滋賀 湖東三山
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行程  11月29日
     徳島市内=明石大橋=草津=百済寺=金剛輪寺=西明寺=明石大橋=徳島市内

コースと概要  以下、クリックで地図、写真拡大します

グーグルとGPS

カシミール
今年の紅葉狩りは初めての湖東三山。ピークは過ぎているもののまだ充分に楽しめました。ただ、お天気が曇天、青空と陽の光に輝く紅葉・黄葉とはいかなかったのが残念。
ところで「湖東三山の紅葉」、関西方面では有名な紅葉狩りの名勝。琵琶湖の東になる鈴鹿山系の麓にある百済寺(近江の最古級寺院)、金剛輪寺、西明寺の3つのお寺です。
紅葉には遅めでしたが、それでも有名な観光地。
観光客で溢れていました。

まずは、百済寺
「くだらじ」ではなくて「ひゃくさいじ」らしい。聖徳太子が百済からの帰化人のために建立されたとの事。ならば、「くだらじ」だと読む方がほんとじゃないのかなと・・思うけど。
鎌倉時代からは「天台別院」と称され、1,300人が居住する巨大寺院となったそう。
信長の焼討ちにあって悉く消失したそうです。

聖徳太子像

消失した大木
続いて金剛輪寺
こちらも天台宗。
もっとも741年に行基により創建されたとなっています。その後に円仁が天台密道場として再興したという事ですね。
ここは本堂脇の血染めの紅葉が有名だそうで、観光案内では必ず「血染めの紅葉」って書かれてますね。でも、その謂われがなかなか見つからなかったです。
なんでも、行基が観音さまを彫り進んでいたところ、ある日、木の観音さまから赤い血が流れだしたからだという話が書かれてましたが・・・???。うーん、この紅葉した木がその頃からのものとも思えないし、立木観音になっていないし、よく判りません。
こちらも信長の焼き討ちの話がやたらに出てきました。
そして最後は西明寺
平安時代初期の834年に、三修上人によって開かれたといわれる天台宗の寺院。
そして、やはり信長による焼き討ちにあっているようです。
やはり紅葉狩りは陽の光あってこそですね。雨にはならなかったものの、午後も遅くなって、かつ曇りのお天気だったものですから、見栄えがもうひとつだったのが残念です。

金剛輪寺も西明寺も水子供養の石仏、お地蔵さんが参道に沿って、あるいは広場に沢山奉られています。供養を願っての事だとは思いますが、あまりにもお寺のビジネス感が露わになっている感じで、ちょっと引いてしまいます。
水子供養は、いったい仕掛け人は誰なのか判りませんが、拡がったのは1970年代と最近のようですね。本来の仏教にはなかったものではないのかな。