国内の山歩き記録(1998年)
釋護法と信行:夫婦で山ある記トップページへ


.大山
 恒例の大山初詣に行って来ました。ついでに、87年から取り始めた記録を調べると、大山は46回目、初詣も89年から始めてますので10年目の記念すべき年でした(ナニガ??(^_^;))。
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日 程:1月5日(月)
山 名:大山、大山 
 小田急秦野===ヤビツ峠-山頂-見晴らし台-下社-女坂-大山寺
     8:13頃 8:18(平日のバスはこれだけ)
 ケーブル駅バス停=小田急伊勢原

天 候:曇り、いちじ小雪
メンバ:連れ合いとふたりで初詣
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 流石に正月も5日で月曜ともなると山に遊びに行こうという人は激減。たまたま月曜まで正月休みだったものですから、通勤電車の中で小さくなって初詣に出かけました(^_^)。それでも下社までは人出もそれなりにありました
が、山頂には数人が思い思いの場所に散らばっているといった感じでした。
 ところで、このところ少なくとも都市部の温暖化は進んでいますね。10年の大山初詣の間には雪の中を滑ったり転んだり、アイゼンを使ったりという事もありましたが、今回は異様に暖かかったです。霜柱もまともにありません。積雪は無くとも、10cm以上もある霜柱が盛大にできていたものですがねえ。今回は山頂近くで申し訳程度にチラホラとあるくらいです。山頂に到着した頃に、それまで塔の岳から主脈にかかっていた雪雲が拡がってきて、一時的に小雪が風に舞ってはいましたが。

 山頂からは富士山はおろか丹沢主脈も雲の中で見られなかったですが、空気の温度差のせいか、大島、江ノ島そして三浦半島に房総半島がぐぐっと迫ってくる感じでした。雲間からの光を反射して輝く水面も良かったですよ。
 山頂から見晴らし台方面への登山道、そうどなたが鳥居越えあるいはハードル競争と仰っていた登山道は、だいぶ整備されてました。少なくとも鳥居さんの雰囲気はなくなってました。見晴らし台にも多数のテーブル・ベンチが設置されてました。ここで一時休憩していると、隣のテーブルから上品な言葉遣いの会話が流れてきます。おやっと思って、振り向くと二人の老婦人がお節料理を食べながら談笑されてました。甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳なんて山名が飛びかってます。なんと、75歳になられるそうですが、肌もつやつやしておられ、お元気そのもの。うーん、20年以上も先にあの体力を持てるだろうか、更にはあの物静かな中にも迫力のある、「お主、できるな」といった物腰を会得できるであろうかと、考え込んでしまいました。
 とまあ、猿でもできる瞬間反省の後、下社にお参りしました。本殿の下に神水、さざれ石、灯明台等々があるのはご存じの通りです。正月にはここで御神酒のふるまいがあります。といっても5日ともなると巫女さんはいず、セルフサービスとなっています。おかげで、御神酒をごくごくと飲めたのは初めてであります(^_^)。
                      HBA01110、横浜のOSK


.カイサク新道から塔の岳
 久しぶりの首都圏の大雪でした。このチャンスに丹沢のスノーハイクに行かない手はありません(ちょっと、不謹慎かな(^_^;))。
 昨日のTAOさんの書き込みだと、今日は8番会議室の新春山オフだそうですが、掲示板を見ていなかったもので気が付きませんでした。というわけで、手遅れとなり、オフをさぼって個人スノーハイクに出かけてしまいました。
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日 程:1月11日(日)
山 名:塔の岳
ルート:
 小田急渋沢===大倉-戸沢-(カイサク新道)-カイサク小屋-
   8:40 8:45     9:07  10:30            12:50-13:17
 木ノ又小屋-塔の岳-(大倉尾根)-花立山荘-大倉
  13:45   14:13-14:35          14:57    16:40
天 候:曇り、のち雪
メンバ:単独
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 新春オフの大野山方面は如何でしたでしょうか。流石に雪の後だし、天気予報ももうひとつであったためか、渋沢からのバスは18人とがら空き状態でした。このうち、山に入りそうなのは15名。そのせいか、カイサク新道では、本谷を遡上してきた二人組に出会ったのみで閑散としていました。
 あっ、そうそう積雪の状態ですが、戸沢への林道は道の脇と真ん中に雪が残っている程度で、もちろんアイゼンは不要です。滝沢園の上の所に車の乗り入れ禁止の標識が出ていましたが、新茅荘前に4台、戸沢山荘のキャンプ場に4台いました。いずれも、チェーンを巻いていたようです。

 戸沢山荘近くの休憩所(派出所)から積雪も増え始めまして、数cmから10cmくらいで道路、登山道の全面が雪となります。ただ、ザクザク状態でアイゼンは不要でした。
 本谷F5の手前で沢とクロスするところで、念のためにアイゼンを装着しました。雪質もザクザクからギシギシの状態に変わります。セドノ沢を過ぎる辺りから30cmから40cmくらいになります。
 昨日に入ったのでしょうか、数人のトレースがあり歩きやすい状態でした。このトレースが無いとズボズボと踏み抜きながらの登りとなり、結構たいへんであったと思います。それでも雪のない時より時間もかかり、ヒーヒー言いながら、やっとの思いでカイサク小屋に到着。
 小屋の窓から中を覗くと、渋谷書策さんがストーブのところで何かしています。なんだろうと入ってみると、ビールの燗をしてました(^_^)。29日から逗留してるそうです。そろそろ降りようかという時の雪に、アイゼン持ってこなかったので、下山できないとぼやいてました。
 ここで、コーヒーをもらって休憩。ついでに餅入りラーメンを大急ぎでかき込み、塔の岳を目指しました。

 表尾根はいつもと違って、ほとんど人がいません。結局、ヤビツ峠に向かう6人と、塔の岳に行く1人に遭遇しただけ。でも流石に表尾根です。一部を除いて、道にはきっちりとトレースがついていました。積雪は50cmくらいで、ところどころが70cm以上もあったかな。木ノ又小屋の辺りから小雪が舞い始め、塔の岳では本降りになってしまいましたので、また積雪が増えるかも。

 塔の岳山頂も閑散としていまして、尊仏山荘にも4人がいただけです。蛭ヶ岳を往復してきた方の話では、蛭まではトレースがあるそうです。でも、蛭ヶ岳山荘の小屋番さんが、堂平から蛭ヶ岳山荘まで13時間もかかったそうで、救助隊が出たという事です。道志側は雪が深そうですね。

 大倉尾根の積雪はそんなには多くなく、トレースもしっかりとついています。階段が雪で舗装され滑らかな斜面になっていて、かえって歩きやすかったりします。
 花立山荘過ぎた辺りから積雪もぐっと減り、土と混じったグズグズの状態になりました。アイゼンをはずすのが面倒で、見晴らし茶屋まで着けたままでしたが、これは歩きにくい。もたもたしてるうちに、女性1人、男性2人に追い抜かれました。だいぶ時間も遅くなってきたせいもあるんでしょうが、あの賑やかな銀座通りの筈の大倉尾根で出会った人は、結局この3人だけでした。

 上で降っていた雪も大倉では雨になりました。濡れてしまったウインドブレーカー、ザックカバー等を始末しているうちに、渋沢行きのバスが到着。バスの中でスパッツをはずし、着替えをする有様でビールはおろか、コーヒ
ーも楽しめずに帰宅してしまいました(^_^;)。
                      HBA01110、横浜のOSK

幕山
 首都圏としては久しぶりの大雪に、表丹沢あるいは西丹沢とスノーハイク
を楽しまれているようですね。うらやましい。このチャンスにもかかわらず、
10年振りのインフルエンザで1週間以上も寝込んでしまいました。先週末
からやっと水泳を復活させ、本日は観梅を兼ねてリハビリ山行きに出かけま
した。この前に山に行ったのが1/11ですから、なんと1ヶ月も我慢をし
てたことになります(^_^)。
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日 程:2月11日(水)
山 名:幕山
ルート:
 湯河原==鍛冶屋、五郎神社-幕山梅園--幕山--大石平-しとどの窟
  9:20   9:45-10:00  10:20   11:40-12:40  13:34    14:40
 -しとどの窟入口バス停=湯河原
      15:07
天 候:快晴
メンバ:連れ合いと二人
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 P.Yokenさんが 94/12/17 に歩かれたコース(旧FYAMAの4番会議室、#564)のサブセット版、TAOさんが 97/3/29 に歩かれたコース(FYAMATRKの8番会議室か#568)から温泉を除いたものです(^_^)。私達は 94/2/11 にまだ体調復帰に自信がないものですから、間違っても雪中行軍のなさそうな軽いハイキングコースを選びました。もちろん、4年前に行ったときに幕山公園で見つけた梅の植林を見物するという下心もあります。

 さて、湯河原駅前の鍛冶屋行きバス停に行って驚きました。幕山梅園が 96年にオープンしたとかで、梅見物のお客で溢れています。私達が前回行ったときは中型バスの運行で、お客もハイカーだけでしたけどねえ。鍛冶屋行き以外にも公園近くまで入る梅園行きの臨時バスまで出ています。もちろん、大型バスであります。
 うまい具合に、鍛冶屋行きバスがすぐ構内に入ってきましたが、お客がバスに乗ったり降りたり、なにかもモタモタともめています。長~い列の後ろにいるので様子がわかりません。「どうした、どうした」と言ってるうちに、10人くらいを乗せただけのバスが出てしまいました。「待てえー」と叫んでも、すでに遅しであります。全く、不親切なバス会社であります。タクシー代、返せえー(~_~メ)。

 五郎神社からは公園まで20分くらいの車道歩きですが、ここもひっきりなしに梅見物のタクシーと乗用車が入ってきます。道が狭いため、車がすれ違うたびに歩行者も止められてしまいます。小田原から湯河原そして熱海と梅の名所はいっぱいあると思いますが、凄い人気なんですね。驚いた。
 公園にはいると、左側の小川につながる広場にはステージにログ作り風の小さな売店が十数軒並んでます。右側の幕山に登る斜面にたくさんの梅が植えられていますが、残念ながら2分咲きにもなってません。それでも、この集客力ですから凄いものですね。その上の幕岩では大勢のクライマーが取り付いて練習してました。

 幕岩の下を通る整備され尽くした遊歩道を約1時間で山頂です。茅に覆われた山頂のそこかしこに溶けきらなかった雪が残ってますが、好天に恵まれ真鶴半島、相模湾を眺めながらのんびりと食事できました。
 山頂の周回コースをぐるりと回って南郷山方面に下りましたが、ここにはまだしっかりと雪が残ってました。南関東でこの標高なのに、雪が残ってるんですね。大石平へ分岐してからも暫く雪が残り、一部は凍結してました。

 大石平で車道に出て10分ほどで、しとどの窟入口の標識があります。今回初めてですが、ここからはしっかりと山道なんですね。整備された観光コースじゃないんだ。雪で倒れた木が道をふさぐし、梅園から来た人が諦めて引き返してました。というわけで、久しぶりの山歩きにメロメロになりながら(^_^;)、やっとたどりついたしとどの窟ですが、日陰で寒いのなんの。岩屋の中に安置された観音像群にお参りして、そそくさとバス停を目指して参道を登りました。両側に灯籠と弘法大師像?の並ぶ参道も雪を被ってましたね。上はちょっとした広場になっていて、大きな弘法大師像と子安地蔵の祠があります。目の前の白銀林道に出て左の城山トンネルを抜けるとバス停がありました。ここは、かながわ景勝50選で椿平というらしい。しかし、もう城山に行く気力も、なんと予定していた温泉に行く気力もなく(軟弱(^_^;)、湯河原にとって返しました。ところで、湯河原・熱海行きのバス時刻は、13時から16時の間ですと
    13:01,41  14:21   15:11,51   16:30
となってました。
                       HBA01110、横浜のOSK


高川山
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日 程:2月22日(日)
山 名:高川山
ルート:
 中央線・初狩駅-男坂・女坂分岐-山頂-初狩・大月の中間点(ウン??)
       9:25     10:05    10:40-11:20   12:40
 -初狩
  13:40
天 候:快晴と思いきや高川山では曇天
メンバ:単独
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 てなわけで、8時前に出ても16時前には帰れる高川山を目指しました。たまたま乗った横浜線の電車が町田で特急待ちで停車しました。「うん、特急?、快速かな」と思ってたら、そう例のハマカイジ号でした。もちろん、時間を稼ごうと乗り移りした。大月まで一直線、おまけに大月では数分後に発車する普通列車が待っているじゃないですか。ラッキー(^_^)であります。大きな声では言えませんが、検札が・・・あっ、なんでもありません(^_^;)。
 展望のハイキングコースとして有名ですし、これまでにも何度かレポートもありますので、詳細は省略します。途中、所々に雪が残ってますが、一部の凍結部を除いてザクザクもしくは泥を被っていてアイゼンを必要とするほどじゃありません。
 大月あたりから出始めた雲が遠景を隠してしまい、頂上から富士山・三ツ峠はおろか山の展望はなし、下の平野部が見えるだけです。そのかわり、頂上直下の標高800mくらいまで霧氷に覆われて、まるで全山に白い花が咲き乱れた感じです。頂上には意外と人が少なく20~30名くらいでしょうか。足の踏み場もないといった時もありますから良しとしましょう。

 早めの昼食をとって田野倉を目指して下山を開始しました。禾生への分岐を過ぎたところで、やたら騒がしいオジサンオバサン集団に追いついてしまいました。やっと道幅に余裕のありところで、追い抜かして頂き、少しでも遠ざかろうと走り下りました(ヤナ奴(^_^;))。この時に田野倉への分岐を見落としたんでしょうね。どうも進行方向が北に寄りすぎています。このままま行くと中央線の方に出てしまいそう。まあ踏み跡もあるし、良いかと直進を続けました。途中、田野倉へという手書きの小さな標識がありました。結構な勾配の斜面をトラバースすることになりそう。雪もしっかりとあって、もちろん踏み跡もありません。こりゃヤバソウと無視する事にしました。
 そのうち積雪が増えはじめ、藪っぽくなってきました。踏み跡も完全に消えてしまいましたが、尾根に沿って下りて行けそうであります。雪を被っていて分かりにくいですが、なんとなく一部に廃道らしい感じも残ってますしね。この辺りは山工事が多いので、ひょっとしたら新設林道で人工崖がと「CompOnさんの権現山レポート」が脳裡をかすめましたが、折角迷い込んだ久しぶりの道なき道であります。それに大月方面に出るコースを読んだような記憶もあるしと、前進を続けました(イイカゲンな性格(^_^;))。もっとも、方角からすると、大月よりも初狩寄りになりそうですが。
 てなわけで、石の間の雪をズボっと膝上まで踏み抜き、一方では雪で倒れた木と蔓に邪魔されながらも前進を続けました。1時間くらいのショートコースですが、楽しめました。下りたところは、中央線の巡視路みたいな細い道です。線路が邪魔で甲州街道に出られません。下真木の手前で中央線が笹子川を渡る辺りです。初狩の方が近いと笹子川に沿って歩き出しましたが、音を立てて激しく流れ込んでいる沢を越えることができません。土砂崩れで橋が無くなったようです。じゃあと取って返し、大月を目指しましたが、今度は道が無くなってしまった。CompOnさんの崖じゃなくて、線路と川で道路に出られなくなってしまった(;_;)。やむを得ず、下山地点で線路工事をしていた人にお願いして・・・です_(..)_ペコリ。

 6分待ちの列車も空いていまして、本日のツキを反芻しながら駅前のコンビニで入手したビールを楽しみました(^_^)。
                       HBA01110、横浜のOSK


大山北尾根
 1月の「まっぷこんた」さんの大山不動尻レポートに始まり、ダンさん、YANAさん、CompOnさんに「ひろ」さんと続いた北尾根の話が気になり、雪のの状況調査に行って来ました。まだまだ積雪は相当あり、まっぷこんたさんと同じく途中で断念、不動尻経由で帰ってきました。
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日 程:3月7日(土)
山 名:大山
ルート:
 伊勢原駅=大山ケーブル駅-下社--山頂--北尾根の途中-山頂
    8:20      9:10     10:30  11:15-12:15  12:45
 -不動尻-広沢寺温泉入口=本厚木駅
   14:45    16:10
天 候:晴
メンバ:単独
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 5日の首都圏での降雪は予報ほどでなかったですが、大山山頂から北尾根にはこれまでの雪がそのまま残っている感じでした。まっぷこんたさんのレポートにありましたように、少なくとも1mは積もっているようです。雪の降った直後はともかくとして、こんな事は今まであったのかしら。

 できたら北尾根から黒岩、物見峠へと計画してましたので、少しでも早くと思い伊勢原から表参道を通って山頂を目指しました。途中、ヤビツ峠からの合流点をヤビツ側に入ってみましたが、ぼこぼこと穴の開いたトレースをはずすと膝くらいまで踏み抜く感じでした。これだと、やはりヤビツ峠までバスは入っていないかも。表参道も2つ目の茶屋を過ぎた980m付近から登山道の全面が雪になりました。トレースもしっかりあり、雪もザクザク状態でアイゼンは不要でした。山頂直下の石段部分はすっかり雪に埋まってしまい、かえって歩きやすかったです。その石段の上にある最後の鳥居ですが、雪で歩行面が高くなっていて、軽く手を伸ばすだけで鳥居の桁部分に届いてしまいました。
 山頂裏のトイレの横の通路も雪で持ち上がってしまい、トイレの屋根の端に手をかけながら通過する状態です。ダンさんの報告に「「この辺に案内板があったハズだけどなぁ」と話していたら、その方たちが見つけて上部の方を掘り出していました」とありましたが、その時のままの状態のようです。いま掘り出しましたという感じでした(^_^)。

 さて、北尾根です。まっぷこんたさんの報告時のまま変化なしで、「折れた木に赤テープが巻いてあるので、確かにここだと思うのだけれど、あのスズタケさえ、全部雪に埋もれてしまっている」状態でした。
 トレースも皆無でしたが、まあ折角だからと突っ込んでいきました。いつもならスズタケのトンネルを潜り抜けるところを、まるで開けた尾根を歩いている感じです。雪はだいぶ締まってきたのか、時々太股くらいまで埋まりますが、だいたいは膝下くらいまで踏み抜く程度でした。ストックを突き刺してみましたが、柄の部分が埋まっても底に届きません。ここらも1m以上はありそうですね。ブナ・ナラの林も背丈がぐんと低くなった感じです。

 30分ほど下っていきましたが、このペースだと煤ヶ谷到着が19時前くらいになりそうだと諦めました。のんびりと昼食をして引き返すことにしました。
   ・・・実は魑魅魍魎の黒岩~物見峠が恐かったりして(^_^;)。
引き返す途中で同じ年頃のご夫婦に出会いました。これから北尾根を下るそうです。残念、もっと前に出会ってれば、恐い黒岩もクリアできたのに。それにしても、何時頃にバス停に到着されたのかな。ひょっとしてfyamaのお仲間でしたらレポートをお願いします。

 というわけで、まっぷこんたさんと同じく不動尻に下りました。途中、例の薬師尾根への分岐を覗きましたがパス。踏み跡はしっかりとついていました。実は三峰への尾根を行くつもりだったんです。ところが、雪に気を取られて、分岐を見落としてしまいました(;_;)。新しいフェンスができている所もありましたが、今でもあの尾根に入れるんですかしら?。キャンプ場から上がってきてるのだと思いますが、広い遊歩道のようなコースも工事されているようです。広沢寺温泉の前にはログハウス風のマス料理等を出す店もできてました。イワナの塩焼き500円、生ビール(中)500円です(^_^)。

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笹子雁ガ腹摺山
 本社ヶ丸に行ったことのない連れ合いを連れ出したこの土曜日は波瀾万丈の一日でありました(^_^)。
 八王子駅で甲府行きに接続する電車が目の前を出ていってしまったのは、まあよくある事と許しましょう。高尾駅で切符を落とした事に気づきましたが、これもたまにはある事と諦めましょう。しかし、しかしですよ、やっと乗った普通列車でハッと目覚めたのが、目的の笹子をひと駅通り過ぎた甲斐大和駅・・・ここまで続くと流石に温厚な私もキレルのでありました(~_~メ)。
 が、しかし捨てる神あれば拾う神あり。急遽切り替えた笹子雁腹で楽しい出合が待っていました(^_^)。
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日 程:3月14日(土)
山 名:笹子雁ガ腹摺山
ルート:
 八王子駅=高尾駅=甲斐大和駅=笹子駅(^_^;)-新中橋入り口
  7:22     8:00    9:30        9:43        10:25
 -笹子雁ガ腹摺山-笹子峠-笹子隧道(旧)=笹子鉱泉(^_^)
   12:30-14:01     14:48   15:36
天 候:晴
メンバ:連れ合いとふたり。山頂で、すえぞおさんとお仲間に合流
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 というわけで悄然と下車した甲斐大和駅。一緒に下りた数人のハイカーは、それぞれの目的地に向かってしまい、ホームには人影もなく閑散としております。で、「さあ、どうしよう」「甲斐大和から行ける山は・・・でも地図がない」「遅くなったから石老山にしようか」「でも、次の登り列車は大月止まりだぜ」「そうだ、笹子雁腹のショートカットコース行ってみようか」。
 笹子雁ガ腹摺山に急遽変更し、やっとこ戻った笹子駅で「切符の紛失、おまけに乗り越しての戻り」の長~い事情を話すと、すんなりと通してくれました。やっと、ツキが戻ってきたようです(^_^)。

 昨年の2月には、新中橋から笹子雁腹に登って米沢山-お坊山-大鹿峠-甲斐大和と抜けましたので、今回はショートカットで笹子峠を通ってみることにしました。新中橋の手前に鉄条網で締め切られた沢沿いのコースがあるようですが、どうもあやしい。近くで作業していた地元の方に聞くと、舗装林道を約1時間半も歩いて隧道まで行くと入口があるとの事。こりゃあたまらんと新中橋のすぐ先の登山口から入りました。日当たりが良い斜面で、積雪はおろか、湿り気もない登山道を急登すると、約2時間で山頂です。

 山頂の標識の手前が、ちょっとした草原状の斜面になっています。既に、2・3組、10人弱の方が食事あるいは休憩をされています。本格的に昼寝の体制に入っている二人連れの横を、「やあ、すえぞおさんの昼寝モードそっくりであるぞよ」と通り過ぎて山頂へ。これだけ暖かいと定評のある展望ももうひとつです。富士山も霞の中で三ツ峠がやっとの状態でした。
 さて、食事にしようかと草斜面に戻って腰を下ろすと、少し下で昼寝をしていたお二人がむっくりとと起きあがりました。どうも横顔が「すえぞおさんとそのお仲間」に似ています。おそるおそる「すえぞおさん・・」と声をかけると、こちらを見上げたそのお顔はまさしく、お二人ではないですか。いやあ、なんたる偶然、なんという奇跡。笹子峠から来られたそうです。
 歓談に時を忘れ、気づくと1時間半も山頂に滞在してました。すえぞおさん達は、もう食事も終わっておられたし、得意の昼寝モードも終了したところでご迷惑であったかも(^_^;)。

 あつかましく、一緒に笹子峠経由で下山、車に便乗させて頂き、長い林道歩きをカットできました。加えて、連れていって頂いた笹子鉱泉では、静かな湯治場の雰囲気をたっぷりと楽しむ事ができました。ここでも、山談義に花を咲かせ、更には相模湖駅まで送って頂きました。
       ありがとうございました_(..)_ペコリ。

                       HBA01110、横浜のOSK

寄-雨山峠-鍋割山
 TVKで放映された丹沢紹介は良かったですね。朝日新聞でも草野さんの特集がされています。単純な私は鍋割山に行きたくなりました。しかし、いかに単純な私でも昨年の12月に鍋焼きうどんを食べに行ったばかりでもあり、大雪の後の雨山峠コース偵察を兼ねました(^_^)。
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日 程:4月5日(日)
山 名:鍋割山
ルート:
 小田急新松田駅=寄-みんなの森・登山口-寄コシバ沢-やどろぎ沢
    8:00発   8:00-8:20      9:25        10:30     10:59
 -雨山峠---鍋割峠---鍋割山---小丸分岐-林道-大倉
 11:10-11:20  12:05-12:15  12:37-13:22    13:54   15:00  16:10
天候:晴
メンバ:単独
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 というわけでヘリクツつけての鍋割山であります(^_^;)。いつも利用しているバスより早い便のためか、寄行きの乗客は少な目でした。ところで寄には新築住宅が随分と増えました。聞くところによるとリタイヤされた方達が住んでおられるとか・・うらやましい。

