徳島 眉山
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行程  2月9日
   佐古出発−椎宮神社(参拝と入口探し)−万年山入口−蜂須賀正勝(小六)墓所−簡保の宿
     9:35       9:45-10:15         10:30          11:05      11:10-11:30
   −最高峰探しと弁当−ロープウェー山頂駅周辺〜剣山神社−若宮神社、諏訪神社−佐古
     12:00-13:00          13:50-14:20             14:40-15:03             

コースと概要  以下、クリックで地図、写真拡大します

GPSトラック

トラックの3D表示
「眉のごと雲居に見ゆる阿波の山 かけて漕ぐ舟とまり知らずも」 万葉集にも詠まれた徳島市のシンボル眉山です。土佐日記でも知られていますが、最近だと「さだまさし」の小説「眉山」で有名かな。ロープウェー山頂駅付近まで行ったのが小学校のとき、約50年ぶりの訪問。今回が実質の初登頂です(^_^)。市の中心部にあり、標高は低いものの大きく横に拡がった堂々とした連山です。

 標高は低いですが大きく拡がっていて、いろんなコース取りができるようですが、新参者の我々にはなかなか判りにくいです。年に一回、西から東に大縦走をする「鴨島・眉山やまなみウォークラリー」というイベントもあるとか。関東の秩父七峰縦走イベント、陣馬−高尾の大縦走イベントのようなものでしょうか。このラリーコースを地図上で見ると、30〜40Kmの距離で累積標高差が1300mくらいになりそうです。もちろん、そんなコースを歩くわけはありません。眉山という大きな山の塊の北側の知人の家に車を置かせてもらって、上記のGPSトラック図のように奥の方にある最高峰のピストンと周遊コースを組み合わせた楽々ウォーキングコースを楽しみました。
取りつき 椎宮神社

椎宮神社 鳥居

涸れていた雲龍水

由緒ありげな狛犬

更に狛犬
ここから登ろうとした椎宮神社です。
椎宮神社の雲龍水は、眉山の山腹の400メートル地下からホース!で引いてきているとか。
本殿です。何故か白馬と黒毛の神馬も祀られていました。インターネットでは「洪水で吉野川上流の上板町の椎本から流れてきた神様を祀ったらしい」との記述が見つかっただけ。立派な神馬なのに、ここでも過去がなかなか判らない徳島らしく簡単には教えてくれないようです。

本殿

白馬

黒毛の神馬

槙の実

狸を祀った祠
境内をあがったところに槙の実が散在してました。更に奥には狸を祀った祠が多数。流石、阿波狸で有名な地元、保存会の説明立て札があります。  阿波の狸合戦で金長方として勇名をとどろかせた「佐三郎」と、その娘の「お咲」 を祀った祠が、ここの元祖だったそうです。後派の祠は火災?戦災?の後に移ってきたとか。

引き返し万年山から最高峰へ
椎宮神社を越えて鎖で閉鎖された登り道に取りつきましたが、なにか大きな施設があったらしい跡はあるものの上側の縦走尾根には行けそうもありません。諦めて降りてきて、もう少し東側の登山口になる万年山から入る事にしました。歴代の蜂須賀公の墓があります。

万年山 墓地の案内

墓地の縄張りをした所

初代の正勝(小六)
各代のお墓の案内はあるものの山頂付近の尾根にでられるかどうか全く案内なし。不安になりながらも、ひたすら登ります(^_^;)。やっと初代の正勝公のお墓に到着。なんと、そこはもう山頂付近を通っている舗装道路でした。

感じの良い山道


ここで間違えて直進(^_^;)

引き返して最高峰
立派な簡保の宿で休憩してから尾根伝いに西進、最高峰を目指します。これが、また判りにくい。暫く舗装道路を行ってから山道に入ります。
最高峰からの展望を眺めながら昼食(原寸の写真です。クリック不要)

ロープウェー山頂駅付近の公園
最高峰から簡保の宿に戻り、ロープウェー山頂駅方面へ。公園になっています。西郷さんの像?ではなくてモラエス像、ガゼボ(洋風四阿)花壇など。パコダの横のアンテナ塔に人が張り付いてます。

モラエス像

USA姉妹都市から
ガゼボ

山頂駅手前の花壇

人が〜


剣山神社

諏訪神社への下山道

不法投棄
山頂駅からはテレビの放送アンテナのある建物(人いるのかな?)の前を通り剣山神社のところから分岐する山道を諏訪神社に下山。こちらも快適な山道です。
ちらと載せた投棄ゴミは最高峰から簡保の宿に戻るコースに捨てられていたものです。他にも大型ゴミが・・っこは徳島市のシンボルで中心部の山なのに残念な事です。
諏訪神社に下山
ここは神社のデパートみたいです。いくつも並んでいました。事勝神社?聞き慣れない名称ですね。

若宮神社

事勝神社

大国主神社

諏訪大明神

白馬

神馬の像

石段下
ここにも神馬が祀られていました。先ほどの事勝神社もインターネットでは情報が得られません。またまた、徳島の秘密のベールにぶつかったようです(^_^)。
石段を下りたところ、この一帯は昔は大谷といって石の産地だったらしいです。まよひ子石、江戸時代のものらしくて、文化の発展した地方に見られると書いてありました??。
すハ橋というのもミステリーです。下には川も何もありません。なぜ橋があるんでしょう。

大谷の石

まよひ子石

すハ橋

 不法投棄のゴミを見つけるという嫌なところもありましたが、この眉山は標高は低いものの市内の中心部にこれだけ大きな豊かな山があるのは素晴らしい。四国お遍路でお寺が多い地域と思いきや、この眉山には沢山の神社があります。今回行けなかったですが、眉山の麓に大きな神社だけでも三島神社、春日神社、天神さん、忌部神社、八幡神社などがあります。何故こんなに集中したのか、またまた調べてみたいと思う課題が出てきました(^_^)。