高知、愛媛:四国カルスト
    天狗の森、黒滝山、大引割・小引割
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 突然に思い立って四国カルストの真ん中、標高1360mにある国民宿舎「天狗荘」におそるおそる電話をいれると・・・・・まさか!あいているとは思わなかったバンガローを予約できました。あれまと、後付けで四国カルストってなに?と調べ始めました。愛媛県と高知県の境にある四国カルストは秋吉台・平尾台と並び日本三大カルストのひとつとか。標高1000〜1500m、総延長は25Kmと標高と長さは日本一だそうです。

○行程(=:交通機関・車など、−:歩行)
  5月1日
   徳島市=高知道・須崎東IC=天狗荘−カルスト学習館−五段城−姫鶴荘−天狗荘 バンガロー泊
     6:30               11:05-12:00-12:40    〜13:50 〜14:40 15:05   16:30
  5月2日
   天狗荘−天狗の森−黒滝山−大引割・小引割−横道−天狗荘
     7:20    8:10   9:40   10:40-11:20        13:15
   天狗荘=姫鶴荘=天狗荘=高知道・須崎東IC 閉鎖で土佐IC=徳島市           

○コースと概要  以下、クリックで地図、写真拡大します

四国カルストって?
 ゴールデンウイークのピーク、5月3〜7日を外れているとはいえバンガローもテントサイトもがら空き。宿舎の方は20〜30人の宿泊客はいたようですが驚きです。行き帰りの高速道路も渋滞知らずです。帰りは故障車か事故車で入口の須崎東ICが閉鎖、上下線とも通行止めでしたが、たいした事もなく次のICである土佐まで一般道路を走行。いやあ、首都圏では信じられないような天国です。
 初日は牛の放牧されているカルスト地帯をハイキング。皆さん車で通過、所々で下車し観光のパターンでしたが、歩いた方が楽しいです。翌日は反対側、東の方へ山の稜線を縦走、予想もしていなかった満開のアケボノツツジに出会えました。

○5月1日 高知と愛媛の県境 四国カルストの天狗荘へ、天狗高原・五段高原のウォーキング
 徳島自動車道から高知自動車道の須崎東ICへ、ここからは一般道を北西にひた走って標高1300m付近にある国民宿舎「天狗荘」に到着。バンガローは2段ベッドで4人分あり、床まで利用すると更に2〜3人は寝られそうです。これで、一棟あたりが5250円と格安です(^_^)。

天狗荘 県境

バンガロー

バンガローの中

バンガロ−炊事場
施設の中に高知県と愛媛県の県境があります。前の駐車場と風呂のある2階の床に県境が引かれてました。
バンガローで昼食の後、尾根を西にハイキング。天狗高原〜五段城、五段高原〜姫鶴平を往復。
遊歩道も一部にはありますが、ほとんどは車道です。要所要所で車を停めて観光という人が圧倒的に多いようです。でも、ここは歩いた方が楽しいと思います。

天狗高原

振り返れば、天狗荘
天狗の森、黒滝山

カルスト地帯

マッターホルン?

カルスト地帯

カルスト地帯
面白い形の岩が点在するカルスト地帯、牛が放牧されています。牧場の網と網のの間の細い道を登ると五段城、空気が澄んでいると石鎚山の展望もありそうです。更には海も見えるとか。
いろんな牛がいる中、カメラを向けるとカメラ目線になってポーズを決めた牛さん3頭です。姫鶴荘の方がお客が多かったかな。

ポーズを決める牛

姫鶴荘

姫鶴平

至る所に
ショウジョウバカマ

○5月2日 天狗の森〜黒滝山〜大引割・小引割の縦走そして横道ハイキング
 翌日は東の方へ稜線をたどって山歩き、標高が約1500mの天狗の森 から黒滝山を経て約1100mの大引割・小引割へ、帰りは巻き道(横道)を天狗荘まで戻る周遊コースです。このコースでは誰にも出会わず、贅沢に山を独り占め。
 大引割、小引割の大きな大地の亀裂・・・・・前者は長さ80m、幅3〜8m、深さ30mで、後者は長さ100m、幅1.5〜5m、深さ20m・・・・・は、国の天然記念物だとか。有史以前の大地震で出来たという説が有力だと書いてありました。覗き込むと下っ腹がむずむずと、けっこう怖いです。

天狗の森 手前
展望台

天狗の森 頂上

黒滝山 頂上
スミレの花がいたるところに群生。
やはり群生状態のヤマシャクヤクは残念ながらまだ蕾でした。黒滝山の手前では白いアケボノツツジを発見したかもです。

スミレ

スミレ

ヤマシャクヤク

シロバナエンレイソウ

ヒトリシズカ

ミツバツチグリ?

シロバナネコノメソウ?

ヤマネコノメソウ?

ヤブレガサ

バンガロー周りには
元気なタンポポ群生
 黒滝山の手前の斜面にアケボノツツジが7分咲き?。霧で霞むなか、斜面の少し下の方にピンクのアケボノツツジの陰に形は同じで白い色の花をつけた木が・・・前の日にカルスト学習館の方に聞いた「白いアケボノツツジ」かもわかりません。帰りに学習館に寄って話をしたところ、もしそうなら新発見だとの事。

黒滝山の
アケボノツツジ
 ここ小引割で思いがけずに満開のアケボノツツジの群落に遭遇しました。