鳥取:三徳山 三仏寺
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パンフレット

クサリ坂、カズラ坂
鳥取県 三徳山の開山は706年。役行者が蓮の花びらを「神仏ゆかりの地に落ちろ」と空に投げた所、石鎚山、吉野山と三徳山に舞い降り、修験道の行場として開いた。その際、役行者はふもとでお堂をつくり、法力でお堂を手のひらに乗るほどに小さくし、断崖絶壁にある岩窟に投入れ、「投入堂」と呼ばれるようになったとの伝承。
これは是非とも行ってみなくっちゃと、たまたま見つけたバスツアーに申し込みました。
三徳山(標高900m)の中腹にある奥の院、投入堂へ這い上がる(^_^;)山道は非常に険しくて滑落事故も多いらしい。岩の鎖場そして木の根っこが網の目状になった道を両手両足を駆使して登るらしい。
本堂の裏にある参拝登山の受付で服装と靴のチェックを受け、特に女性のスカート姿は厳禁。滑りやすいスニーカーとか底面にスパイクがついたものも禁止。草鞋に履き替えるらしい。こう聞いただけでも行ってみたくなります。

行程  2013年10月20日
 徳島市内=瀬戸大橋=倉敷=三朝温泉=三徳山-本堂、宝物殿=三朝温泉=倉敷=徳島市内
コースと概要  以下、クリックで地図、写真拡大します

全コースとGPS
予報では予定の20日は雨模様だが、変更が難しく入山禁止は覚悟で出発。 道中、雨が降ったりやんだり。なんとかなるかなという淡い期待と、こりゃあ駄目だという諦めが錯綜。 約5時間かかって到着した三徳山、現地ガイドさんから「本日は入山禁止」と冷たい宣告を受け、がっかり。 下にある遙拝所から投入堂を眺め、 とりあえずは本堂の参拝。受付事務所の配慮で入山口の山門とそのすぐ下にある橋・千年杉まで行って登山道を覗いてから宝物殿を見学。
そのあと、三朝温泉に移動して町の散策と入浴。温泉で汗を流したあとは、近くの倉吉に移動して町並みを散策。、

三徳山の麓から霧を通して山腹の文殊堂と地蔵堂が見えます。遙拝所に移動。ずーっと上の岸壁に建つ投入堂を眺めて石段を登り本堂に移動。

文殊堂と地蔵堂

遙拝所

遙拝所

投入堂ズームアップ

納経所、参拝受付

宿坊

宿坊

本堂
納経所が参拝の受付になっていて大人400円。宿坊の前の石段を登って本堂へ。
天台宗のお寺だが、役行者が開いた後の849年に釈迦如来・阿弥陀如来・大日如来の三仏が安置されたとのこと。

入山受付所

入り口の山門

千円杉

橋を渡ると・・・

山道
入山禁止になったが、受付事務所の配慮で入山口の山門とそのすぐ下にある橋・千年杉まで行って登山道を覗かせてもらいました。ここから見る限りでは普通の山道かな?
ネットで調べると、実は巻き道もあるらしい(^_^;)。 ちょっとがっかり。
このあと宝物殿に移動。宝物殿の前にかわいい地蔵像・・石段などを直したときの石で造ったとか。宝物殿には蔵王権現の像などが展示されてました。
投入堂などの木材の年代測定の結果も表示。1160年代の平安後期らしい。

地蔵像

宝物殿

年代測定の記事


国民宿舎

前の庭に露天風呂
この後、三朝温泉に移動。利用したのは立派な国民宿舎「ブランナールみささ」。
時間があまったため長時間の入浴をいわれたが、そんなに入っておられないと、我らは風呂は後にして町の散策へと出発。
前を流れる三朝川はカジカガエルで有名らしい。三つある橋の上流側「恋谷橋」は別名「ヴァレ・ドゥ・ラムール」。ときのフランス大使が命名したとか。橋の中央に「縁結びかじか蛙」、沢山の絵馬が架かっています。

恋谷橋

縁結びに御利益

いろんなカエル
橋を渡り歩いた路地には世界各国のカエルさんが展示されています。
そして開湯850年の幟がたった足湯「薬師の湯」があり、コップも置いてあって飲むことができます。なんでもテルマエ・ロマエのコミックでの場面かここらしい。
ここは世界でも有数の放射能泉(ラジウム・ラドン温泉)。泉水中のラドン濃度は683.3マッヘ。約9361ベクレル/リットルと高濃度で知られています。

足湯

テルマエ・ロマエ

高野豆腐の彫刻

昔風 遊技場

河原風呂

三朝橋
三朝橋は青御影石造りの風流な橋。三朝温泉のシンボル的な存在だとか。この橋のたもとには三朝温泉名物の「河原風呂」。更に下に「かじか橋」があるらしい。

そして温泉で汗を流し(汗はかいていないが)、すぐ近くの倉吉の町並み散策へ、
城下町の倉吉は、白壁土蔵群・赤瓦の建物などの旧跡・歴史街道で有名らしい。

倉吉オークランド

旧国立銀行支店

いまは喫茶

玉川沿いの
白壁土蔵
旧第三国立銀行倉吉支店は明治41年に建てられたとか。この銀行は1876年に東京で設立。開業に至らなかった大阪の第三国立銀行の免許を譲り受けたとか。
実は、大阪で徳島県人数名が鴻池善右衛門・広岡久右衛門ら豪商を勧誘して設立しようとしたらしい。
玉川沿いに並ぶ白壁土蔵群などを見学したが、時間不足でもうひとつの印象になってしまい残念。すれ違った元気でにこにこしたベトナム人の若者グループとの挨拶が一番印象に残ったかな(^_^;)。