徳島 剣山山系:三嶺
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 6月末から7月にかけて四川省の山旅でご一緒した大阪在住のご夫婦Yさんが徳島に来て下さいました。徳島の山をまだよく知らない我らですが、無謀にも三嶺をご案内しました。台風14号の被害で道路が崩壊して通行止め部分があると聞いていましたので、ホームページのお仲間の讃岐富士さん、猫の手さん、エントツ山さん他の方々に教えて頂いたり、管轄の土木事務所に聞いたりと情報は集めましたが、復旧工事のため通行止めの時間があるようです。大阪から来られるし、ゆっくりできるようにと、丸石で連泊の計画にしました。
行程
  10/12   徳島=貞光=見ノ越=丸石
            やはり、439号線で工事待ちに遭遇しましたが、4時間強でパークランド着
  10/13   丸石=名頃 シシ牧場の脇−林道歩き−登山口−一番上の登山口からの道と合流
          7:15      7:30             8:20(1093m)   9:35-9:50
         −池−−山頂−−池・避難小屋−ダケモミの丘−登山口−名頃=丸石
             11:25-13:00   13:05              15:00      16:40
  10/14   二重かずら橋・野猿の観光=見ノ越=貞光=山川 たらいウドン=徳島
コースと概要  以下、クリックで地図、写真拡大します
徳島市内から丸石までの移動日は朝方に本格的な雨。それも次第おさまり、三嶺に行く翌日にはなんとか曇天の状態まで持ち直しました。予報では午後から晴れてくるはず。晴れ男・晴れ女(かも知れない)のYさんご夫婦の念力を密かに期待しながら出発。名頃の三嶺林道は聞いていた以上に崩壊、とても車が入れる状況ではなかったです。山頂まで霧の中でしたが、山頂では次第に晴れてきました。剣山方面は雲の中でしたが、天狗塚方面の展望はまずまず。

余談:丸石パークランドまでの道路
見ノ越、丸石付近の国道の状況です。貞光から国道438号で見ノ越。見ノ越からは国道439号線で丸石パークランドへと移動。工事による通行止は丸石パークランドの手前の復旧工事(昨年の台風で崩壊して簡易的に鉄板を敷いてあった場所)のみでした。

見ノ越から木屋平へ:438号閉鎖

クレーンで崩落したコンクリート塊をトラックへ

落下したコンクリート塊

丸石パークランド〜三嶺登山口
丸石パークランドの宿を7時過ぎに出発。工事による通行止めもなく、順調に名頃の橋を渡りました。橋を渡ったすぐの所に、来年の春から利用できる駐車場、トイレなどの工事現場がありました。ハイカーによるオーバーユースを抑制するため、登山口を下に持ってきて入りにくくすることが目的だそうです。

工事場の先、シシ牧場

三嶺林道

三嶺林道

登山口
そのハイカー用の駐車場建設の少し先にあるシシ牧場に車を置かせてもらいました。今年の春は更に奥まで入れました。
普通の乗用車も沢山来ていましたが、いまは完全に無理ですね。三嶺林道の崩壊状態は凄まじくて、車が通れるまで復旧するのはたいへんでしょうね。
崩壊した林道を暫く行くと登山口の標識がありました。春に入った更に上の四阿のある登山口よりだいぶ下です。そちらのコースと合流する「ダケモミの丘」周辺まで行く途中の登山道も所々崩落してました。赤テープはありますが、崩落した側にもテープが残ったままで、少し道探しが必要でした。
ダケモミの丘〜山頂手前の池
三嶺林道の一番上の方の登山口から来る登山道との合流点であるダケモミの丘付近から森を抜けた大きな岩の辺りまでは濃い霧の中でした。露に濡れたクマザサを掻き分けての登りでズボンはずぶぬれ状態。頂上直下の池、避難小屋の辺りまで来たところで霧も時々はれるようになってきました。

登山道の合流点

霧の中の大岩

少し明るく

頂上直下の池

池から頂上へ、色づき始めたコメツツジ
三嶺山頂
山頂手前で今日はじめてのトレッカーと出会いました。高知から白髭山を経由して来られたそうで、お若い二人でしたが、山馴れたベテランとお見受け。白髭山へ戻られる前、山頂で暫く話をしました。
霧が晴れ始めて近くの避難小屋もやっと顔を出し、遠くは天狗塚への稜線も見え始めました。

山頂

顔を出した避難小屋

天狗塚方面

山頂の紅葉
頂上の真上だけが青空。暖かくてのんびりと展望の回復を待ちましたが、残念ながら剣山の方面は雲に覆われて展望は皆無でした。
山頂から池・避難小屋へ
食事と歓談で1時間半も滞在した山頂から、ミヤマクマザサとコメツツジで覆われた広々と快適な尾根を池・避難小屋へととって返しました。

山頂からの下り

コメツツジと池

ミヤマクマザサと小屋

ミヤマクマザサの尾根

振り返って山頂
山頂付近のリンドウ
山頂手前の大岩、池・避難小屋から山頂にかけて沢山のリンドウが花をつけていました。山頂近くではまだ開く前の状態のものも多くて、これから楽しめそうです。

丸い球状で棘が生えた変なキノコが落ち葉の間から顔を出していました(^_^)。

余談その2:東祖谷の観光
三嶺を下山した時間帯には新しい駐車場建設の工事をしていましたし、途中の439号線も工事による時間待ちがありましたが、我々は丸石で連泊。のんびりと待機です。

丸石パークランド

1階の食堂

前の大釜

二重カズラ橋入口
宿泊した丸石パークランドです。宿の前の大きな釜は実際に造り酒屋で使っていたとか。これで茶碗5000杯だか3000杯が炊けるそうです。
丸石パークランドは民宿のような素朴な雰囲気の宿でした。四国代表で民謡の全国大会に出場する女将さんが、夕食の時に地元の民謡を歌ってくれました。

そして、東祖谷というと二重かずら橋ですね。男橋の写真です。少し離れて女橋があります。
もうひとつの写真は、かずら橋の少し先に施設されている野猿です。どうも観光用に残しているのだろうと思います。自由に乗れ、童心に帰って楽しませてもらいました。

二重かずら橋

野猿

見ノ越から三嶺

見ノ越から剣山
東祖谷の観光のあと、見ノ越へ。快晴で三嶺そして剣山・ジロウキュウの展望がを楽しむことが出来ました。