北アルプス:双六岳 |
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行程 7月25日〜29日
7月25日
徳島市内=名神高速=東海北陸道・飛騨清見=新穂高温泉(山荘 富貴)
6:45 15:30
7月26日
新穂高温泉 村営(市営)駐車場で合流−新穂高バスターミナル−わさび平小屋−鏡平山荘
6:00-6:30 6:45 8:25-8:40 12:30
7月27日
鏡平山荘−弓折乗越・笠ヶ岳分岐−雪田(花見平)−双六小屋−双六岳−双六小屋
6:00 7:00 〜7:30 8:40-9:1 10-:45-11:00 12:00
7月28日
双六小屋−鏡平山荘−わさび平小屋−新穂高バスターミナル=ひがくの湯=飛騨金山
〜4:30 6:45-7:30 10:40 12:40
7月29日
飛騨金山=名神高速=徳島市内
9:05 15:20 |
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コースと概要 以下、クリックで地図、写真拡大します |
グーグルアース
GPSトラック |
カシミールでGPSトラック山の行程 |
横浜時代も南ア、中ア、八ヶ岳に比べて公共交通でアクセスしにくい北アに行くチャンスは少なく、特に裏銀座方面は今回が初めて。自家用車での山歩きに馴れてきた事もありますが、意外と四国からも行きやすい事がわかりました。 今回は双六岳をノンビリとピストンする計画を立て、山歩きを始めて間もない友人夫妻とご一緒しました。小屋泊まりは今回が初めてだそうです。
鏡平の池、鏡池に映る逆さ槍と穂高連峰、山関係の雑誌でよく見る風景ですが、長年の夢を達成できました。 |
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○7月25日 徳島〜新穂高温泉 |
SAの飛騨牛コロッケ |
長良川の鮎ちくわ |
ひるがの高原から白山方面 |
ひるがの高原の湧き水 |
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今日は新穂高温泉に到着すれば良いので、のんびりと鳴門大橋−明石大橋−名神高速を通り、一宮JCTから東海北陸道に入りました。飛騨清見を出て高山を経由、新穂高温泉へ。 |
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新穂高に近づくと共に雲行きが怪しくなり始め、明日の集合場所の無料村営(市営)駐車場と新穂高バスターミナルを偵察に行ったときは本降り。明日が心配です。
さて、今日の宿は新穂高バスターミナルの手前を少し登った高台にある山荘「富貴」です。素泊まり専門の宿で格安。での温泉は24時間入れます。 |
山荘 富貴の風呂 |
山荘 富貴の露天 |
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○7月26日 新穂高温泉〜わさび平〜鏡平山荘 |
新穂高バスターミナル |
友人夫妻 |
温泉の噴出口 |
増水した沢 |
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残念ながら翌朝も本降りの雨。駐車場で友人夫妻と合流、車内で雨具を装着して、いざ出発。 |
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バスターミナルの横を流れる沢を渡る橋の手前に温泉の噴出口があります。無料?のシャワー施設もあるようです。昨日からの雨で増水した沢を横目に暫くは林道を歩いてわさび平へ。わさび平小屋で、装備の調整を兼ねて休憩。 |
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雪渓の残る沢 |
オオバミゾウホウズキ |
キヌガサソウ |
ベニバナイチゴ |
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雪渓の残る沢を何度か渡り、シシウドガ原へ。いろんな花が迎えてくれます。 シシウドガ原から鏡平までは約1時間。 |
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木道が出てくるともう鏡池そして鏡平山荘です。4人だと予約は不要ですが、念のため事前の連絡は入れておきました。 |
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平日で雨という事もあって若干少なめ・・ひとつ布団に二人とまあまあの寝場所です。それでも大勢のハイカーで混雑する中、濡れた雨具、ザックカバーを所定場所に吊し、乾燥室にはタオル、シャツ、帽子などを。でも、あまりにも多すぎて乾燥しません。最終的には大部屋のストーブで乾燥。まだ使っていない食堂でビールを飲みながらの遅い昼食を自炊。 |
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到着が早かったので、夕食は一番組です。5:00だったかしら。
食事中に少し雲がとれ、時折ですが槍と穂高方面の山並みも顔を出してくれはじめました。
そして夕食後です。19時頃になって雲がとれて槍ヶ岳から穂高連峰の山並みがくっきりと見え始めました。鏡池でこの山並みを見るのが長年の夢でした。山荘の寝床でくつろぐ仲間に連絡する余裕もなく鏡池に走りました。
日没前の一瞬です、鏡池に映る逆さ槍、穂高連峰とお月様を眺めることができました。もうこれで十分\(^_^)/。 |
鏡池に映る槍ヶ岳 |
穂高連峰と月 |
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○7月27日 鏡平〜双六小屋〜(双六岳〜双六小屋) |
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明けて翌日は見事な快晴です。山荘で6時前に山嶺からの日の出を見て出発。山荘前のひょうたん池には、森の緑そして快晴の青空が映り・・昨夕の鏡池に劣らぬ風景を見せてくれました。 |
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眼下に鏡池、ひょうたん池を見ながら、1時間〜1時間半の登りで弓折岳から笠ヶ岳へ通じる道との分岐になります。 |
眼下に鏡平 |
槍ヶ岳〜大キレット |
弓折岳・笠ヶ岳 分岐 |
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コイワカガミ |
サンカヨウ |
シナノキンバイ |
コバイケイソウ |
この間にも次々と花が拡がります。 |
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グンナイフウロ |
ハクサンイチゲ
コイワカガミ |
ハクサンイチゲ |
ダイモンジソウ |
ハクサンチドリ |
