徳島 大川原高原〜ファガスの森、剣山
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行程
 7月6日
   徳島市内=大川高原 周辺=スーパー林道=ファガスの森 周辺=徳島市内
     〜8:00  8:40〜12:10             13:45〜14:40
 7月7日
   徳島市内=貞光ゆうゆう館=見ノ越=西島−行場−一ノ森−山頂ヒュッテ
    〜7:15              9:00  9:25 〜10:00〜11:00 〜12:05-12:40
   刀掛けの松−西島=見ノ越=徳島市内
    13:00    13:16 13:35

コースと概要  以下、クリックで地図、写真拡大します

大川高原〜ファガスの森
コマクサさんご夫妻にお声をかけていただき、大川原高原の自然観察路を散策した後、なんと神山からスーパー林道に入ってファガスの森まで案内してくださいました。
この間、新しく呼吸した高感度GPS(GARMINの60CSx)の電源を入れっぱなしにしてました。流石に定評通りの高感度で車の移動もしっかりとトレースできています。ただ、移動速度が速すぎたために、実際に記録したポイント間隔が開きすぎました。走行記録には十分ですが、歩行記録としては不充分。

剣山
なんと、コマクサさんご夫妻に連日お世話になりました。翌日は、オオヤマレンゲを求めて剣山に案内していただきました。東日本では見られないオオヤマレンゲ、今年になって初めて見ることができました。前々回はまだ蕾の樫戸丸、前回は同じくコマクサさんご夫妻の案内で樫戸丸で初めてのご対面。その時は保護柵で数m離れての観賞でしたが、今回は間近で堪能できました。真っ白な花びらで清楚な感じでありながら大振りの花が緑の葉の中で映えます。そのイメージが天女の花といわれる所以なのでしょうか。

○大川原高原〜ファガスの森
 徳島に移ってから何回か大川原高原に来ていますが、高原のアジサイ園もしくは旭ヶ丸〜高鉾山の縦走というおきまりコース。いくつも自然観察路に今回初めて入りました。
 池とかキャンプ場もあるんですね。なかなか快適な雰囲気の池です。こうした自然観察路が沢山あるようです。こうしたところの散策もなかなか良さそうです。

水生動物観察の池

案内板

観察路

蜘蛛の巣

シュンジュギク

アジサイ
今日は雨の中の散策。こうした天候の時は蜘蛛の巣に水滴がついて見事な造形を見せてくれます。
縦走路の至る所にミヤコワスレの野性種?、シュンジュギクが花をつけていました。
そして茶屋の付近はアジサイが満開です。

そしてファガスの森。大川原高原から約1時間半。神山の上分地区から岳人の森、雲早トンネルを抜けてスーパー林道に入ります。全面開通が1985年、全長87.7kmは日本一長い林道だとか。そうです。ファガスの森は標高が最高地点(約1500m)の付近です。案内板が汚れてしまっていて、見にくいですが、コテージなどの施設があるようです。
                 散策途中で見た変な茸です。

ファガスの森 案内板

変なキノコ
大きなヒメシャラ
七夕飾り
徳島の山でよく見かける大きなヒメシャラ。丹沢、中央線沿線の山も大きなブナは多いですが、ヒメシャラは数が少ないし、こんなに大きくはないです。
帰りは上分から神山の道の駅を通って徳島市内へ。神山は町をあげて七夕のイベントに取り組んでいるようです。道の随所に七夕の笹飾りが出ていました。ちょっと見には、チベット・ネパールのタルチョの飾りを連想する雰囲気もありました。

○剣山でオオヤマレンゲ
翌日は貞光から見ノ越、見ノ越からリフトで西島まであがりました。剣山には何度か来ていますが、今回初めてのリフトの利用です。全国平均からすると乗車賃が高めかな、でも想像していたよりは距離が長く乗りでがありました。歩くと約40分の登りでしょうか。リフトの終点、西島の駅から約15分で行場・お花畑への分岐になる刀掛けの松に到着。安徳天皇の伝説がある松ですが、実際には倒れた松で、いくらなんでも安徳天皇の時代に合わないのが愛嬌です。

剣山リフト

刀掛けの松
この松は第二次世界大戦後の台風で倒れた跡だそうです。それにしても、壇ノ浦で破れた平家が安徳天皇とともにここに来た時に刀(草薙の剣)をかけたとすると、倒れる前の松は少なくとも700年以上の古木だった事になりますね(^_^;)。何代かにわたってどなたかが植樹をしてきた?と思いましょう。

刀掛けの松 分岐

祠、石碑
刀掛けの松からは登山道が三つに分岐します。分岐点に祠があります。横の石碑には枝折神社遷宮と書いてあります。昭和42年となってますので、新しい。猿田彦命を祀っているとの記事もありましたが、よく判りません。一番右の石碑も写真では「・・・・大神」としか読めません。機会みて調べなくっちゃ。
ここの分岐を左に、行場(花畑)の方へと進みます。分岐には穴吹川、祖谷川、貞光川の源流案内図があります。
行場の方へ向かうと、日本で一番の清流と言われる穴吹川の源流に出ます。伊藤園のお茶のCM撮影に使われた川です。一番の清流というと高知の四万十川とか徳島の海部川とか色んな話があって、どれが本当かよく判りません。

源流 案内図

穴吹川 源流

頂上ヒュッテ

満開のキンチョール
キレンゲショウマ、テンニンソウ、ヤマシャクヤクなどの花畑になっている行場を過ぎると一ノ森縦走路に出ます。今回は遭難碑のある縦走路から剣山の頂上ヒュッテへ。
ヒュッテの前にはキレンゲショウマ、ヒメフウロなどの花を育てている一角があります。そのはずれにはキンチョールも満開(^_^)。

今回のメイン目標であるオオヤマレンゲです

そして花と蝶