徳島 大麻山
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行程  1月19日
   徳島市内=大麻比古神社−(表参道)−山頂−真名井の水
    〜8:30    9:20-9:30       10:57-12:43  12:58
   弥山神社鳥居−駐車場=ドイツ館=徳島市内
    14:00            

コースと概要  以下、クリックで地図、写真拡大します

全体マップ

コース
初詣で麓の大麻比古神社に参拝したが、時間がなくて登れなかった大麻山に出かけました。標高538mの低山ですが、毎日のように登られている方々もおられますし、きれいに整備されています。私達もこちらに移って2年弱ですが、今回で3〜4回目になります。毎回、いろんな方からお声をかけてもらってます。今回はGPSを駆使、ホームページに素晴らしいデータをあげておられる方々とお会いしました。

まずは、神社の入口の橋、そして神木の大クスの木です。流石に1月4日のような参拝客の賑わいはなく、、露店もなくてひっそりしていましたが、平日の9時頃にもかかわらず参拝者もチラホラおられました。木にくくられたお神籤がまるで樹氷のようです。

神社への橋

神木のクス

お神籤の樹氷

本殿から登山口へ

登山口の鳥居
本殿に参拝して、横の林の中を通り畑を奥に進むと、鳥居のある登山口になります。この鳥居には弥山神社という額が架かっています。神社の入口にある案内図には大麻山頂峯神社とも書かれています。また、大麻比古神社の奥の院(奥宮)とも言われています。本殿に合祀されている猿田彦大神ですが、以前は山頂にお祭りされていたそうですね。
 江戸時代には霊山寺の奥の院であったとの話もあるようです。いまでも、お遍路さんの納経もあるようです。徳島の初詣で一番賑わうこの神社の祭神も色々と変遷があるようです。神仏習合から廃仏毀釈そして国家宗教への変化の中で詳しい話が埋もれてしまったみたい。
 そういえば、丹沢大山も春日局の大山詣で有名ですが、その当時は大山寺、大山不動だったようです。今は大山詣というと殆どの方が阿夫利神社へのお参りの事だと思ってしまってます。明治になって今の神社の所にあった寺の施設が破壊され、大山寺は下に移っています。お寺の開山は755年ですが、何故か神社は2200年も前に建立と謳っています。たぶん、古くからの自然崇拝の山だったのでしょう。大山の阿夫利神社はこういったいきさつをかなり明確に公開していて好感が持てます。
地元の方々によってきれいに整備されています。毎日のように登られている方々もおられます。私達は今回で3〜4回目ですが、必ず何人もの方から、お声をかけてもらってます。山での挨拶「こんにちは」は勿論ですが、よく聞かれるのが「どちらから?」です。アルプス・八ヶ岳などへ行くときとあまり変わらないザックとスタイルのせいでしょうか。初めは登山口を尋ねられているのか、家がどこか聞かれているの判りませんでした。スタイルのせいで、お遍路さんと思われたんでしょう。

小鳥の巣箱

表参道の石段

バルトの楽園セット

日矢さす風景
山頂への表参道は石段が続きます。走る人も多いようで、「毎日登っているが、1分ずつ遅くなっている」とぼやいている方がおられました。遅いといっても30分です。1時間以上をかけるノンビリ蝸牛の私達とは違います。
石段から振り返ると映画「バルトの楽園」のロケセット「俘虜収容所」が見下ろせます。 南に拡がる平野は徳島市ですが、神々しい感じの光が射していました。

谷の向こうに見える山は採石?で、武甲山のように大きく崩れて裸地化してます。
山頂の奥の院の少し前に私達を追い抜いていかれた男性の方がテーブル・ベンチのところで休憩されていました。1年前に来たときには、このテーブル・椅子のセットはなかったですね。

採石?の山

山頂
山頂のテーブル
 男性のお隣の椅子に座らせていただき、お話しをさせてもらいました。ご自分の車を運転されて百名山を完登されているし、徳島の道なき道を歩かれている凄い方でした。ホームページもなさっていて、その名も「やぶ山歩き」です(^_^;)。
 この間に次々と到着されて来た方達は、皆さんお仲間。事前に相談されて山に来られたのではなくて、向こう三軒両隣の人達が家の外に出て、「やあ、おはようございます」と出会ったという感じです(^_^)。

 後から来られた方のホームページも教えていただき、帰宅してから訪問させてもらいました。ホームページ「山歩き by あとみっく」には、GPSデータに詳しい地図にと山歩きの素晴らしいデーターベースになっています。いまだよく判らない徳島の山情報に活用させていただきます。

 実は、ここでお会いしたお仲間の方々が、歩荷して山道の整備をされ、また山頂のテーブルとかイスなどの整備もされたそうです。50Kg近くを担がれた人もおられるとか。こうした身近な里山は、アルプスとか大雪山系などの高山、深山とまた違った味わいがあり良いですね。

真名井の水
山頂で暖かいコーヒーからお菓子までご馳走になってしまいました・・・ありがとうございます。
当初は、見晴らしの良い77号鉄塔から卯建越えの分岐を通って神社に戻るコースを考えてましたが、気が変わって真名井の水を訪問して帰るコースに変更。
おかげで、山頂で出会ったおひとりと再び出会うことができました。この方は、途中で知人と遭遇されたようで、なんと再び山頂へと登って行かれました(^_^)。