南アルプス:七面山、八紘嶺 |
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NIFTY山フォーラムの記事から転載。写真は当時のデジカメで写したもの、質も内容ももうひとつ
・・・2011/10/26 |
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行程 1999年4月29日~5月1日
4/29 横浜=甲府=身延駅=タクシー=表参道登山口-敬慎院
10:00 (6820円) 10:30-10:50 15:00
4/30 敬慎院---七面山---希望峰--第二三角点--八絋嶺
6:20 7:05-7:25 7:48-8:15 9:17-9:43 11:40-12:35
-富士見台-林道-梅ヶ島温泉
13:30 14:07 15:20
5/1 梅ヶ島温泉=静岡(丸子城散策(^_^))=横浜 |
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計画しては流れていた七面山にやっと行くことができました。94年のYFujiさん、96年のアイアイさんとYAMAYAMAさんのレポを参考にさせて頂きました。ありがとうございます。
その七面山ですが、想像以上に信仰の山でした。敬慎院に宿泊(参篭)したのは二十数名ですが、山歩き目的の不信心者は私らを入れて二組の夫婦のみ、あとは信者の方です。20代前半の若夫婦に孫を連れた3世代組と年齢層も幅広く、全国各地から来られていました。祈願内容が現世利益に偏っている印象もありましたが、皆さんの熱心な礼拝にはカルチャーショックを受けました。
夕刻のご開帳に続く勧業・法話、早朝の勧業と初めての経験で、6人の僧侶による読経は迫力ありました。
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日 程:4月29日(木)30日(金)、5月1日(土)
山 名:七面山、八絋嶺
天 候:4/29 一時、雪
4/30、5/1 晴
メンバ:連れ合いとふたり
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山歩き派は裏参道から登るのが本命のようですが、ここはやはり王道?の表参道を行くことにしました・・というのは表向き。バスは裏参道の入口が終点ですが、タクシーを利用でコースタイムの短いその先の表参道まで行ったというのが真相であります(^_^;)。
表参道入口のすぐ横に羽衣橋そしてお万の滝があります。お万の滝には修行衣の貸し出し所がありました。まだ閉まってましたが、暖かくなれば滝に打たれることもできそうです。ここから敬慎院まで標高差にして約1200mを50丁に細かく刻んでありました。登るに連れて、灯籠状の標識に書かれた丁目が次々と増えていきます。これって意外と力づけられますね(^_^)。
参道の脇には、数mおきくらいに多数の小さな紙が地面に刺されていて、まるでキノコが群生しているようでした。よく見ると紙には願い事と名前が書かれています。20歳前後の方の「人間形成」から単刀直入な「商売繁盛」まで様々で、1000本を刺して祈願するそうです。
また、やっと歩いているような高齢者の方も羽衣橋周辺の宿舎から日帰り登山されてました。至るところにベンチとバス停のような屋根付休憩所もあるとはいえ、ほんと信仰の力は凄いものです。途中から雪も降り出し、杉とコメツガ?で展望ももうひとつでしたが、いつもの山歩きとは違って厳粛さと同時に人の業を感じさせる雰囲気にどっぷりと浸かりました。
48丁目と49丁目の間の平坦地にある敬慎院は、本殿と1000人が泊まれる宿坊が一体になった大きな建物、渡り廊下で結ばれた祭殿と、平地の仏閣に比べても遜色ない立派な施設でした。風呂もあり、トイレも水洗化されるようです。
6人の僧侶と5・6人の行人(堂衆)がおられるようです。17時からの食事の後、18:30から本殿に集合するよう案内が流れました。まずは、七面大明神のご開帳で参篭者全員の身体健全などのご祈祷がありました。続いて、19時からは6人のお坊さんによる勧行に出席。いやあ迫力ありました。蛇足ですが、参篭代の4200円には、ご開帳祈祷とお札の費用が含まれています。その分かどうかわかりませんが、食事の量はダイエットするに最適であります。野菜の煮付けとひじき、漬け物にみそ汁の精進料理はともかくとして、ご飯もみそ汁もお代わりできるだけの分量がないです(;_;)。お勤めが終わり、20時には皆さん早々と就寝され、例の5人用の長~い布団に潜り込みました。
翌朝は4:30に鐘を鳴らしながら堂衆のなぐり込みがあり(^_^)、否応なく起こしてくれます。5時前の日の出に間に合うためのモーニングコール付きであります(^_^)。本殿から数m上に49丁目の広場があり、正面に富士山と天子山塊、左には大菩薩、奥秩父の山並み、右には駿河湾の大展望が拡がります。快晴に恵まれ、毛無山の山頂がダイヤモンドのように輝くご来迎を堪能できました。
戻って朝のお勤めに出席、6時過ぎに出発しました。迫力のある有名な大ガレを横に見て山頂に到着。我等と同じく梅ヶ島温泉に行かれるご夫婦と敬慎院に引き返す単独の男性の5人で南アルプスの山座同定に興じました。北岳から光岳まで一望ですが、残念ながら北岳方面が木に少し邪魔されています。YFujiさんお勧めの南アルプス・ベスト展望地である希望峰を目指す事にしました。
昨夕の雪で白くなった斜面を下り、鞍部の三の池に出ると、アイアイさんのレポにある小さな標識がありました。ここから右の斜面を登ると希望峰です。小さな山頂ですが、邪魔になる木もなく南アルプスの大展望が拡がります。ここでお茶休憩とし、たっぷりと展望を堪能しました。