 さて、みんなの森キャンプ場までには所々に桜がありますが、8分咲きといったところでしょうか。桜見物にはもうひとつという印象です。思ったよりハイカーも少なく、寄コシバ沢の手前で10人くらいの団体に追いついた程度です。これから鍋割峠のコースをとられるとのこと。「シメタ、気儘に静かな山歩きができそう」なんてね(^_^;)。ところで、この団体には下山に使った小丸尾根でまた追いつきました(^_^)。

 登山道に少しは雪が残っているかとアイゼンも持っていきましたが、雪どころか乾燥していてドロンコにもなってません。やどろぎ沢に落ちてくる源頭、北斜面部分にはしっかりと雪が詰まってましたけど。
 鍋割峠分岐の寄コシバ沢を過ぎた所ですが、少し登りついで西斜面の山腹をトラバース気味に次のやどろぎ沢を目指すところがありますね。ここは以前から崩壊した所が数カ所ありました。これが、更に進行してしまったようです。本気で恐かったです。だって、足の置き場がザレていて、かつ平らな部分もなく、掴まるものもありません。下を見ると、これまた妨害物もありません。しっかり下まで直下降できそう。駄目押しみたいに、最後の所が崖になって切り落ちています。ジャンプ台じゃあるまいし(^_^;)。
 まあ、なんとかクリアして雨山峠、そして丹沢で一番長いと言われている鎖場を過ぎると鍋割峠です。鎖場は鎖もありますし、木・岩など掴めますので、先ほどのザレ斜面に比べればノープロブレムであります(^_^)。

 2回の週末を山に行けず3週間目になるためか、あるいは恐かったせいかわかりませんが、痛み出した足の付け根の筋肉を叱咤激励、やっと山頂に到着。山頂は予想と違って人が少な目でした。皆さん、桜見物に行ったのかしら。お陰様で、鍋焼きウドンも混むことなく、手早く頂くことができました。
 霞んではいますが富士山も見えたし、ポカポカと暖かく気持ちよく寝転がれましたが、ボリュームたっぷりの鍋焼きウドンで苦しくて「お昼寝モード」には突入できなかったです。
 ところで、不動の峰、棚沢の頭、蛭ヶ岳の稜線には相当雪が残っているようで白く輝いていました。まだ、暫くはアイゼンが必要そうですね。
 小丸尾根も全く雪がなく乾燥してますし、整備されていて歩きやすいです。急ぐときには良いかも。林道歩きの少し長いのが難点ですが、今回は下りたところで出会った歩こう会の女性と歓談しながらだったため、気が付いたらバス停に到着てな感じでありました。

                      HBA01110、横浜のOSK

本社ヶ丸
 中央本線で居眠りして乗り越したため行きそびれた本社ヶ丸に再チャレンジ
してきました。94年12月に単独で行ってますので、私は3年と4ヶ月ぶり
の訪問になります。
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日 程:4月12日(日)
山 名:本社ヶ丸
ルート:中央線八王子==高尾==笹子--追分/奥野稲村神社
      7:13    7:26 8:30-8:40        9:06
     東山梨変電所--登山口--清八峠-本社ガ丸山頂-広場
        9:50      10:07-10:20  12:00      12:41  12:54-13:40
    -角研山-廃棄櫓-宝越え-林道横切る-沢-林道-笹子駅
      14:30   14:45   14:48    15:15      16:00   16:26
天 候:曇り、時々日差しあり
メンバ:連れ合いと二人
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 中央線で乗り越して甲斐大和駅まで行ってしまい、笹子雁腹に切り替えたのが3月14日ですから、ほぼ1ヶ月ぶりの再チャレンジであります。今回は横浜線で十分に居眠りをし準備万端OKの状態で中央線に乗り込みました(^_^)。
 昨日が好天でもあったし、本日の予報はもうひとつでしたが、笹子駅で下車した人(全員が山歩きスタイルとは(@_@))は多かったですねえ。十数人の団体さんが二組いたせいもありますけど。もっとも団体さんは逆コースをとられたようです。山頂では出会いましたが、おかげさまで静かな山歩きを楽しめました。

 笹子駅を出て追分までの途中にタラの木を植えている場所が二カ所ほどありますが、もそろそろ芽が出てきていました。桜もほぼ満開の状態で目を楽しませてくれます。ところで、登山口から清八峠のコースは知る人ぞ知るのタラの準宝庫(メインは・・・教えな~い(^_^))でありました。ところが、植林のカラマツ育成のためでしょうか、下生えがきれいに伐採されてしまい、もちろんタラの木も無惨に切られて投げ捨てられていました。植林育成のためには仕方ないでしょうが、がっかりであります。主宝庫の方は大丈夫かしら。

 さて、山道の大部分から雪も消えて乾燥してましたが、清八峠の直下1500m付近からはまだ残っています。40cmくらいはあるようですが、歩く場所は踏み固められていて問題なしでした。
 清八峠の分岐をを左、東にとって、軽い岩のピークを越えると本社ヶ丸の山頂となります。ここからの展望は--南アに八ガ岳そして金峰に瑞牆と大菩薩等々の展望は抜群なんですが・・・今回は春霞の中にぼんやりと三ッ峠山、黒岳、笹子雁腹が望める程度でした。残念。

 山頂から鶴ガ鳥屋山方面に少し下ると、小広い平坦な尾根になります。周りはぶなを中心とした林になっていて、気持ちの良い場所です。食事と休憩、昼寝には最適の場所でありますよ(^_^)。3年前に決めた予定通りに、ここで食事をしまして、たっぷりと休憩しました。思ったより日差しが強かったらしくて剥き出しにしていた腕が真っ赤になってました。
 ここからは、北東に下っていきます。いくつかの小ピークをアップダウンしますと放置された櫓(もうバラバラに壊れています)に出ます。ここを越えると宝越えという標識のある分岐に出ます。直進すると鶴ヶ鳥屋山、北に下ると笹子駅となります。一部崩れた歩きにくい道を急下降すると林道、その林道に分断された登山道を更に下ります。この道には、前にはなかった荷物運搬用のモノレールが並行して走っていました。できたばかりの送電用の大型鉄塔がありましたので、その工事用なんでしょうね。

 戻った笹子駅では朝一緒になった団体さんとまたまた遭遇、いつもは閑散としている駅前がお祭りのようになってました。その中の何人かの真似をしまして私も近くの酒屋さんまでビール調達に走るのでありました(^_^)。

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茶臼岳、朝日岳、三本槍岳
 いやあ、行って来ました。すえぞおさんご一行に続いての那須温泉三昧。2日目は強風とガスの中ではありましたが、三本槍岳の周辺では広々とした幻想的な庭園を心ゆくまで堪能できました(^_^)。
 実は、持病の頸椎部から来る右肩不調で寝返りもできない状態、一方の連れ合いは腰痛でヨタヨタ状態と二重苦?でありましたが、どうなることやら(^_^;)。
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日 程:4月30日(木)、5月1日(金)
山 名:茶臼岳、朝日岳、三本槍岳
ルート:
 4/30:那須塩原==那須ロープウェー山麓駅--峰の茶屋跡--茶臼岳
     9:45         10:55-11:13          12:22     13:05-13:25
   -峰の茶屋跡--避難小屋--三斗小屋温泉
     13:54-15:00  15:10-15:20      16:05
 5/1 :三斗小屋温泉--隠居倉--熊見曽根-朝日岳-熊見曽根-清水平
        7:05     8:14-8:25    8:52   9:10-9:16  9:30-9:50  10:10
    -北温泉分岐-三本槍岳-北温泉分岐--北温泉--旭・北温泉入口
      10:25    10:50-11:00  11:24-12:05  14:15-15:15  15:41-16:00
    =那須塩原
    17:22発
天 候:1日目:晴れ、2日目:曇り、ガスに強風、雨
メンバ:連れ合いと二人
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 なかなか予約が取れなかった三斗小屋温泉も今回はゴールデンウイークの狭間であったせいか、一発でOK。それではコース設定をと泥縄計画に取りかかりましたが、いやあ魅力的なルートがいっぱあって悩みますねえ。まずはオーソドックスな茶臼、朝日、三本槍のルートとしました。すえぞおさんのレポでは、4/11にスノーハイクを楽しめたという事ですが、道の雪はほぼ消えていました。折角持っていったアイゼンはザックの底に収まったままでした。
 今朝早くはロープウエーが停まるほど風が強かったらしいですが、峰の茶屋跡では拍子抜けの穏やかなポカポカ陽気であります。ここにザックを置いてピストンした茶臼岳からは、遙か西から北西方面に雪を被った連峰が幽かに見えました。地元の監視員の腕章をつけた方に尋ねましたが、結局同定できませんでした(^_^;)。おそらく燧岳とか会津駒ヶ岳も見えてたんじゃないかなあ。
 さて、戻ってきた峰の茶屋跡の避難小屋で遅めの昼食です。ここの小屋は数年前には崩れて廃墟のようになっていましたが、避難小屋として新しく建て直されたようですね。積雪時の非常出入り口もついた綺麗なログハウスでした。今日は三斗小屋温泉に行くだけ。たっぷりと時間もあり、外のベンチで気持ち良くひなたぼっこをしていると、先ほどのボランティア監視員の方が来られました。かなりの年輩とお見受けしましたが、那須連峰をくまなく歩かれているようです。写真連盟の会員もされていて、どういうわけか写真まで写して下さいました。いつか、なんとかコンクールのトップを飾るかも(^_^)。

 ログハウスを回り込み、多少ガレ気味の道を急降下すると避難小屋がありました。ガラスも割れているし、荒れ気味ではありますが現役のようです。ここからは、今までの石がゴロゴロとしたいかにも火山という様相から岳樺の林と笹の落ち着いた山道に一変します。途中の延命水で喉を潤し、鼻歌まじりで機嫌良く歩いていると・・・な、なんと「熊注意」の札!!。ぎょっ、「そういや地図にも出没多しとなっていたっけ」とカウベルを取り出したのでありました。温泉小屋が見えほっとしながら渡った沢、何気なく見ると湯気が出てるじゃないですか。手を入れてみると、これが良い湯加減。堰き止めると臨時の露天風呂になりそう。
 さて本日の宿は大黒屋です。すえぞおさんご一行の利用された煙草屋とどう違うんでしょうか。前者は8800円、後者は7000円でしたっけ。大黒屋では、食事は自室になります。戦前まで使っていたような1人用のお膳に乗っ
てきます。夕食は、「ブタのショウガ焼き一切れ、タケノコ、ウドの煮物、ほうれん草のゴマあえ、オレンジ二切れ、澄まし汁」でした。全体に分量は少な目です。ちなみに朝食は、「小さな塩鮭、海苔、蒲鉾二切れ、温泉卵、みそ汁」でした。内風呂がふたつあります。4人がつかるといっぱいになる岩風呂と大きな四角い木製湯船の風呂です。こちらは、三方の窓は上から下まで開けっ放しですから内風呂といっても露天に近い雰囲気もあります。このふたつを1時間毎に男性と女性用に切り替えています。夕食前、寝る前に、そして朝風呂とたっぷりと堪能させてもらいました。オーストラリアから来て1年半になるという温泉大好きの青年と片言の日本語・英語チャンポンの国際交流も楽しめましたし、個室でゆったり寝られて大満足でした。

 あけて5/1、朝食は6:30ということで、山にしては遅めの7時に出発しました。傷害持ちの二人ではありますが、北温泉までならなんとかたどり着けるでしょう。湯気の立ちこめる沢を越えると温泉神社、ほんの20分ほどで三斗小屋温泉の源泉に到着しました。温泉は無色無臭でしたが、ここは硫黄臭が立ちこめていました。大きな岩の下でボコボコと沸いている音がします。ここからは、やたらに急登でやっとの思いでたどり着いた隠居倉ですが、なんとガスで眺望は皆無です。ここからは茶臼岳方面からの凄い風にあおられて体感温度がみるみる降下、完全装備に身を固めました。目の前に見えるはずの朝日岳も茶臼岳も影も形もありませんが、これだけ風が強いと足下の注意で精一杯です。どうせ眺望を楽しむ余裕なんてないから関係ないやと負け惜しみをぶーたれながら熊見曽根を目指しました。熊見曽根に荷物を置いて朝日岳をピストンしましたが、まあ行ったというだけですね。身体がぐらついて多少恐かったという印象だけであります(;_;)。
 それでも熊見曽根は交通の要所なのか数人に出会いました。諦めて峰の茶屋に引き返すというおじさんもいましたが、我々は行けるところまで行ってみようと予定のコースに足を進めました。これが正解でした。風の影に入りましたし、清水平から三本槍岳の広々としたハイマツと笹に灌木で造られた天然の庭園風景の中に我々だけという贅沢に浸りきることができました。実は槍という名前に怖じ気づいていました。きっと、途中で挫折するであろうと覚悟してましたが、なんと名前とは裏腹の悠揚迫らずといった雰囲気の山でした。
 たっぷりと堪能し縦走路に戻り昼食、予定通りに北温泉を目指す事にしました。途中のスダレ山で風にあおられましたが、小金沢連嶺の尾根にも似た感じの開けた雰囲気の尾根歩きを快適に楽しめました。ハイマツから岳樺そしてブナ、その下ではヤシオの林と変化に富んだコースでした。シャクナゲは少し膨らみかけた感じですが、ヤシオはまだまだ蕾は固いようです。
 だんだんと里山の雰囲気になってきてミツバツツジの花も見えてくると北湯温泉です。沢を渡ると大きな温泉宿、これが北湯温泉なんですね。入口の手前に大きなコンクリート製のプールがありまして、ひょっと見るとビール片手の男性がいるじゃないですか。なんと、これも温泉なんですね。宿の中にも内風呂、露天風呂がありました。もちろんハシゴしまして、ビールでしめるのであります。バス停までは林道をほんの30分弱です。バスを待つ間にとうとう雨が降り始めましたが、まずまずの山歩きを楽しめました。

PS 心配していた頸椎の持病も相方の腰痛もクリアできました。帰った翌日に早速、プールでリハビリしてきましたが、なんとかキーボードも打て、相方も起きて活動しております(^_^;)。

                      HBA01110、横浜のOSK



表題:石老山
.石老山
*[01* 日   付<]'98/05/05@日付
*[02* 山   系<]中央線@山系
*[03* コ ー ス<]石老山
*[04  地図・案内<]

(98/05/05火)連休の最終日、軽く行きたくて

8:51 竹山     日光が当たるのは久しぶりだわ
9:07 鴨居     橋本行きの後、快速が来た
9:50 八王子    がらがらの快速ビューやまなし。2階建ての綺麗な車両
9:56 高尾行き
10:20 高尾発
10:30 相模湖    バスは10:40
10:55 出発     シャガの群生、満開の状態。細くひゅーっと延びた葉、
           6ヒラの白い花びら、アヤメのように花びらが開く。
           ひとつおきに模様。真ん中にオレンジ色の丸い模様。周辺
           に紫色の班点。
11:45 融合平
12:10 山頂     やはり多い、追いついてしまったか。5分ほど滞在し出発。
12:45 大明神    山ツツジが最盛期だ。ツツジのトンネル!!
 12:55 見晴らし台  途中で出会ったおばさん達がなにか葉っぱを採取している。
           コバイケイソウみたいな葉だ。何かと尋ねるとウルチ。
13:15 林道
13:37 バス停    喫茶店でカレー、700円。
14:07 バス     8分遅れて14:15、昨日は混んでいて20分遅れだそうだ。
 相模湖駅でぴったりに高尾行きの列車。16時に家に戻る。


表題:大山三峰
.大山三峰
*[01* 日   付<]'98/05/10@日付
*[02* 山   系<]丹沢@山系
*[03* コ ー ス<]大山三峰
*[04  地図・案内<]

(98/05/10日)どうもぱっとしない天気が続く
7:24 竹山
7:35 鴨居     ぼちぼちとハイカーもいるが、少な目
7:57 町田
8:18 本厚木    バスに駆け込む。8:20バス発
8:54 煤ヶ谷
9:00 出発     4~5人のオバサンを追い抜く
9:54 物見峠分岐  夫婦一組
10:10 山の神    夫婦一組、男性ひとり。おにぎり。
 -10:15       10~30秒に1回、ドロドロという響くような低音。
           大室山で聞いた音だ。演習か。
11:17 弁当岩    既に数人の組がいて諦め通過
11:37 山頂     -11:40 8~9人がいて通過
11:52 南峰     いやあ10人くらいもいる。宝尾根分岐にも入り込んで
 -12:00       いる。食事。
12:07 ベンチ    唐沢峠への尾根に入る
12:46 食事終了   草広場で食事。沢に下りる方向にテープ、はずす。大山
           より男性ひとり。道の確認をされる。
13:00 Uターン   左に入る分岐を通り過ぎる。左が南で、直進だとどうも
           南西どっちかというと西。おかしいがテープも踏み跡も。
           しかし、やたら急斜面になり沢の音も近くになる。大山が
           左にありすぎる。諦めて引き返す。
13:23 分岐に戻る  隣り合わせの尾根だ。これは間違えやすい。
13:39 大山登山道
14:03 キャンプ場  14:15
15:00 広沢寺温泉  玉翠楼。1000円。自販ビール400円。
 -15:35       強アルカリでずるずるが激しい
15:53 バス停    16:01

 こんばんわ。ダックスフントさんの「足慣らしにはきつかった東丹沢縦走」
を読み、大山三峰そして唐沢峠への尾根を歩きたくなってリハビリ?がてら
出かけました。実は頸椎の辺りの不具合で首から肩が痛くて、医者からは
「無理するな」と言われてますが、山が呼んでおります(^_^;)。
 煤ヶ谷から大山三峰の途中で、これまで見たことのない花を見つけたり
唐沢峠への途中で道に迷ったりと十二分に楽しめました。
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日 程:5月10日(日)
山 名:大山三峰
ルート:本厚木駅=煤ヶ谷-大山三峰-唐沢峠への尾根分岐-不動尻
8:20 9:00 11:40 12:07 14:00
    -広沢寺温泉(玉翠楼)-広沢寺温泉入口=本厚木駅
15:00 16:01
天 候:曇り
メンバ:単独
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 てな屁理屈をこねて、回らぬ首を騙しながらの山遊びであります。
さて、物見峠の分岐そして鳥屋待沢へのバリエーションルートを過ぎた辺りで
高年の男性3人組が「珍しい花がある」と騒いでおられます。確かに、今まで
見たことがない奇妙な花で、なんかヒョロヒョロと延びていまして、葉もなく
茎も花?も半透明で肉厚の白いクラゲ質なんです。なんかキノコみたいですが、
ツボ状態になった花弁の中には雄しべ・雌しべらしきものがあります。下を掘
ってみると、これが数cm以上と深くて、球根みたいなのがついています。こ
れってなんの花でしょう・・・って、これだけイイカゲンナ描写じゃわかりま
せんね。デジカメには撮してきたんですけど。その後も気をつけて見ていると
山頂の手前のピーク(北峰)にも小さな群生がありました。

 山頂には7・8人おられて満杯状態だったため通り過ぎて南峰まで行きまし
たが、ここにも10人以上おられました。まあ、有名なハイキングコースです
からこんなものでしょう。ここから宝尾根への分岐ですが、随分分かり易くなっ
てました。今回は唐沢峠への尾根散策が目的なのでパス。
 唐沢峠への尾根に入り、ダックスフントさんが「尾根中間部のピークが若干
分かりにくいです。尾根自体は左の方に曲がって行くのですが、右手の方に下
って行く枝尾根があります。」と書かれている気に入りの広場で食事休憩とし
ました。ふと見ると、右手に行く枝尾根方面に誘い込むような赤テープがある
じゃないですか。唐沢川に下りられるのかもわかりませんが、後続のテープは
ありません。もし唐沢川に入っていくような人ならテープは必要ないだろうし、
いかにも迷わせる感じなので、はずしておきました。
 しばし休憩して左側への尾根を進んでいきますと、なんか南へ分岐する尾根
があります。しかし、踏み跡は直進方向(南西)にもついてましてテープもあ
ります。なんとなく変だなと思いながらも直進しました。次第に急斜面になり、
ついに沢の音が身近になってきました。前方を見上げると、ずっと左寄りに大
山は見えます。「ありゃー、やっちまった。」そうなんです、唐沢川の源頭近
くへと下りてきてしまいました。このまま、沢まで下りて唐沢峠に登り返すコ
ースも考えましたが、登り返しの急斜面を体調不調で這い登るのは、きつかろ
うと引き返す事にしました。これも結構な急斜面でしたけど、やっと戻って先
ほどの南へ分岐する尾根に入りました。ここから大山登山道は目と鼻の先です。

 ダックスフントさんのレポにある唐沢峠の東屋も見たかったのですが、今日
は温泉に入るという大きな目的がありますのでパス。一目さんに不動尻に駆け
下りました。
 その温泉、玉翠楼の手前にはイワナの塩焼き+生ビールの店があります。
うーん、悩みますよね(^_^)。しかし、ここはやはり首の温泉治療だと生ビー
ルは諦めて、温泉と缶ビールを選択するのでありました。入浴料は1000円
で若干高めですが、強アルカリとかで肌がツルツルを通り過ぎてズルズルの感
じになる露天風呂で汗を流しました。缶ビールは屋内の自販機で400円。露
天風呂の回りに庭園があり、休憩用のベンチと机があります。
 温泉にビール、いやあ極楽、極楽
      ・・・でも、首は治らずの1日でありました
                       HBA01110、横浜のOSK



表題:滝子山
.滝子山
*[01* 日   付<]'98/05/31@日付
*[02* 山   系<]中央線@山系
*[03* コ ー ス<]滝子山
*[04  地図・案内<]

(98/05/31日)晴天に恵まれるとの予報で急遽、久子と
           昨日の昼過ぎから久しぶりの晴れ
6:13 竹山
6:25 鴨居     先頭車両に乗る。女性ハイカーが一人いるくらいで山行き
          少な目だ。
7:06 八王子    丁度の乗り替え。次だと7:13だ。
7:26 高尾     7:13の大月行きに間にあう。26は小淵沢。
8:30 笹子     団体がいないせいか少な目である。10人くらい。
8:40 出発
9:15 ジャクショウり口  桜講演過ぎて5分くらい。公園で自転車の訓練している親
-9:20        子がいた。おやじさんは、なかなかの腕。走らずに岩に
          登っていく。入り口で身仕度しているとオバサン二人組
          み。ローランド共和国についてきたので、ジャクショウ
          行くのかと確認する。そうだとの事。ほんとかいな。
9:40 鉄塔
9:50 林道     835m。右斜めに登り口。
          確かに1000mくらいからハルゼミがにぎやかになる。
10:49 1135m   単独のおじさん。大きなブナが出てき始めた。葉が茂り
          木陰になっている。涼しい風、湿気も少なくて快適。
          久子の調子が出ない。通しで登るのが無理なのかも。
10:54 1180m  やせ尾根が始まる
11:08 1260m  岩場
11:27 1355m  岩場
11:35 1390m  岩場、前の印象と違って軽い。秋で下まで見通せたせいか
12:05 1510m  縦走路合流。久子がばてばて。
12:29 山頂手前   小広くなった窪地で食事。1560m。虫が多いや。入り
 -13:05       口で会ったおばさんふたり組みが来た。やはり間違って入
           ってきたらしい。地図持っていない。
13:30 下山     八ガ岳がかすかに見える。5条岩はそれとわかる。大谷ヶ           丸からハマイバ丸、黒岳の稜線はばっちり。少し右に離れ
           て雁腹。遠くに甲武信ヶ岳。
14:58 切石     上の小屋は跡形もなく造林小屋は崩れていた。そのかわり、
           新しくドラム缶風呂のある小屋ができていた。この道は思
           ったより下山に快適だ。
15:24 林道、道証地蔵
16:10 中央高速
16:25 笹一酒造   試飲、酒アイス。原酒の購入。西沢渓谷に2週続けて行っ
           たというおじさんと雑談。もう楽しくてという笑顔が良い。
17:06 笹子駅

 天気予報によると、この日曜日は梅雨前最後の晴れ間だとか。こりゃあ山に
行かないと申し訳が立ちません(^_^;)。ちょうど東岳さんの滝子山レポへレス
を書いたところだったものですから、一も二も無く「滝子だー」と、2年振り
に南稜(寂しょう尾根)から登りました。
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日 程:1998年5月31(日)
山 名:滝子山
ルート:
  高尾==笹子駅--ローランド共和国の標識--鉄塔--林道横断
  7:26 8:30 9:15 9:40 9:50
  浜立尾根合流-山頂手前の窪地-山頂-道証地蔵-笹一酒造-笹子駅
12:05 12:30-13:05 -13:30 15:24 16:25 17:06
(相棒が不調であったため、ゆっくり目の時間になっていると思います)
天 候:晴れ
メンバ:連れ合いと二人
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 今回は、東岳さんを悩ました金属音の大合唱の検証?を目的にした滝子山
詣でであります・・・というのはウソです(^_^)。でも、そんな凄い大合唱な
ら、一度は聞いてみたいというのも半ば本気。
 久しぶりに南稜から入ってみましたが、入口にある例のローランド共和国は
健在でした。相変わらず、人の気配がないですが、荒れ果てているわけでもな
いし、利用されているんでしょうねえ。
 ところで、ズミ沢からのローランド共和国への分岐に少し入ったところで身
支度してますと、女性二人連れのハイカーがやってきました。まだ、あまり山
慣れしていない印象です。私達がいるのでコースを間違えないかなと心配して
たら、やはり我等の後をついてきます。念のため「寂しょう尾根ですか」と確
認ししますと、「そうだ」との返事。浜立尾根との合流も過ぎて山頂手前の窪
んだ広場で食事してると、だいぶ遅れて到着されました。「道証地蔵に造林小
屋、鎮西ヶ池がなかったが・・」と聞かれてしまいました。やはり間違えるきっ
かけを作ってしまったようです(^_^;)。

 さて、肝心のハルセミ?の大合唱ですが、南稜では案外と静かで1000m
越えたあたりから中合唱が始まる程度でした。もっともズミ沢の方ではばっち
りと大合唱を味わうことができました(^_^)。

 南稜は木陰を涼しい風が吹き抜ける気持ちの良い登りでした。山頂では、金
峰山から八ガ岳も眺められましたし、黒岳・破魔射場丸・大谷ヶ丸と少し離れ
て雁ガ腹摺山の稜線を堪能できました。なによりもズミ沢から下りたので例の
笹一酒造での試飲も楽しめるというオマケ付きでありました\(^_^)/。

                     HBA01110、横浜のOSK


表題:燧ヶ岳
.燧ヶ岳
*[01* 日   付<]'98/06/11,12、13@日付
*[02* 山   系<]尾瀬@山系
*[03* コ ー ス<]燧ヶ岳
*[04  地図・案内<]

(98/06/11木、12金、13土)甲武信ヶ岳の朝日登山が中止で、急遽
       夜行バスで尾瀬は池へ。久子の腰は大丈夫だろうか?

