近畿 六甲山
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 四川省の山旅以来お付き合いさせて頂いている大阪のYさんご夫妻のお誘いで六甲山を縦走しました。加藤文太郎で有名な六甲山系ですが、訪問するのは今回が初めてです。この2月から住み始めた四国は別にして、西日本・九州の山へ行くのは今回でまだ4回目です。

行程
  12/6 徳島市=高速バス=三宮  北野異人館の観光、南京街で昼食
         7:00         8:38
        三宮=バス=有馬温泉  温泉町の観光、ミント リゾート・イン・アリマ宿泊
        13:40      14:20
  12/7 魚屋道登山口−山頂直下の駐車場−六甲最高峰−−雨ヶ峠−−風吹岩
          8:15           10:00    10:20-10:50 12:00-12:45 13:25-13:40
        −ロックガーデン−高座の滝−芦屋川駅=三宮 観光=高速バス=徳島市
                    14:40   15:10-15:20       18:45      20:25 

コースと概要  以下、クリックで地図、写真拡大します
Yさんご夫妻との山歩きは、今年の10月に三嶺をご一緒して以来です。

当初は芦屋川から登り、六甲山最高峰を越えて有馬温泉に降りる予定でした。ところが、6日はあいにくの天候。急遽ご相談して、三宮でタウンウォークと観光、その後は宿泊予定の有馬温泉に直行する事になりました。翌日の天候回復を期待して、山歩きは逆コースで南へ縦走をする事に。これが大正解でした。
おかげで。初めての異人館・南京街の観光そして有馬の温泉も楽しめ、翌日は快晴の下で霧氷・雪の銀世界まで満喫。素晴らしい山行きでした。

12月7日 六甲山の縦走
 前日に三宮で北野異人館を観光し、南京街で昼食のあと有馬温泉へ。宿泊したミント リゾート・イン・アリマの金泉でゆったりとくつろいだ翌日、宿の車で魚屋道(トトヤミチ)の登山口まで送っていただきました。整備された広い登山道です。昨日の雨模様の三宮(こちら有馬は雪だったでしょうか)とは打って変わった晴天です。少し登っていくと進むと砂糖をまぶしたような雪と霧氷が陽の光を浴びて綺麗に輝いていました。

登山口の祠

少し登った登山道

北斜面になるため、標高が上がるとともに雪も増え、霧氷というより樹氷の銀世界へと変貌。思わぬ素晴らしいスノーハイクとなりました。

六甲山の最高峰、こちらを山頂といって、ロープウエー駅のある方を山上といようですね。その山頂の銀世界を我々だけで独り占め。Yさんご夫婦にいれていただいた美味しいコーヒーと素晴らしい景色のハーモニー。至福の一時、コーヒーブレイクです。


一軒茶屋

風吹岩の手前

風吹岩
 山頂を引き返したすぐの所にある一軒茶屋から南斜面を、風吹岩・ロックガーデンを経由して阪急の芦屋川駅へと下山。
 一軒茶屋を過ぎると、早々と雪はなくなり、日溜まりハイクとなりました。
 風吹岩の周辺は何故か猫のたまり場になっているようです。由緒正しき初代捨て猫、2世・3世の半ノラの集団がいるようです。どれも綺麗な毛並みで、よく太っています。ハイカーの弁当が食料なのかしら?

半ノラ君

風吹岩の上

風吹岩→ロックガーデン

まだ紅葉も楽しめる

ロックガーデン点前鎖場

ロックガーデン 神戸の街
 風吹岩からロックガーデンへ。近代登山発祥の地だとか。距離は短いですが、岩場と、鎖場もあって楽しいです。
 流石、南斜面。まだまだ紅葉が楽しめます。
更に下っていった高座の滝の点前で、イノシシ君と話をしている女性が(^_^;)。挨拶に来る優しい猪、乱暴者など何頭かいるそうです。

