徳島 高丸山
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行程  11月23日
     徳島市内=高丸山 駐車場-山頂-高丸山荘、東照神社-高丸山 駐車場
     =八重地集落=徳島市内          

コースと概要  以下、クリックで地図、写真拡大します

グーグルアースとGPS

カシミール 高丸山、
八重地
集落
近郷の里山での山トレ、今月の4回目は高丸山です。
葉っぱビジネス「いろどり」で知られる上勝の奥にある標高が約1438mの里山。ブナの森が素晴らしい。整備された駐車場の標高が1000mくらいで、歩行時間は往復で約2時間と短いコースです。
帰りに上勝の八重地という集落に入る分岐に案内板がありました、好奇心に駆られて入っていきました。

○高丸山

登山口 近傍の雪

お地蔵さんと水場

雪化粧

山頂
千年の森 駐車場の登山口近くから薄っすらと雪化粧。約1時間で山頂に到着。
なかなかの展望で剣山方面がくっきりと見えます。そういえば、高丸山には2005年に徳島に移ってから6回目の訪問ですが、剣山が見えたのは初めてかも。
嬉しくなって、カシミール(カシバード)で山名を確認してみました。

剣山方面の展望

カシバードで山名確認

北側斜面

犬?タヌキ?

ブナ林の手前
山頂から北側斜面を下山。こちら側の積雪はいつも少し多いです。まあアイゼンがいる程ではありません。
高丸山荘、東照神社の近傍のブナ林の広場です。もう黄葉は終わり、すっかり葉を落としてしまった冬枯れの状態です。
この東照神社は東照大権現を奉っているとインターネットには紹介が出ています。一方、徳島と香川の県境、讃岐山脈(阿讃山脈)の大滝山にある西照神社には月読命、宗像三女神をお祀していると書かれていました。東と西で対応、こちらの東照神社には天照大神を奉っているという説も聞きました。

ブナ林

木もれ日のブナ林
○附録 八重地集落

10月桜

八重地集落 分岐
桜は八重地とは関係なくて、ずっと手前の上勝の月ヶ谷温泉の辺りに咲いている10月桜です(^_^;)。
さて、高丸山から月ヶ谷温泉まで戻る途中に八重地の標識が出ている分岐があります。色々と紹介してあります。それじゃあ、行ってみようと細い林道をに車を乗り入れました。
曹洞宗の長楽禅寺がありました。やはり上勝の黒松寺のご住職が必要に応じて来られているらしい。元のご住職のご家族がおられて、挨拶すると薬師堂の中を見せてくださいました。
ご本尊は薬師如来でしょうが、祭壇の中を見たことがなく分からないとのことでした。
薬師堂の外側にはなかなか立派な彫刻が、中には天井絵がありました。いつ頃の物かは分からないそうです。

長楽禅寺 薬師堂

お乳銀杏さん
薬師堂の外側、屋根の下の立派な彫刻です。
中の一番奥には祭壇があり、ご本尊は扉が閉まっていて拝見できません。更に天井にはりつくような暗い位置に奉られてる像のひとつは、「しょうづかの婆様」だとの事。子供の頃に、「悪いことするとしょうずかの婆様が来るぞ」と脅された恐い像だそうです。
私も昔に「しょうづかの婆様」という名前を聞いた事があります。なんだろうと調べてみると、三途の川にいる「奪衣婆」の事らしいですね。

現在の田中家

改装前の田中家
すぐ近くには国の重要文化時になっている田中家住宅があります。入口が分からずウロウロしてしまいました。
徳島県でもっとも古い部類に属する民家だそうです。棟上が貞亭二年(1685)だとの事。つるし柿などの作業をなさっているおばあさんがおられて、わざわざ雨戸をあけて見学させてくださいました。冬にはご家族のおられる下に降りられるそうです。見学者名簿には東京とか神奈川から来られた方の記帳もありました。