20:32 そごう第一
     駐車場   裕美に鴨居まで送ってもらう
22:32 新宿      住友ビル
23:00 池袋

5:00 御池     途中、3回くらい休憩、やっとうとうとしたと思ったら
 -6:05       到着だ。霧が立ちこめているが、直前に青空が拡がって
          いるのが見えた。少し寒いが、爽やかだ。ここからは専用
          バスで沼山峠に。そのバスが動くまで待機。ここで下りる
          のは我等、夫婦一組、単独の女性。単独の女性は燧ヶ岳ピ
          ストン、会津駒ヶ岳、田代山を予定しているとか。大阪方
          面から来ると効率よく回りたいだろうが、凄い。
          休憩所前のベンチで朝食。表示:1450m。
7:08 広沢田代   表示:1685m。ムラシキヤシオツツジ、イワカガミ、チン
 -7:37       グルマ、タテヤマリンドウ、ショウジョウバカマ、ヒメシ
           ャクナゲ、ワタスゲと花が豊富。そんなに広い湿原ではな
           いが、人のいない木道で大いに楽しむ。
8:15 熊沢田代   表示:1885m。広々とした湿原で、頂上より下がっている
          3筋の雪渓を背景にえんえんと延びる木道は気持ちが良い。
          会津駒ヶ岳そして平ガ岳の展望も。ただ、ここの湿原は少
          し乾燥気味じゃないだろうか。
 -8:40 木道終了
8:50 雪解け沢   を何度か横切る。表示:1995m。
9:10 雪渓     2050m~2140m。思ったより、規模の大きい雪渓だ。
 -9:30
10:05 2245m     7分休憩、シャクナゲはまだ蕾だ
10:10 爼嵓     (マナイタグラ)。尾瀬沼を見下ろす。会津駒ヶ岳、平ガ岳
-10:20       至仏山と展望良し。駒ヶ岳の後ろ遠くの雲海に浮かぶ山は?。
           平ガ岳の左遠く雲海の山は越後三山か。日光方面の山は雲を被る。
10:43 紫安嵓     こちらが山頂。尾瀬ヶ原を見下ろす好展望。
 -10:59
11:13 爼嵓      表示:2265m。実際は2346m。奥只見湖も。
 -12:00       昼食。
12:25 見晴らし台   分岐だ。結構急な岩斜面であった。途中にサンカヨウとキヌガサ
 -13:36       ソウ。虫が多くて休めず。
14:24 尾瀬沼    ここから大江湿原を通って長蔵小屋へ。ワタスゲもまばらだし、
           花も少ない。コバイケイソウが多いところだ。ミズバショウは終
           わりだ。少し、タテヤマリンドウとイワカガミ。ハリブキが多い。
14:44 長蔵小屋   なんと大規模な小屋だ。売店が二つに小屋も3つくらいある。
           ビジターセンターは別にしてもこれは山小屋の規模を越えている。
16:00 風呂     鉱泉みたい。四人はいるといっぱいの湯船だが、身体を洗うわけ
           ではないので、回転は速い。
            環境庁のビジターセンターでビデオ上映。自然観察会をやって
           いたが、不参加。多いときは六人部屋らしいが、今日は4人だ。
           夫婦。ニフティーのPRしておいた。

7:20 出発     山でこんなにゆっくりしたのは初めてだ。なんとゆっくりし過ぎて
          食事を食いそびれかけた。おまけに朝の到着客が大勢来初めた。小
          屋の前はもちろん、木道をぞくぞくと。いやあ歩きにくいこと。
8:24 沼尻ヌジリ   ナデッ窪への木道にはいると花が見られた。殆どのハイカーは休憩
 -8:45       小屋の方へ行くので、こちらは空いている。ヒメシャクナゲ、ミツ
          ガシワ。休憩所は人で溢れている。トイレの長い列。
10:45 三平下    東電山の家ともうひとつ小屋。休憩所もあり。ガスが出て尾瀬沼も
 -11:50       よく見えない状態。霧雨の感じも。ここで食事。
11:05 三平峠    帰る人も大勢、すぐ引き返す人も多いようだ。オオシラビソの森
           計測1790m、表示1762m
11:53 一ノ瀬    整備された場所と石のごつごつした場所と混在だ。相模原から
 -12:05       来たというお祖母さんと息子夫婦に会う。よたよた歩いている
           ようだが、結構早くて、休憩中に到着。写真を撮らせてもらう。
           帰ってから葉書にして出した。
12:50 大清水    バスターミナル、休憩売店、風呂もある。雨が降ってきた。イ
           ワナ、山菜天ぷら、生ビール、ソバ

 12日、13日と燧ヶ岳、尾瀬沼に行ってきました。12日は好天に恵まれ
花に眺望を満喫でき、明けて13日は生憎の天候でしたが、聞きしにまさる人、
人・・・のマンウオッチングも楽しめました(^_^;)。
 御池から俎嵓のコースに若干の不安がありましたが、5月の「すえぞお」さ
ん、先週の沈丁花さんのレポを参考にさせて頂きました。ありがとうございま
す_(..)_ペコリ。
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日 程:1998年6月12日(金)、13日(土)
山 名:燧ヶ岳、尾瀬沼
ルート:
  6/12
   横浜深夜バス=新宿=池袋==御池--広沢田代--熊沢田代-俎嵓
8:20 10:30 11:00 5:00-6:00 7:00-7:40 8:15 10:10
   --柴安嵓--俎嵓--ミノブチ岳--大江湿原-長蔵小屋
10:40-11:00 11:13-12:00 12:25-12:35 14:25 14:45
  6/13
   長蔵小屋-尾瀬沼左回り-三平下-三平峠-一ノ瀬休憩所-大清水
7:20 10:45-11:50 11:05 11:50-12:05 12:50
   大清水=新宿==横浜
14:40 19:?? ~21:00

天 候:12日 晴れ、  13日 曇りのち雨
メンバ:連れ合いと二人
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 6/12は事業所の休日、おそらくゴルフ休日ではないかと思いますが、同じ
棒を握るなら杖・・そうてす、山を目指すのは当然であります(^_^)。早くから
甲武信ヶ岳のバスツアを予約し安心しておりましたが、先週末に突如の中止連
絡。こちらからキャンセルすると違約金をたっぷりと取られますが、ツア中止は
電話一本で慰謝料もなし(;_;)。いやもう大慌て。横浜駅まですっ飛んでいって、
尾瀬行きの深夜バスを確保したのであります(^_^)。

 早朝の御池に到着したときは、睡眠不足かつ身体もこちこちでありますが、そ
こはそれ。すがすがしい山の空気に触れると身体もシャキっといたします。沼山
行きのバスから途中下車したのは、他に単独の女性と夫婦の3名だけでした。ご
夫婦は燧裏林道に行かれるとかで、燧ヶ岳を目指したのは私どもと単独女性の3
名だけ。足の速い女性はみるみる遠ざかり、山全部を独り占めしたような快感を
たっぷりと味わう事ができました。加えて、ミズバショウも終わり花の端境期だ
と思っていましたが、なんと広沢田代ではチングルマ、イワカガミ、タテヤマリ
ンドウ、ワタスゲ、ヒメシャクナゲ・・と咲き乱れているではないですか。うー
ん、思わぬ幸運でした。人っ子ひとりいない木道にしばし寝転がっておりました。
 花もまばらで少し乾燥気味の印象もある熊沢田代を過ぎて雪渓に到着。沈丁花
さん達の情報どおりアイゼンも必要なく危なげなしに歩けます。歩きにくい岩礫
帯という表示もありますが、四つ足を駆使できて登りはかえって楽チンでありま
す。流石に頂上の俎嵓・柴安嵓には20~30以上の人がいましたでしょうか。
やはり尾瀬ヶ原または尾瀬沼から来る人が多いようですね。ところで関西勢が大
挙して押し掛けてきているかの感がありましたが、おそらく関西の方の開放的な
パフォーマンスの影響による印象でありましょう(^_^;)。
 梅雨の晴れ間のおかげで南は尾瀬沼の背景に拡がる峰々、西側は広大に拡がる
尾瀬ヶ原を挟んで至仏山そして右に目をやると平ヶ岳に合図駒ヶ岳と大パノラマ
を楽しめました。尾瀬沼側の遠くに鬼の2本角のような山がちらりと見えました
が、あれは男体山かしら。会津駒ヶ岳の遙か遠には磐梯山?、平ガ岳の遠くには
越後三山?が雲海に浮かんでいます。

 下りは転げ落ちるようなナデッ窪を敬遠して燧新道のしましたが、この分岐の
手前にサンカヨウとキヌガサソウの小さな群生を見つけました。いずれも初めて
見る花で尾瀬沼のビジターセンターで調べたものです。それにしてもこのビジタ
ーセンターは凄いですね。スライドあるいはビデオの上映会と自然観察会を何度
もやっていました。環境庁の看板が出てましたが、直営なんでしょうか。長蔵小
屋の大規模なのにも驚かされました。売店、売店・食堂・休憩所、元長蔵小屋、
別館、本館とこれは観光地の大規模旅館並みですね。おまけに風呂まで入れると
は。ここまでになると、なんか複雑な思いがあります。まあ汗も流せたし、ひと
部屋で四人とゆったり寝られましたので余計な詮索は止めましょう。

 明けて土曜日、大清水に下りるだけでノンビリとしました。これが思わぬ誤算
でした。想像に絶する人出です。小屋の周りも木道も人・人・・・人の列。沼山
方面からも続々と入ってきています。これが噂に聞く尾瀬の大混雑なんだ(@_@)。
いやまあ歩きにくいこと。やっとたどり着いた三平下で食事休憩としました。こ
こも来る人、帰る人が交錯して目が回るようです。天気も昨日とはうって変わっ
て霧雨状態です。目の前の尾瀬沼も定かには見えません。テーブルの隣で食事を
始めた夫婦・・旦那さん「なにか向こうで波がうってるようだ」、奥さん「そこ
が尾瀬沼ですよ」といった調子です。
 話は変わって、尾瀬沼周辺にはハリブキが多いですね。「あれえ、タラの木の
大群生だ」と近づいてみると、これがハリブキ。あれは食えないんですよねえ。

 さて、下りる人が途切れたところを見計って大清水を目指しました。流石に随
分と整備された所が多くて立派な木の階段があちこちに設けられていますね。コ
ースが長いせいか周りに人がいない時もあり、霧の中の幻想的なオオシラビソ林
を楽しみながら大清水に到着。最後にイワナの塩焼きと生ビールでしめて、楽し
い山行きも完であります。

                     HBA01110、横浜のOSK


表題:カンディアンロッキー
.カンディアンロッキー
*[01* 日   付<]'98/07/10~19@日付
*[02* 山   系<]カンディアンロッキー@山系
*[03* コ ー ス<]
*[04  地図・案内<]

(98/07/10金~19日)30年のリフレッシュ休暇で久子と。これで海外の山
               は3回目だ。

7/10
 ̄ ̄ ̄ ̄
9:?? 鴨居駅    タクシーを呼んで出発。直通の横浜線に乗る。結構、勤め人が
          いるわ。YCATで予定より早いリムジンに乗る。
11:24 パスポート検問  まだ、やってるんだ。昨晩に仕事の片づけで深夜2時過ぎまで
           仕事したせいで、よく寝た。
11:25 第2旅客   うろうろして安そうな店で昼食。時間あって店をうろうろ。ウ
    ターミナル    エストバックを購入。
14:37 搭乗     カナディアン航空。なんか小型だわ。仲間は赤城さんという先
           輩男性、福岡から来たというオバサングループ、鎌倉から来た
           おばさん。ほんとは夫婦で参加の筈であったが、ご主人が体調
           不調でキャンセル。間際での復活ができなかったようだ。確か
           に、機内は満席だ。
15:10 離陸

6:00 朝食     5時に起こされてもた。時刻が遡り得をした感じ。左の窓から
          見える空は赤く染まり、右の窓はまだ暗く満月が・・。次第に
          左の窓から明るくなる。日の出だ。雲で陸地は全く見えない。
7:05 着陸     右の窓から雪を被った山脈が見える。バンクーバーは港街でも
          あるが、山も見えるようだ。
7:30 入国     簡単だ。
8:00 両替終了   名古屋から来るツア仲間を12時まで待つらしい。時間があり、
          どこかへ行こうかとリーダー塚本さんがタクシーの交渉を始め
          る。価格的にも時間的にも問題あり、やめる事に。待合室前の
          細長い公園をぶらぶらする。これでも時間を持て余して、空港
          の売店へ。サブウエイの親類みたいなエアウエイという店で同
          じ様なその場手作りのサンドイッチ。大きいので、ひとつを二
          人で分ける。
12:30 やっと機内
13:40 離陸     13:00の予定が遅れる。俺の大きなザックが上の棚に入らないので、
           もめた。下へおろして荷物室へと言ってるらしい。どうして良
           いかわからず、ザックより小さなザックを取り出し二つに分け、棚
           に納めて事なきを得る。
14:40 カルガリー  凄い入道雲の横を飛行する。ロッキー山脈を横切って、ここは
           平地だ。標高は1000mくらい。
15:15 マイクロバス出発  途中、時差が16時間から15時間に。
18:00 湖休憩    セメント工場のある湖。周囲は刃こぼれした鋸のような面白い山々。
           多分、2000m弱だろう。
18:30 バンフー     1500mくらいかな。BANFF PIARMIGAN INNに入る。
19:00 夕食     質はあまり良くない。
            雨も本降りになったので、入口のどこよりも安いという小さ
           な売店を冷やかしてから部屋に戻る。
            それからがたいへん。山靴を出すのにスーツケースを開けようとし
           たが、受け付けない。小型ナイフでこじあける。やっと開いて
           靴を出して閉じるとまた開かない。3回くらいこれをやって汗
           だくに。最後は杖まで動員して奮闘。遂に全てを出して捨てる
           ことにする。いやあまいった。
7/11
 ̄ ̄ ̄ ̄
6:00 起き出す   暑くて何度も起きる。結局、もう6時に諦めて起き出す。ケー
          スを再度こじあけて開いたままにする。捨てるとのメモを置い
          ておく。チップに10ドル余分に置く。
7:30 朝食     朝食前に散歩に出る。道の前にハイスクール、その横に網フェンス
          があって大きな鹿がいる。日本鹿のふたまわりくらい大きい。
          角も凄い。恐いなと思いながら見物。フェンスを回り込むと、なん
          と片側は解放状態。飼っていたんじゃないんだ。野生のエルクがの
          このこと食事に来ていたんだ。いや、驚いた。
9:00 出発     昨日のマイクロだ
9:30 ゴンドラ    4人乗りのゴンドラ。大勢の観光客。1610m。
9:41 ゴンドラ上駅  2305m。売店にも人が溢れている。東洋人が多い。台湾か。
          行儀が悪いや。木道で正面のピークへ散歩コースあり。
          Sanson peak 2337m。なんと突端に小屋と思ったら展示で中に入
          れない。寝るところもある。ピークからの戻りに宇宙線用のセンサー
          が展示されていた。
12:40 下駅戻る   ゴンドラ駅の横から歩いて下る。歩いて登る人も結構いるんだ。
1635m。駐車場にマイクロがいなくてリーダーが探しに行く間待つ。途
中、有名らしいホテルを見てから弁当を食べる場所へ。バーベキューの
できる湖へ。神社の鳥居のような面白い看板、休憩ベンチがある
という事らしい。雨の中、ファミリーでバーベキューをしている。我々は
バスで食事と傘をさしてベンチ組に別れる。ベンチで食事していると
地リスが出てくる。プレイリードックのように直立して前に手を合わせ
る姿がかわいい。それにしてもリスが多い。これだけ多いとネズミ
の繁殖並みにいろんな弊害が出てるだろうと思う。これを許容
する風土は凄い。
            時間があるということでバンフーに戻る。インフォメーションセンターに行っ
           て地図を購入。アウトドアグッズの店で花の本を購入する。うろうろ
           して疲れてきたので、喫茶店に入る。日本人がマスター。久子は疲
           れて居眠り。
           地下に下りると文房具店があった。インクジェットプリンターのインクとか紙
           がいっぱい並んでいた。日本のもの。筆記用具もほとんど日本
           製。
15:45 レイクルイーズへ  レイクルーズインに入る。周りに何もないところだ。本館、幾つかの離
           れの棟の集合体。2階建ての長屋のような棟の1階に我々の部
           屋。本館にプールがあり、久子と行く。浅くて子供用みたい。実
           際にも子供が遊んでいて泳ぎにくかった。久子はジャグジーに入
           って、そうそうに引き上げる。1600m。正確には1530mらしい。
            e-mailの自販機。4ドルで写真と音声付きで送れる。凄いな。
           試しに裕美に送ってみる。
7/12
 ̄ ̄ ̄ ̄
6:30 起床     おっ、青空だ。昨日より寒い。と思っているうちに雨が降って
          きた。
8:00 朝食
9:00 出発     日本人のガイドふたり。30代か。岡部という所長と黒けん。岡
          部さんは山ではなくスキーでこちらへきてから、学校に入りガイド
          資格をとったらしい。黒けんさんは、こちらに来て1年らしい。
9:10 シャトーレイクルイーズ 元は山小屋らしいが、今は大きな豪勢なホテル。観光客でごったが
          えしている。やはり日本人他の東洋人が多いや。1800m。
9:40 出発     ホテルの裏がレイク・ルイーズ、奥にはビクトリア氷河。絵に描いたような風
          景だ。鉄道を定年退職した人が吹いているというホルンに送られて
          の歩き。
10:35 休憩     遊歩道のように整備された道だ
10:45 ミラーレイク    小休憩
10:35        氷河を持つMt.アバディーンを眺めながら。ロドデンドロンという白い花
           を撮す。黄色い花はロッキーマウンテンゴールデンロット。
11:15 レイク・アグネス   2100m。ティーハウスの横を通過する。途中、レイク・アグネスに虹が架かる。
           ここからは急登だわ。
12:20 昼食     2300m。Big Beehive を回り込んでピークに来ているはずだ。東
 -13:00       屋風の休憩所あり。集団は10人以下という制約があり、7人づ
           つのグループに別れて歩いてきた。後続部隊を待ちながら昼食。
           眼下にレイクルイーズとシャトーレイクルイーズが。昼食中に久子の人参をリスに
           かっぱらわれた。鳥も寄ってくる。
            それにしても日本人が多い。次へ移動始めたところで中年夫
           婦に会う。地図なし、ガイドなし。身支度も散歩風。俺達のガイ
           ドに道を聞いている。良い度胸だわ。
            氷河からの流れに下る途中で例の底厚スリッパを履いた女性の
           いる若者集団が登ってくる。中国人か日本人か分からないが、
           あれでは捻挫しそう。
13:50        結構下り、ビクトリア氷河からの水の流れる河原に近づいたところ
           で、右に緩い登り。バターウイドーとかいうスミレのような花をデジカメ
           に納める。
14:37        ヤナギランの小型な花、リバービユティーを撮す。
15:10 ティーハウス    2130m。雨が・・。2階にあがってコーヒー他。1.5ドルと安いや。
           手前に馬を繋ぐ場所がって、3頭が雨に打たれてしょんぼりし
           ている。登りで出会ったときは元気そうだったのに。
15:40 下山     途中で、3頭の馬が下りてきた。岩の所で嫌がって下りようと
           しない。特に嫌がっている馬は足に怪我をしている。轍の蹄鉄
           が濡れた岩で滑るし、岩が段差の大きい階段のようになってい
           て恐いのだろう。遂に引率者の女性(マカロニウエスタンで見た長いコート
           を着た格好良いカウウーマン)が下りて、客に馬を譲る。怪我をした
           馬は手綱をもって連れていく。途中から馬専用コースに行ってしま
           った。
16:20        エレファントなんとかという花を撮す。
17:20 シャトーレイクルイーズ 17:45まで身支度と写真撮影
18:15 レイクルーズイン   14人乗りタクシーで戻る。
18:30 夕食     すごく晴れてきた
20:30 近くのスーパー  ビール買って帰る。疲れてバタンキュー。

7/13
 ̄ ̄ ̄ ̄
6:00 起床     昨日の整理を少しする。家に電話する。裕美のe-mailアドレスカが
          違ってたらしい。自民が敗北し橋本が退陣とのこと。共産党が
          大幅増加。天候不順で寒いらしい。
8:00 朝食     バイッキングだが、種類が同じで飽きてくる。
8:45 集合     今日は曇りだ。風もあるし、北の空に怪しげな雲。
9:10 出発     弁当の中身抜けの騒ぎで出発が遅れる。
9:30 モレンレイク    1920m。目の前にMt.バベル。遊歩道と展望台。観光客多いや。旧
          20ドル札の絵柄になったポイント。確かに濃いエメラルドブルーの湖の向
          こうに氷河のテンピークス、素晴らしい風景だ。
10:15 出発     トイレの前で2グループにわける。昨日と同じ別れ方。
11:20        10回の折り返しのあるという九十九曲がり(ゆったりとした登
           りだが、ひとつの辺が長いや)を登るとカラマツ林。途中でNo.
           1ピークの壁がキラキラと輝く。これを撮したが・・・・。
11:30 草原に出る  11:45まで休憩。草原の向こうに林、さらに背景にはテンピークスの
           素晴らしい拡がり。パノラマ用の写真を写す。霰が降ってくる。
12:00        登りの途中。ワイルドヘリオトロープを撮す。
12:10        Mt.エッフェル、ピナクルを撮す。細くとがったピークをピナクルというらし
           い。
12:28 ミネスキアレイク   2470m。湖の前で食事。風強い。霰も降り寒い。こんなところで
 -13:00       もリスが出てくる。後からきた2班も一緒に食事。えらく急斜面
           に見えるセンチネルパスを目指す。途中でモスカンピオンを撮す。
13:25        この斜面は凄い花畑であった。ただ風が強くて恐いところも。
           花も揺れて写せない。チョウノスkレソウの綿毛を撮せなかったのが残念
           だ。シルキースコーピオンを撮したが・・・。もうひとつの班は湖を回っ
           てから下山。
13:30 センチネルパス   2611m。向こう側にはパラダイスバレーが拡がる。向こうへの縦走も
           面白そうだ。風よけに石を積んだところにリスが出てきた。
14:10 レキウ戻り
14:43 休憩した草原
15:10        九十九曲がりのふたつ目の所で凄いブルーの湖、日光に当たって
           輝く氷河。うーん、写るかな。
15:45 モレンレイク着   早速、大きな土産物店にはいる。
16:00 マイクロバス発車  レイクルーズへ戻る
           洗濯機と乾燥機を使う。いずれも1ドル。面白いというか無骨な
           自販機だわ。
18:30 食事
21:34 バタンキュー