猪君と対話する女性

登山口の茶屋

南京街

ルミナリエ点灯前
大谷茶屋、滝の茶屋を過ぎると山芦屋の住宅街に入っていきます。まだ開発途中のようですが、高級住宅街のようです。阪急 芦屋川駅でYさんご夫婦とわかれて、我々は三宮へ。徳島に戻る高速バスまで時間があるので、夕食をとりに南京街に行った際、今日は障害者のためのルミナリエ点灯があるという話を聞き込みました。早速に公園へ行きましたが、時間が来ても点灯されず。まだ次々と施設の車が到着しています。諦めて駅に引き返してバスに乗車、その高速バスの車窓からちらりと見ることが出来ました。

番外編 北野異人館の観光
 当初は芦屋川駅から北進して、ロックガーデンそして六甲山最高峰を越え有馬温泉に降りる予定でした。ところが、6日はあいにくの天候。Yさんご夫婦と急遽ご相談して、山歩きは翌日7日にまわし、逆コースで南へ縦走をする事になりました。6日は、三宮で観光の後、宿泊予定の有馬温泉に直行する事に・・・これが大正解、観光も満足、やまあるきも上記のように大大満足でした。Yさんご夫妻の良き判断に乾杯\(^_^)/。
 学生時代に船に乗るため神戸の三宮に何度か来ていますが、40年前の大昔です。その当時は観光する余裕もなく通過する一地点でしたので三宮の界隈はまったくしりません。
 まずは北野異人館に連れて行って頂きました。長年住んでいた横浜も似た雰囲気の一角ありますが、ここほど異国情緒の漂った町並みとしてのまとまりはありません。
 でも、この街の風情に似合わない客引きがあります。いくつかのグループがあるようで、その間での競争もあるのかな。気持ち良いものではありません。あちらこちらの異人館と切符売り場をくぐり抜け、町並みの雰囲気を味わいたいと中には入らずに歩きました。

異人館への坂道

異人館のひとつ

切符売り

切符売り

豪華、仕事できそう
ところが、坂を登り詰めたところで、行き止まり。次へ進めず、切符を購入して入ったのが、「うろこの家」、「うろこの美術館」です。客引きは嫌でしたが、建物も展示物も確かに見応えがありました。展示物はアフリカ、アジア、日本っそいてヨーロッパと種々雑多でした(^_^)。
うろこの美術館からの展望、うろこの家のサンタさんです。休館日でしたが、風見鶏の家と前の広場もなかなか風情があります。

うろこの美術館から展望

うろこの家

風見鶏の館

風見鶏の館前の広場

番外編 南京街
 北野の異人館から三宮に戻り、更に海側に進んで南京街へ。クリスマス、年末・年始に備えてなんでしょうか、飾り付けの工事をしていました。

番外編 有馬温泉
 南京街で昼食の後、三宮駅からバスで有馬温泉へ。三宮から40分ほどと意外と近いです。こちらに温泉つきの自宅を持って、神戸・大阪へ通勤も可能でしょうか。一戸建て新築の販売看板が出ていましたが、たいへんリーズナブルな価格だったような気がします(^_^)。
 さて、有馬温泉も初めてです。飛鳥時代に孝徳天皇も来られた日本最古の温泉で、太閤さん・正妻のねね殿のゆかりの温泉地でもあるらしい。金泉、銀泉(二酸化炭素泉、炭酸泉、ラドン泉など)と2種の湯があることも初めて知りました。

金の湯

銀の湯
金泉は鉄分を含み、空気に触れると酸化して赤茶けたお湯の色になるとか。白いタオルが染まるほどだそうです。ナトリウム塩化物が入っているらしく、舐めるとしょっぱいですね。
銀泉の炭酸泉は、これで小麦粉を溶かした炭酸せんべいが名物。明治40年に誕生したそうです。銀の湯はメンテのため休館していました。
 時代は遡って、神代の時代です(^_^)。温泉神社の縁起に、大己貴命と少彦名命が温泉を発見されたと記されているそうです。二人の神様が有馬に来られたとき、傷ついた3羽のカラスが水浴していた。それが数日で傷が癒えたそうです。こうして温泉の発見に貢献した3羽の烏は、有馬に住むことを赦されたとか。 我々が宿泊したホテルも金泉でした。地下800mまで掘ったそうです。標高が400m弱ですから海面下に更に400mですね。

伝説の3羽の烏

宿泊ホテルの金泉