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更に30分弱で雪田(花見平)に到着。クロユリをはじめとする花が迎えててくれます。少し蕾が多いかな、これからがピークかなといった感じでした。雪渓も例年より多く残っているそうです。続く30分ほどはなだらかな尾根です。展望と花が楽しめした。 |
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槍ヶ岳 |
大キレット |
仲間です |
ミヤマタンポポ |
コイワカガミ |
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いよいよ眼下に双六小屋が見えてきます。バックは鷲羽岳でしょうか。標高差は約60mくらいでした。下に下りると木道そして双六池とテント場、その先に双六小屋です。 |
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双六小屋〜双六岳〜双六小屋 |
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8:30頃にはもう双六小屋に到着。友人夫妻は今回が初めての山小屋泊まりです。双六小屋は鏡平山荘より大きく部屋に余裕がありそうなので、落ち着けるようにと個室を交渉。不要な荷物も預かってもらってから山頂を目指しました。窪地になった小屋では見えなかった穂高連峰、槍ヶ岳がまた顔を出してきました。 |
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少し疲れ気味だった友人の奥様は途中で待機。強い日差しを避けるためにチェルトを置いてきました。 |
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直登ルート禁止 |
この雪渓が通行止め |
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山頂直下の雪渓は残雪が多くて直登ルートは通行止め、中道を利用になっていました。
この付近も花畑になっています。チングルマはまだこれからの感じでしたが、キバナシャクナゲが多かったですね。 |
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チングルマ |
??? |
タテヤマリンドウ |
キバナシャクナゲ |
ミヤマキンポウゲ |
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展望は360度のパノラマ。一瞬ですが遠く白山まで見えました。 |
笠ヶ岳 |
三俣蓮華岳
水晶岳
鷲羽岳 |
双六岳山頂 |
燕岳〜大天井岳 |
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樅沢岳の方から小屋 |
燕岳を背景に夕暮 |
富山大学の診療所
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双六小屋に戻って外のベンチで昼食そして樅沢岳方面にちょっとあがって散策。夕食は一番組になったため16:30とちょっと早く終わって、夕方にも外を散策。夜は綺麗な星空も楽しめました。
昨日までの雨で寝具がだいぶ湿っていて不快でした、寝てるうちに体温で乾きました。 |
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○7月28日 双六小屋〜鏡平山荘〜わさび平小屋〜新穂高バスターミナル=ひがくの湯=飛騨金山 |
翌朝は朝食は弁当にしてもらって4:30の早立ちをしました。いつの間にかテントの数も増えていました。
双六池の木道から双六池、双六小屋にお別れの挨拶です。
昨日の快晴とはかわって、少し天気が崩れてきそうな雲行きです。 |
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高台から名残を惜しむ |
双六小屋と鷲羽岳 |
朝焼けの槍ヶ岳 |
朝焼けの穂高連峰 |
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双六小屋を見下ろす高台から名残を惜しむ仲間です。雲のかかり始めた槍ヶ岳、穂高連峰の朝焼けも見事です。 |
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朝日の射す双六南峰、
山嶺からの日の出を見て雪田(花見平)へ。
だいぶ雲行きが怪しくなってきました。
まだお天気が安定していないようです。 |
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クロユリ |
ハクサンシャクナゲ |
ハクサンフウロ |
ミヤマカラマツ |
モミジカラマツ |
花を楽しみながら鏡平に下山。山荘前のテーブルで朝食。朝食時の写真を写し忘れてしまい残念。 |
クルマユリ |
ノリウツギ |
ギボシ |
タマガワホトトギス |
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花を楽しみながら広い河原へと下山。河原まで以前は林道が入っていたようですが、水の流れによって崩壊してしまっているようです。その河原で事故があったようです。河原に「わさび平小屋」のご主人、無線機を持った救急隊の方などが集まって、チェルトをかけて寝ている人の周りに立っておられました。
すぐにAEDらしき機械と救助用のソリを持った救急隊の方達も下から走ってこられました。 |
河原の手前の木橋 |
河原に事故者 |
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救助ヘリ |
救助ヘリ |
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声をかけると頷いておられる様子。そんなに厳しい状況ではなさそうです。何の役にも立たない我々はそのまま下山を続けました。
林道が崩壊した手前で救急車が停まっていました。途中で遭難者を乗せた救急車に追い抜かれ、わさび平小屋を過ぎた所で足止めされました。ヘリに遭難者を移すようです。若いご夫婦の奥様が事故に遭われたようです。ご主人はヘリに乗れなかったようで、我々にも「迷惑をかけて申し訳ない」と謝まりながら山岳救助隊の車で移動されました。 |
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とうとう雨が降り出し、バスターミナルでは土砂降りになりましたが、にわか雨。近くの温泉「ひがくの湯」では晴れてきました。 |
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雨そして夕暮れの鏡池の景観、翌日は快晴の双六岳展望・・・ |
下山日は土砂降りのにわか雨と目まぐるしい変化もあり、友人夫妻との楽しい山歩きでした |
友人にも初めての北アルプス、雨の中の山歩き、快晴の中の槍ヶ岳〜穂高連峰の大展望、
山小屋での宿泊と盛り沢山に経験してもらえました |
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