7/14
 ̄ ̄ ̄ ̄
6:00 起床     快晴だ。上弦か下弦の月が山の上に。
8:00 食事
9:08 出発     今日は女性の日本人ガイドさんだ。
9:25        ワプテック連山。ヘクター湖(幻の湖)。ボーピーク2800m。
          森林限界は2100~2300mらしい。Mt.クロウフットと氷河
9:40        ボーレイクとボー氷河
9:55        ペイトレイク。2100m。熊の敷物が拡がった形の湖
10:30 クロージング休憩所 1500m。北米最大の休憩所
10:40        3000m強のMt.Ameryと手前に拡がる湿地帯。ここにはバッファローの
           骨だけでなく人の骨も埋まっているらしい。
11:05 アサバスカ氷河  大きな施設。観光客も多い。熊情報が掲示されていた。
          連絡バス、雪上車と乗り換えて氷河の上へ。この上にコロンビア大氷
          原が拡がっているらしい。6本の氷河が出ていて、アサバスカが三番
          目に大きいらしい。コロンビア氷原に向かって左にも氷河が落ちてき
          てる。こちらはいまにも崩れそう。連絡バスの行路の途中にMt.アサ
          バスカへの登山口がある。ここまで車で入れば、日帰りで往復でき
          そう。もちろん、ピッケルの世界。連絡バス、雪上車の運転手が日本
          語、中国語で挨拶する。ふーん。ガイドによる説明、行きは日本
          語、帰りは中国語。雪上車の運転者は全員が女性であった。氷河          の上は、観光客でいっぱい。
           施設に戻り、Mt.アサバスカを望遠鏡で見ると3人のパーティー二組が
          下山中。大混雑の土産物店をうろうろ、CD-ROMを購入。
15:20 アサバスカ滝   1200m。落差はともかく水量があって迫力だ。ここも観光客多し。
16:30 ジャスパー着  ジャスパーイン。なかなか良い。部屋はメゾネット式で、1階がリビングに
          簡易キッチン。2階がベッドルーム。入口の小さな建物がフロント。別棟にプ
          ール、食堂。奥に部屋。
           荷物を置いて町に出る。バンフーよりだいぶ小さいが、馴染みや
          すい。各家は民宿をやっているらしい。庭に花を飾る普通の家も          あるが、人形等を置いているところもある。白雪姫とこびともあ
          った。1000mくらいのせいか暑い。乾燥はしている。久子がリッピク
           リームと肌クリームが欲しいと言ってドラグストアへ。アイスクリームを買って公
          園で食べる。公園には大勢いる。
19:00 食事
21:00 プール     誰もいない。レイクルイーズの子供プールより良い。深さもある。30分ほ
          ど泳ぐ。
23:00 寝る

7/15
 ̄ ̄ ̄ ̄
6:15 起床     薄曇り、TVではバンクーバーは荒天らしい。
8:00 食事
8:45 弁当もらう  麻弥と話をした。首相候補に小泉、小渕、河野、宮沢の名前が出
          ているらしい。
9:00 出発     昨日、尋ねたガイドの値段を黒けんさんから聞く。岩登りで35000
          円くらい。ウイッスラーマウンテンを目指す。
10:15 上の駅    ふたつしかゴンドラがないので待ち時間が長い。ロープウエーとは言わ
          ないらしい。なんとかway。2245m。2260mらしい。雨具を装着。
10:35        途中で雨がやみ、虹が出る。
10:45        2400m。雷鳥だ。white-tailed ptarmiganというらしい。
10:50 山頂     2440m。広々としている。もう少し高いピークが目の前にあるけど、
 -11:08      こっちが山頂?。赤茶けた山はMt.ターミナル。その横がマーモットマウンテンら
          しい。
11:25 上の駅
12:15 バス発
12:50 エディスキャベル  登山口。1730m。
13:45 エンゼル氷河  1875m地点から眺める
14:15 花畑     2030m。一種の峠になっている。一面が花だ。
15:30 氷河湖    エンゼル氷河から落ちてきたかけらが浮いている。1800m。
16:00 駐車場
17:20 ロブソンランチ   途中でBC州に入り、1時間遅らせる。
          スタッフが出てきてお迎え。日本人が多い。小屋番リーダーは大阪弁の
          お兄さん。Mr.LOCOだそうだ。木工芸術の勉強中とか。我等のリー
          ダーの塚本さんも、何ヶ月か働いたらしい。
           ちょうど、アルパインの別のツアが到着。リーダーはカナディアンハイキングの紹
          介本を夫婦で書いた増田さん。離婚したらしい。いい年のおじさ
          んで、日本語が少しおかしい。5人組で、おたく女性(30代
          か)がいた。バンクーバーから直行らしい。これからスタート、ヘリハイクら
          しい。寝室が3つあるログハウスが点在。俺達は bolsom というログ
          で赤木さんと一緒になる。
           キッチンとバスルームもある立派な施設だ。これまでで一番落ち着く。
          広々とした草原にログハウス、ブランコに乗ると目の前にMt.ロブソンだ。
          小屋の入口に砂糖水、ハチドリの餌。動きが早くて姿を見定められ
          ない。熊もよく出るとの事。
18:30 夕食     ロブソンは雲を被っている

7/16
 ̄ ̄ ̄ ̄
5:50 起床     ロブソンは相変わらず雲の帽子を被っている。ロッジに置いてあっ
          た記録帳を見ると日本人ばかりだ。
7:30 食事
8:50 登山口    921m。
9:00 出発     道の両側は森、羊歯、苔もあり北八つみたい。両側にハングルベリー。
          ハリブキが多い。
           赤のオダマキ、レッドエルダーベリーを撮す。
9:51 激流     河床が逆層になっているところへ氷河からの多量の水が流れて激
          流になっている。quartize from seabed to water fall。921m。
10:34 ラングライケン撮す
10:40 キニーレイク前木橋 914m。休憩、後続班も到着。今回は、A班に赤木さん参加。後続 -10:50      班のガイドは現地の人、黒けんさんが初めてのため。大柄な人で
          ホントの山人。ヘラ鹿かなにかをしとめ作ったジャーキーをもらう。う
          まい。この人の意見で時間が短縮できる馬道に入る。△の標識を
          木にうってある。藪で見通しが悪く、岡部さんが時々大声を出す。
          熊よけ。
10:55 キニーレイク    ホワイトホークを湖面に映している。写真で出るかな。914m。
12:40 キャンプ場   峠を越えてキャンプ場。1120m。雨模様の中、なんとかここまでは抜 -13:08      けようと黙々と歩いてきた。屋根のある休憩ベンチで食事。熊対応
          の食料吊しを設置した場所あり。川の向こうに監視員レンジャーの小
          屋、更に奥には幾筋かの滝。
13:40 河原     Uターン。1000m。チョウノスケソウの綿毛が一面に。
14:20 キニーレイク    人のコースで戻る。湖畔のキャンプ場で小休憩。995m。
15:50 入口     865m。俺と塚本ご主人がしんがりを努める。いやあ、長かった。
          戻って、今回は石鹸使って身体を洗う。
18:00 食事     山では最後の晩だ。19:30くらいまでわいわいと。
21:45        ねばったが、ロブソンの雲の帽子とれず。

7/17
 ̄ ̄ ̄ ̄
5:00 起床     朝日で赤く染まっているが、雲の帽子あいかわらずとれない。
6:00 朝食     弁当であったが、時間あるのでロビー?で食べる。
6:50 出発     今回のバスは大きいや。いやあ、これでロブソンともお別れ、今回の
          旅行も終わりだ。
8:26 休憩     ヘリースキーの立派な施設だ。ログハウスに犬小屋まである。
heli-ski thunder rige
12:15 カムループス空港 途中、果物マーケットのところで休憩。
13:00 フライト
13:40 バンクーバー
14:17 市内観光   大型ワゴンに日本人の運転手、冗談を言いながらガイドしてくれる
          が、我々の反応なし。疲れもあるが、それ以上に急に都会に出て
          面食らった。日差しが強い。
18:00 ホテル     ほっとした。市内観光は余分であった。土産物を買いがてら、食
          事をする中華料理屋へ。結局、OKショップで土産を揃える。
19:25 食事     ここの店の料理は美味しかった。

7/18
 ̄ ̄ ̄ ̄
5:00 起床     名古屋組はゆっくりで、成田組のみ。
6:20 出発     名古屋組の塚本ご主人と話をしてたらおばさん達も出てきた。見
          送ってくれる。
9:45 予定     CP-6の点検が遅れて、そのうちリタイヤしてしまった。なんだかんだ
          待ってるうちに名古屋組が来て、俺らを見てびっくりする。昼食
          券をもらって食事。
14:35 離陸     13:45のCP-3に変更、これも遅れてやっと出発。
          途中で、16時間進める。
7/19
 ̄ ̄ ̄ ̄
15:30 成田     乗り換えの赤木さんはすぐ消える。福岡組がもたもたして遅くなる。
17:05 バス発


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 流石の不良サラリーマンも周りが通常業務をしている間に10日間も休むと仕事
が溜まってしまい、ヒーコラ言ってます(^_^;)。はい、10日から19日とカナ
ディアンロッキーに行ってきました。参加したツアは、バンフーからレクルイーズ、
ジャスパーそしてロブソンと南から北まで走り抜ける貧乏根性丸出しの欲張ったコ
ース設定です。欲張りすぎて、各場所での印象が混乱・混沌、頭の中をぐるぐる回
っております。要所要所で山麓に沿った日帰りハイキングコースは歩きましたが、
まあ観光に近い軽いものです。もっとも3000m級の山はピッケル・ザイルを必
要とする本格登山の世界のようで、とても手が出せません。それにしても、山また
山の雄大さに圧倒されました。最初の内は、ここに住み着けば10年いや20年は
山歩きに呆けてられると感動してましたが、後半は食傷気味と相成りました(^_^)。
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日 程:1998年7月10日~19日
山 名:カナディアンロッキー
ルート:
  7/10 成田=バンクーバー=国内線=カルガリー=車=バンフー宿
  7/11 宿=車=サルファーマウンテン・ハイキング=車=レイクルイーズ宿
  7/12 宿=車=レイク・ルイーズ-レイク・アグネス-ビクトリア氷河下のハイキング
     =車=レイクルイーズ宿
  7/13 宿=車=モレン・レイク/テン・ピークス-ミネスキア・レイク-センチネル・パスのハイキング
     =車=レイクルイーズ宿
  7/14 レイクルイーズ宿=アイスフィールド・パークウエィ・ドライブ=ジャスパー宿
       途中、ペイト・レイク、コロンビア大氷原のアサバスカ氷河の観光
  7/15 宿=車=ウィスラーマウンテンのハイキング=車=Mt.エディシキャベル/エンゼル氷河のハイキング
     =車=ロブソン・ランチ宿
  7/16 宿=車=登山口-キニー・レイク/ホワイトフォールズのハイキング-登山口=車=宿
  7/17 宿=車=カムループス空港=国内線=バンクーバー宿
  7/18 バンクーバー=成田
  7/19 成田着
天 候:曇り、晴れ、雨、霰と勢揃い
メンバ:連れ合いと二人
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7/10 バンフーへ。スーツケース破損騒ぎ。
 取り敢えずの仕事を片づけるのに前夜遅くまでかかったせいで、飛行機の中では
爆睡。15:10の離陸でバンクーバーには同日の7:05到着。なんか儲かったような気がし
ますが、帰りには返済しなくっちゃならない。おまけに18日の帰りに予定便が欠航
という利息まで払わされてしまいました(;_;)。
 18:30にやっとバンフーに到着、BANFF PTARMIGN INNに投宿。標高は1500mくらいで
しょうか。夕食も終わり、さあスーツケースより山靴出そうとしたら開かないじゃないで
すか。何はなくとも靴は必須、1時間かけてこじ開ける羽目に。いやあ汗だくにな
りました。鍵の壊れたスーツケースは使いものにならずホテルに廃棄を依頼し、荷物は大き
いザックに移すことでなんとかクリヤしました。

7/11 バンフー。野生エルクを見て彼我のリスク感覚の違いを認識。サルファーマウンテンへ。
 6時に起きだし昨晩の騒ぎで見物できなかった町に出ました。山に囲まれた静か
できれいな町です。ジョギングしてる人、散歩している人、そぞろ歩きの観光客(日
本人がやたら多い)。道路の向こうを見るとフェンスに囲まれた草地で大きな鹿が食事
中です。なんと日本鹿よりひとまわりくらい大きく角も逞しいエルクじゃないですか。
フェンスを回り込むと反対側は開放状態、野生のエルクが食事に出てきていたのです。フラフ
ラと道路を渡って消えていきました。それなりに危険もあるという事で、日本だと
大騒ぎになりそう。リスク感覚、自己責任に対する感覚の差を見せつけられました。
 さて、サルファーマウンテンにはケーブルで登り、2337mのSanson-peakまで100mの標高差もな
い木道を歩いての軟弱ハイク。風当たりの強そうな頂上に小さな小屋があり、凄い所
に住んでいると思ったら、これは観光用の展示でした(^_^)。下りは駐車場まで歩
きました。町まで戻る途中の湖畔で雨の中の昼食。地リスの多いところでチョコチョコ走り
回っています。後ろ足でひょこっと直立し辺りを窺う様子は例のプレイリードックのよう
です。なかなかかわいい。バンフーの町を散策した後、レイクルイーズに向かいました。

7/12 レイクルイーズ。レイク・ルイーズからビクトリア氷河のハイキング。
 山にしては遅めの朝食の後、現地ガイドと合流してレイク・ルイーズの周辺ハイクに出発。
コバルトブルーに輝く氷河湖レイク・ルイーズを背景にしたシャトーレイクルイーズ・ホテルからハイキングコースに
入りました。リタイヤした鉄道員の方が湖畔で演奏するホルンの音が周囲の岩山に木霊し
て、なかなかの雰囲気であります。
 ミラーレイク、虹の架かるレイク・アグネスとふたつの氷河湖を越えて急登すると、お城のよ
うなシャトーレイクルイーズ・ホテルと湖を見下ろす約2300mの展望台に出ました。ここは、コース入
口から穂高のジャンダルムのように見えたピーク(big beehive)の上にいるはずです。展
望を楽しみながらの昼食です。リスに食料を盗まれるハプニングの後、いったん下って
ビウトリア氷河の下にあるティーハウスまで登り返しました。ティーハウスからの戻りに乗馬ハイキング
の馬と一緒になるコースがあります。雨に濡れた岩を蹄鉄をつけた馬が歩くのはたい
へんなようです。つるつる滑り、遂に一頭が反乱を起こして動かなくなってしまい
ました。怪我もしているようです。草鞋を履かしてあげると良いんじゃないかな。

 長文で済みません。後半部分です。
7/13 レイクルイーズ。モレンレイクとテンピークス、センチネルパス2605mへ。
 旧20ドル札の絵柄になったテンピークスを背景にモレンレイクを眺める遊歩道には大勢の観光
客がいました。日本人も含めて、おそらく台湾あるいは韓国から来た東洋人が目に
付きます。確かに有名な観光地だけあって深い緑色の氷河湖モレンレイク、その背景に拡
がるごつごつした10個の岩峰は素晴らしい眺めです。
 10回の折り返しがあるという九十九折のハイキングコースに入ると流石に人も減りまし
た。ヒーコラ・エッチラと登りをクリアするとカラマツ林です。程なくテンピークスがどーんと拡がる草
原ラーチバレーに出ました。バレリーナーが頭に着ける飾りのようだということでシーツカバレリーナ
とも言うらしい小さな白い6弁の花がたくさん集まって花束のようになったワイルドヘ
リオトロープ、ツガザクラ、インディアンペイントブラシ等々、行く先々でお馴染みになった花に出会
いました。
 広い草原の端には小さな湖ミネスティマレイクがあります。ここで雹と強風に震えながら
の昼食を終えて、今回のツアの最高地点であるセンチネルパスへ出発です。標高差は200mも
ない筈ですが、45度もありそうに感じる急斜面にはたじろいでしまいます。実際に
はジグザグのコースで見かけほどはきつくありませんし、モスカンピオン、綿毛になったウエス
タンアネモネ、チョウノスケ草等の花畑になっていました。峠に出ると向こう側には更に広大な
パラダイスバレーが拡がっています。目の前の雄大なテンピークスは、何時の日か縦走してみ
たいものです。おそらくピッケルも必要でしょうし、岩登りの技術は必須でしょう。
夢のまた夢ですね(^_^;)。
 宿への帰りの途中で珍しく渋滞。なんとブラックベアが道路まで出てきています。流
石に珍しいんでしょうか、見物渋滞でした。

7/14 レイクルイーズからジャスパーまでアイスフィールド・パークウエイのドライブ約7時間
 アイスフィールド・パークウエイは200~300kmくらいあるんでしょうか。1日かけて観光と移
動のドライブとなりました。途中、次々と出てくる岩峰、氷河と氷河湖に食傷気味。
こりゃあ、住み着いても歩き通せそうもありません。
 ドライブ中の目玉はコロンビア大氷原から流れるアサバスカ氷河です。雪上車で氷河の上ま
で連れていってくれます。大きなセンターは観光客で溢れてましたが、やはり目に付く
のは日本人と中国人です。雪上車のアナウンスも日本語と中国語でした(^_^;)。アサバスカ
氷河横のMt.アサバスカ、大きな雪庇の下を通るコースを3人2パーティーが下山していました。
ここならプロのガイドさんについてもらえば行けそう。いつか行ってみたいものです。
 なんだかんだで到着したジャスパー、何もなかったレイクルイーズよりは町です。庭先に
思い思いの装飾(花であったり、白雪姫と7人の小人の人形だったり)をあしらっ
た民家が並び、道路には観光用の馬車が走っています。遠くには様々な形をした山
々が拡がっています。うーん、天国ですわ。

7/15 ジャスパー。ウイスラーマウンテンとMT.エディスキャベルのハイキング
 ウイスラーマウンテンにもロープウェイがあります。2381mまでゴンドラで上がって約100mを登る軟
弱ハイキングであります。一時降っていた雨が上がり、綺麗な虹が架かるわ、雷鳥は出
てくるわ、小型アザラシのようなマーモットに出会うわと盛りだくさんでありました。
 大急ぎで下山して、次はMt.エディスキャベルとエンゼル氷河のハイキングコースです。ああ、忙
しい。しかし、エンゼル氷河の作ったモレーン地帯を抜けた峠越えで、これまでに出会っ
た花を取り揃えた大花畑に遭遇しました。ツア仲間の無粋なオヤジ連中(といっても全
員で3人ですが)も流石に、「おーっ」と歓声をあげてしまいました。朱・ローズ・
ピンク・オレンジそして白のインディアンペイントブラシ、、ウサギギクにピンクマウンテンヘザー、リバービユティ
ー等々の群生がこれでもかと拡がっています。エンゼル氷河の真下、氷河のかけらが浮
いている小さな湖を通過して駐車場へ。次はロブソンランチです。ほんと、今日は忙しす
ぎました。
 これまでのホテルとは違った山小屋ロッジのロブソンランチに到着してほっと一息。やはり
山小屋の方が落ち着く悲しい性ですわ(^_^;)。でも、山小屋と言っても立派なもの
です。広い草地にログハウスが点在し、境界にはラズベリーが自生しています。ログハウ
スはツインのベッドのある部屋が三っつ、そして共同の浴室・キッチンがついています。外
に置かれたベンチ型のブランコに座ると目の前にMt.ロブソン。もう少しで、このままドロッ
プアウトしてしまいそう(^_^;)。小屋番だけじゃなく、数人のスタッフも半数が日本人で
す。この日は、カンディアンロッキー・ハイキング案内を書いた増田さんがガイドをする日本人のツ
ア5人と一緒になりました。お客も日本人が多そうです。夜の10時頃まで待機しま
したが、Mt.ロブソンの頂上にかかった雲ははずれないまま、遂にダウンしてベッドへ。

7/16 ロブソンランチ。キニーレイクからホワイトフォールズのハイキング
 5時から起き出してMt.ロブソンとにらめっこ。どうしても頂上の雲がとれません。
氷河からの川特有の青く、温泉のような濁りのあるロブソン川に沿ったハイキングコースは両
側に羊歯、ハリブキが群生。苔の森と相まって日本の山を歩いているみたいです。
 キニーレイクの手前から現地の方のアドバイスにより馬道に入りました。見通しのよくな
い笹藪の道です。私らのガイドさんは定期的に大声を出してました。熊よけでしょ
う。ところで、レイクルイーズのハイキングコースでは乗馬ハイキングの人達に出会いましたが、こ
ちらは観光というよりレンジャーの荷物運搬用の感じです。
 ホワイトホーンマウンテンを映す幻想的なキニーレイクを過ぎ、広い河原を横切って峠を越えるとホ
ワイトフォールズを眺める休憩所に出ます。向こう岸にはレンジャーが常駐している小屋があ
りましたが、人里離れ熊も多そうな場所に住むには相当の勇気が要りそう。
 帰りは人用の道をたどって、登山口に戻りました。高々、6時間のハイキングでした
が、いやあ疲れた。

7/17 ロブソンランチからカムループス空港へドライブ。空路バンクーバーへ。
 早朝に朝焼けで赤く染まるロブソンですが、相変わらず山頂は雲の中。心残りです
が、やむを得ません。動きが素早くて姿形を見定めるのが難しいハチドリに別れを告
げてカムループス空港へと出発。ここで国内線で空路バンクーバーへと向かいます。機内か
ら雲の上に頭を突き出した一際大きな山・・・きっとロブソンでしょう。これで、取
り敢えずカナディアンロッキーとはお別れです。

 バンクーバーで市内観光に出ましたが、ツアの13人の仲間全員がガイドの冗談にも反応
せず沈黙状態でした。疲れもさることながら急に都会に出て呆然としてしまったと
いうところです。なんか、いまだに東京の街にも慣れることができていません。

                     HBA01110、横浜のOSK


表題:石鎚山
.石槌山
*[01* 日   付<]'98/08/11,12@日付
*[02* 山   系<]四国@山系
*[03* コ ー ス<]石鎚山
*[04  地図・案内<]

