徳島 大麻山
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行程  1月4日
   徳島市内=大麻比古神社 駐車場-大麻比古神社 参拝-表参道-山頂
     8:00                    9:00-9:15          10:40-10:45
   -77号鉄塔-卯辰休憩地-卯辰越入口-大麻比古神社=ドイツ館=阿波神社=徳島市内
     11:07    11:55-12:40  13:10       14:00           

コースと概要  以下、クリックで地図、写真拡大します

グーグルとGPS

カシミール
昨年から初詣に行き始めた大麻比古神社、大麻山に今年も行ってきました。首都圏時代は鎌倉の鶴岡八幡宮と丹沢の大山の初詣を30年近く続けていました。
大麻山には何度か訪問してますが、今回初めて卯辰越コース(四国の道)を下山。途中は快適な山道でしたが・・・車道に下りてから愕然。あまりの不法投棄のゴミの多さに気持ちが悪くなりました。


朝は人が少ない露店

苗木も販売
かっては一番札所の霊山寺の奥の院だったらしい大麻比古神社は徳島県では初詣客が約30万と一番多いらしいです。4日もそれなりに露店も出ていて臨時駐車場も設けて大勢の整理人が出ていました。農業・産業の守り神である大麻比古命と、交通安全厄除けの神の猿田彦命がまつられていますが、明治以前は阿波忌部の祖・天日鷲命が祭神で、それまで山頂に祀られていた猿田彦命を合祀したとか。
樹齢千年(ほんと?)を超えると書かれた神木の大楠から本殿にお参り。本殿の横を通り、ミカン畑を通過すると登山口の鳥居。弥山神社の額が架かっています。神社入口の案内図には大麻山頂峯神社とも書かれています。大麻比古神社の奥の院、奥宮ともいわれるみたい。

神木の大クス

本殿

登山口

バルトの楽園ロケセット

ドイツ館

山頂奥宮
石段が続く表参道を山頂へまっしぐら(^_^)。
ワンパターンですが、途中の展望地から映画「バルトの楽園」のロケセット。近々取り壊されるらしいです。尾根を挟んで右側の展望、ドイツ館は初めて見ました。
そして山頂の奥宮。
奥宮の裏に祠と山頂の標識があります。この祠は?確認しませんでした。
ここから北斜面を77号鉄塔目指して下ります。途中で表参道の途中に戻るケルンを経て77号鉄塔。少し霞んでいて展望はもうひとつです。

祠と山頂標識

表参道から卯辰へ
第一ケルン

77号鉄塔からの展望

卯辰越への第2ケルン

ヤッホー地蔵

卯辰休憩地
何度か大麻山には来ていますが、四国の道になっている卯辰越に周回するのは初めて。快適な道です。
途中の可愛いヤッホー地蔵さん。上勝で教わった「正当派?ヤッホーの姿勢」で叫んでみましたが、風に流されてヤマビコは戻ってこずです。
途中にあった「をたつの祠」。雨乞いで龍を呼んだという謂われがあるようです。この石碑の奥に古い祠があります。
どんどん下山していくと、県道に出て四国の道の看板と卯辰越の標識がありました。
この卯辰という名前の由来は・・・どうも方角「卯辰の方角=東南東」を指すらしいと教えていただく。東南東に阿波-讃岐の主要な峠「大坂峠」がある事からではないかと。

をたつの祠

県道への出口


褶曲した地層

褶曲した地層

板東城跡
県道41号線を大麻比古神社へ下っていきます。舗装道路で車も通りますが、途中で、「これぞ褶曲」という地層があったり、山歩きの後の県道歩きとしてはまずまずの部類です。が、谷側にえんえんと続く不法投棄のゴミの山さえなければです。途中に板東城跡の標識もありましたが、確認する気にもなれません

ドイツ館
ともあれ、大麻比古神社の駐車所に戻り、帰りはバルトの楽園の舞台になったドイツ俘虜収容所の展示がされているドイツ館と阿波神社に立ち寄りました。
ドイツ館にも大勢の人が来られてました。車のナンバーも徳島だけでなく色々です。
ここで購入予定のドイツパンは残念ながら売り切れ。
阿波神社は少し離れていますが、前から気になっていました。初めての訪問ですが、想像していたとおり土御門天皇をお祀りしている神社でした。大麻比古神社とは対照的に人の気配もなく静寂そのものです。
縁起に皇室関係の参拝記録が出ていましたが、妃殿下ばかりでした。何故なんでしょうね。文芸に秀でた天皇だからでしょうか。

阿波神社

阿波神社 本殿


 
 
余談 県道41号のゴミロード(不快に思われるかも。スキップしてください)
 この県道は、とんでもないゴミロード。谷側に沿ってえんえんと不法投棄のゴミの山が続きます。
ここまで不法投棄されたゴミの山が延々と続く景色は、これまで歩いた/旅した国内・国外の経験でも初めてです。ご当地では市の看板である眉山の道路沿いにも、風光明媚な日の峰山にも車が入れる道路の谷側にかなりな不法投棄のゴミがあります。昨年は、世界遺産にも立候補しようという四国お遍路のコースがあまりに酷い不法投棄という事で、ボランティアの方々を中心に清掃されていました。でも、この県道は、その比じゃないかも。歩いていて気分が気持ちが悪くなってきました。たぶん、二度とこのコースには来ないでしょう。
 それにしても、どうして後片づけがしにくい、アクセスも容易でない場所に捨てるんでしょう。ボランティアのレベルじゃ危険で片付けようがありません。
 どうせなら、夜中に県庁とか市役所とか警察などの処分しやすいところに深夜に捨てればと思うのですが。廃棄も楽でしょうに。以下の写真はその一部です。