徳島 高越山
2005年5月13日 夫婦で山歩きホームページトップへ
 ブナ林(森)の新緑とアケボノツツジの鑑賞の次は、これまた評判の高いオンツツジを見ようと四国山地の高越山に行ってきました。徳島の東西中央部で、吉野川の南側に位置します。

行程
    徳島市内=少年自然の家−参道の途中に出る−高越寺−高越神社−山頂
      8:00     9:30-9:55      11:10   11:25-11:45        12:00
    −奥の院−高越寺駐車場−船窪ツツジ園−少年自然の家=徳島市内
      12:10   12:35-13:20  14:00-14:40   16:00-16:20

コースと概要  以下、クリックで地図、写真拡大
 吉野川に沿った国道を上流に向かって西進、徳島県の中程の山川町から県道248号線を少し南下すると、三角錐の秀麗な形をした山が目に飛び込んできます。阿波富士の愛称を持つ高越山です。
 今年の2月に近くの美郷まで観梅で来たことがあります。その折りに、高越山の登山口(明王院)を探しましたが、不明のままでした。今回は、オンツツジの鑑賞も目的のひとつ、ルート探しは次回にまわして、分かりやすそうな中腹の「少年自然の家」からの巡回コースとしました。

きれいな三角錐状の山容です。
ここから舗装された道を高度約730mまで車で走ると、立派な施設「山川少年自然の家」に到着。
ここに車を置かせてもらい、職員の方にコースなどを教えて頂きました。
「山川少年自然の家」です。
小学生でしょうか、数十人の生徒さんが昨日から泊まりがけで自然学習してました。
洒落た宿泊施設は、ミルフォードトラックの小屋のようです。

高越寺まで
少年の家の下側を回り込む形で登山道に出て、小さな沢を何度か横切り登っていくと高越寺への参道にぶつかります。美光嶺の見晴台、千年杉を経て高越寺に到着。

登山道途中の見晴展望台、もちろん裏声でヤッホーと叫びます

こちらは参道に出たところの展望台、美光嶺。「ばんざいの国」の標識あり。

参道にあった大きな千年杉

灯明杉とも天狗杉の異名も。高越権現上人が宿る、高越天狗が住むとの事

高越寺

山門から本堂

山門の仁王

誰?役小角?

鐘楼

高越天狗
役小角によって開山され空海も修行したという修験道の山のようです。奥に参拝者の休憩所もあって、寺守の方がおられました。お話しさせてもらいましたが、方言が聞き取りにくくて、縁起・伝説など教えて頂くところまでいかなかったです。
高越神社、山頂、奥の院

鐘楼横から神社へ

高越神社

山頂の弘法大師

更に奥の院へ

奥の院
奥の院から直進して船窪の方へ行けそうな気もしましたが、お寺の休憩所で教えてもらったように裏参道の途中まで引き返す事にしました。その途中に祠があって、岩穴を覗くと白い大蛇が・・・(^_^;)。

船窪ツツジ園へ

駐車場

谷の向こうにツツジ園

マーガレットの大群生

??
裏参道を行くとお寺の駐車場に出ました、ここで昼食。谷を挟んで赤く染まったツツジ園。途中の道はマーガレットが群生、花はこれからのよう。

で、いよいよオンツツジの大群生
高越山から奥野々山に繋がる船底形の窪地になっているため船窪と称されたらしいです。1985年に国の天然記念物に指定されたそうで、3ヘクタール(かっては10ヘクタールもあったとか)に約1200株のツツジが群生。80%はオンツツジで、樹齢300年を越えて6mもの高木のものもあるらしい。この規模には驚嘆しました。なお、オンツツジのオンは御かと思っていましたが、どうも方言の雄らしいですね。