(98/08/11火、12水)中高時代の剣山はともかくとして、山歩きを初めてか
               ら四国の山は最初だ。
8/11
6:00 起床
6:30 論田     久子に車で駅まで
7:08 徳島発    到着時に切符は購入しておいた、7500円。
8:24 高松
8:53 高松発    田圃の所々に水を張っただけの区画がある。ため池というより
          休耕田に水をためている感じ
9:57 川之江    手前から瀬戸内が拡がる
10:20 伊予西条   バス停に走る。5分遅れの10:25にバスが来る
10:50        黒瀬ダム、そして40番?の札所、横峰寺
11:17 ロープウエー山麓  415m。バス代1080円。なんか、寂しい登山口だ。
11:30 ロープウエー発   片道1000円、往復1900円。
11:40 成就駅    1215m
12:00 成就社    駅から少し登ると鳥居、そして旅館と売店、奥に成就社
 -12:25       社殿に一番近い店で肉丼700円、バッチ300円。社務所で聞くと山
           頂には駐在いていないそうだ。下山時にお札を受けることにす
           る
12:34 鞍部     1265m。ブナ、ミズナラの大きな木に混じって、ミズメ、ヒノキ、
           シロモジ、ハリギリ、シナノキ、オオカメノキ、モミ、ツガ、コシアブラ、リョウブ、ナツツ
           バキ等の林
12:41 八丁     ここが底だわ。1245m(案内板では1300m?)。
13:15 試し鎖    通行少ないのか多少やぶっぽい。鎖にたどりつくまでのコースもそ
    74m      れなりに荒っぽい。鎖場、なんと聞いてはいたが太い鉄棒だ。
           鎖のように操れない。輪の部分に手を掛けて登るしかない。最
 -13:37       初は足をかける岩の切れ目もあり、それなりに登る。しかし、
           途中で足がかりもなく、濡れていて滑りやすい場所に。流石に
           あせった。フリクションを効かせ、腕の力も動員。「ズルッ、あちゃー駄
           目だ」の瞬間も。試しでこれか、もうやめよう。といっても、
           ここは行くしかない。必死になってよじ登る。上に着いたらふ
           らふら、手足が震える。が、なんと上は尖峰になっていて、ま
           た下りるしかない。なんと、登り以上に厳しい壁じゃないか。
           さっき、上にいたひとが、下りていったコースがありそうと探すと、
           巻き道に戻る多少は通りやすそうな鎖があった。下山の子供が
           来るのを待ってから、諦めて取り付く。短いとはいえ、厳しいコ
           ースだ。
13:44 休憩所    鎖を下りたところにしまっている茶店。きつい、手足が震えて -13:55       いる。巻き道を来た夫婦に聞くと、輪に足をかけて登るんだそ
           うだ。それもきつそう。
14:12 夜明け峠   1560m
14:27 二の鎖分岐  止めた(65m)。三の鎖(68m)は頂上社まで。は
14:40 土小屋分岐
15:15 山頂、弥山  手続き、ビール。部屋に荷物置く。個室だぜ。
15:45 天狗岳往復  岩の尖峰、岩を伝ってのコースだ。見ればわかるが、ペンキなどの印 -16:40       は全くなし。尖峰からの見晴らし良し。暫くゆっくりと滞在。
           家族連れが来て、先に下りていく。男の子の写真をとってあげ
           る。弥山に戻ったところで家族ぐるみで撮し、住所を聞いた。
             790-0965 松山市祇園町13-14 梅木孝司
17:00 食事     今日は6人だけ。自炊は俺だけ、ゆっくりと食事。今回は雑炊
 -18:30       がメイン。パンとコーヒーの後、ぐつぐつと煮た。あまりうま
           くない。
           担ぎ上げたみずではなく、水溜から柄杓ですくい上げた水で調
           理。
19:00        柄杓いっぱいの水で体を拭く。ひとりなので、裸になって拭き、
           さっぱり。論田に電話、タバコもOKなので、ゆったりと小道
           具をならべる。さあ、記録でも整理と思ったところで、若い男
           の子を連れてくる。ヨレヨレ、途中で恐くなって必死こいて登
           ってきたらしい。急に思い立って自転車で麓まで来たとか。仕
           事か移動かわからなかったが、徹夜で本州から帰省したらしい。
           食料なしで、この時間だと小屋も食事は無理。カロリーメイトをあげる。
           懐中電灯もなく、一緒に星空見ようと出たら、なんとツッカケで来
           ている。
20:00 星空     久しぶりの星空だ。天の川も見える。まだ、残照が残っており、
           少し明るいが、もう少しするとばっちりだろう。ツッカケの君は着
           るものもなく、毛布を巻き付けて出てくる。
8/12
4:45 起床     相棒に起こされる。一時間おきに目覚めてたらしい。
5:00-5:40      日の出。奥の院の前に宿泊仲間全員が座って待つ。雲かなと思
          ったら、ちゃんと水平線なんだ。少し上に雲あり。雲の縞が入
          り、木星みたいだ。
-6:25 朝食     時間あるので、ゆっくりと朝食とトイレ。コーヒー、パン、カップラーメン
6:35 出発     小屋の食事は7時かららしい。途中、3の鎖を上から覗きに行
          く。意外といけたかも。
7:08 二の鎖元小屋 絵馬に新規事業成功をお願いする
7:35 夜明け峠   天柱石への分岐あり、なんだろう。1680m
          第33早鷹王子社入口、といっても祠だけど。順番に下から番号
          がついているようだ。
8:32 八丁     この先くらいから登りの人達とすれ違う。日帰りが多いようだ。
9:05 成就社    1440m。札を受ける。昨日食事をしたところでカキ氷を食べる。
          登山届けに下山日時を記入。
10:30 成就駅発   時間あるので、無料のリフトでスキー場レストハウスへ行く。ロープウェーの30周
           年記念で石槌山の芸術祭をしている。1325m。
    山麓駅    バスまでたっぷりの時間。温泉は土日だけとか。諦めて沢水で身
           体を拭う。バス停前の食堂は材料がないとの事。大きい店の方へ
           行って、冷やしソーメン。本当にソーメンだけに近い。
           どうもこの店が一番大きいらしい、旅館もやっている。演歌
           をガンガン流しているのはいただけない。七〇歳くらいの女性と
           一緒になり雑談。18切符であちこちの山に行っている。また大
           雪山に行きたいとか、穂高は天気見て、コース選べば行けるよと教
           える。話に夢中で危うくバスに遅れるところであった。

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 こちらの会議室にレポ書き込みをさせてもらうのは初めての横浜のOSKで
す。よろしくお願いします_(..)_ペコリ。
 徳島の出身でありながら、四国の山に行ったのは35年以上も前の剣山だけ
では、あまりに悲しい。というわけで、帰省の合間を縫って石槌山に遊びに行っ
てきました。ロープウエーを使い成就社をピストンする一番ありふれたコースだと思います
が、しばしお付き合い下さい。
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日 程:1998年8月11日(火)、12日(水)
山 名:石槌山
ルート:
  8/11
   徳島=高松=多度津=伊予西条=ロープウェー山麓駅=成就駅-成就社
    7:08 8:53 10:20 11:30 11:40 12:00-12:25
   -八丁--試し鎖--夜明け峠-二の鎖小屋-山頂-天狗岳ピストン
12:41 13:15-13:55 14:12 14:40 15:15 15:45-16:40
  8/12
   頂上小屋-成就社-スキー場レストハウス-成就駅-ロープウェー山麓駅=伊予西条
6:35 9:05-9:30 ~10:30 10:30
天 候:晴れh
メンバ:単独
---------------------------------------------------------------------
 それにしても、西日本最高峰の石槌山にしてはバスの便が少ないです。帰り
は面河渓に下りたかったんですが、12:29のバスを逃すと17:09まで待たなきゃ
いけません。多少ともバス便の便利な成就社コースをピストンしました。

 夏山シーズンでお盆休みの時期ですから混雑は覚悟してました。ところが、歩
いた時間帯のせいでしょうか。がらがらで静かな山歩きを堪能できました。1
日でピストンされる方が多いようで、成就社スタートは8時から9時がピークのようです
ね。往復で7~8時間だとしても、下りてからどうされてんだろう??。でも、
おかげで登りと下りが交差するピーク時を除けば周囲に人影もなく、山頂の白石
小屋も相客は6人と信じられないような快適状態でした。
 かてて加えて、夕方に拡がっていた雲とガスが、日没直前に一挙にぬぐい去ら
れて青空が拡がってくれました。その夜の星空はばっちりであります。久しぶり
に天の川を堪能することができました。翌日は瓶ヶ森、伊予富士を前景に水平線
から登るお日様。遠くには剣山、瀬戸内も見えるじゃないですか。久しぶりに
2日間続けて天候に恵まれました\(^_^)/。

 ところで、鎖場はなかなか厳しいですね。まずは、試し鎖を登ってみましょと
行ったものの、「あちゃー、動きがとれないよ」状態になってしまいました。直
径が4~5cmで長さ20cm弱の鉄棒の両側に丸い輪がついてます。その輪が
繋がって鎖状にはなってます。でも、あれは断じて鎖じゃありません(^_^)。
 ロープのように掴めず、輪に手をかけて登りましたが、ボルトを手がかりに登
るのと同じ感じですね。それは良いとしても、岩につま先すら引っかけられない
場所が所々あって、おまけに濡れていて滑ります。仕方なく靴底全体を岩に押し
つけて、なんとかクリアしましたが、お地蔵様の祭られた尖峰にたどり着いた時
は、メロメロ(^_^;)。もちろん「もう鎖場は止めじゃ」と決定しました。
 が、なんとここは、登山路から外れた独立の尖峰じゃないですか。下りなきゃ
いけません。「そんなの詐欺だあ」と言っても手遅れ。こわごわ覗いた向こう側
の下り鎖は断崖としか見えません(^_^;)。うろうろしてたら、ありました。弱者
救済のコース、巻き道へ戻る少し楽そうな鎖場が。いやあ、まいった。まいった。
後で聞いたら、鎖の輪に足を掛けるんですって。えーっ気が付かなかった(;_;)
                   ・・・もし違ってたら訂正願います。

 さて、鎖場で体力を消耗、ヒーヒー言いながらとたどり着いた山頂です。笹もしく
は森の茂った優しくなだらかな感じの周囲の山々に対し、ここだけは岩山がまる
で戦艦のように大きく拡がり孤高を保っています。霊山とあがめられたのも頷け
ます。頂上小屋と奥の院のある山頂から岩伝いにピナクル状の天狗岳を訪問し、しば
し霊山の雰囲気に浸っておりました。
 小屋の相客は最初が5人、19:30頃に到着して相部屋になった無鉄砲な男の子を
あわせて総員7人とガラ空きです。7組の布団の置いてある部屋でのびのびと手
足をのばせました。ところで、この20歳前くらいの男性ですが、食料に懐中電灯
なし、サンダル履きでありました。非常用に持っていたカロリーメートを提供したら、むさ
ぼるように食べてました。仲良くなって、お説教をたれる私でありました(^_^;)。

 翌日は日の出を堪能した後、途中の鎖場を鑑賞(?)しながら、のんびりと下りま
した。成就駅からスキー場に向かうリフトがあります。途中のレストハウスまでは無料。レストハウ
スではロープウェー30周年の行事で、石槌山をテーマに池田満寿夫さんの版画他、絵画と写
真を展示してました。無粋な私には直接的な写真でしかわかりませんでしたが、
秋そして冬の石槌山も素晴らしいようですね。いつか再訪したいものです。

 ロープウエーで山麓駅に戻ると、一挙に暑さが押し寄せてきました。霊山に似合わな
い歌謡曲がガンガン流されているのも一因であります。あれは、なんなんでしょう。
ここしか店がないという奥まった所で、何の役に立ってるんだろう。
 温泉は土日しかやってないそうで、沢で身体をぬぐってさっぱり。もちろんバス
待ちの間にビールでプハーッ。いやあ、良い山行きでした。

                     HBA01110、横浜のOSK


表題:行者小屋、阿弥陀岳、中岳
.行者小屋、阿弥陀岳、中岳
*[01* 日   付<]'98/09/05,06@日付
*[02* 山   系<]八ガ岳@山系
*[03* コ ー ス<]行者小屋、阿弥陀岳、中岳
*[04  地図・案内<]

(98/09/05土、06日)やっと、久子との行者テント山行き

7:32 竹山    薄曇り、薄日は射している。このところぱっとしない天気
         が続く中、一番良い天気だ。
7:44 鴨居
8:24 八王子
8:53       ホリデー快速。特急がみっつもあった。流石に、乗客は少ない。
10:33 甲府
 :57 乗り換え
11:56 茅野
12:12 バス
13:00 美濃戸口
13:15 出発    この時間に登る人は少ない
13:45 巻き道   林道の巻き道、結構短縮になっているようだ
14:00 やまのこ村 昔の小松山荘
14:08 美濃戸山荘 沢向こうのトイレは撤去、内部に有料トイレ。改築したようだ。
 -14:20      北沢の入口が崩壊して修復工事中。
16:15 河原
16:43 行者小屋  早速、テント場所を探す。昨年の場所は空いていたが、荒
          れている。仕方ないので、その上へ。しかし、どうも狭く
          て斜め。その横に移る。先住テントあったが、充分広い。
19:00 食事終了  ちびちび。久子寝てしまう。雲とガスで空は見えない。
          時々、赤岳展望荘の灯りが。どうしてか、周囲は薄明るい

5:00 起床    なんか、静かなと天気がもうひとつ。それに疲れのせいか
         起きられない。このまま寝てようかとも思うが、えいやっ
         と起床
5:35 出発
5:47 中岳道分岐
6:40 縦走路   直前に崩壊しそうな鉄の橋。あまり整備はされていない道
         ところどころ、余分な踏み跡がある
7:12 山頂    いやあ、鎖も何もないが、岩をよじ登る感じ。恐かった。
         山頂は広い。ガスで展望は駄目。食事して下山。
         夫婦、オバサン二人はそのまま縦走していった。学生らし
         い集団と一緒になる。
8:08 分岐戻る  7分ほど休憩。やっと、山になれてきた。怖さが無くなる
8:29 中岳
8:38 中岳コル  中岳の後ろにガスで霞む阿弥陀岳がどーんと見える
8:54 文三郎分岐 学生集団は赤岳方面へ
9:00 下山    鎖を掴んでスピードアップして下りる
9:40 行者テント 撤収
10:25 出発
12:20 美濃戸山荘 15分、休憩
13:20 美濃戸口  風呂と生ビールにうどん


----------------------------------
 この週末、山梨地方の天候は良くなるとの予報を受けて、延ばしに延ばして
いた行者小屋テントのんびり山遊びに行ってきました。予報に反して、星空も
展望もさっぱりでしたが、阿弥陀岳では久しぶりにスリルも味わえました。
---------------------------------------------------------------------
日 程:1998年9月5日(土)、6日(日)
山 名:阿弥陀岳、中岳
ルート:
  9/5
   八王子=ホリデー快速===甲府===茅野===美濃戸口---行者小屋
8:53   10:33-10:57 11:56,12:12 13:00,13:15 16:43
  9/6
   行者小屋-中岳・阿弥陀岳のコル-阿弥陀岳-中岳・阿弥陀岳のコル
5:35 6:40 7:12-7:40 8:08-8:15
   -中岳-文三郎尾根-行者小屋-美濃戸口==茅野==八王子
8:29 9:40-10:25 13:20,14:47
天 候:曇り
メンバ:連れ合いと二人
---------------------------------------------------------------------
 昨年の8月に行者小屋でテント泊して文三郎尾根から赤岳そして地蔵尾根を
回って非常に快適だったものですから、今年もと狙っていました。ところが、
今年の天気の状態でしょう。のびのびになってましたが、やっと行くことがで
きました。のんびりと鈍行を使って、一日目は行者小屋まで。二日目も5・6
時間ゆったりと周遊するだけという山遊びスタイルは、行者小屋を起点に毎年
続けようと思ってます(^_^)。

 何回か報告されていますが、やまのこ村に変わった小松山荘を経由して美濃
戸山荘へ。南沢を通って行者小屋を目指しました。美濃戸山荘の前も工事中で
だいぶ変わってますね。沢の向こうにあったトイレは屋内の有料トイレになっ
てましたが、雨で崩壊したんでしょうか。北沢の入口も崩壊したらしく工事中
で回り道ができていました。

 途中、ハクサンフウロ、トリカブト、行者小屋では終わりかけのヤナギラン、
阿弥陀岳から中岳の途中にはチシマギキョウ等の花がありましたが、もう花に
替わってキノコが真っ盛りのようです。今年は特に多いんでしょうか、いたる
所に大きいのやら小さいのやら、白に黄色に茶色にとキノコの群生が目に付き
ます。昨年、会津駒ヶ岳で採取した通称カノシタと色も形も生え方も同じキノ
コを見つけました。特有の芳香がなく、しばし悩みましたが、採取は諦めまし
た・・ブナハリタケ??(^_^;)。

 私らの後からまだ2・3組が到着してテント場はほぼいっぱいの状態。若い
人が目に付きましたが、夏休み最後の山遊びでしょうか。皆さん静かでしたね。
天気予報に反して、遂に雲がとれないままで、楽しみにしていた星空を諦めた
せいもあって、ぐっすりと寝てしまいました。朝もやっとこさ起き出しました。

 翌朝も雲がとれないままで、これまた期待していた阿弥陀岳からの展望は皆
目。時々、赤岳、硫黄岳の稜線が顔を見せてくれる程度です。
 それはそうと過去ログ読ませてもらいましたが、最近ではティンクさんをは
じめ皆さん、阿弥陀岳への登り(下り)はあっさりと書かれていますね。なか
なかどうして、結構スリルあるじゃないですか。鎖なんかが用意されててもお
かしくないコースですね(このままの方が良いですけど)。カナディアンロッ
キーのハイキングでもあまり険しいところに行ってなかったものですから、こ
んなコースは3ヶ月ぶりでしょうか。慣れてくるまでの取っつき始めは恐かっ
たです(^_^;)。

 とまあ、阿弥陀岳を往復し中岳を越えて文三郎尾根を戻るという小周遊コー
スを楽しみ、早めに美濃戸口に戻りました。目的は、もちろん風呂と生ビール
であります。いやあ快適でありました。

                        HBA01110、横浜のOSK


表題:大山北尾根
.大山北尾根
*[01* 日   付<]'98/09/13@日付
*[02* 山   系<]丹沢@山系
*[03* コ ー ス<]大山北尾根
*[04  地図・案内<]

(98/09/13日)久しぶりの丹沢、大山に安全祈願

7:13 竹山    晴れて暑くなるそうだ。お釣りの出てこないバス両替機での運
         転手が面白いしゃべり。
7:27 鴨居
7:47 町田    7:56発
8:25 伊勢原   8:45バス いやあ、なんでこんなに軽ハイカー多いんだ。驚き。
9:00 ケーブル駅
9:18 ケーブル駅 急いだかいあって、ほぼ先頭に、9:30の臨時に乗れる。
9:45 出発    下社で参拝。名水の通路で心眼成就のお灯明もあげる
10:51 山頂    いやあ、1時間の壁が切れないや。11:05出発
          入口の笹のトンネルがなくなってしまった。メジャー化したよ
         うだ。歩きやすくなってしまった笹の坂を通過すると、アザミ
          の群生地。花の終わりかけ。15cmφの巨大キノコ
11:31       山法師の実がぢぶ落ちている。
11:40 ピーク越え  キノコとりのおじさん、続いて学生らしい4人グループに会う
11:54  〃    ここでは、食事中の二人組みに会う。逆コースかな。
12:00  〃    いつもススキなんかの藪こぎになる所。
12:12 鉄塔    この手前の登りもススキの藪こぎ。流石がに暑いので、通り過
 -12:35      ぎた木陰で食事をする。大学生集団は札掛へ下りていった。
12:51 山作業   杉の植林がきれいに枝打ち、間伐。作業中で昼寝していた。
13:20 一の沢峠  5分ほど休憩。これからのコース、うーんと悩むが、他になし
          まずは黒岩まで行くことにする。
13:33 林道    MTBの人がきたが、ハイカーはいない
13:44 黒岩    橋が流されてしまった。靴を脱いで渡渉。さて、どうしようか。
 -13:54      地図見ると宮が瀬の方が30分ほど短い。この荒れ方だと物見は
          途中で戻ることになるか。
14:34 キャンプ場 黒岩、上のコースに出て左へ。こちらは、荒れていない。山の神
          様の祠でお参り。そこで、ヒルにつかれたようだ。
           このハイカーを通らせないキャンプ場は座間市立清川自然の村
          だ。市立にしては不快なキャンプ場だ。
15:40 バス停   宮の平。ここまでの舗装道路は不快。忘れてきてしまったが、
          車の多さ、ローリング族・・絶対に入るべきコースでない。
           店でタオルを濡らさせてもらい着替え。国体の開会式かなん
          かにぶつかった。車が多い。


 (自分だけが思っている)恒例の「丹沢のひとり山開き」で大山に行って
きました。大山に行くなら北尾根に足を踏み入れるのは当然であります。て
なわけで、北尾根経由で宮が瀬のコースで下山しました。
---------------------------------------------------------------------
日 程:1998年9月13日(日)
山 名:大山、北尾根
ルート:
   伊勢原=下社--山頂--一の沢峠-黒岩-宮が瀬=本厚木
9:45 10:50 13:20 13:44 15:30
天 候:晴れ
メンバ:単独
---------------------------------------------------------------------
 そろそろ丹沢のシーズン開始。というわけで例年この頃ですが、大山に安
全祈願に行っています。今年もそろそろというわけで出かけましたが、いや
あ暑かった(^_^;)。下社に行く一番安易なコースで伊勢原からバス、そして
ケーブル利用をしましたが、バスは通勤ラッシュ並みの混雑でした。いった
いどうなってんだろ。まさか、皆さんが「ひとり山開き」じゃないでしょう
に(^_^)。

 ともかく、たいへんポピュラーなコースですから、変わった感じの部分だ
け報告しますね

 まずは、北尾根のポピュラー化でしょうか。人は少なく、途中休憩中の3
組に出会っただけですが、入口の藪トンネルは壊滅していました。まあ、歩
きやすくて良いですが。また夏の終わりの今頃だと、草が酷いかなと思って
ましたが、けっこう踏まれておりました。例の鉄塔手前と更にその手前のミ
ズヒの頭がススキを掻き分ける感じですが、これは例年そうですね。
 入口の少し先にあるアザミの群生ですが、終わりかけの花が残っている状
態です。コースから見える範囲ですが、キノコは少ないですね。先週末に見
た南八つの大群生とは随分違ってます。そのかわりというわけでもないでしょ
うが、山法師の実がたっぷりでした。
 ずっととんで、黒岩の所ですが、簡易木橋が流されて渡渉が必要です。3
本ありますが、最初の橋はOK。2本目は前から傾いていましたが、酷くなっ
て歩けません。沢に下りますが、水の無い所を歩けます。3本目は90度振
られて中州の方に移動しています。ここは渡渉が必要。まあ3m幅くらいで、
臑くらいの水深ですから問題はないです。靴を脱ぐのが面倒なだけですね。

 初めの予定では、物見峠から煤ヶ谷に下りるつもりでしたが、橋が流され
ているのを見て変更しました。物見峠までのコースは沢沿いですし、前から
荒れ気味でしたもんね。ひょっとして戻ることになると帰ってからの用事が
できなくなると、程度がましな筈の宮が瀬に切り替えました。
 実はこれが失敗。一度行って懲りた事を忘れてました。半分以上が舗装道
路で、やたらに車の通行が多いんです。熱くて臭い排気ガスに、トンネルで
の凄い騒音、うんざりしました。ついでの事にローリング族にぶつかってし
まい、頭が痛くなってしまいました。このコースは、絶対にやめるべきです。
おまけにヒルまで歓迎してくれましたしね。手についたヒルは、すぐに気づ
いて除去しましたが、足の方は帰るまで気がつきませんでした。シャワーを
しようと脱衣すると、踝の上が出血してます。ありゃあと思って、靴下を調
べると、コチンコチンになった黒い石のような塊がふたつ落ちてきました。
前にお付き合いした細長く逞しいメディウサのようなヒルとは種類が違うよ
うです(^_^)。

 ところで、このところの雨続きもあってでしょうが、宮が瀬ダムの水はたっ
ぷりでした。昔の道の一部が顔を出しているところもありますので、満杯で
はないのかもわかりません。
                        HBA01110、横浜のOSK


表題:畦が丸
.畦が丸
*[01* 日   付<]'98/09/19@日付
*[02* 山   系<]丹沢@山系
*[03* コ ー ス<]畦が丸
*[04  地図・案内<]

(98/09/19土)13に続いて丹沢だ。天気予報を信じて出かける

6:35 竹山    中央バス停へ行く坂で転んだ。どろんこになったが、タオルで
         拭いてごまかす。
6:45 鴨居
7:06 町田
8:00 あれー小田原
8:15 小田原   急行で引き返す
8:25 新松田   走る。西丹沢行きのバスに間に合った。ちょうどいっぱい。
9:00 大滝橋   丹沢湖が泥色に化している。上流から流れ込んだ木片他のゴミ
         だらけ。熊木沢の流入部だけ水色になっている。
          ここで、下りたのは夫婦一組と俺だけ。9:02に出発、下から
         キャンプ中の学生集団10人くらいが来る。
10:00       大滝沢沿いの道も橋の流失が多く、結構荒れている。岩づたい
          に道を探して渡る。一緒になった夫婦は予想に反して山慣れて
          いる。遂に、学生が動けなくなったところで、橋をかけ直す。
          アドベンチャーゲームみたいだと喜んでいる。
10:40 一軒家避難小屋
          この先も沢を右左に渡るが、コースがわかりにくくなっている。
          やたらにガマが多い。踏んづけてしまった(^_^;)。
11:20 大滝峠上  いやあ、きついわ。夫婦もすぐ来た。
 -11:35
12:20 畦が丸   夫婦に続いて到着。前のベンチで食事。ビールをもらってしまっ
 -12:55 避難小屋 た。健脚のようだ。渋沢から歩いたり、雪のある尾瀬とか。駒
          ヶ岳にこだわっているそうだ。
12:56 山頂    4分で通過
13:30 善六のタワ
14:15       こちら側の沢もわかりにくくなっている。テープもあまりない
          し、ペンキも消えたり、苔で隠れたり。
14:22 本棚    水量が多く迫力あり。寒い。二〇分も鑑賞。
14:52 権現山分岐
15:30 自然教室  この手前でも橋の流失、普通にわたれたはずのポイントで水かさ
          が増すなどで、なかなかワイルド。本棚でいる間に抜いたらしい
          夫婦に追いつく。重会いコースは駄目と手真似で教えてもらう。
           自然教室、バスの場所に車の店が出ていた。ビールとか簡単な
          食い物はOK。教室の自販機はなくなった。
           バスが待っていてラッキー
15:40 バス発



 13日に「丹沢のひとり山開き」をした以上は、天気もまあまあとなると、
この週末は丹沢訪問が義務であります(^_^)。今度は西丹沢だと、畦が丸に行
ってきました。大滝橋から入り、自然教室に抜けるオーソドックスなコース
ですが、登りの沢沿い、下りの沢沿いとも台風の影響で橋が流されたり、一
部コースが不鮮明になっていたりと、結構楽しめました。
---------------------------------------------------------------------
日 程:1998年9月19日(土)
山 名:畦が丸
ルート:
  新松田=大滝橋--1軒屋避難小屋-大滝峠上--畦が丸避難小屋
   8:25 9:30 10:40 11:20-11:35 12:20-12:50
  -山頂-善六のタワ-本棚の滝-西丹沢自然教室
13:00 13:30 14:22-14:42 15:30
天 候:曇り
メンバ:単独
---------------------------------------------------------------------
 というわけで、13日の日曜日に続いての丹沢でありますが、暫くこの山
域をさぼっていたせいか、どうも問題が次々と出てきます。13日はヒルで
しょ、水泡ができて赤く腫れております・・・痒ーい。で、本日は、自宅か
らバス停へ行く坂道で滑ってズボンをドロンコにしてしまいました。で、町
田から乗った小田急ですが、駄目押しのように、はっと目覚めたのが小田原
でありました(^_^;)。新松田まで引き返し、なんとか8:25のバスに走り
込めました。

