徳島:出羽島
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行程
  2013年2月28日
    徳島市内=牟岐町 牟岐港=(連絡船)=出羽島港(ハマ)-アート展示-遊歩道 東回り
      ~9:00     10:30-10:45          11:00                11:20-
    -燈台-(遊歩道 西回り)-大池-アート展示=牟岐港=徳島市内
    11:40-12:20          12:45          14:40


カシミールとGPS

イラストマップ
徳島県南の離れ小島「出羽島」ではアート展が開催されています。 周囲が4kmほどの小さな島で人口も次第に減少、いまは100人ほどらしい。島を活気づけようと空き家などを活用したアート展を開催したとのこと。
島内には遊歩道も整備されているし、亜熱帯性の生態系など一度は行きたいと思っていました。
島の方そしてと対岸の牟岐町の方によるボランティアガイドさんに行く先々で出会って色々教えて頂きました。


アート展示マップ
島をアートで飾るという話でしたが、実際には港周辺の古民家を活用した展示でした。芸術心の乏しい私には展示をもうひとつかな。
これらは一部です


上陸

お迎えの案山子

野口雨情の歌碑

出羽神社
この日はお天気も良くて定員70名の連絡船は溢れんばかりの人です。
港から右回りに移動することにしました。
ピーク時の昭和20年には176世帯、1070人の人口だったが、平成イ23年には73世帯の113人に減少。小学校も平成5年に休校、校舎は平成21年に壊されたらしい。
島内の移動は歩行、自転車。荷物はネコで運ぶらしい。

町並

ネコ

津波避難塔

ミセ造り

ネコ車

共同井戸
ミセは折りたたみ式の雨戸。下ミセは縁台になる。自動車はなく、島内の移動は歩行か自転車、運搬はネコ車。
オオウナギが住む谷川の共同井戸が昔の水源だったが、昭和48年に海底送水になったそう。電気は昭和41年に海底送電。
各家の入口に「蘓民将来子孫門也」のお札?。この「蘓」は「蘇」の俗字だそう。
蘇民将来は日本各地に伝わる民間信仰で、護符は神社とか寺で配布されているとか。スサノオとのつながりで伝承されているらしい。
出羽島は少し変わっていて、ダイダイといっしょに飾られ、モンブリ(門振り)という。上の梵字はカーン(不動明王)。下には晴明紋。出所は牟岐町の満徳寺(真言宗)。正月の注連飾りと一緒に飾るが、モンブリは次の正月までそのままにする。

蘓民将来子孫門也

石積み大波止

初めての島番の家

ひょっとして唯一の商店?
明治4年に造られた石積み大波止は歴史的な遺産だそう。江戸時代に初めての島番として移ってきた島本家の家屋が残っていました。

東回りの遊歩道を登っていきます。
アロエが大きく成長し群生、一部は野生化している感じです。
途中に壊された建造物・・・軍人慰霊碑ではないかとの事。最高峰の燈台まで快適な山道です。

巻き貝の殻

燈台
山道に上から落ちてきた巻き貝の殻がたくさんあります。
そして最高峰76.6mの燈台に到着。
燈台広場からの展望はなかなかのものです。望遠で津島を拡大、釣りの船が浮かんでいました。
ここから西回りの遊歩道を下ります。

シラタマモの大池

大池の中
途中で横道を大池へ。ここには世界で4箇所でしか見られないシラタマモが生息しています。 1億4千万年前に繁殖した植物だそうです。ここが日本では唯一。北アフリカのリビア海岸・インド洋のモーリシャス島・南太平洋のニューカレドニアにしか分布していないそう。
生息地の大池に行きましたが、どこにいるのか判らないまま。なんだか白くなった海草とか小さな巻き貝が目につくだけ。センターに展示されていた水槽でもよくは判りません。

大池の中

センターの水槽

??

タイミンタチバナ

タイミンタイバナの
小バエ

シラタマカズラ
亜熱帯性の生態系のためか、四国あるいは本州の山歩きのときとは林がちょっと違った雰囲気です。タイミンタチバナという木があちらこちらに自生、どんどん拡がっているようです。
出羽神社の境内にはアコウ(アコギ)、枝に赤い実が直接ついています。
カタバミも花が数cmほどもあり大きいです

アコウ

大きなカタバミ

アシタバ

エンドウ