徳島 撫養航路クルージング
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行程  2014年1月12日
   徳島市内=両国橋 乗り場・・・新町川・・・吉野川・・・今切川・・・鍋川・・・旧吉野川
   ・・・撫養川・・・文明橋 乗り場・・・折り返して両国橋 乗り場           

コースと概要  以下、クリックで地図、写真拡大します

地図とGPS記録
徳島のNPO「新町川を守る会」が運行している「撫養航路」に申し込みました。
昨年は徳島市内を流れる川をぐるっと一周する「ひょうたん島クルーズ」を 利用させてもらいました。
今回はもっと長距離になる徳島市中心部から吉野川、今切川、旧吉野川などを通り鳴門市まで往復するクルーズです。
明治から大正、昭和初期にかけて、徳島市と鳴門市を結ぶ定期航路(撫養航路)があったそうです。新町橋から鳴門市撫養町の文明橋までポンポン船の愛称で親しまれた巡航船が川から川へと伝っていく航路だったとか。昭和10年の鉄道「高徳線」が全線開通して姿を消したが、NPO「新町川を守る会」がクルージングを楽しむ航路として復活させたそうです。

撫養航路の説明


水際公園

乗り場

準備中

出発
椅子があるだけの小さな船ですから、風をもろに受け寒い事は保証付きです。
もちろん、雪山歩きよりも更に重装備で乗船。
新町川を通り、吉野川へと出ます。吉野川はちょうど干潮なのか船の底とスクリューががりがり引っかかってます。

新町樋門

吉野川

遠くに眉山

海苔の養殖

鈴江樋門

鈴江樋門

榎瀬江湖川
吉野川を斜めに横断し対岸の鈴江樋門を潜ると榎瀬江湖川(えのきせえこがわ)に入ります。
この川も名前も初めて。徳島市には小さな川がいっぱいあり、いまだに名前も流れ方も把握できません。
榎瀬江湖川から今切川に入ると、今切川河口堰が目の前に迫ってきます。洪水、塩害を防止する河口堰。上流、下流の二つのゲートを船は潜ります。

海苔を採取

今切川河口堰

今切川へ

川岸には工場

たくさんの鳥

鍋川閘門

鍋川閘門
今切川から鍋川に入り、鍋川閘門を通過すると旧吉野川。閘門は水道・農業用水に海水が混じるのを防ぐ施設で、船が航行する時は下流側のゲートを完全に閉めてから上流側のゲートを徐々に開けて、水位を調節。ゲートを通る時は水よけの傘が必要(^_^)。
旧吉野川の河口堰を潜り撫養川へと進入。
ゲートの右側は魚用の道らしい。
鳴門の岡崎城が見えてきます。

旧吉野川河口堰

ゲート

岡崎城

ボスポラス海峡
みたい

メルヘンレンガ

下船

朝市にて
鳴門市文化会館、文明橋で下船。市役所前の朝市へ。以前の活気がなく、出店もほんとにまばら(^^;)。
初めて見る文化会館だが雰囲気もある良い施設の印象。年末の第九などいろんなコンサートも演じられているらしい。

岡崎城

文化会館

会館前

なんと海苔です
文化会館前で予約乗船客を待つが現れず。予約内容を間違えたらしい。また客は我々だけで戻ります。
新町川に戻ったところで、投げた餌にユリカモメが群がってきます。

素晴らしい景色を堪能できたクルージングだが、もうひとつ驚いたのが・・・川岸至る所に係留された無数の船とバラック桟橋。NPOの方によると違反らしい。放置された沈没船も。