 大滝橋で下車したのは、夫婦一組と私の3人だけ。乗客は30人ほどいま
したのにね。このコースは人気ないのかなあ。自然歩道なんですけどね。
 さて、大滝沢は水量も多くて気持ちの良い沢沿いの散歩コース・・と思い
きや、暫くすると沢を右・左に渡るようになりますが、殆どの簡易木橋が流
されていました。水量は多いですが、靴を脱げば渡渉できる程度ではありま
す。でも、該当個所が多いから脱いだり履いたりは面倒ですよね。なんとか
石の八艘飛びのできそうな所を探しては、冷や汗をかく羽目になりました。
 何回目かの流失箇所で大学生の10人くらいの集団と一緒になりました。
近くでキャンプしていて、時間つぶしに出てきたらしいです。山慣れないメン
バーが多いようで、動けなくなってしまいました。バスを一緒に下りた夫婦と
対岸に渡り、沢を挟み向こう岸の大学生とえいやえいやと橋のかけ直しをし
ました。アドベンチャーゲームみたいだと喜んでました(^_^;)。

 その夫婦の方のペースがよく似ていて、畦が丸避難小屋の前のベンチも同時
到着、で食事も一緒になりました。この時、ななんとビールを頂いてしまっ
たのであります。今日も暑くて、登る途中でもビ・ビ・ビールという状態で
したから、口は「いえ、とんでもない。結構です」と言ってますが、手は御
主人の確固たる意志に反して缶の方へ延びていくではないですか(^_^;)。い
やあ、うまかった。うん、これはツキが戻ってきたかな・・なんてね(^_-)。

 下山途中に本棚の滝にも寄りましたが、水量が多いものですから、凄い迫
力でした。暫く、飛沫を浴びながら呆然と眺めておりました。
 ところで、こちら側の沢も橋の流失、土砂崩れによるコースの消失、普通
なら飛び石伝いの所が通過できない等々の状態でした。加えて、ペンキが薄
くなったり、消えてしまっていたりと、若干わかりにくくなっていました。
足跡と雰囲気を拾っていけば、特に問題はないと思いますが、慣れていない
で緊張しすぎると、ちょっとしんどいかも。

 てなわけで、結構楽しみながら自然教室に到着すると、なんとがら空きの
バスが待ってくれているじゃないですか。やっと、丹沢山系もご機嫌をなお
して、受け入れてくれたようです(^_^)。

                       HBA01110、横浜のOSK


表題:日向薬師
.日向薬師
*[01* 日   付<]'98/09/26日付
*[02* 山   系<]丹沢@山系
*[03* コ ー ス<]日向薬師
*[04  地図・案内<]

 どうも天気が安定しませんね。予報では土曜日の夕方まで
晴れ間も出そうでしたが、起きだして山行きの準備をしてい
るうちに次第に怪しげな雲が拡がってくるじゃないですか。
こりゃ駄目だわと、日向薬師の彼岸花鑑賞と最近できたクア
ハウスの調査に切り替えました。
 まだクアハウス山小屋の紹介は無かったと思いますので、
山のレポではありませんが、ちょっと場所をお借りしてご紹
介します。

 日向薬師のバス停から歩いて30分くらいでしょうか、ふ
たつのバーベキュー・キャンプ場を通り過ぎたところにあり
ます。大山登山口の伊勢原青年の家の手前ですね。一昨年頃
に工事してましたが、小ぎれいな施設が完成していました。
風呂、休憩室、レストランのある思ったより大きな規模の小
屋で外にはバーベキュー場が併設されています。
 マスあるいはイワナのお膳定食が1200円から1700
円。ハンバーグ定食1400円、ソバにウドンもあります。
 生ハム・チーズなどのおつまみ、あんみつ・アイスクリー
ムにチーズケーキ・・・といったデザートも豊富に揃ってい
ます。ビールの種類もデュベルだ、ウエストマールだ、フルー
ツビールにヒューガルデンホワイト、なになにレフブラウン
だと・・・私の知らない名前がずらずら。でも、メニューの
後ろの方にサッポロ、ハイネッケン、ギネスと知ってる名前
を見つけて一安心(^_^;)。ちなみにサッポロ黒ラベルの中瓶
が600円でした。ワインに日本酒もあります。
 林道からの入口が2Fになっていて、風呂は1Fにありま
す。4mx2m位の浴槽にシャワーのついた洗い場、シャン
プー、リンス、ボディーシャンプー完備で2時間800円で
した。天井が高いのは良いですが、窓が少し小さいです。も
うちょっと大きいと、日向渓谷を楽しみながらの入浴もでき
るんですけどね。

 個人的な趣味からすると、あまりに瀟洒というか格好良す
ぎる施設ではありますが、大山からの帰りにちょっと寄るの
に良さそうです。

                   HBA01110、横浜のOSK



表題:檜洞丸
.檜洞丸
*[01* 日   付<]'98/10/03@日付
*[02* 山   系<]丹沢@山系
*[03* コ ー ス<]檜洞丸
*[04  地図・案内<]

[コース]

(’98/10/03土)久しぶりの快晴予報で久子とでかける。

6:29 竹山     走ってバス停へ。待ってもらった。
6:44 鴨居発
7:06 町田発    ハイカー多いね。途中から座れたが
8:00 新松田    8時少し前に到着。
8:25 バス発    案外、人が少ない。立ってる人が2・3人。皆さん、どこへ。
          不況のせいだという説もあるが、安いはずの山もだめに?
9:40 自然教室   始めてきた人もいるようで、コースおよび道の状況を聞いて
 -9:47       いる。
9:54 入り口
10:30 ゴーラ沢出合 橋が流失。横に移動すると岩を越えて、飛び石できそう。結構
 -10:40       厳しそうだが、久子は行ってしまう。しかたなく着いていく。
           靴を脱いでの渡渉が早いし安全なんだが。後から来た女性の一
           人は遂に途中であきらめた。その後の男性グループもあきらめ
           たらしい。俺も右足を水に突っ込み濡らしてしまった。そのま
           ま歩いたが、気持ち悪い。
11:30 展望園地   先に行っていた男性と一緒になる。しばらくすると、初めての
 -11:40       だというオバサン3人組も来る。富士山の影も見えない。
12:15 茶袋ダケ   足を痛めたオバサンの集団に出会う。白くて丸い面白い形の
           キノコが群生。オバサンに茶袋ダケと教えてもらう。例の男性
           が、バンテリン提供。新松田駅で一緒になったオバサン集団ら
           しい。タクシーで来たらしい。
12:47 やっと分岐  いやあ思ったより長い。茶袋ダケを採っているうちに単独おじ
           さん、おばさん3人組は先に行く。
13:06 山頂     バイケイソウはまったく見られない。そういやトリカブトも
 -13:40        ないや。案外少なくてベンチがあいていた。ここで食事。風
           もあって寒い。3人組のオバサンから犬越路コースが荒れてい
           て通過できずに戻ってきたという情報。初めてのコースなので
           橋が沢なのか崖なのかわからず、躊躇する。そっちから来た人
           がいたので尋ねる。どうも沢の橋で渡渉があるらしい。決行。
14:10 ピーク    1465m ぱーっと開けた場所。背の低い笹の原の広い尾
           根。ブナにヤシオが点在する。なかなか良い場所だ。
14:17 神の川分岐  1445m
14:49 最後のピーク? 1225m。結構厳しい斜面を下ってきた。鎖場もしっかり
           とある。小ゴケ1288m地点の表示。実は、アップダウン
           はまだまだあった。
15:00 またピーク   1195m
15:18 犬越路トンネル  の分岐。しかし、笹が熊笹になり背丈を越える中をかきわけ
           るコースになった。小さな子づれ組を負い越す。、たいへん
           だろう。
15:27 犬越路    やっとだ。夫婦、男女の組がいた。1060m。時計表示は
           1025m。
            犬越路からは沢沿いが多くなる。途中で先に出た夫婦、
           男女連れ・・厚木の山の会の人らしい・・に追いつく。タク
           シーの便乗を呼びかけてくれる。8000円くらいだったら
           しい。多少高いが、まあ良いか。ところが、その下の沢
           橋の流失に増水で渡渉が3ヶ所もあって、時間かかってしま
           った。最初のポイントは靴を脱いで渡渉しか手がない。10
           人くらい集まったが、全員が靴を脱ぐ。次のポイントは飛び
           石がぎりぎりできそうな感じ、久子が行くというのでつき合
           う。若干きついが、先に飛ぶ。久子が続いたが失敗。水に
           本格的に足を突っ込む。次のポイントは飛ぶのが無理。靴を
           脱ぐ。結構てまどった。
17:00 用木沢出合  タクシーは待っていた。この時間だと最終バスに間に合
           わないだろう。助かった。6000円にディスカント、ひとり、
           1500円。安くあがった。

 ここ希にみる快晴との天気予報に惹かれて、檜洞丸に出かけてきました。
残念ながら予報は外れて、殆ど日も射さず、かつ富士山も見えないような展
望状態でした。
---------------------------------------------------------------------
日 程:1998年10月3日(土)
山 名:檜洞丸
ルート:
  新松田=西丹沢自然教室-ゴーラ沢出合-展望園地---檜洞丸
8:25 9:40-9:47 10:30-10:40 11:30-11:40 13:06-13:40
  -熊笹ノ峰-犬越路-用木沢出合=タクシー便乗=新松田
14:10 15:27-15:35 17:00
天 候:曇り
メンバ:連れ合いと二人
---------------------------------------------------------------------
 久しぶりの快晴に恵まれるという予報で、連れ合いとも「こりゃあ、山に
行くべし」と珍しく意見の一致を見ました。「どこ行こうか」、「檜洞丸か
ら犬越路の間が未踏だわ」との連れ合いの主張を受け、家庭平安を最優先す
る私としては、一も二もなく上記のコース設定をしたのでありました(^_^)。

 ところで、8:25の新松田発のバスは立っている人が三人という、最盛
期の混雑からは想像できないような空き方です。皆さん、どうされたんでしょ
うね。増水で沢筋が荒れているとの情報のせいでしょうか。
 確かに、ゴーラ沢出合で橋が流失していました。岩を伝って、少し上流側
に移動すれば、なんとか飛び石伝いに越えられます。ただ、岩伝いの部分も
飛び石伝いの部分も、ちょっとおっかない。逡巡する方も多く、結局は靴を
脱いで渡渉されてました。こちら側は一カ所だけですから、素早く靴を脱い
だ方が結果的には早いでしょうね。また、用木沢の方も三ヶ所、渡渉の必要
な所がありました。そのうち、一ヶ所は岩に飛びつけば渡れないことはない
ですが、無理せずに靴を脱いだ方が良いかも。

 話は戻ります。ゴーラ沢出合からツツジ新道ですが、ヤシオの時期が嘘の
ように閑散としていました。結局、出会ったのは3パーティーのみ。
 富士山がどこにあるのかもわからない展望園地は短時間の休憩のみで山頂
を目指しましたが、途中でマシュマロのようなキノコの群生を見つけました。
たまたま、足が攣って応急措置中の女性のパーティーがいまして、「これは、
茶袋ダケ。皮をむいて湯葉汁にするとおいしい」と教わりました。早速、
採取したのは言うまでもありません。

 山頂には20人くらいいましたでしょうか。ベンチもあいていまして、食事
の場所の確保も難しい混雑期に比べて嘘のようです。
 食事の後、予定通りに犬越路を目指しました。なかなか変化のある楽しい
コースです。すぱっと視界が開ける開放感のある部分、背の低い笹原にブナ
とヤシオが点在する広い尾根、鎖場もある多少歩きにくい岩とガレの部分、
背を越える熊笹の中を突っ切るコースと盛りだくさんであります。加えて数
カ所のアップダウンで足腰を鍛えても頂けます(^_^)。今度こそ、最後のピー
クだろうと思いこませるという、精神面での鍛錬もしっかりとやってもらえ
ます(^_^;)。

 犬越路から下った河原のところですが、橋が流失しています。最初の場所
は飛び石伝いは困難でしょう。10人弱が一緒になりましたが、仲良く靴を
脱いでの渡渉をしました。水深は膝下程度ですが、流れが急で足をとられそ
うな感じでもありました。次の場所は、飛び石というか、三段飛びで最後の
岩に抱きつく感じで跳躍すれば、なんとか渡れます。でも、ぎりぎりですね。
実際、私の後に続いた連れ合いが、沢に足を落としてしまいました。最後の
場所も渡渉するしかなさそうです。結局、靴を脱いだり履いたりで、思った
より時間がかかってしまいました。おそらく最終バスに間にあわなかったで
しょう。幸い、途中で一緒になった二人連れにタクシー便乗の声をかけて頂
きました。ゴーラ沢出合の林道までタクシーが来てくれていましたので、予
定通りに帰ってこられました。

 なお、花はずいぶん少なくなったようです。トリカブトを一本、ホトトギ
スを一株、そろそろ開こうかというリンドウが多少という程度しか見つから
なかったです。かわりにギッシリと実のついた山法師がありました。
 そうそう、丹沢湖の水が少しきれいになってました。先々週は泥水に枝、
葉、倒木がいっぱい浮いていましたが、浮遊物はなくなってました。泥色も
水色に近いところまで回復したようです。水位が下がってましたので、多分
放水したんでしょうね。

                      HBA01110、横浜のOSK



表題:奥鬼怒、日光沢、鬼怒沼
.奥鬼怒、日光沢、鬼怒沼、物見山、大清水
*[01* 日   付<]'98/10/09,10@日付
*[02* 山   系<]日光、尾瀬@山系
*[03* コ ー ス<]奥鬼怒、日光沢、鬼怒沼、物見山、大清水
*[04  地図・案内<]

[コース]

(’98/10/09金、10土)9日の休みを利用して、久子と奥鬼怒温泉へ行く。


6:06 竹山     久子と行き違いになって、バス停で落ちあえず。結局、
          7:16のバスになってしまった。
6:26 鴨居     電車の中でカシオペアで経路検索、浅草に十分間に合
          いそう。
7:41 浅草口    上野で銀座線に乗り換える。ここまで来るとハイカーも
           多い。
8;00 キヌ103    特急。流石に遊びの人が多い。うるさい若者集団は
           職場旅行か
10:00 鬼怒川温泉  村営バス目指して急ぐ。10:15発。補助席使って
           全員が座れる。小型バス、人数あったのは偶然?
12:10 女夫淵温泉  入り口に大きな旅館、少し先にバスターミナルとトイレ
 -12:23       休憩所がある。八丁の湯と加仁湯の送迎バスが来ている。
           遊歩道の手前にある橋から沢を見下ろすと旅館の露天が
           見える。裸の人がうろうろしてる。
12:33 吊り橋    を渡って遊歩道。登りの山道だ。
13:00 食事     最初の沢を過ぎてしまったら食事をする場所が見つから
 -13:30       ない。枠の着いた遊歩道が続く。沢の枝流の所で3人組
           が食事中。そこに入れてもらう。
14:07 八丁の湯   ここは魅力的だ。もとからあると思われる本館に増築し
 -14:45       ていっている。ログ風の長屋が渡り廊下でつながる。露
           天は、道路から見えるところに。滝をとり込んだ立体。
           混浴。久子は外で待つという。500円で入浴。
           標高は1400mくらい。コンクリート製の浴槽が4つ。
           透明、無臭で52.3度。
15:00 加仁湯    ここは、東山温泉みたい。鉄筋の旅館が渓流沿いに建っ
           ている。
15:13 日光沢温泉  入り口近くで重機が入って工事中。旅館は木造2階建。
           大黒屋を大きくしっかりさせた感じ。旅館ではなく、
           山小屋の注意書き。後からミロク山の会29人が来たが、
           空いていて個室。早速、風呂にいく。小さな内風呂、
           そこから外に出るとふたつの露天。内風呂と下側の露天
           は匂いも強く、白濁。上の露天は透明。
17:00 食事     大広間にひとりずつ膳で。岩魚の焼きもの、マイタケの
           天ぷら。キノコの入った味噌汁。和えもの。
18:30 風呂     19時からの女性専用になる前にもう一度風呂へ。露天の
           照明が明るすぎるが、目が慣れてくると天の川も見える。
           人工衛星も見えた。露天で星、いやあ良いもんだ。久子
           も女性専用になった露天にいく。19時半過ぎには寝る。
5:30 起床     時計、カシオペアのセットしておいたが、起きられず。
          ご飯だよの声に起こされた。0時前、3時頃と何度か目が
          覚めたが、朝がたに寝込んでしまった。
           大慌てで準備に入る。食事は、まあまあ。キノコ入り
          の味噌汁。卵、納豆、海苔・・。靴の紐を絞めようとし
          て、下を向くとめまい。ヤバイ。露天を撮影する。ミロ
          ク?の人たちも体操を始める。結局、物見山の下山途中
          まで前後になる。
6:30 出発
6:45 ノシ滝    細い糸のような滝が右手の奥に。先輩男性の単独に会う。
          鬼怒沼まで前後になる。大清水の路線バスがないという
          情報を言われて、ぎくっ。
7:20 オロオソロシ滝   展望台は先に行ったミロクの人たちが占拠。先に進む。
          すぐ先で、先輩男性が本物コーヒーを炒れている。良い
          匂いだわ。少しいただく。後から追いぬいていくミロク
          の人たちも口々に、「わー、良い匂いだ」。
           調子の悪い久子から荷物を受け取る、水と食料。
          ここを過ぎたところから熊笹、シラビソ、まつ科のトラ
          ヒ、モミ科もシラベ、ダケカンバの混じる森。木道部も
          ある。紅葉はいまいち、まだ色づかない、もしくは葉を
          落とした状態だが、気持ちの良い道。俺がキジ撃ちに行っ
          ている間に、久子は先へ。結局、沼まで追いつかなかっ
          た。キジ撃ち場所に、スギヒラタケがいっぱい。薮から
          出たら、ちょうどミロクの先頭が来た。ザックを取らせ
          てもらい走る。しかし、久子には追いつかず、途中で
          先輩男性を追いぬく。
8:45 沼入り口   薮と森をぽーんと飛び出した感じで湿原に出る。2本の
          木道が通っている。男性二人組がいた。先輩も程なく到
          着。気持ちの良い木道を行くとヒウチガタケの双耳がくっ
          きり。青空を映したチトウの水面が紺碧。花はまったく
          なしだが、草紅葉を楽しむ。振返ると小型の富士山のよ
          うなピラミダルな山。白根山か。
          9:00 に2039mの標識。前に進むと尾瀬沼と大清水の
          分岐だ。少し引き返し、右の木道に入ってすぐの所に避
          難小屋。巡視小屋と書いてあったが・・ここで、荷物を
 -9:29       久子に戻す。また、分岐に戻る。ミロクの人たちと一緒
           になる。物見山への登りの途中で、スギヒラタケ、ブナ
           ハリタケの群生を見つけて採取。ミロクの人に聞かれて
           自信を持って食べられると答えたが・・・。
9:56 物見山    2130m。先に行ったミロクの人たちで山頂はいっぱ
          い。見晴らしもないので通過する。
11:29 1700mくらい  いやあ、地図の注意書きどおりに凄い急坂だ。キレット
           状態ではなく、落ちる恐怖はないが、きつい。こちらの
           斜面は紅葉が進んでいる。テントするという夫婦に会う。
           大荷物もっての登り凄い。尾瀬沼に抜けるらしい。この
           後、大学生らしい集団にも会う。まぜこぜ集団だが、テ
           ントらしい。日光沢に抜けるらしい。
            風が出てきて寒くなる。気温も急激に下がっている。
           12から13度くらいか。この後、また暖かくなる。
12:00 出合     沢のほとりで食事。誰もこない、静かだ。対岸の岩ノ下
 -12:40       で、なにかはねている。久子はねずみだといっていた。
           宙返りしたり、飛びあがったりと、なにをしてるのかな。
13:30 大清水    途中の道は整備された広い道。専用車も入っているよう
           だ。あまり通行がないのか、地面には草が生えている。
           まるで芝生の感じである。年とっての散歩によさそう。
            ただ、橋を渡ると、突然に風景が変わる。人・人に車。
           どきっとする。出たところが、路線バスの停留所。バス
           がいて、いま出るとという。空いているし、乗ってしま
           う。
15:35 特急     沼田の特急に間にあった。これにも座れてハッピー。た
           だ、ついにビールを飲めず。



 流石に好天の特異日、体育の日でしたね。前後あわせて久しぶりの素晴ら
しい秋晴れでした。皆さん、あちらこちらの山を目指された事でしょう。私
どもも奥鬼怒から大清水に抜けて、温泉と紅葉を満喫してきました。
---------------------------------------------------------------------
日 程:1998年10月9日(金)、10月10日(土)
山 名:奥鬼怒(日光沢温泉)、鬼怒沼、物見山
ルート:
  浅草=鬼怒川温泉=女夫淵温泉-食事-八丁の湯-日光沢温泉
   8:00 10:00-10:15 12:10-10:15   14:07-14:45 15:13
  日光沢温泉-鬼怒沼-物見山-湯沢出合-大清水=沼田
   6:30 8:45-9:30 10:00 12:00-12:40 13:30 15:30
天 候:晴
メンバ:連れ合いと二人
---------------------------------------------------------------------
 10/9 の職場休日を利用して、温泉と紅葉そして鬼怒沼の草紅葉を楽しんで
きました。久しぶりの快晴に恵まれ快適な山歩きとなりました。
 浅草8時の特急で鬼怒川温泉駅、ここから栗山村営バスに乗りかえます。
平日のおかげで、乗客も少な目なんでしょう。村営バスは小型でしたが、補
助席も使って全員が座れました。それにしても2時間は長いです。途中でト
イレ休憩がある路線バスは初めてです。

 12時にやっと到着した女夫淵温泉は想像以上に大きな旅館でした。渓流
の岸に沿って露天風呂がいくつかあるようですね。風呂を渡り歩いているお
客の姿が見えました。
 遊歩道は最初の沢沿いの急登を過ぎると、ゆるやかに高度をあげていきま
す。整備された道を1時間ほどで、八丁の湯に到着。最近、改装・増築した
んでしょうか。湯治場の宿の雰囲気のある本館とベランダのある立派なログ
風の長い棟が渡り廊下で繋がってます。遊歩道のすぐそば、滝をとり込んだ
露天風呂が見えます。残念ながら、混浴のためパスするという連れあいを外
で待たして、入ったのは言うまでもありません。料金も500円とリーズナ
ブルです。浴槽は全部で4つ、ひとつは石段をあがった滝の横にあります。
変な目隠しもなく、実に開放的で快適であります。はっきり言って、遊歩道
を通る人からも丸見えでありますが(^_^;)。

 次の加仁湯は、また違った雰囲気なんですね。温泉街でよく見かける渓流
に沿って建てられた鉄筋の旅館風です。ここはパス。更に10分強で、本日
の宿の日光沢温泉に到着。沢の護岸工事なのか、大雨の被害改修なのか、宿
の直前に重機が入って工事中なのが、ちょっと艶消しかな。
 加仁湯はL字型になった木造2階建てで、「旅館ではありません、山小屋
です」の注意書きがありました。確かに、2食つき・入湯税などの込みで8
000円ちょいと安かったです。朝食も5:30からOKでした。
 3人入ればいっぱいの内風呂(男女別)と露天(混浴、ただし19時から
2時間は女性専用)がふたつありました。内風呂と露天のひとつは薄い紺青
色というか白濁した湯質で、もうひとつの露天は透明でした。源泉が違うの
かしら。もちろん女性専用になる前に、2回目の入浴をしました。照明があっ
て満天の星空とはいかなかったですが、目が慣れてくると天の川がうっすら
と見えるじゃないですか。いやあ、温泉に浸かって、天の川そして空を横切っ
ていく人工衛星を眺めるなんて、初めての経験でした(^_^)。

 さて、翌日です。個室でゆったりと寝られたせいか、「食事ですよ」と宿
の人に起こされまで熟睡してしまいました・・緊張感の不足(^_^;)。なんと
か、6:30には鬼怒沼へと出発することができました。

