群馬 日光白根山、妙義山、荒船山
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行程  2009年11月2日~5日
  11/2 都内=東北道=日光道=いろは坂=中禅寺=竜頭の滝=戦場ヶ原
       ~9:00             ~12:40  ~13:00  ~14:00  ~14:15 
        =金精峠=丸沼ペンション-遊歩道散策
              ~15:00       ~1時間半
  11/3 丸沼ペンション=ロープウエ山麓駅=ロープウエ山頂駅-自然散策路
         ~8:30       9:00-9:15        9:30-9:50   9:50-12:50
        -山頂駅=山麓駅=磯部温泉
               ~13:40  ~17:30
  11/4 磯部温泉=道の駅みょうぎ-妙義神社-中間道-中之嶽神社-道の駅みょうぎ
         ~8:00    ~8:40     ~9:15-9:30        ~13:50    15:20
        =山荘あらふね
           ~17:30
  11/5 山荘あらふね=内山峠-艫岩展望台-経塚山(荒船山)-艫岩展望台-内山峠
         6:30     6:45-7:13  ~8:45      ~9:35     10:20-10:40  12:10
        =上信越道=関越道=首都高=都内
                           ~17:00
            

コースと概要  以下、クリックで地図、写真拡大します

上州の山旅 全体行程
10月末から上京し所要のあと、11月2日から3泊4日で群馬県の山を彷徨。実は今回の山旅、当初は台湾の玉山を予定。準備万端、さあ行くぞという直前に中止。台風で被害を受けたアクセス道路と登山道の復旧が間に合わず、外国人は入山許可がおりません。
もちろん諦めません。関東に折角いるのならと急遽、上州の山旅に変更。
今回は、初めての日光白根山、赤城山、妙義山とまわる計画に変更。 ところが、この計画も左の地図の最終結果に至るまで次々と変更が続いたのであります。

日光白根 自然散策路

妙義山 中間道

荒船山
寒波による雪のため次々変化した結果、日光白根はロープウエー山頂駅の自然散策路でスノーハイク、その後は車走行に問題のない妙義山そして荒船山に変更。

○11/2 丸沼編 東京~日光~丸沼

いろは坂
 さて、11月2日に東京でレンタカーを借りてさあ出発。まずは首都高で東京を脱出、カーナビに従って高速道路を走行していきます・・・と、「うん、関越道から沼田ICの筈なのに東北道を走っているじゃない」と気づいたが、既に遅し。まさか逆送もできない、今更仕方ないと「いろは坂~中禅寺湖~金精峠」からのアクセスに変更です
    →教訓:カーナビの案内はチェックしてから確定しましょう(笑)。
でもまあ、おかげで雨に霰とお天気はいまいちですが、いろは坂と中禅寺湖の紅葉を楽しめ、中善寺に竜頭の滝などの観光もできました。

中善寺

中善寺 本堂

中善寺湖

竜頭の滝

竜頭の滝

戦場ヶ原

丸沼
観光客でいっぱいの竜頭の滝から戦場ヶ原を横切って金精峠から丸沼へ。途中で雨もみぞれ模様に。
この秋一番の寒波で最初の宿の丸沼も奥白根も雪になってしまいました。

日光白根ロープウエー

今晩の宿

美味しい夕食

雪だ~
宿のご主人の情報だと山頂は雪の深いところでは胸まで、初めてだとまずは無理だろうとのこと。そこに翌 日の日光白根から下山後に予定している赤城山麓の宿から携帯に連絡が入りました。なんと車が入れないとの事。もはや、出だしから予定がシッチャカメッチャカです(泣)。
○11/3 日光白根スノートレッキング、そして妙義山へ

ペンション前の積雪

道路も白く
翌朝には辺りは真っ白、ペンションのご主人が道路状況とロープウエーの状態を調べて下さいました。ロープウエー駅までの車走行は問題なく、標高約2000mまで行くロープウエーも運転しているとのこと。上の駅にはスノーシュートッレキングの場所もあります。せめてそこへ行こうと出発。
出発前に、赤城は無理なら雪があまり降らないらしい妙義山へ先に行こうと宿に連絡、前倒しでの宿泊を依頼。一日ずらせば赤城も大丈夫かも知れません(実は、これも甘かった)。

周りの林

朝食

スキーリフト

人工降雪機

ロープウエー下

山頂駅から
流石に観光客も皆無でゴンドラに乗ったのは我々だけ。横のスキーリフトは動いていませんが、人工雪を積上げ準備中のようです。
標高が約2000mの山頂駅、気温は-5℃、風もあって寒いです。数人の方が山頂2578mに出発されたそうですが、吹きだまりは胸くらい雪があり、かつ強風のようです。山頂直下の大きなガレ場は初めてだとコースも見失いそう。もちろん今回はパスです。
入口の二荒山神社に参拝、横の鹿避けゲートをあけてトレッキングコースへ。

二荒山神社

入口の柵
さて、トレッキングコースはなかなかの積雪です。このシーズン初めてのスノートレッキングです\(^_^)/。
新雪で足跡は我々と・・・
ウサギとカモシカの足跡のみ。
3時間ほどのスノーハイクを満喫して山頂駅に。

紅葉の冷凍

ロックガーデン

天空の足湯

頂上は雲の中
ついに日光白根山の山頂は雲で見ることができず。「標高2000mの天空の足湯」も寒さでお休みです。
ロープウエを降りて、さあ妙義山の今夜の宿へと移動です。なんと駐車場の車に氷柱ができてます(^_^;)。

