の六道とは別の存在みたい。
解脱した如来、修行中の菩薩といわれていますが、密教で出てくる明王の位置づけはもうひとつ分かりにくいです。 |
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