 ノシ滝、オロオソロシの滝展望台を通過すると、笹とダケカンバの混じる
シラビソ、シラベ等の快適な森の中の緩やかな登りとなります。こちら側の
斜面の紅葉はまだもうひとつといった印象です。森を抜けると、突然に鬼怒
沼の草紅葉の湿原に飛び出しました。流石に、花は終わっていましたが、広
々と拡がった草紅葉の遠くには燧ヶ岳の稜線がくっきりと浮かび上がり、振
り返れば、日光白根山。地糖の水面は、快晴の空を写して濃い紺色に染まっ
ています。いやあ、ここまで来た甲斐があったというものです\(^_^)/。

 湿原を越えて物見山への登りにはいると、ブナハリタケなのかスギヒラタ
ケなのか良い匂いをする白いキノコが群生していました。昨年、会津駒ヶ岳
でお馴染みになったキノコです。早速、採取させてもらいました。帰宅後、
遅い夕食のおかずにしましたが、これは汁物より炒め物にした方がおいしい
ように思います。

 さて、見晴らしのない物見山は通過して大清水を目指しました。ここの下
りは、凄い急坂ですね。テント泊の大荷物を担いだ夫婦に会いましたが、鬼
怒沼から尾瀬沼を目指すそうです。リブルさんの歩かれたロングコースです
よね。脱帽。こちら側の斜面の紅葉はだいぶ進んでいまして、黄色に赤そし
て橙に緑の混じる秋色を楽しむことができました。

 物見山から2時間で湯沢出合、急坂も終わってほっとしたところで、昼食
休憩としました。96年版の昭文社の地図(尾瀬)には、増水時に渡渉と書
かれてますが、水も少な目で問題なく石伝いに渡れました。この後は、森に
囲まれた広い草原のような道となります。ここも散策には良いですね。
 最後に大きな橋を渡ると、突然に人・人、そして無数の大型バスが目に飛
び込んできました。ここまで、殆ど人に会わなかったものですから、その落
差にめまいがします(^_^;)。大清水で少しのんびりしようかと予定しました
が、この混雑にあっさりと諦めて、丁度発車しようとしている沼田行きの路
線バスに乗ってしまいました。おかげで、沼田駅でも5分後の特急に間に合っ
てしまい、結局ビールは帰宅までお預けとなってしまいました(;_;)。

                     HBA01110、横浜のOSK



表題:オーレン小屋、天狗岳、硫黄岳
.オーレン小屋、天狗岳、硫黄岳
*[01* 日   付<]'98/11/01,02@日付
*[02* 山   系<]八ガ岳@山系
*[03* コ ー ス<]渋の湯、黒百合平、天狗岳、根石岳、箕冠山、オーレン小屋
          硫黄岳、美濃戸
*[04  地図・案内<]

(98/11/01日、02月)久子は法事で徳島へ、なんとか休みをとって
               オーレン小屋へ。
 ・竹山=鴨居===八王子===茅野===渋ノ湯-40m-パノラマコース分岐
  -30m-唐沢鉱泉分岐-50m-黒百合平-1h30m-天狗岳-45m
  -箕冠山-30m-オーレン小屋
 ・オーレン小屋-1h-赤岩ノ頭-15m-硫黄岳-15m-赤岩ノ頭
  -1h20m-赤岳鉱泉-1h30m-美濃戸山荘-50m-美濃戸口
  美濃戸口===茅野===八王子===鴨居
  
6:00前      起床
6:41 竹山    薄曇り、昼から晴れてくるらしい。
6:54 鴨居    久しぶりの単独、遠出の単独は初期の北八つ歩き以来かな
8:01 八王子   7:36到着、トイレ混んでいて、外へ出たがなし。弁当を買う。
         満席のようだ。指定とっておいて良かった。420円。
9:28 車窓    から見る鳳凰三山の頂上付近は雪化粧。少し不安になる。
         オベリスクがよく見える。右側に甲斐駒ヶ岳。間に頭を出す
         のは北岳か。
10:10 茅野     9:54到着。本格冬山装備の人もいる。軽ハイキングの人も
          いる。ちょうど切り変わる時期かな。多少の不安もあるが、
          駄目なら黒百合で停滞しよう。バスは空いてた。1100円。
11:00 渋の湯   ここまでのところが紅葉の真盛りだ。寒い漢字のため、薄手
          のフリースを着る。茅野の町はこれから。1840m。出発は
          11:10頃。
11:49 2110m   ここの分岐は間違えそう。すぐ先に標識もある本来の分岐。
12:14 2185m   少し下ったところに、唐沢分岐。
12:45 2300m   雪が少し残っている。
13:04 黒百合平  途中で歩きながら冷凍五目を食べる。黒百合では、トイレと
          たばこ休憩。すぐ出発。しかし、これから行こうという人は
          少ない。ちょっと先輩の夫婦がいた。奥さんは苦労している
          が、旦那は先先と行っている。風が強い。
14:20 天狗岳   向こうから来た人、ピストンで黒百合に戻る人、数人には会
          った。山頂ではひとり占め。14:30の予定であったので、10分
          休む。風は更に強くなる。
15:00 根石岳   目茶苦茶に風が強い。流石に寒くなって、ブレーカーを岩陰
          で着る。風で身体がぐらつく。正面から風が当たると息が詰
          まる。開いた口に当たるとほっぺたがふくらむ(^_^;)。
           途中の根石山荘、展望風呂があるようだ。向こう側から来
          る数人の男性。「風が強いですねえ」と会話。
15:15 箕冠山   みかぶり山と読むらしい。ここからは森になる。途端に風が
          収まる。平和だ。北八つ特有の苔のある森。この時間に登っ
          てくる女性にであった。
15:45 オーレン小屋  きれいな小屋だ。前に流れる沢、そこに素朴な木橋。黄蓮橋
    6825円   の札がかかっていた。5月に可憐な花をつける、先代の小屋
          主さんが好きであった、とスタッフの人が言っていた。この沢の
          水がそのまま飲めるらしい。井戸もあった。少し、前を見て
          から小屋へ。手続きをして、部屋に荷物を置いた後、いろり
          へ。スタッフなのか小屋主なのか、話をする。今日、下山するら
          しい。11/4で閉鎖らしい。下山を楽しみにしている、コ
          ンビニに行きたいとの事。あまり、付き合ってくれないので、
          沢へ水を汲みに行く。橋の真ん中に、北と南の境界の標識が
          あった。
17:30 食事    なんだあ、普通の山小屋の食事であった。宿泊は8人と少ない。
          風呂の順番、食後までまわってこなかった。薪で沸かしてい
          る。木製の風呂。流し場はあるが、身体を洗うようにはなっ
          ていない。暖まって良いが。
19:00前      結局、いろりでの雑談もなく、寝てしまった。

5:45 起床    発電機の音で目覚める。時計もカシオペアもセットした筈な
         のに(^_^)。このところ、山で起きられなくなった。
6:00 食事    普通の山小屋の食事だわ。
6:50 出発    テント場ほかの周りを見物。スタッフが見送ってくれる。
7:04 分岐    峰の松目と赤岩の頭の分岐。踏み跡もしっかりとしていて、
         わかりやすいコース。
7:20 2440m   雪が凍結、少し恐いがアイゼンは不要。
8:00 赤岩の頭  赤岳、阿弥陀の陰に白峰三山、そして中ア、大きな戦艦のよ
         な御嶽、乗鞍岳から白馬まで北アのパノラマ。白馬が朝日を浴び
         てピンクに輝いている。槍、キレットそして穂高もくっきり。
          風が強い。
8:25 山頂    久しぶりの硫黄岳。強風。爆裂火口は恐くて近寄れない。あ
 -8:50      まりに風が強いので、小さな避難小屋へ。ほんとに小さく、
         かつ低い。入るのがたいへん。外に座って風を避ける。展望
         は見事、写真を写しまくる。
          北アの右に妙高の山系、もっと右に離れて谷川?、そして
         尾瀬・日光の山系
9:15 赤岩出発  その前に、峰の松目の方へ行ってみる。這松の中を行くと、
         写真家がいた。行者か赤岳でテントらしい。バブルがはじけて、
         テントにしないと来られないと言ってた。
10:00 じょうご沢 ここで休憩を兼ねて、食事にする。お湯を沸かして、スープ
 -10:30      とパン。この先で、カモシカ夫婦と遭遇。
10:40 赤岳鉱泉  結構冷えてきた。6度。山頂は2度くらいだったらしい。体感
 -10:50      温度は-5・6度か。
11:34 林道
11:55 1800m    ここらから黄葉が。カラマツの小金色。
12:10 美濃戸山荘 チップトイレ50円。黄葉の真盛り。
 -12:30
13:15 美濃戸口  脇道へ入ると静か、落ちる葉の音まで、沢の音に混じる。
          風呂500円、生ビール600円。金沢から来たふたり組と話す
14:47 バス    空いている。
15:46 あずさ66  贅沢してしまった。乗車2520円、特急指定2290円


 苦節5日間、降りかかる仕事を払いのけ、逃げられないものはゴマカシ、
押しつけ、11/2をなんとか休みにしました。天気予報もまあまあ。てなわけ
で、すえぞおさんご推奨のオーレン小屋を目玉に八ヶ岳散策に行ってきました。
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日 程:1998年11月1日(日)、11月2日(月)
山 名:オーレン小屋。ついでに天狗岳、硫黄岳(^_^;)
ルート:
  八王子=茅野=渋の湯-黒百合平-天狗岳-根石岳-箕冠山-オーレン小屋
   8:01 10:10 11:10 13:04 14:20-14:30 15:00 15:15 15:45
  オーレン小屋-赤岩の頭-硫黄岳-赤岩の頭-じょうご沢-赤岳鉱泉-
   6:50 8:00 8:25-8:50 9:15 10:00-10:30 10:40-10:50
  美濃戸山荘--美濃戸口=茅野
  12:10-12:30 13:15-14:47
天 候:晴
メンバ:単独
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 オーレン小屋は連絡を入れると夏沢鉱泉の上まで車で運んでくれるらしいです
ね。それを知らず、どこからアクセスしようかと悩みました。稲子湯からのコースタイ
ムが4時間半くらいで一番短いですが、良い時間帯に小梅線の電車がありませ
ん。美濃戸から5時間半、渋の湯からだと天狗岳を経由して4時間45分と、
いずれも歩行時間は短いですが、登山口までの交通の便がもうひとつです。
 車を使いたいところですが、ぐっと我慢して、この季節にしては小屋到着
が遅くなるのを覚悟で、渋の湯11時着のバスを利用しました。

 渋の湯手前の別荘地は黄葉まっさかりでした。八ヶ岳は硫黄岳を中心に砂
糖をまぶしたような雪を被っています。一応、アイゼンは持ってますが、歩行時
間が不安になるところです。てなわけで、ほとんど休憩をとらず、ひたすら
歩きましたが、エアリアのコースタイム短縮はならず・・歳かなあ(^_^;)。
 この季節、標高というか周囲環境で全く様子が変わりますね。黒百合平ま
での森林歩きは、夏用のシャツ一枚でも大汗をかきましたが、天狗岳への登
りから強風にあおられ、目茶苦茶に寒かったです。
 日曜日のこの時間に天狗岳、根石岳に行こうという人は流石にほとんどい
ないですね。このところ連れ合いとの山行きが多くなり、単独の醍醐味を忘
れかけていまして、身体をぐらつかせる強風が更に不安を募らせます(^_^;)。
この風も、森林に覆われた箕冠山に入った途端に嘘のようになくなり、一瞬
にして静寂と平穏に包まれました。身体への物理的な衝撃も去る事ながら、
ゴーゴ、ビュービューという音の影響を実感しました。

 さて、肝心のオーレン小屋です。黄蓮からきてるらしいですが、5月に可憐な
花を咲かせ、先代の小屋主さんが大好きであったそうです。小屋の前の沢に
かかる木橋が黄蓮橋、その真ん中に、「ここが、南八ツと北八ツの分岐点」
という洒落た看板が出てました。
 今日の宿泊は私を入れて8人。11/4で小屋を閉めるそうで、スタッフふたりを
置いてオヤジさんも下山し、閑散としてました。閉鎖間際のためか、食事もも
うひとつでした。いえ、普通の山小屋並みなんですが、期待が大きかったも
ので(^_^)。でも、風呂にも入れたし、個室でゆったりと寝られました。

 明けて翌日。目的のオーレン小屋も泊まったし、さあ帰ろうか・・・そんなわ
けないですよね(^_^)。硫黄岳の山頂まで行くことにしました。
 赤岩の頭に出るコースにしましたが、しっかりと踏み跡とテープがあってわかり
やすいです。北斜面になるため、雪が凍結している部分もありましたが、凍
結箇所は15分くらいの距離で、アイゼン使うほどではありません。ちょっとの間
のスノーハイクを楽しめました。
 赤岩の頭から山頂は、昨日に増して強風が吹き荒れてました。昨日と違っ
て日が射さないためか、気温は2度Cと低く、体感温度は零下4~5度の感
じでした。それでも山頂の小さな避難小屋にうずくまり、久しぶりの大展望
をエンジョイしたのであります。南の白峰三山はもちろん、木曽駒ヶ岳、どーん
と軍艦のように偉容を誇る木曽御岳、乗鞍岳から白馬までくっきりと浮かぶ
北アルプス、その横には妙高の山系、更に谷川岳らしい塊を挟んで男体山など日
光・尾瀬の山々・・・\(^_^)/。

 下山は赤岩の頭にとって返し、赤岳鉱泉を経由して美濃戸としました。今
日は時間もたっぷりです。赤岳鉱泉の手前、ジョウゴ沢でティータイムと洒落こみ
ましたら、なんと同じ考えのカモシカ夫婦に出会ったのです。彼らも遅目の
朝食中、こちらを気にしながらも悠々と食事をしてました。
 さて、黄葉、紅葉ですが、美濃戸山荘辺りからカラマツの黄葉が真盛りです。
美濃戸口への林道脇道に入ると、静寂な中、沢のせせらぎに葉の落ちるカサカサ
という音が混じります。うーん、山頂を目指すのも良いですが、こんな雰囲
気もたまらない。
 単独行の醍醐味も思い出せ、かつ美濃戸口では恒例の風呂と生ビールを堪能
した至福の2日間でありました。

                   HBA01110、横浜のOSK


表題:高畑山、倉岳山
.鳥沢、高畑山、倉岳山、梁川
*[01* 日   付<]'98/11/14@日付
*[02* 山   系<]中央線沿線山系
*[03* コ ー ス<]鳥沢、高畑山、倉岳山、梁川
*[04  地図・案内<]

(98/11/14土)快晴に久子が10年振りの倉岳山に行きたいというので
7:11 竹山      快晴、山シャツ+スポーツシャツ+フリース薄手
           いよいよ冬だ。
7:26 鴨居      ひぇー、混んでる。座れないや。町田あたりでOK
8: 八王子
8: 高尾
   鳥沢着     いやあ、大勢のハイカーが下車。みなさん団体のようだ
           ゆっくりしていると、皆さんあっちこっちへ。扇山が多
           いかな
9:05 鳥沢駅出発   前の国道に出て右へ。思ったより長い。中央線をまたぐ
           陸橋に行く前に小さなガードをくぐる。村道に出るので、
           左へ。民家、小さな工場みたいな所を過ぎると、左の踏
           み切りからの道と合流する。ここを右に。
9:35 虹吹橋     道がわからなくて少し手間どった。
9:55 貯水池     水が満々と、向こう側の森を映し見事だ
9:57 峠道の標識   文化の森入り口の標識、ここから山道
10:18 分岐      沢沿いに倉岳へ行く道と高畑山の分岐。お地蔵さん。
11:10 仙人小屋    植林の中、つづら折れ。ひのき植林の下、少し平らな場
            所に小屋の倒壊跡。前の木の枝につぶれたヤカンがぶら
            さがっていた。
11:45 高畑山     頂上広くはないが、見晴らしは良い。富士山、三つ峠な    -12:35        ど。登る途中で見えていた雁腹、大菩薩?方面は陰にな
            る。途中、団体ひと組、単独の数人にであった程度で静
            かだったが、流石に山頂には大勢、20人はいた。次々と
            入れ換っているので総合だと・・。
             暖かい山頂、暑いくらいだ。食事の後、久子は昼寝。
12:55 天神山     900m。
13:02 穴路峠
13:35 倉岳山     急登部あり。こちらの山頂はもっと大勢いた。団体、
 -14:00?        ファミリー、若い人も。ティータイムとする。シャッタ
            ーを頼まれた団体は、休まずに下山を始める。しまった
            としばらくして下山したが、すぐに追いつく。子供まで
            混じっているのに、後ろにサブもいない。追いぬかせて
            もらえずイライラ。
    立野峠     横浜から来た、先生と高校生?の数人の集団と再び遭遇。
            高畑山に少し後から来た人達。留学生がひとり混じって
            いる。なんと、裸足で降りている。「どうしたの、靴あ
            るの」と尋ねる。「修行だ」との返事。わらじ、嫌いだ
            そうだ。
15:27 林道      沢に降りたところに水場、豊富で冷たくおいしい。しば
            らく下ると林道
15:31 標識      月夜尾根、自然の森の標識。この先でいっぱいのムカゴ
            をつけた蔓。レジャーシートを広げて、ストックで叩く
            とバラバラと落ちてくる
15:50 梁川駅     駅手前の桂川にかかる大橋から見下ろす渓谷の紅葉は見
            事だ。相当に深くて、降りられるかどうか?
             駅下で燗酒を買う。混んではいたが、座れた。


 この週末は素晴らしい快晴に恵まれましたね。

 流星群の観察に誘って頂きましたが、野暮用で泊りの山行きに参加でき
ませんでした。でも、この快晴でしょう、中央線沿線の高畑山・倉岳山の
小ハイキングに行ってきました。黄、赤、橙、茶の中間色に彩られた山道、
蔓いっぱいについたムカゴ、そして富士山を展望できる暖かい山頂を満喫
してきました。
 ところで、このコース、なかなかの人気でした。お仲間の中高年ハイカ
ー族はいうまでもなく(^_^;)、お子様連れのファミリー集団から若者グル
ープと幅広い人達であふれていました。なにかのメディアで紹介されたの
でしょうかしら。10年以上前のコースガイドでは、「公園化されてらず、
訪れる人も少なく・・・」という紹介がされてましたが。
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日 程:98/11/14(土)
山 名:高畑山、倉岳山
ルート:中央線鳥沢駅--高畑山--穴路峠--倉岳山-
9:05 1145-12:35 13:00 13:35-14:00
    -立野峠--梁川駅
15:50
天 候:快晴
メンバ:ふたり(OSKと連れあい)
-------------------------------------------------------------------
 「明日は天気も良さそうだ。寄から雨山峠の状況偵察を兼ねて、鍋割名
物の鍋焼きうどんでも」と考えながら帰宅しました。と、連れあいから、
「10年ぶりに倉岳山に行きたい」とのご要望であります。そういえば、
ウォーキング雑誌に倉岳山の紹介を見つけて行ったのが、ちょうど10年
前でした。丹沢のシダンゴ山とか高松山を歩き始めた頃で、倉岳山の沢沿
いの道、山頂手前の木に掴まりながらの急登が新鮮でした。その前日の新
聞に「鹿留山で熊に襲われた」という記事も出まして、「うん、近いじゃ
ないか」と緊張したのを思い出します(^_^;)。

 さて、鳥沢駅です。10年前の閑散とした雰囲気とうって変わって、下
車したハイカーは数十人もいたでしょうか。扇山方面が多いようですが、
高畑山の山頂には入れ替わり立ち替わりの20人以上、倉岳山も同じ様な
状態でした。おそらく、中央線沿線の日帰りコースはどこも同じような感
じだったでしょうね。慣れない仲間を後ろに放置してリーダー連中は先に
行くという、気配りのない団体に道を塞がれる羽目にもなりました(^_^;)。
まあ、この時期のこのコース、致し方ないところでしょう。暖かい日差し
の中、柔らかい色彩に包まれた気持ちの良い稜線歩き、補って余りあるも
のがあります。

 ところで、高畑山への途中にある仙人小屋跡は初めての訪問でした。小
屋は面影も残っていないんですね。木の枝に掛けられた潰れた薬缶が寂し
げです。大勢が賑やかに休憩していたので、感慨に浸るムードでもなく、
残念ながらパスしました。
 高畑山で富士山を眺めながらの食事の後、昼寝を始めた連れ合いをたた
き起こして、倉岳山へと向かいました。高畑山に比べ展望はもうひとつで
すが、こちらの山頂もハイカーでいっぱい。なんとか、場所を確保してティ
ータイムです。

 ここから立野峠への下山コースは、少しの間ザレた急坂が続きますが、
しっかりとロープが張られていました。ファミリーハイカー用なんでしょ
うね。高畑山から前後していた、横浜から来た先生と高校生らしい数人の
集団と立野峠で再会しましたが、この中に留学生がいまして、なんと裸足
で下山しているじゃないですか。「どうしたの」と聞くと、なんと「修行
をしている」との返事(@_@)。「草鞋は嫌いだ」とのたまわってました。
痛いでしょうねえ(^_^;)。

 立野峠から稜線を更に前進しようか、下山してしまおうか考えましたが、
途中でやっと追い抜いた大集団に駅で遭遇するもつらいなと、大人しく下
山することにしました。でも、お陰で豊富でおいしい水場に出会えたし、
むかごも沢山採取することができました。下にレジャーシートを広げて、
ストックで揺すると、バラバラと霰のように落ちてきます。いやあ、豊作
であります\(^_^)/。

 梁川駅近くの大橋から見下ろす桂川の渓谷、渓流に紅葉が映えていまし
た。こりゃ、山に登るより渓流に下りて、のんびりと紅葉を楽しむ方が良
さそうです。橋から渓流まで相当の高さがありますが、下りられるかどう
か地元の方に尋ねるのを忘れてしまいました。

                     HBA01110、横浜のOSK


表題:明神ヶ岳
.明神ヶ岳
*[01* 日   付<]'98/11/21@日付
*[02* 山   系<]箱根
*[03* コ ー ス<]小田原、仙石原、明神ヶ岳、道了尊
*[04  地図・案内<]

(98/11/21土)恒例の箱根の紅葉狩りに久子と。快晴であったが
           途中から曇りに
6:52 竹山 
7:05 鴨居
7:29 町田     普通だ、あれれ急行がない。
8:3? 小田原
8:45 バス発    いやあ団体ハイカーでいっぱい。15分おきにバスが
          あるせいか、案内人は全員を座らそうとする。前の
          団体が、ひとつ遅らせたので我らは座れた。
9:48 仙石原    明星から入る団体が下車して、結構空いた。まあ、
 -10:03       それでも20人以上が降りたかな。みんな金時らしい。
10:30 矢倉沢峠   茶店が開いていた。店番は相当高齢のおばあさんだ
 -10:40       身仕度してから出発
11:45 火打石岳分岐 ここらで食事しようと場所を探す。風がたらないの
           でポカポカと暖かい。花も多くて、アザミ、リンド
           ウが目につく。ナデシコが2輪咲いていた。
11:55 食事     登山道の少し広くなったところで店を広げる。暖か
 -12:35       い。とんこつカップ麺は意外とうまかった。
13:18 山頂     手前の急登はこたえた。休憩と食事で身体がなまっ
           てしまった。風が強くて寒いのなんの。展望をざっ
           として下山
14:39 見晴小屋   ここらあたり一帯はムカゴの蔓がいたるところに。
           細い蔓で生育が悪いのか、ムカゴ少ない。
15:20 道了尊    紅葉はもうひとつか。まだ青い部分も。紅葉部分も
           なんか濁った感じ。ゆっくりする。
16:20 バス     最終の一つ前
16:30 最乗寺駅バス発


 このところ、良い天気が続きますね。箱根の紅葉狩を初めて約10年、
明神ヶ岳をメインにするコースと金時山をメインにするコースを交互に切
り替えて毎年訪問しています。行楽シーズンに加えて、この好天候。混雑
覚悟で明神ヶ岳に出かけました。
 いつもより紅葉は遅いようです。例年だと紅色、黄色に彩られている早
川渓谷も緑が目立ちました。色づいた木々も鮮やかさがなく、どこか汚れ
たような印象です。今年の紅葉は、もうひとつのようでした。
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日 程:98/11/21(土)
山 名:明神ヶ岳
ルート:小田原==仙石原--矢倉沢峠--火打石岳付近-明神ヶ岳
8:45 9:48-10:05 10:30^10:40 11:45-12:35 13:18-13:30
    -道了尊=最乗寺駅=新松田
   15:20-16:20 16:30
天 候:快晴、後半曇り
メンバ:ふたり(OSKと連れあい)
-------------------------------------------------------------------
 箱根の紅葉見物も約10年目ともなると混雑回避に慣れてきました。帰り
の交通渋滞を避けるため、箱根側から入って新松田側に下山するのがお薦め
です。ただし、温泉利用ができない欠点はありますが(^_^;)。
 というわけで、小田原からバスで仙石原に入りました。風祭の辺りと湯本
付近での渋滞はありますが、仙石原まで例年1時間くらいです。途中、早川
渓谷の紅葉を車窓から楽しむ事もできます。ただ、今年は紅葉が遅いようで
すし、色づいた部分も鮮やかさがないようです。