リフト

丸沼、燧岳方面

車に氷柱


尾瀬への分岐

尾瀬への分岐

赤城山方面

妙義山シルエット
丸沼から妙義山の麓、途中の尾瀬へと分岐する片品の橋で素晴らしい紅葉に遭遇。
そして赤城山の山並みを眺め、日没に浮かび上がる妙義山のシルエットを楽しみながら宿に到着。

舌切り雀の磯部温泉の旅館です。

磯部温泉の宿

本日の夕食
○11/4 妙義山、そして荒船山へ

妙義神社 本堂
磯部温泉の宿はいかにも伝統ある老舗といった印象、施設は少し痛んでいますが、気持ち良い客対応です。お客は我らと奈良から来られた山旅のご夫婦だけでした。ご夫婦は荒船山に登られてから宿に来られたとのこと。お話を聞かせてもらって、赤城が無理なら荒船山もいいかなと気持ちがぐらつきます(笑)。
さて、翌日。登山口への移動途中に赤城の宿に車道のアクセス状況を問い合わせ、結局は荒船近くの宿に宿泊を急遽変更しました(意志薄弱、良く言えば臨機応変(^_^))。
磯部温泉から道の駅「みょうぎ」へと移動。
妙義山はザイルワークも必要らしい裏妙義そして表妙義の尾根縦走コースがあるようですが、我らはとてももとても。中間道を妙義神社から中之嶽神社まで、帰りは下の道を妙義神社に戻る周遊コースを歩きます。

大岩の下

本読みの僧

展望 脇道

遠くに荒船山

岩と紅葉

いよいよ(^_^;)
標高は低いが実に岩々とした山。岩と紅葉の組合せがまた素晴らしい景色を醸し出しています。
そして、いよいよ今回の一番怖かったポイントへと移動。第4石門の手前で脇道の大砲岩の方へと足を踏み入れ、天狗の評定という名前の岩場までよじ登りました。
途中の各岩には鎖が用意されていますが、私が一番の苦手とする「馬の背風のナイフリッジ・・ちょっと大袈裟かな(^_^;)」があるじゃないですか。行きは良い良い・・帰りは暫し立ち往生。背中をつけて降りようとしたけど無理、裏返ってなんとか・・・まるでフライパン返しです(焦)。 怖いのを我慢して周りの風景もパチリ(^_^)。

鎖場

天狗の評定

胎内潜り

鎖場

フライパン返し近傍

第1,第2石門方面

大砲岩

荒船山方面

山頂縦走コース

山頂縦走コース
岩場でたっぷりと楽しみ(^_^;)、第4石門へと移動。

第4石門

石門付近から

石門付近から

中之嶽神社

轟岩へ

急な参道階段
第4石門から「カニの横ばい」などの第2・第1石門に行くか、中之嶽神社コースに行くか悩むとこ。今回は、ご神体の轟岩に登れる神社コースを選択です。
妙義を下山して荒船山の宿へと移動。
山荘あらふね、県境を越えて長野県に入った標高1200mの高原の宿です。持参した登山ガイドに出ていたので山小屋かなと思っていましたが、長野県の立派な公共の宿で格安料金でした。

日本一のだいこく様

山荘あらふね

夕食
○11/5 荒船山そして帰京
宿の前には池、翌朝は澄んだ空に満月が。池の水面に映る山影と月の素晴らしい風景です。
 
荒船山は標高が約1400mと低いですが、巨大な岩(艫岩)と空母の甲板のような広い台地が特有の山の形を造り上げています。
さて、宿から山道を少し走行、内山峠の登山口へ移動。ここが登山口であるとは少し判りにくいです。車を置いて古びた看板を見に行って初めて判りました。最初は我々だけでしたが、準備中にもう一台の車が到着。単独行の男性です。

登山口駐車場

登山口看板

ちょっとだけ鎖場も

苔の大岩

艫岩の下部?

一杯水

甲板 尾根道
艫岩の下部(中部?)になる苔の大きな岩にぶつかります。鋏岩修験道行場の跡らしい。この後すぐ一杯水と書かれた小滝の前を通り、ハシゴ、ちょっとした鎖を過ぎて溶岩台地、空母の甲板に出ます。
そして展望の艫岩展望台。ここからは眼下に紅葉、近くには浅間山そして遠くに北アルプスの白峰と素晴らしい眺望です。

艫岩展望台

眼下の紅葉

浅間山

北アルプス

北アルプス

避難小屋
写真では判別できないが、右の方には白馬方面、左に立山方面そしてずっと左へ槍ヶ岳、穂高が一瞥。
展望台というか大岩はたぶん1000mくらい切り落ちています。手すりの類はありません。縁には近づけなかったですが、ここから「クレヨンしんちゃん」の作家は滑落したようですね。
甲板台地を更に船首になる経塚山を目指します。途中に「皇朝最古修歩之地」という看板が?
登り口からは100mほど登れば山頂です。

経塚山へ

途中の皇朝最古
修歩之地

経塚山
(荒船山)
同じ道をピストンで引き返します。
なかなか人気のある山らしく、駐車場には車が増えていました。
帰りは下仁田方面に。荒船山の全体像を見られる好展望地がありました。
下仁田ではネギを調達して再び東京へと戻ります。