神奈川 丹沢:塔の岳
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行程  5月29日
   川崎市内=登戸駅=渋沢駅=バス=大倉−戸沢林道−戸沢休憩所・書策新道入口
     6:30   〜7:00  8:00-8:10  8:20-8:47       10:10-10:20   
   白竜の滝−書策小屋・表尾根−新大日−木の又小屋−塔の岳
    11:50    12:20-12:45     13:05   13:20   13:55-14:30
   −大倉尾根−花立山荘−堀山の家−駒止茶屋−高原の家−大倉−川崎市内
            〜15:00  〜15:40   〜16:00  16:30-16:40 17:20

コースと概要  以下、クリックで地図、写真拡大します

広域地図

GPSのコース図
上京時に付随するいつもの山歩き、今回は丹沢にしました。2月の時は天候不順で予定の三ッ峠山を大山と幕山に変更。そのリベンジも思いましたが、前々日にお会いした山友達のご夫婦から鍋割山に行かれた話を聞き、数年ご無沙汰している表丹沢へ急に行きたくなりました。臨機応変に対応できるよう数種類のエリアの地図を持参しています(^_^)。
登山口の大倉で鍋割山のメインコースになる後沢乗越が間伐で通行止めの表示。小丸尾根からじゃつまらないし、寄に行き直す時間はない・・という事で、好きだった書策新道と塔の岳に即断即決。

小田急線の渋沢からバスで登山口の大倉へ。大倉のレストハウス「ドングリハウス」で身支度しながら、ふと見ると「鍋割山なんとか」という掲示が出ています。なんと、西山林道の奥になる二股から後沢乗越が間伐で通行止めのようです。96年頃にも間伐でこの付近の山道が臨時コースになっていましたね。小丸からは入れるようですが、あのコースは下山を短縮するには良いですが、あまり気乗りしません。寄コースの利用はちとしんどいしと、好きなコースだけどご無沙汰して5年になるカイサク新道から表尾根〜塔の岳へと計画変更です。
山の上の小屋番では日本で一番高齢であった渋谷書策さんが造った新道です。沢あり林ありで変化に富み、少しわかりにくいためか、ハイカーも少ない良いコースです。書策が上で動けなくなって1年近くも滞在、やっと下りた(下ろされた?)のが、3年くらい前。大倉に新しい施設・店ができてました。滝沢園を通る昔のコースで木橋を渡って戸沢林道へ。

陶芸の家

ほうとうの店

戸沢林道へ

竜神の泉

新茅荘

作治小屋
ここの林道歩き長いんです、約1時間半(^_^;)。車アクセスに馴れた軟弱の身にはちとつらい。
途中に丹沢名水のひとつ「竜神の泉」、新茅荘、終点近くには作治小屋があります。烏尾尾根の入口にある新茅荘、先代(女性)は書策さんの小学校の先生。後をお嫁さんがやっておられたけど、本日はクローズしてました。
戸沢林道終点にある休憩所、ここから政次郎尾根で表尾根に出られます。書策新道は更に奥になります。
入口の標識がなんあだか変ですね。左にも右にも矢印があります。本来の新道は右、沢に下りて横切り堰堤を越えます。左は大倉尾根の途中に出るコースだった筈ですが?

戸沢休憩所

巨大マムシグサ?

書策新道 入口


本谷F5の下

セドノ沢 水少なめ
書策新道。本谷F5の直下と続いてはセドノ沢。ここでコースミスが多いみたい。この上にサガミジョウロウホトトギスが自生しているとか。
書策新道。白竜の滝・・たぶん書策さんの命名かな。看板消えてました。以前、水場にはボランティア用のペットボトルがあったんですが・・・。

白竜の滝

水場 ボッカ用のボトル
は無くなったみたい

綺麗な庭園風だったが、水不足?

書策小屋

三ノ塔
書策新道。小屋は惨めな姿に(;_;)。
表尾根に出たところに書策小屋があります。訛が酷くて半分聞き取れなかったですが、水をボッカして何度か寄って話をしました。憎めない可愛いお爺さんでしたが、足腰が弱って下山できなくなって1年近く滞在してたかな。周りの小屋の方が見に行ったりもしてましたが、頑固で下山してくれなくて家族がたいへんだったみたい。最後は担ぎ下ろして入院させたとか。今も入院中だそうです。

書策新道から表尾根の縦走路に出ると急にハイカーが増えますが、今回は少なめでした。ここはトウゴクミツバツツジとシロヤシオの宝庫ですね。時期、タイミングのズレで今までこれほどの満開の花に出会った事が無かったです。

そして塔の岳山頂です。霧に霞む尊仏山荘、残念ながら小屋主の花立さんはお休みで会えなかったです。山頂の若い鹿は代替わりかな。
塔の岳からはメインコースの大倉尾根を下山。山頂付近にはトウゴクミツバツツジが見事。大倉尾根、馬鹿尾根とも言われる長い尾根道です。平日はクローズしてますが小屋・茶屋も多いです。10年前に比べて道も歩きやすくなったですが、膝を痛めること多しですね。

小屋・茶屋群

大倉尾根も終盤です。登り窯で陶芸をなさっている方が住まわれて、もう20年近くなるかな。
大倉には乗馬クラブがありますが、ホーストレッキング?に出会ったのは初めてです。

という事で、久しぶりにホームグランドの表丹沢を堪能。何度も何度も訪問していたので、久しぶりに行っても、そこの小さな滝、あそこの少し大きめの岩、林道を横切る水の流れ・・・なんか我が家に帰った感じがします。