岡山 伯州山、岩井滝、森林公園
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行程
 2011年5月8日
   徳島市内=院庄IC=うたたねの里、いっぷく亭=伯州山=岩井滝=国民宿舎「いつき」
 2011年5月9日
   国民宿舎=岡山県立森林公園=院庄IC=徳島市内         

コースと概要  以下、クリックで地図、写真拡大します

移動コース

鏡野町 観光マップ

グーグルアースとGPS
岡山の森林公園でミズバショウとザゼンソウが見頃との情報で急遽計画、ミク友をお誘いして一泊二日の旅に出ました(運転はミク友、お疲れ様でした)。
計画当初はお天気がもうひとつ、ネット検索ではミズバショウの咲き具合もなかなか判らずで、ハラハラしながらの計画でしたが・・・。
①5/8 伯州山と岩井滝

カシミールとGPS

伯州山
カシミール断面図
初日は鳥取県との県境に近い「うたたねの里、いっぷく亭」で昼食後に裏見の滝として知られている岩井滝に行き、その後は成り行きで近くの里山あるいは渓谷にといい加減な計画でした・・・が、いっぷく亭で花の咲く山を是非にと勧められて急遽変更です。
②5/9 岡山県立森林公園

森林公園マップ

カシミールとGPS

カシミール断面図
翌日は少し南に戻って、ミズバショウとザゼンソウが見頃らしい人形峠近くの県立森林公園。
整備された広い森林公園でアップダウンもあって歩き甲斐があります。

5/8 いっぷく亭~伯州山~岩井滝~国民宿舎「いつき」

いっぷく亭

木地民家 展示

囲炉裏で炭火焼き
さて、まずは早めの昼食に立ち寄った農村レストラン「いっぷく亭」。赤和瀬地区の木地民家を移築したも茅葺き屋根の風情ある食事処です。山菜が芽を出す4月中旬の日曜にオープンし、11月末日で閉店するとの事。山菜と団子汁がウリらしい。
囲炉裏で焼いていた岩魚を早速注文。
この食事処を仕切っている女性はまさに上斎原の観光大使。早かったため客は我々だけ。色々とお話ししている中で、近くの隠れた花の名山へ是非に行くようにとのお誘い。 もう少し奥の岩井滝を観光し、その後は具体的な予定もなかったため、早速この素晴らしい勧誘に便乗。 この伯州山は山渓のガイドブックにも地形図にも出ていませんが、登山口のあちこちにハイカーの車が停まっています。知る人ぞ知るの山なんだ。

いっぷく定食

敷地内にミズバショウ


伯州山荘

山頂

雪田

雪渓
さて伯州山。標高は約1045m。観光大使によると1時間半で往復・・ちと無理でした。写真写してのんびり約3時間。
登山道の随所に雪田、雪渓が残っています。柔らかいブナの新緑と残雪の白のコラボもなかなかのものです。
ちょっと不安な標識のある登山口からもうキクザキイチゲの群生、 そして少し先にはイワナシ、崖の上には沢山の可憐なイワウチワです。

キクザキイチゲ

イワナシ


イワウチワ

イワウチワ

イワウチワ
ここで下山してきた女性おふたりにイワウチワが大群生する新道を教えていただきました。この道は教えてもらわないと多分見逃したことでしょう。そこから上の一般道には花はあまりありません。ラッキーでした。
ショウジョウバカマもそこかしこに満開。
すっかり満喫、満足して下山。この後は予定通りに岩井滝へと移動。

ショウジョウバカマ

イワウチワ

新緑


滝 入口

名水「子宝の水」

渓流

渓流
裏見の滝になっていて、昨日の雨で水量もあり見応えがありました。
標高は830m、滝の高さは約10m、幅6mだそうで、滝から100m下に湧き出る清水『岩井』は、日本名水百選。
この水を21日間飲み続け7月10日に念願の子を授かったという伝説があって、別名『子宝の水』とも呼ばれてるそう。

岩井滝

裏側から

雪渓

雪田

キクザキイチゲ
ここも雪渓、雪田が残っています。冬場は1~2mの積雪で氷瀑も楽しめるそうだが・・・アクセスがたいへんかも。
青いキクザキイチゲが咲いていました。

滝見物の後は南下して人形峠に近い国民宿舎「いつき」へ移動。今日の宿です。滝見物して本日の宿の国民宿舎「いつき」へと南下。大型連休の最終日のため宿泊客は少なめです。
この日までの特別宿泊プランの夕食そして朝食もたっぷりです。

国民宿舎「いつき」

夕食

朝食
すぐ横には温水プール、温泉のあるクア施設があって、宿泊者は無料(プールは半額)。道を挟んで雨天でも使えるゲートボール場、音楽ホールなどの施設があります。その中にオキナグサが咲いていました。植えたものですね。
5/9 国民宿舎「いつき」~岡山県立森林公園
明けて翌日は目的だったミズバショウとザゼンソウが見頃の森林公園に移動。
遊歩道が21Km、面積334haの大きな森林公園です。山渓のガイドブック「岡山県の山」で紹介されている外周を周回するコースだと歩行時間が約4時間。標高840~1100mとアップダウンもあってなかなか手応えもあります。当初予定した一周コースは途中で断念、約半分にはしょりました。

森林公園入口

管理棟

管理棟前 遊歩道

ミズバショウ

ミズバショウ

リュウキンカと
ミズバショウ
入口から北上する遊歩道すぐの管理棟にはいま見える花の写真が掲示されています。
きれいな水の流れるせせらぎが随所にあり、ブナ林の新緑も素晴らしい。
管理棟すぐ近くの湿地にはミズバショウとザゼンソウが咲いています。ちょうど見頃でした。
尾瀬ヶ原ほどの大群生ではありませんが、久しぶりにミズバショウに出遭えました。
リュウキンカに出会うのも久しぶりです。
少し先にはバイケイソウの群落。
ショウジョウバカマもそこかしこに群生しています。
整備された山道の両側には柔らかなブナ林の新緑が目にやさしい。

リュウキンカ

バイケイソウ

ショウジョウバカマ
山道にはエイレンソウ、ハシリドコロも見られます。そしてイワウチワはまたまた群生です。

エイレンソウ

ハシリドコロ

イワウチワ

イワウチワ

サンカヨウ

サンインシロガネソウ

ボタンネコノメ
ひとつだけでしたが、サンカヨウにも出会えました。
初めてのサンインシロガネソウは管理棟の写真で確認。
ボタンネコノメは随所に見られました。
コチャルメルソウ、これも初めてで管理棟の写真で確認です。
ここでもキクザキイチゲ、ここ周辺では多いのかな。
ピンク色のミヤマカタバミも可愛いですね。

コチャルメルソウ

キクザキイチゲ

ミヤマカタバミ
予定していたミズバショウ、ザゼンソウだけではなく、地元で教えていただき色んな花に出会えました。
こうした人との交流も旅の醍醐味のひとつですね。