北海道:礼文岳、利尻山
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行程  2000年
  7/27:羽田==旭川==稚内=礼文島
        7:35   9:10-9:30 14:30  17:15
  7/28:礼文岳登山口-山頂-礼文岳登山口=港=利尻島
        7:50        9:50 11:30 13:45 14:25
  7/29:宿=登山口キャンプ場-甘露泉-第1見晴台-第2見晴台
       4:10   4:37        4:50-5:12 6:45-6:55     7:50
       -9合目--山頂---甘露泉・キャンプ場=宿
       9:12-9:25  10:15-10:45   15:00
  7/30:利尻島=稚内=旭川=羽田
        8:40   10:30  17:30 21:30
===この頃はまだデジカメの性能がもうひとつでした。ハードディスクの奥から探してきて、8年と5ヶ月後に記録をまとめてみました。意外と写真を見ると思い出すものですね。===

コースと概要  以下、クリックで地図、写真拡大します
無理すれば行けそうな日取りの礼文・利尻のツア計画を偶然に見つけました。計画する楽しみ、未知コースを自分でを歩く緊張感の楽しみは殺がれてますが、山に行けないよりはと申し込み。継続中の公私トラブルには携帯電話で対応する事にして出発しました(居場所を明確にしないで済む携帯は便利です(^_^;))。29人+ツアリーダー2人と大団体でした。でも人気の山だと、どうせ周りには大勢の人がいますから、割り切ればそれなりに楽しめます。

○7/27 横浜~礼文島
流石に北端の島、移動が長い。羽田から旭川まで1時間。旭川から稚内まで約5時間のバス、そしてフェリーで約2時間です。

旭川空港

旭川から稚内

礼文 港

やっとホテル
7/28 礼文岳~利尻島

途中の展望

たおやかな草尾根

山頂

遠くに利尻山
標高490メートルの礼文岳へ。たおやかな草尾根の向こうには海、そして利尻山も望めます。
花で有名ですが、7月末のこの時期はピークを過ぎていました。船の待ち時間を利用してウニ丼の昼食。

礼文の港を出て

途中の利尻山展望

利尻山と下の町

高山植物園
時価の表示におそるおそる尋ねると3000円。まあウニは多めでしたが、テレビで見かけるウニ山盛りにほど遠い(笑)。
7/29 利尻山
3:00起床、4:00に宿のマイクロで登山口のキャンプ場まで送ってもらいました。駐車場には北海道はもちろん、東京、横浜、愛知等から来た車が10台以上はいました。標高~220mですから、山頂まで約1500mの標高差です。有名な甘露泉までは、約10分。冷たくておいしい水が豊富に湧き出しています。宿の水はここから引いてるそう。ここで朝食をとり、5:10に本格的な登りに入りました。

キャンプ場

甘露泉水

草尾根

利尻山
甘露泉から約1時間で6合目、740mに到着。第1見晴台です。なだらかな笹尾根、広々とした海と島の素晴らしい展望です。約3時間で第2見晴台(1125m)を過ぎて最北端の一等三角点のある長官山に到着。正面には利尻山の険しそうな山頂がどーんと聳えています・・うーん、登れるかなと心配になります(^_^;)。

携帯トイレの使い方

回収ボックス
ここで携帯トイレを利用。露天トイレ(キジウチ、お花摘み)は禁止です。大きなビニール袋に入ったオムツみたいなもので用を足します。目隠し用の電話ボックスのようなものはありますが、数は不足。露天での携帯トイレ利用となります。やはり使いにくいですね。使った携帯トイレはザックに入れて下山時に登山口の回収ボックスに入れます。
避難小屋まで下り、登り返して1410mの9合目まで約4時間、この
間はダケカンバの混じる林と笹に囲まれた歩きやすい登山道。もう花は少なくなってましたが、オヤコ草、ノコギリソウ、チシマギ
キョウなど。
9合目には、「ここから正念場」の標識が立っています。急斜面のザレ場で歩きにくく、9.5合目から更に厳しくなります。滑落の危険はないですが、張られているロープも使いながら転倒防止に気を使います。ここらあたりは、お花畑になっていました。タカネナデシコ、リシリヒナギク、リシリブシ、・・・
エゾフウロ、ミヤマアズマギク、ウメバチ、イワヒゲ、リシリリンドウ、コオニユリ・・・と盛りだくさんですが、写真を撮る時間的な余裕もなく通過です。
甘露泉より約5時間、やっと1719mの山頂です。山頂の神社に参拝、宿で受け取った2個目の弁当で昼食です。

もうすぐ山頂

山頂直下

山頂の祠

大勢のハイカー

ロウソク岩
そんなには広くない山頂におそらく50人くらいはいたんじゃないでしょうか。大げさに言えば、人を掻き分けてピナクルのようににゅーっと突き出したろうそく岩、利尻山の広大に広がる稜線を眺めてから下山です。
 同じコースをピストンしましたが、甘露泉に到着したときはメロメロ、4時間強かかってます。往復で10時間弱ですから、北岳のピストンよりは楽とはいえ、きつかったです(^_^)。利尻富士温泉で汗を流した後のビールはうまかった。
7/30:利尻島=稚内=旭川=羽田
翌日は、再び船で対岸に渡りバスで一日かけての帰京です。
途中、サロベツの原野と原生花園。NHKの連続ドラマ「すずらん」で有名になった「明日萌駅」と「中村屋旅館」などに立ち寄りはしましたが、羽田到着は21時を過ぎてしまいました。やはり北海道は遠くいですが、でも良かった。

原生花園

明日萌駅

明日萌駅前
いまは徳島に居住、更に北海道は遠くなってしまいましたが、チャンスあればまた行きたいですね。今度は、現役時代とは違って時間の有効活用は必要ないので、車で寝ながらゆっくりと巡礼しても良いですね。