次の目標の第二三角点1964峰までコメツガ、シラビソにダケカンバが混じる快適な森の中を赤テープに従って南下しました。雪で薄化粧をした苔の緑が目に鮮やかです。1964峰を境に植生が変わるようで、笹とダケカンバが増えてきたなか、アップダウンを繰り返して八紘嶺です。ここで同宿のご夫婦と昼食。
八紘嶺から富士山の展望地、富士見台を経て30分ほどで立派な舗装林道に出ました。どうも93年版の日地出版の地図と違っているようです。地図では、もっと上で林道に2回出会っている筈ですが、そんな場所無かった(~_~メ)。ここは地図に書かれた3回目の出会いのようです。おまけに地図では林道を横切るようになっていますが、そんな道ありません。林道を横切らずにUターンする感じで南西に下る登山道が本命でした。流石に疲れも出てきて、杉林の中のこの下りはうんざり。やっと梅ヶ島温泉の林道に出て、本日の宿のさつき園に到着したとき
は、流石にほっとしました。
本日のお泊まりは我等だけで、温泉にもゆったりと入れました。だいぶ傷みがきている宿でしたが、鹿刺しにボタン鍋、ヤマメの塩焼き等がついた夕食で8000円と格安でした。源泉温度はが38.5度、強いアルカリ泉です。
翌日は安倍川に沿ってひたすら南下、1時間半の長いバス旅で静岡に到着。日本列島を東西方向に旅行するのと、また違った印象で奥行きの深さを感じる旅でした。静岡では丸子宿で遊んで新幹線で帰ってきました。
HBA01110、横浜のOSK |
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[コース]八王子=甲府=身延=表参道-敬慎院-七面山-希望峰-第2三角点
-八紘嶺-梅ヶ島温泉=静岡=新横浜
04/29
7:05 八王子 7:30のスーパーあずさ1号。雨が降っている
8:26 甲府 8:37 身延線。ホーム続きですぐ近くであった。
9:50 身延 いやあ、駅の間隔がまるで市電のように狭い
10:00 タクシー 改札口で待ってくれていた
10:30 表参道入口 羽衣橋、お万の滝見物
10:50 出発 白装束、金剛杖、数珠・・うーん、場違いな感じ(^_^;)
2丁目の神力坊で水をもらう
11:47 13丁目 肝心坊。各丁目の間にも小さな紙に祈願を書いたものを刺してある。
いろんな願い事があるが、商売繁盛がえらく目に付いた。いろんな思い、
願いに欲望が渦巻いているんだろう な。
12:08 19丁目
12:25 23丁目 中適坊。降りてくる数人のおばさん。白装束の信者。毎月来ている人も。
12:35 食事
-12:55
13:50 36丁目 手前で追い抜いた爺さん、若夫婦、3歳と5歳の子連れ。やたらとうるさい。
一緒になるのかなと不安。奥さんは茶髪で・・・。
15:00 到着 途中で降り出した霰が雪になる。結構多い。やっと歩いているようなお婆さん
とすれ違う。いやあ日帰りだぜ。凄い。
実に立派な寺。入口に鐘があり、つかせてもらう。風呂があった。ステンレス
製の湯船、大人が二人は入れる。本降りになってきた。
大きな薬缶のある囲炉裏で休憩
17:00 食事 個人毎の食卓に乗せて部屋まで運んでくれる。しかし、ほんとに粗食だ。
ご飯、みそ汁、ひじき、芋の煮付け、漬け物。お代わりできず。お酒がちょっぴり。
やっと雪も上がり明るくなってきたので外に出てみる。渡り廊下の向こうに池があった。
18:30 ご開帳 七面大明神のご開帳。祈願もしてくれた。
19:00 お勤め 迫力のある読経、鐘、なんか木琴のようなもの。大太鼓。前半はわからなかったが、
後半は信者の願い事の祈祷のようだ。
04/30
4:30 起床 鐘を鳴らしながら堂衆が布団をはぎに来る
5:00 日の出 素晴らしい快晴。展望の広場から富士山を正面に見ながら素晴らしいご来迎
を迎える。ここでも信者は念仏を唱える。戻ってお勤め、
そして朝食。早めにおかわりをした(^_^)
6:17 出発
7:05 山頂 南アルプスが大展望。同宿の夫婦、単独の男性と山座同定。
-7:25 男性は引き返したようだ。夫婦は梅ヶ島温泉まで一緒で、翌に静岡で別れる。
伊豆の山にはしごをするそうだ。広島から出てくると効率的に回らないとね。
7:35 三の池 一番の底部。ここから右に斜面を登る
7:48 希望峰 1980mだから七面山と同じ高さ。木がないので展望はばっちりだ。
-8:15 コーヒーを入れる。携帯電話がやっと通じた。アメリカへ出かける前の娘と話が
出来た。苔に雪が乗り、きれいだ。シラビソ、ダケカンバ。倒木と苔で北八つのよう。
赤テープが随所に着けられていて安心して歩ける。完全な尾根伝いではないので、
テープが助かる。
9:17 第2三角点 または、1964峰。また夫婦と一緒になる。広島名産の安
-9:43 政柑をもらう。ここからダケカンバと笹が増える
10:33 インクラ跡 インクラインらしい。ここにも敬慎院の旗と祈願の紙
11:42 八紘嶺 ここからも南アルプスの展望がある。また一緒になった夫婦
-12:35 と昼食。アナゴの干物を頂く。安倍峠から来たらしい夫婦ひと組もいた。
13:30 富士見台 ヤシオの木がちらほら
14:07 林道 地図と合わないし、標識もないがUターンする感じで下る
14:30 休憩 流石にうんざりしてきたので、ミツバツツジの花を見ながら休憩
15:10 林道
15:25 さつき苑
05/01
9:24 バス発
11:30 静岡で食事 バスで丸子(まりこ)宿へ。 |
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