八ヶ岳 赤岳〜横岳〜硫黄岳
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行程
9/19
 清里の森=美濃戸山荘 手前−行者小屋−縦走路−赤岳展望荘
   6:50    7:40-7:50    11:00-11:40  13:05   13:20

9/20
 日の出、赤岳展望荘−−赤岳山頂−赤岳展望荘−大権現の石碑?
   5:15-:5:30  6:55   7:25-7:50   8:20-8:30   9:40
 −三叉峰(杣添尾根分岐)−横岳(2829m)大権現?−奥の院−台座の頭−硫黄岳山荘
    9:50       10-04-10:17             10:39          10:55-11:30
 −−硫黄岳−−−−夏沢峠−−−本沢温泉−−−しらびそ小屋
  11:55-12:20   13:00-13:20  14:20-14:40     15:55

9/21
 しらびそ小屋−みどり池入口−稲子湯===松原湖駅==清里=清里の森
    8:00     9:19     9:30-10:15   10:55-11:20 12:10-12:40
 =甲斐大泉温泉 パノラマの湯=清泉寮=清里の森

コースと概要  以下、クリックで地図、写真拡大します

清里〜美濃戸山荘

縦走コース

縦走コース
大阪の友人ご夫妻の別荘にお招きいただいて清里に滞在、お天気の具合で前半は観光と博物館巡りなどの文化を堪能。後半はご夫妻の友人の女性と合流して八ヶ岳を縦走。山中2泊でゆったりと大好きな(勝手にホームグランドと思っている)八ヶ岳を久しぶりに堪能できました。

○9/19 清里〜赤岳展望荘
清里を出発して、八ヶ岳の南麓を周回する通称「鉢巻き道路」で美濃戸山荘の手前まで1時間弱で到着。車は地元の方が清里まで回してくださいました。

清里から八ヶ岳

美濃戸山荘から南沢

途中でキノコ撮影

好きな休憩場所
行者小屋までの南沢でのキノコ、トリカブ、沢の流れなどです。


河原

赤岳の稜線

行者小屋
石がゴロゴロとした河原をたどって行者小屋に到着。朝は素晴らしい快晴でしたが、この頃には雲が出てきて、赤岳の稜線には凄い速度でガスが流れはじめました。
行者小屋から赤岳への最短コース、地蔵尾根に取りつきました。今日の天気だと文三郎尾根はちと厳しかったかも。

地蔵尾根1

地蔵尾根2

地蔵尾根3

地蔵尾根から大同心
縦走路に出てお地蔵様に挨拶。
宿泊予定の展望荘、赤岳山頂、阿弥陀岳が一望できます。お地蔵様の置かれた所から展望荘までの縦走路は身体が揺らぐような強風です。
展望荘に到着し、流石に山頂ピストンは怖くて様子見をしていました。結局、小屋の管理人さんから禁足令が出てしまい、扉には鍵(^_^;)。扉を開けると吸い出されると言ってました・・まるで飛行機みたい(^_^;)。
展望荘は、我々の寝室小屋の他に食堂、トイレと風呂の小屋などに分かれていますが、これらはトンネルで繋がっていて外に出なくて済みます。
食堂の窓から見た夕陽と雲の壮絶な阿弥陀岳です。

阿弥陀岳

○9/20 赤岳〜横岳〜硫黄岳〜シラビソ小屋
  ・日の出
夜半まで風は吹き荒れていましたが、天気は回復。満天の星空となりました。翌朝は風も静まり、展望荘からの日の出と展望を満喫。

日の出前の富士山

日の出前の雲海

ご来迎

赤く染まる富士山

展望荘と赤岳
  ・赤岳山頂
ご来迎と展望を満喫してから朝食をいただき、赤岳山頂を目指しました。
昨晩の夕食も今朝の朝食もバイキング形式で、なかなか美味しいし、量も充分です。
山頂へのガレの急斜面は、ずいぶんと整備され歩きやすくなってはいましたが、慎重に歩いて約30分。

山頂小屋

山頂まで一息

山頂

背景は中央アルプスに
木曽御嶽

南アルプス

北アルプス、穂高・槍など

蔘科のバックは白馬
でしょうか
山頂からの展望は360度の大パノラマ。富士山・南アルプスはもちろん、中央アルプス、御嶽、北アルプスと3000m級の山が全て一望。
 カシミールで展望図を作成してみました。赤い線はGPSで採取した実際に歩いたコースです。

南アルプス概念図

中央アルプス・
木曽御嶽 概念図

北アルプス概念図
19日は遠くの台風13号の影響か山頂は強風が吹き荒れましたが、翌日は素晴らしい快晴で大展望。

  ・横岳通過
赤岳山頂から展望荘に戻り身支度、今回の縦走では最大の難所?となる横岳〜硫黄岳へと向かいます。昨日のような天候だと諦めざるを得なかったでしょうが、今日は素晴らしい快晴。風もない最高の山日和です(^_^)。北アルプスの展望も続きます。

横岳へ

早速のハシゴ

まだまだ好展望
しっかり鎖もありますが、けっこう怖いです。
後ろ振り返ると赤岳。です。最後の岩場を越えると硫黄岳に向かうザレた斜面に出ます。まだコマクサが残っていました。激減していましたが、保護活動で復活したようです。

赤岳方面

コマクサ

  ・横岳を過ぎると広い斜面になり硫黄岳へと続きます

硫黄岳山荘へと向かう

硫黄岳山荘から山頂へ

硫黄岳から赤岳を望む

天狗岳をバック

硫黄岳の爆裂火口
横岳を抜けると一転して広い斜面となります。硫黄岳山荘で休憩、軽く昼食をとってから硫黄岳山頂へと数sみました。広い山頂で天候が悪いときのためでしょう、ケルンが沢山あります。頂上の端は大きな爆裂火口がポッカリと口を開けています。
  ・夏沢峠〜本沢温泉〜シラビソ小屋

夏沢峠

本沢露天ふろ

本沢温泉
硫黄岳を抜けて夏沢峠に到着。ここの小屋は閉鎖されているようです。今回の縦走はここまで、本沢温泉〜シラビソ小屋へと下山。シラビソ小屋で一泊して稲子湯から清里へ戻る予定です。露天風呂は日本一高所だとか。硫黄の爆裂火口を眺めながらの入浴は最高かも。脱衣所はないです(^_^;)。
本沢温泉で休憩、軽食をとってシラビソ小屋へと下山します。下山と言っても、林道に出たところで登り返しますから、両者の標高は同じくらいですね。いかにも北八つらしい森林になり、途中でカモシカに出会いました。コースの途中で見かけた花、茸、実などです。

カモシカ

花、茸など

○9/21 シラビソ小屋〜稲子湯〜清里
シラビソ小屋は何度か通過していますが、せいじコーヒー休憩くらいで宿泊するのは今回が初めてです。
小屋にはかなり高齢と思われる犬、わんちゃんがいます。人恋しいのか、そばに寄ってはきますが、あまり馴れ馴れしくはしない一風変わった犬です。いつも凄い量の薪が用意されています。
朝のみどり池の景色です。ぴょんと突き出しているピークは天狗でしょうか。沢沿いの道を1時間半ほどで稲子湯に出ます。途中で追い越していかれたハイカーに教えていただいたハナイカリです。
小海線の松原湖まで歩き、小海線で清里へ。清里の駅で友人のご主人が車を取りに行かれたのを待って、別荘まで戻り、楽しかった八ヶ岳縦走を終了です。