徳島 三嶺(みうね、さんれい)
2005年5月29日 夫婦で山歩きホームページトップへ
 剣山、石鎚山は四国を代表する山として有名ですが、今回の三嶺は素晴らしい自然が残る山として首都圏でもしばしば耳にしておりました。保護活動をされている「三嶺を守る会」の清掃登山、クリーントイレ活動などもニュースで見た記憶があります。
 徳島の山を精力的に歩かれている「猫の手」さんにお願いして、高知県と徳島県にまたがる剣山国定公園の西端、最も自然が豊かと言われている三嶺に連れていって頂きました。
 ヒメシャラそしてコナラの混じるブナの大木の森、少し上にはダケモミの林、そこを抜けるとコメツツジの群生そして広々としたたおやかな草尾根の中を縦走路が遙かに延びている山頂部。なんと山頂直下には池と、その畔には可愛い避難小屋がありました。評判通りの日本とは思えないような素晴らしい山景色です。

行程
    徳島市内=見の越=二重カズラ端=名頃=三嶺林道の終点手前P−登山口
      5:45                                  8:50-9:00
    −名頃登山口との合流−−山頂−−登山口戻り=いやしの湯=見の越=神山=徳島市内
          9:30      10:50-121:10  13:25                      18:30

コースと概要  以下、クリックで地図、写真拡大します
登山口まで車で約3時間、距離にして100Km以上と、横浜〜箱根より少し遠い程度でしょうか。同じ県内ですが、決して近くはないですね。今回の一番短いコースで登山口から山頂まで標高差が600mほど、私ども夫婦のスローな歩きで1時間20分くらいでした。四季折々の景色の変化はもちろん、コースも多様ですから、何度も訪問して初めて感触を掴めるのでしょうが、まずは第一回目・・楽しい出会いもあって大満足でした。

登山口から原生林の中の登り
4月のジロウキュウ〜剣山ツアで通った439号線を見ノ越、丸石パークランドと通過して、名頃という所から三嶺林道に入りました。この林道、バイクツーリングマップルには掲載されていませんね。駐車エリアは林道に入ったすぐの所、もう少し奥の所、そして林道終端の写真の所とあります。人気の山のわりには駐車できる台数が少ない感じで、林道終端は満車かもとの事で、手前の駐車エリアに車を置き身支度して出発。すぐに東屋のある終端の駐車場を通過して、ヒメシャラ・コナラの混じるブナ林の登りとなります。
ギンリョウソウは帰りの下山時に一緒になった鬼手仏心さん(ページ末の番外編参照)が見つけられたものです。まだ延びきっていないようですね。ブナの森を過ぎると笹が増えてきてダケモミの林になってきました。
原生林を過ぎて、視界が開けてきました。まずはピンクと朱のツツジの花のお出迎えです。
続いては、大きな岩を眺めながら山腹を少しトラバース。

山頂付近の池と避難小屋そしてたおやかな草尾根の拡がる山頂部
山腹のトラバース道を抜けると畔に避難小屋の建っている池、まるでお伽噺の世界のような風景です。周りは国の天然記念物のコメツツジの群生。まだ蕾でした。
山頂付近の笹尾根、どこまでもたおやかに広々と拡がる尾根。見る者の気持ちまでゆったりとしてきます。
山頂からのパノラマ写真     これだけは実寸大です。クリックしても拡大しません
山頂からの展望の続き、そして池の畔に立つ避難小屋とその中です。随分と立派で綺麗です。隣にはトイレ小屋もありました。トイレクリーン作戦で紹介されていたトイレでしょうか。地元の方々のご努力でしょう、こちらもきれいでした。

番外編
○山頂での出会い
 山頂で鬼手仏心さん、ブルーツリーさんとの出会いがありました。猫の手さんとは、ホームページでのお知り合いだったようです。お二人は剣山から縦走の「勝ぼうずさん」を待っておられました。暫くして、約9時間かけての大縦走で到着され、しばしの休憩の後、同じコースをピストンして帰られました(@_@)。
○いやしの湯
 下山して439号線を更に管生の方面に走って、「いやしの湯」で汗を流しました。温泉に行く途中の集落で、畑にいろんな形・衣装の案山子がディスプレイされていました。