九州 九重山群 平治岳
夫婦で山歩きホームページトップへ

行程  6月14日〜18日
   6/14 徳島〜佐多岬〜佐賀関〜由布院
   6/15 由布岳を断念し日田市豆田の観光〜宿「森の家」(男池(おいけ)の近く)
   6/16 男池−かくし水−ソババッケ−大戸越(うとんごし)−前平治−平治岳(ひいじだけ)
       6:00-6:25 6:55   7:25     8:25-8:50        9:30   9:40-9:45
         −前平治−大戸越−ソババッケ−かくし水−−男池−−駐車場
         10:00-10:40 11:00    11:55 12:10-12:25 12:45 13:00-13:30
        〜震動の湯〜九重IC〜北九州市
   6/17 北九州市
   6/18 北九州市〜門司〜小倉〜岡山〜瀬戸大橋〜徳島    

コースと概要  以下、クリックで地図、写真拡大します
九州の山は昨年に続いての2回目です。去年の9月末に久住山と中岳を訪問し、ゆったりとした草尾根の雰囲気がすっかり気に入り、次回はミヤマキリシマの時期にと決めておりました。九州のホームページ友達、ネット情報で平治岳方面はちょうど花のピークという時期をねらっての出発。四国を東西に横断、フェリーで大分県に入りました。

森の家

平治岳
まず由布院にて1泊。翌日、由布岳に登る予定でしたが、あいにくの雨。日田市豆田をの観光して、九重連山東の麓の宿「森の家」に宿泊。明くる日は好天に恵まれ男池から平治岳をピストン。虫に花芽を食べられて、昨年の1/3規模だそうですが、ちょうど花はピーク。絨毯を敷き詰めたようなミヤマキリシマを満喫できました。

○プロローグ1? 徳島〜由布院

徳島 美濃田の淵

佐多岬 伊方原発

佐多岬 灯台
高速道路をひたすら走って、四国の西端、佐多岬を目指します。佐多岬は地図では貴婦人の細長い指のようですが、尾根道を通る左右の下、海岸には集落、海水浴場、漁港などがあります。突端の三崎からフェリーに乗船、佐賀関港へ。
佐賀関から別府を通過して由布院ICそしてやまなみハイウェーで由布院の宿に到着。まだ早いので、由布院の町を観光。平日ですが、観光客は大勢です。鎌倉の小町通りを思い出させる店が連なった通りの端には金鱗湖があります。風のレストラン、倉田旅館はなかったですね(^_^;)。

洒落たお店の通り

金鱗湖

由布院駅から由布岳
○プロローグ2? 日田市豆田
 やはり梅雨時です。翌日は結構な本降りの雨。天気予報では回復に向かっている筈ですが、宿で待機してもやむ気配がありません。由布岳の登頂は諦めて観光に切り替えることにしました。とはいえ、観光の代替案は用意しておらず、宿の旅行案内の雑誌を借用。でも、こういう雑誌って飲食店か宿か温泉の紹介がほとんどなんですよね。日田市に江戸時代の町並みを観光できる豆田地区があるというのを見つけて、今日の宿からは遠ざかりますが、行ってみることに。

くんちょう酒蔵資料館

町並み

卯建

草野本家
江戸時代の四大天領のひとつで豪商の家などが残されています。屋号になってしまったのか「なになに本家」と書かれた家が多いです。分家はなしのよう。

○やっと本番(^_^) 平治岳です
おっと、山歩きに入る前に男池の近くの宿です。手作りのログハウスの宿をご夫婦で運営されています。サラリーマン退職してオープンされたそうです。

手作りパンフレット
森の家
広いリビング

外のテラス


駐車場前

散策路入口、登山口

男池
森の家から車で数分、男池の広々とした駐車場に到着。朝の6時ですが、既に10台弱の車がとまっています。仮眠された方もおられるようです。お天気の良い週末だと大賑わいでしょう。綺麗な水が湧き出している男池は日本名水百選だとか。快適な遊歩道で森の中を散策できるようになっています。
散策路から山道に入ってすぐ「かくし水」。水量も多く、まろやか。冷たくて美味しい水です。白い花をつけた木が至る所に・・ごましお山荘さんの山レポよりコガクウツギと判りました。

かくし水

ここから地下に潜る

コガクウツギ

コバイケイソウも多い

去年の久住山でもケルンが多かった

倒木を潜りながら上を見ると立派なキノコ

ソババッケ

大戸越

大戸越から前平治岳
かくし水から30分ほどで小さな湿原、ソババッケに到着。ここからガレ場とは聞いていましたが、西丹沢に比べて歩きやすい快適な道です。1時間ほどの登りで大戸越です。広場になっていて右に平治、左に北大船、正面には三俣山、硫黄山に中岳などが拡がります。なんとなく羅臼平に似た印象です。
大戸越から平治岳はかなりの急登、ミヤマキリシマの群生の中を登っていきます。途中のミヤマキリシマは虫害で花が殆どついていません。ところで、この急登を登ったところは前平治でした。更に奥があります。

前平治への急登

虫に花芽を食べられる

ブッシュになった
ミヤマキリシマ

名犬 平治号?

山頂です
ブッシュになったミヤマキリシマの群生を通り抜けた奥が平治岳の山頂でした。歩きにくく、バックのチャックなど開いていると中身を持っていかれそう。実際に眼鏡がをなくした方がいました。途中で出会った人懐こいわんちゃんです。捜索犬「平治号」は映画にもなりましたね。

今年のミヤマキリシマは虫に花芽を食べられる被害で昨年の1/3の規模だそうです。それでも見事な花の絨毯でした。霧島の方は花が終わったようですが、こちら平治岳はちょうどピークで見頃でした。

下に見える「坊ガツル」、今回も時間あれば寄ろうかと思っていましたが、果たせず。次の機会にまわしました。
帰りは同じコースをピストンしましたが、かくし水の先で男池方面への遊歩道に回りました。その途中で石に蛸のように巻き付いた木、大木の欅に出会いました。

坊ガツル

蛸?

欅の大木
○エピローグ? 平治岳〜小倉〜山陽道〜瀬戸大橋〜徳島
 梅雨入りした後にもかかわらず、平治岳では快晴に恵まれ、最盛期のミヤマキリシマを堪能できました。
今年は、この時期が平治岳で花のピークになりそうなことをネットフレンドより教えていただきました。加えて、山行き最中には晴れパワーまで送ってもらえました。信行の友人、自他共に認める「晴れ女」さんからも遠く九州+横浜(当日は、どちらにおられたのかな?)から念を送って下さるという恵まれた条件。これはもう、梅雨だろうと台風だろうと、当日は晴れざるを得ませんですハイ。
      皆さん、ありがとう〜。

平尾台
平尾台 自然の郷

宮島SA

与島SA
小倉滞在中は、空いた時間を利用して日本三大カルストのひとつ平尾台を軽く観光。ハイキング、鍾乳洞の観光など楽しめそうなところですね。今回は時間無くて、ちょっと施設を覗いただけ。
帰りは中国地方にまわって高速道で帰宅。途中の宮島SAと与島SAの写真です。なんと宮島SAには宝くじの売り場があります(^_^)。