徳島 文化の森~あずり越~植物園
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行程  2010年10月15日
   徳島市内=文化の森総合公園 駐車場-明現神社-あずり越-植物園
                 10:00          10:30   10:52  11:30-12:05
   植物園-あずり越-文化の森総合公園 駐車場=徳島市内
          12:50       13:35            

コースと概要  以下、クリックで地図、写真拡大します

グーグルアースとGPS

カシミール断面図
このところ、またまた時間がとれないので、近所の「文化の森 総合公園」から「あずり越え」経由で植物園までのピストンコースへ。このコースは約10ヶ月ぶりです。GPS記録で沿面距離は約8.6Km、累積標高差は9約630m。片道が約1時間半のショートコースです。


新しい標識

あずり越え
このコース、何度もアップしていて同じ内容になるので簡単にまとめましょう(^_^)。
「文化の森」の文書館横には、なんと「あずり越」の真新しい標識が立っていました。そういえば、地元テレビで旧遍路道らしい「あずり越え」ウォーキングが紹介されたとか。その関係でしょう
神社から勾配の急な斜面を下ると「あずり越」の峠です。南無大師の石碑は文政年間に造られたようです。義経が徳島に上陸し屋島を目指して讃岐山脈を越える際に、この峠を「あずりながら」越えたという伝説があるようですが・・・これは嘘、後世になって作られた話のよう。本当は阿津井峠がなまったようです。

静かな山道

誰が造ったか・・花壇(^_^;)
このコースは雑木林の中の静かな山道で快適。耳に入るのは自分の足音と呼吸音、時には葉が落ちる音が聞こえるような静かな山道をひとりで歩いていると、自分が山に林に溶け込んでいくような錯覚に陥る事があります。 その時です。この山道が国内・国外を問わず、全く雰囲気の違う山も含めてこれまで訪れた山々と繋がっているという一体感を感じる瞬間があります。
今まで気づかなかった三角点を見つけました。 国土地理院の点の記を調べると、なんでも四等三角点「法花谷」らしい。
いったん林道に出て登り返すと風変わりな別荘。いつ来ても人の気配がしませんが、現役の別荘だそうです。日曜日などにバーベキューをされているとか。家の外壁が丸みを持っていて、設計も建設もたいへんだったのでは。小屋根はビールの空き缶で葺かれています(^_^)。

三角点

ビール缶別荘

下の遊園地

通称1億円トイレ
植物園で持参した、おにぎりの昼食。リンゴの丸かじりをしていたら賑やかな一団が到着。うーん、日々の生活の苦労話、愚痴は聞きたくもないですね(^_^;)。
そういや文化の森でリュックを背負った大勢のグループがいました。折角の静寂を破られたので、そそくさとUターン、文化の森へ引き返しました。
余談
 山道を歩いていると全く雰囲気の異なる国内外の山であっても全部が繋がっているという錯覚に陥ると上記しましたが、独りで歩いていると色んな錯覚を楽しめます。ほんとは、もう少し大きな山を何時間か歩いた方が確実なんですが。
 どんどんと自分の精神が外に拡がっていって自然の中に溶け込んでいく感じ、こういう時には何故か樹の大きなネットワークにも繋がって、なんとなく対話もできているような錯覚が生じます。また、最近は脳天気でそんな事ないですが、現役時代に問題を抱えているときには、逆にどんどんと自分の中に入り込んでいって、その中で問題の対応策が見つかり決断できる事もありました。
 最近は、歳のせいでしょうか、ミミズなどが地面に出てきてもがいている姿を見て、なんとなく自分の生き様、最終的な始末などに考えがいく事もあります。個人的には、親鸞のいう「閉眼せば賀茂河にいれて魚に與うべし」で良いんだけど・・・周りはそうもいかないんでしょうねえ。