四国 石鎚山
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NIFTY山のフォーラムにアップした記事に多少手を加え、写真も追加しています。

日付 4月29,30日
コースと概要  以下、クリックで写真拡大します
徳島空港=伊予西条=ロープウェイ下谷駅=成就社(泊まり)
  10:40               13:50         15:00
成就社−八丁坂−二の鎖・土小屋分岐−弥山−成就社=下谷駅
  6:00   6:20       8:00      8:30-9:00  11:30   12:30
    =横峰寺=伊予西条(泊まり)
     14:10      16:30
    伊予西条=国道494号線=12号線=面河散策=川内IC=徳島
     8:00                    10:00-13:00
天 候:4/29曇りと雨、4/30晴
メンバ:夫婦

NIFTY山フォーラムの記事
 介護帰省も長くなると要領よくなります(^_^;)。帰省のついでに山遊びを仕組みました。諸般の事情で徳島空港からレンタカーで出発。これまでの数百回の山歩きで、公的な交通機関を使わずに自分で運転する車によるアプローチは初めての経験です。若干の後ろめたさを感じながらも、自由度を満喫して高速道路を伊予西条まで快適に走行、伊予西条からの地方道12号線もまずまずの道路状況で、空港から約3時間でロープウェイ下の駐車場に到着。旅館の駐車場で一日700円。私達は、翌日までの1400円の支払いです。
 ゴールデンウイークにしては人も少なく、がら空きのロープウェイで山頂駅まで10分弱、ここから20分ほど参道を登ると成就社です。境内のすぐ近くに旅館が3軒ありますが、我々は白石旅館(数年前に泊まった山頂小屋の系列)に予約しています。流石に信仰の山らしく、行者さんの集団、普通の登山姿だが信仰登山らしい方達が目立ちます。
 3人くらい入れる浴槽の風呂に、山の宿としては普通の夕食がついて8000円ほど。夕食の時に、岩茸の和え物がついていました。食事中に宿の人が、「これは命懸けで採る貴重な物です」と紹介しながら、乾燥させた大きな岩茸を見せてくれました。これを見ていたおかげで、翌日の面河渓で岩壁から落ちてきている岩茸に気づいて、拾うことが出来ました(^_^)。

 明けて翌朝は、残念ながら曇り空。いまにも降り出しそうな感じですが、6時に出発。山門をくぐって八丁まで暫く下ってから、登り返す辺りで、アケボノツツジの群生に出会いました。大木に、これまた少し大きめのピンクの花が満開(^_^)。初めてのアケボノツツジを堪能できました。ミツバツツジのように一枚毎の花びらには分かれずに、根元の方で繋がっているんですね。
 鎖場はすべて敬遠して巻道を通り、出発から約2時間半で山頂に到着。途中で雨がついに降り出し、山頂は強い風とガスで視界が数mほど。なんと、山頂小屋は工事中でした。防空壕のような狭い避難小屋があり休憩。以前にあった白石旅館の小屋は取り壊され、神社直営の立派な宿坊ができるようです。
 岩づたいの天狗岳への縦走路は、芸予地震による崩落と落石の危険性があり、封鎖されていました。ガスでコースも把握しきれないし、遠慮しました(^_^;)。風と雨で寒いし、展望もないので、頂上社の参拝をすませて、往路を引き返しました。
 鎖場の見学(^_^)とアケボノツツジの鑑賞で、何故か登りより時間がかかり、成就社まで約3時間かかりました。荷物を預けてあった白石旅館で昼飯を食べながら、おかみさんに色々お話しを聞かせてもらいました。

 天狗岳の省略もあって、時間がたっぷりあまったので、地方道12号線の途中から分岐して八十八ヶ所のひとつ、横峰寺に参拝することにしました。舗装された狭い林道ですが、なんと有料道路になっているのにはびっくり。それも1700円と高額。まあ、参拝のあと、誰もいってない見晴台の方へ登り、次第に晴れてきた石鎚山を眺められたし、タラの芽も採取できたので、良しとしましょう。境内のシャクナゲが有名だそうですが、まだ4分咲きといった感じでした。

 今日の宿は、伊予西条の駅前のビジネスホテルです。駅前に着いてびっくりしましたが、ビジネスホテルが結構あり、それもたいへん安いです。我々の宿の玉の屋は、ツインで部屋代として9000円、朝食が180円です。夕食も700円と割安ですが、初めての町なので、西条市街の地図にグルメ通りと書かれた辺りを散策がてら外食することにしました。グルメ通り・・・でも、看板とは異なり飲屋街でしたねえ。一軒だけ異質なステーキハウス「ケルン」という店があり、名前に惹かれてここで夕食。やはり、マスターが山好きとのこと。実は、泊まったホテルの女将さんも山好き。話し出すときりがない・・・うーん、伊予西条は山好きの人が多いのかな(^_^)。

 翌日は、国道11号線から国道494号、地方道12号で面河渓へ。土小屋にいっている石鎚スカイラインから分岐して、面河渓の国民宿舎のある散策コースへ入りました。この国道494号は、殆ど舗装されていますが、ちょっと対向が気になるうえに、地図でも見られるように激しくクネクネしていました・・疲れた。
 国民宿舎からふたつ散策コースがあります。たぶん、ひとつがメインコースで、明るく開けていて、渓谷には奇岩がごろごろ。紅葉シーズンは素晴らしそうです。ただ、奥の方は芸予地震のせいで道が崩落、強行突破もできない状態でした。昔の登山道らしいですが、当分は使えそうもありません。もう一方は、少し暗い印象ですが、大きな岩壁が特徴ですね。こちらの渓谷は、山に入るとよく見られる感じの沢です。が、しかしですよ、ここの岩壁には岩茸がたくさん貼り付いています。そして、それが剥がれて下に落ちてきているん
ですよ(^_-)。

 てなわけで、アケボノツツジの石鎚山と岩茸の面河渓を満喫して、本来の目的である徳島へと戻ってきました。
写真の追加

徳島空港

高速道SA 美濃田

石鎚ケーブル駅 ユキモチソウ

成就社 境内

成就社

岩茸

山頂へ出発

アケボノツツジ

アケボノツツジ

行者

雪渓

天狗岳へ

弥山 避難小屋

鎖場

鎖場

横峰寺

面河渓

面河渓

地震で通行止め

面河渓