徳島 日峯山、大麻山
2005年3月6,7日 夫婦で山歩きホームページトップへ
 徳島に転居して1ヶ月ちょっとになります。徳島の山の感覚が掴めていないのと、転居の後始末でなかなか時間が取れず暫く山から遠ざかっていました。3月に入って、やっと山歩きのウォーミングアップをスタートしました。

行程
    6日 日峰神社−(遊歩道)−灯台−日峰神社 の散策 約2時間
    7日 大麻比古神社−(表参道)−山頂・奥宮−真名井の水−展望台−ドイツ橋−大麻比古神社
          9:40              10:50     11:20  12:00-12:35 13:00    13:30  
        =(車)=ドイツ館=霊山寺     

コースと概要     クリックで地図が拡大します

日峯山

大麻山
初日は標高200mに満たない日峯山を2時間ほど散策。徳島県内でも有数の見晴らしのよさで知られる阿波三峰の一つだそうです。大神子、小神子など風光妙媚な海岸を見下ろす遊歩道も整備されています。海に近く、踏み跡のついた多数のコースがありそうなところは湘南の平塚宿にある高麗山の感じです。
翌日は鳴門市の大麻山に行ってきました。登り口の大麻比古神社は、阿波開拓の祖神である大麻比古命と交通安全厄除けの猿田彦命が祭神で、阿波一の宮との事。境内の奥から石段を標高差500mほど登ると山頂の奥宮(峰神社)です。丹沢の大山で、中腹にある阿夫利神社から山頂の奥の院へといったところでしょうか。

日峯山クリックで画像拡大

徳島市内、阿讃山脈

大神子海岸

小神子海岸

小神子海岸

ミニ八十八箇所

遊歩道

モクレン

ヤマツバキ
小神子海岸を見下ろしながら灯台まで下りていく急勾配の遊歩道には桜とサツキが植えられており、シーズンには花見が楽しめそう。またミニ八十八箇所にもなっており、石仏さんが沢山並んでいます。
大麻山クリックで画像拡大
 徳島出身でありながら迂闊にも大麻山も大麻比古神社も知らないままに県外に出てしまいました。約40年ぶりに戻って初めての訪問です。大麻比古神社は阿波一の宮として由緒ある神社だとか。荘厳なたたずまいの社殿のある境内には樹齢1000年の大楠が神木として祀られていました。

大麻比古神社入り口

神社境内

樹齢1000年の楠

樹齢1000年の楠

樹齢1000年の楠
境内の狛犬です
 神社の奥から石段の登山道になります。表参道は標高差が約500mの石段になっているところは、標高の絶対値は異なりますが丹沢の大山の表参道とよく似ています。こちらの参道はよく手入れされており、大山より歩きやすいです。また少し植生が違っているようで、下の写真のようにきれいな羊歯が目につきました。
 快晴で春のぽかぽか陽気のなか快適に歩けましたが、流石に遠景は霞んで展望はもうひとつといったところです。平日にもかかわらず、20人近くのハイカーに遭遇しました。皆さん地元の鳴門の方のようです。毎日歩いているという方もいらっしゃいました。あちらこちらで立ち話をしていただき、山の紹介などしてくださいました。皆さん、地元の山を愛されている感じが伝わってきました。

奥宮弥山神社 入口

大麻山

羊歯

山頂の奥宮

徳島市の展望

番外
 下山後に境内の横にあるドイツ橋、めがね橋を見学してきました。第一次大戦のときのドイツ軍捕虜が造った橋だそうです。その捕虜と地元と交流を紹介したドイツ館にも寄ってきました。
 第一次大戦のときのドイツ兵の捕虜と地元の交流など詳しいことは何も知りませんでした。展示で捕虜の文化度の高さそして地元との交流の深さに感動しました。捕虜達が手作りの楽器からスタートして、ついにオーケストラを結成、ベートーベンの第9の演奏までしたという記念碑もありました。
 近くにはお遍路、四国八十八箇所の一番札所もあります。霊山寺というそうです。このところのお遍路ブームでシルバー世代の方から大学生らしい若者までこれから出発するという方々が大勢いらっしゃいました。

ドイツ橋

ドイツ館

第9の記念碑

霊山寺 山門

霊山寺 境内