 仙石原で下車したハイカーは20~30人くらいいましたが、皆さん金時
山に向かったようです。こちらから明神ヶ岳に登る人は、まだ少ないようで、
静かな山歩きを楽しめました。ゆったりとした起伏の笹尾根、小ピーク毎に
富士山・金時山そして箱根の町を挟んでの大湧谷・神山などの展望を楽しめ
ますし、雑木森もあって変化のある好きなコースのひとつです。
 風が強く寒そうな山頂を避けて、風もなく日当たりの良い火打石岳分岐の
先でお店を広げて食事としました。目の前のススキの群生は例年より数が少
ないようですが、リンドウ、アザミなどの花が咲いています。なんと、ナデ
シコまで見つけました。

 食べ過ぎと休憩で重くなった身体には、若干こたえる急登をクリヤすると
明神ヶ岳山頂への平坦な尾根道に出ます。ここら辺りから山頂にかけては、
予想通りに強い風が吹いていました。流石に山頂には大勢のハイカーがいま
したが、風を避けての食事に苦労していました。雲も出てきて、展望ももう
ひとつになったため、我々は早めに下山することにしました。道了尊への下
山コースも、ゆったりとした尾根道でススキとカヤトで覆われた快適な道で
す。道了尊も間近になった杉林の一体は山芋の蔓の大群生地になっていまし
た。ただ、杉林で日当たりが悪いせいか、元気がなくて蔓も細くムカゴも少
ないようでした。ところどころにタラも見つけました。タラの芽時期と違っ
て大きな葉をつけていますので、見落としますね。

 さて、道了尊です。ここの境内にもモミジ他の見事な紅葉を見せてくれる
木が数本あります。まだ、紅葉半分といったところでしょうか。それに、色
づいた部分の鮮やかさも、もうひとつの印象でした。

                     HBA01110、横浜のOSK


表題:男体山
.男体山
*[01* 日   付<]'98/11/28@日付
*[02* 山   系<]男体山@山系
*[03* コ ー ス<]保養所-二荒山神社-男体山-二荒山神社
*[04  地図・案内<]

(98/11/28土)職場のFTの翌日
4:00 起床    あまり眠れなかった
4:50 保養所出発 下のロビーでコーヒーを飲む、トイレ等でぼーっとする。
         流石に暗い。夜中に雨かと思った音は、強い風の音と波音。
         欄干では風切り音が凄い。街灯の暗いところは星空がきれ
         い。オリオンが輝く。
5:10 中宮    流石に寂しい感じ。少し緊張気味か(^_^;)。
5:15 出発    昨日見つけておいたコースも暗いとわかりにくい。なんと
         か階段に出る。1合目の標識がライトの明りに浮かびあが
         る。階段を越えた所のコースがどうなるか不安。
5:45 二合目   少~し明るくなってきた。広い山道だが、暗いとまっすぐ
         登るしか手がない。標識を見つけてほっとする。
6:05 林道    ここが三合目だ。これまでの緊張が嘘のような林道。ここ
         から林道歩き。1650m。明るくなった。日の出は見え
         ず。
6:30 四合目   ここで林道から別れる。鳥居がある。少し休憩
6:50 五合目   1710m。避難小屋あり。ここで食事することにする。
 -7:13      食事休憩。小屋裏で穴をほらしてもらった。日が射して
         風もあたらない小屋の前で店を広げて、カップラーメン。
         暗いうちから目の端に、なにかチラチラしていると思った
         ら、白いものが落ちてきている。あれ、雪かアラレかと空
         を見上げると青空。風で飛んできているのかと思ったが、
         そうだ、ふきのとうさんが言ってたダイヤモンドダストだ
         と気がついた。3度C。
7:30 6合目   1990m。遠くまで展望がある。あれ、森に入るんだ。
7:47 2075m おっ、富士山だ
8:00 7合目   2165m。結構な岩岩したところだ。岳樺も目につく。
8:27 2285m    鳥居がある。いやあ、緊張の岩場だ
8:37 8合目   2325m。瀧尾神社。ところどころ凍結しているが、問
         題なし。アイゼン使えないくらいの少量。
8:52 2340m やっと岩を抜けたか。凍っていない雪が1cmくらい。
9:07 休憩    歩きやすく整備された道だ。しかし、どこまでもまっすぐ
   9合目   続いている。疲れた。シラビソだか米ツガだかの森だ。
9:30 山頂    2555m。手前は火山の砂礫の中を急登。歩きにくい。
 -10:08      手前で、初めて人に遭遇。志津小屋にひとり泊まったらし
         い。岩と木に霧氷がついてきれい。2度C。ここの砂礫で
         コース違えた。いやあ歩きずらい。這ってトラバース。い
         やあ怖かった。
          山頂正面に葛城天剣神社、御分霊となっていた。右に社
         務所、更に進むと天に突き刺さるような剣が立っている。
         手前に鐘がある。突くと頭の中でがんがん響く。左には、
         大きな神像。凄い風。社務所の影で湯を沸かし、スープと
         パン。ありゃ、こぼした。少し、緊張であせり気味。落ち
         着けと言い聞かす。
          雲が出たり、ガスが出たり、晴れたり。中禅寺湖側は展
         望あり。しかし、富士山までの遠望はなくなった。西、北
         方面は雲の中。雪だろう。
10:50 8合目   途中、4人の組、単独2人に会う。最後の一人と話をする。
          大きな湖を見る山は少ない、だから百名山になったのかと
          言ってた。
10:56 鳥居
11:15 7合目   5分休憩。まだ、ダストが落ちる
11:33       単独、二人組に会う。ここまでが岩、ここから森。
11:46 1959m ここからは、小さな石がゴロゴロした普通の登山道
11:49 1960m 笹尾根の道になる
11:52 5合目   暖かい。10度もある。6分休憩。
12:10 4合目   林道だ.6分休憩。
12:37 林道分岐  下山道へ
12:44 2合目   ブナの巨木
12:55 1合目   ようはい所になっていたんだ。ここから山頂を拝む
          仕組み。
13:06 中宮    日光二荒山神社。御祭神 親子3柱、総称で二荒山
          大神--ふたらやまのおおかみ
          主祭神は、大巳貴命--おおなむちのみこと
          参拝し、お札を受ける。ここで傘を落し、入り口か
          ら戻る失敗

 男体山に予定通り行くことが出来ました。ふきのとうさん、takeさん
情報ありがとうございました。積雪もほとんどなく、閉山後の入口もな
んとかなりました(^_^;)。
 28日は暖かかったようですが、流石に風の強い山頂では凍えました
し、途中でダイヤモンドダストも楽しむことが出来ました。
----------------------------------------------------------------
日 程:98/11/28(土)
山 名:男体山
ルート:宿-二荒山神社-2合目-4合目-5合目-7合目-9合目
    4:50 5:15 5:45 6:30 6:50-7:15 8:00 9:05-9:10
    山頂---7合目--4合目--二荒山神社
   9:30-10:10 11:15 12:10 13:05
天 候:快晴
メンバ:単独
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 中禅寺湖湖畔で職場の検討会がありまして、そのまま帰るのも残念と男体
山に足を延ばしてきました。こちら方面は、あまり行ったことがなく、まし
てや初冬ともなると雪の状態も心配です。加えて、ガイドブックには、中宮
からの登山は10月25日までと書かれています。こりゃ困ったと、4番会
議室に問い合わせましたところ、ラッセルになる積雪はなさそうで、入口も
なんとかなりそうだという情報を頂き、勇躍大きなザックを駅に隠しての出
動をいたしました。
 いろは坂を過ぎた辺りの林道入口をバスの窓から見張ってましたが、確認
できなかったため、金曜の夕方に中宮を訪問しました。立派な神社なのに驚
きました。もちろん、門も本格的なもので、とてもくぐり抜けられるような
粗末なものではありません。薄暮の中、あっちこっちと探し回り、ついに踏
み跡を見つけ、これで安心。宿舎へと引き上げました。

 さて、翌朝は4時起床。久しぶりにマグライトを頭につけての出発です。
旅館街を抜けて照明が無くなると素晴らしい星空が拡がりました。オリオン
が皓々と輝いていました。風が強いようで、中禅寺湖が波立つ音、湖畔の手
すりが共鳴する鋭い音が迫ってきます。
 昨夕に見つけた踏み跡をたどって石段をおそるおそる登ると、懐中電灯で
照らした先に1合目と書かれた旗が浮かび上がってきました。ここから先の
コースはわかっていませんが、ほっと一息。1合目から普通の登山道になり
ますが、照らした足下にはしっかりした踏み跡もあります。まあ良いかと北
に直登。途中で2合目の旗も出てきて、ひと安心です。次第に明るくなって
きたところで、林道に出ました。3合目、約1600mです。林道を道なりにたど
って、4合目の登山道入口で暫し休憩。意外と緊張してたようです(^_^;)。

 林道と別れて整備された笹の尾根道を登り、1800mちょいの5合目にある避
難小屋の前で朝食をとることにしました。気温は3℃くらいですが、日光が
射してきて暖かい感じです。先ほどから目の前を白いものがチラチラしてま
すが、空は青空。風で飛んでくるといっても、雲が見あたりません。「あっ、
そうか。ふきのとうさんから教えてもらったダイヤモンドダストだ。きっと
そうだ\(^_^)/」と感激。この後も上に行くに連れて量が増えてきました。

 暫く笹尾根を登ると小石の転がった普通の山道、そして森の中の道となり
ます。林の切れ目から朝日に輝く中禅寺湖と茶ノ木平から半月山、黒檜岳の
稜線が見事です。遙か遠くには富士山まで見えるじゃないですか。その左の
大きな山系は秩父の方かしら。
 森を過ぎた約2100mの7合目あたりから8合目の少し上までは、岩のガレ場
がえんえんと続き、ヒーヒーいわされました。見上げても、見上げても。真
っ直ぐにガレ場が続いているんですもの(;_;)。ところどころ溶け残った雪が
凍結していますが、危険な程でもなくアイゼンも不要。赤ペンキの印もしっ
かりありますが、初めてのコースで相当に緊張しました。

 8合目、約2250mの瀧尾神社の小さな祠を過ぎて、やっと岩場から開放され
ます。所々、うっすらと雪が残っていますが、森の中の整備された道になり
ます。森の主役はコメツガでしょうか。この森を抜けると、「男体山は火山
だったんだ」と思い出すような赤茶色の砂礫帯となります。ここで、本日初
めての登山者と出会いました。昨晩、志津小屋にひとりで泊まったそうです。
私しゃ、暗いうちとはいえ、すぐ明るくなる早朝に出ただけで緊張しっぱな
し。爪の垢を頂かなくっちゃあ(^_^;)。
 ところで、この砂礫帯は歩きにくいですね。一カ所、変な矢印に惑わされ
て、危うく身動きできなくなりそうになりました。泣きながら数mを這いずっ
てトラバース、見ている人がいなくって良かった(^_^;)。
 風を遮るものがなく、身体がぐらつくほどの強風で、気温は2℃くらいで
すが、体感温度は急激に下がってきました。破れた手袋から露出していた指
先が、強烈な痛みを感じるほどです。まばらに生えている樹には霧氷がつい
てキラキラと輝いています。岩にも霧氷(って言うのかな?)がついていま
した。

 広い山頂には葛城天剣神社が祭られていました。向こう奥の岩に屹立して
いる大刀と関係があるんでしょうか。反対側には大きな神像があり、二荒山
大神の名前がついていました。これは、大巳貴命、田心姫命、味耜高彦根命
の三柱の総称の筈ですが、雲に乗った神像は一体です。下山して社務所の方
に尋ねましたが、どうも主神の大巳貴命の像で、奥様とお子さまは女峰山、
太郎山にお祀りしている、と言ってたようです。早口でよくわかりませんで
した。
 社務所の横で強い風を避け、スープで身体を暖めている間にも、雲、ガス、
青空と目まぐるしく変化しますが、北から西は雲に覆われて展望がききませ
ん。女峰山、太郎山、白根山の方はだいぶ雪が降っているのではないでしょ
うか。南側も遠くは雲がかかったのか、富士山も見えなくなりました。皇海
山の周辺の展望はありましたが、寒くて山の同定を楽しむ気力を無くしてし
まいました(^_^;)。

 登ってるときは、「ここ下るの嫌だな」とびびってましたが、思ったより
楽に下山できました。途中、出会ったのが5組、9人です。意外と少ないの
は、たまたまなんでしょうか。ほとんど人にも遭わずに静寂の中、中禅寺湖
を眼下に見る展望コースを独り占めしての下山コース、これは良かったです。

 帰りには中宮によって参拝、登山料金の替わりにお札を受けてきました。
約8時間の山歩きでしたが、前日の飲み会での睡眠不足と結構ハードなコー
スでくたくたになって帰ってきました。しかし、暗い中の登り、ダイヤモン
ドダストに霧氷、笹尾根・森・岩・砂礫と変化のあるコースと大いに楽しむ
ことが出来ました。

                       HBA01110、横浜のOSK


表題:鍋割山(寄)
.鍋割山(寄)
*[01* 日   付<]'98/12/06@日付
*[02* 山   系<]鍋割山@山系
*[03* コ ー ス<]新松田=寄-みんなの森-寄コシバ沢-鍋割峠
          -山頂-後沢乗越-二股=渋沢
*[04  地図・案内<]

(98/12/6日)すえぞおさんが行くという書き込みを見たので

7:13 竹山    快晴だ。朝日に輝くイチョウ並木。満月にちょっと欠ける
         月が懸かっている。竹山も素晴らしいじゃないか。散歩も
         良かったかな。
7:26 鴨居   
7:46 町田    駆け込みだ
9:00 新松田発  快晴の中、雲の上に富士山がくっきりと浮かびあがる。
9:25 寄出発   途中で下車したパーティー、寄で一緒に下車したパーティ
         ー。こちらは、おばさんばかり。百名山がどうとか、裕福
         そう。全天、雲だ。がっかりである。
9:58 みんなの森 入り口でタクシー組がいて、桜を確認するのを忘れた。ティ
         ンクさんによると咲いていたらしい。
10:12 登山口   10:20、結構な流があったらしく、道が掘れていた。タクシ
          ー組は行くところが違うのか、ついに現れず。
11:25 寄コシバ沢  入り口部分の沢沿いは、相当に荒れた。コースも更に変わっ
          たようだ。特に、この沢手前で沢から尾根斜面に出るとこ
          ろは、大きく崩れた。ロープが張られているが、これない
          と通れない。降りてくる単独者と遭遇。ついに雨がパラパラ
          と落ちてくる。すぐ納まったが、全天雲だ。
12:03 沢から斜面 静かだ、シーンという耳鳴り、遠くで鉄砲の音。
12:28 鍋割峠   お地蔵に挨拶、休憩。あまりゆっくりすると、すえぞおさん
          がいなくなるかもと急ぐ。
12:50 山頂    展望なし。外にすえぞおさん達らしい方はいない。山荘に入
 -14:15      る。暗くてよく見えない。うろうろしていると、掲示版がど
          うとかいう言葉が耳に。一番、奥にいた。中嶋さんの寄り合
          い山行きグループと話をしていたんだ。彼らは、すぐ下山。
          900円になった鍋焼きウドンを食べながら、残ったすえぞお
          さん、ティンクさんと会話を楽しむ。
14:52 後沢乗越
15:12 沢へ    すえぞおさんの車で駅まで送ってもらう。

 鍋割山の鍋焼きウドンをまた味わいたいなと思いだして4週間目に
なります。丁度、すえぞおさんの書き込みで、この日曜日に3週連続
鍋割詣を予定しておられる事がわかったので、お会いできればと、二
兎を追っての鍋割山を計画・・いや、衝動山行きをしました。
 予定通りに、すえぞおさんとお仲間、それにFYAMABCで出会い山行き
をなさっている中嶋さん(字が違っていたら、ごめんなさい)御一行
と会う事が出来ました。もちろん、鍋焼きウドンとも感激の再会であ
ります。
----------------------------------------------------------------
日 程:98/12/6(日)
山 名:鍋割山
ルート:新松田=寄-みんなの森登山口-寄コシバ沢-鍋割峠-鍋割山
9:00 9:25 10:10-10:20 11:25 12:28 12:50
13:15
    -後沢乗越-二俣=すえぞおさん車=渋沢
14:52
天 候:快晴の筈が・・曇り
メンバ:登り(単独)、下り(すえぞおさんとお仲間)
----------------------------------------------------------------
 寄からのコースは、すえぞおさんの詳しいレポがありますので、簡単
に触れます。鍋割峠への分岐になる寄コシバ沢へ行くまでの寄沢も相当
に変貌していました。大雨で激流になる沢筋は仕方ないんでしょうね。
2・3年前の大雨で橋が流され、石が堆積しましたが、今年の大雨で更
に変化したようです。テープに助けられましたが、これが無いとコース
探しに手間取りそうです。
 すえぞおさんのレポにありましたが、寄コシバ沢手前の沢の荒れよう
も一段と迫力を加えたようです。ロープが張られていますが、これがな
いと、ちょっと厳しいですね、どなたが、設置されたのか感謝です。

 途中、ぱらぱらと降ってきた雨も鍋割峠では止みまして、お地蔵様に
参拝。以前に、テント禁止を知らずに一宿の恩義を受けました(^_^)。
 ここで、もう12:30。急がなくっちゃあ、すえぞおさん達は下山
してしまうと、ラストスパートです。ここから山頂の急斜面てキツイで
すよね。
 やっと到着した山頂で辺りを見回しても、それらしい人はいません。
ならばと、山荘に入りましたが、暗さに目が慣れず顔の判別がつきませ
ん・・と、向こうからFYAMAとか掲示板とかいう単語が耳に飛び込んで
きました。おそる、おそる、近づいて「すえぞおさん」と声をかけさせ
てもらいました。やっと、暗さに慣れた目に、すえぞおさんとお仲間の
面々が飛び込んできました。中嶋さんとそのお仲間にお会いするのは初
めてですが、皆さん、スマートかつ気持ちの良い青年でいらっしゃいま
した。中嶋さん達はすぐ下山され、あまりお話し出来ませんでしたが、
またどこかでお会いした時は、よろしくお願いします_(..)_ペコリ。

 すえぞおさんとお仲間とは、その後もいろいろと話をさせて頂き、遅
く到着した私に付き合ってもらいました。予定されていた時間を過ぎて
しまったのじゃないでしょうか。おまけに、帰りの林道歩きを省略させ
て頂き、ありがとうございました。

                    HBA01110、横浜のOSK


表題:雲取山
.雲取山
*[01* 日   付<]'98/12/19,20@日付
*[02* 山   系<]雲取山@山系
*[03* コ ー ス<]八王子=拝島=奥多摩湖=御祭・林道終点
          三条の湯-三条ダルミ-山頂-雲取山荘
*[04  地図・案内<]

(98/12/19土、20日)久子、橋口、北尾
6:35 竹山    暖かい
6:45 鴨居
7:25 八王子   なんと、すぐ八高線が待っている
7:40 拝島    7:52出発
8:50 奥多摩湖  日の当たるバス停で橋口君を持つ。そばを食って
         いる橋口君を待っているうちに北尾さんも来る。
9:40 出発    奥多摩湖の上流に沿って走る。思ったより距離
         ある。
10:00 林道    結構ガタガタ道
10:25 終点    数台の駐車場はふさがっていた。折り返し所でU
 -10:45      ターンして路肩に置く。935m。
11:15 三条の湯  少し下がってから沢沿いに登る。立派な小屋が見
 -11:30      え始めると、眼下に広い沢も河原、わさび田にシ
          ートを被せる作業中。周りを犬が跳び跳ねて遊ぶ
          小屋というより、立派な山荘だ。
12:30 食事    三ツ山、飛竜岳を眺める開けた尾根で昼食。暖か
 -13:00      い。降りてくる数人のグループ。今日初めての遭
          遇。1415m
14:40 三条ダルミ 1770m。南に開けた広場風の峠。富士山がカ
          スミながらも、展望できた。雲一つない青空だが、
          暖かすぎて春のようにカスミがち。ここで下山中
          の単独男性よりここからがきつくなると言われる。
15:25 山頂    橋口、北尾はぐいぐいと登っていき姿が見えなく
 -15:45      なる。この急坂はきつい。山頂は遮るもののない
          360度の展望地。手前の山頂らしく見えるところ
          から眺める七ツ石方面の縦走尾根の感じはなかな
          か良い。本当の三角点のある山頂は、もう少し先
          で、窪地に避難小屋がある。立派な施設だ。今日
          は数人いるようだ、ひといりはおばさんだ。凄い
          な。
16:30 山荘    まず、俺だけが到着。流石に北斜面、あちこちで
          凍結。こわい。初めは草部分へ逃げるなどのゴマ
          カシをしたが、耐えられずアイゼン装着とする。待っ
          ても待っても北尾さんが動かないので、数m上の
          居場所まで登ってみる。なんと、リングなくして
          いるため、紐のかけ方がわからなくなっていた。
          橋口君もいて・・(^_^メ)。緊急にリングなしの
          かけ方を指示する。で、先に進もうとすると久子
          が居ない。声をかけるとだいぶ先へいったらしい。
          しかし、追っかけても追っかけても会えない。
           初めての10本アイゼンで歩きなれていないが、
          そんなにも間が開いたか。途中、道の感じがわか
          らなくなったが、まずは強引に降りる。小屋が見
          えてほっとし、小屋の人に声をかけてもらったが
          久子は居ない。流石に、あせった。引き返すつも
          りではいたが、あちゃー迷い込んだじゃ、落ちた
          んじゃないだろうな、とか心配事が頭を駆け巡る。
           懐中電灯を持って引き返すと、すぐ3人が降り
          てくるのに会う。ほっとした。道がわからなくな
          り、レリーフの所でじっとしていたらしい。
17:30 夕食    今時珍しい由緒正しい小屋だ。照明は石油ランプ
          で布団をひく広間は暗くて、よく見えない。こた
          つも豆炭なのか。ここは、埼玉県らしが、道を挟
          んで東京都の立派なトイレがある。
19:00 クリスマス    例年、12月の第3土曜日に開催しているらしい
    パーティー   大勢のスタッフがいたが、ボランティア仲間だろ
          う。ミナミランボウさん、そっくりのおじさんも
          いた。小屋の建て替えが計画されていて、大きな
          借金をされているらしい。小屋主は60歳を過ぎ
          ている。大判振る舞いのパーティーで無料とは!!

6:00 食事    夜中に凄い風が吹いていたが、収まったようだ。
6:45 日の出   小屋の横の階段から眺める。だいぶ、雲が拡がり
         始めた。山頂は雪のようだ。
7:15 出発    アイゼンを初めから装着。初めての10本爪も慣
         れてきた。
7:45 山頂    雲が出たり、ガスが流れたり。時々、富士山が顔
 -8:30      を出す。雪が降り始めた。ゆっくりティータイム。
9:00 三条ダルミ 結構な雪となる。急坂でも昨日とうって変わって
 -9:10      凍結している。北尾さんが恐いせいだろう、遅く
         なる。四本爪を勧める。
11:20 三條の湯  途中から本降り、雨具装着。暫く降りたところで、
 -11:40      北尾さんがエネルギー切れで、補給。下は、日も
          射して、雪とか凍結が信じられない状態。このため、
          突然に隠れたアイスバーンで滑り、滑落し怪我をし
          た女性に出会う。口から血を出していた。まあ、大
          事にはならなくて良かった。三條の湯での風呂は止
          めて下の温泉にする。
1200 駐車場    食堂と温泉がなかなか見つからない。まずは、温泉
          と「鶴の湯温泉郷」というところへ行く。温泉施設
          はなく民宿に温泉を持っている。清流荘という所に
          入る。食事は予約無いと駄目とのこと。九〇〇円の
          入浴料。まあまあかな。でも、温泉施設の方いいな。
          食事場所を探すが、なくて、ついに奥多摩湖の駅前
          まで行く。


 計画しては流れていた待望の雲取山へ、やっと行くことが出来ました。
ポカポカ陽気の日溜まりハイクからアイスバーンのアイゼン歩き、そして
突然の雪と変化に富み、加えて雲取山荘ではクリスマスパーティーまで楽
しむことができました(^_^)。
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日 程:98/12/19(土)、20(日)
山 名:雲取山
ルート:八王子=拝島=奥多摩=(車便乗)=三条の湯下の駐車場
7:26 7:52 8:50-9:40 10:25-10:45
    -三条の湯-三ッ山展望の尾根-三条ダルミ-雲取山-山荘
11:15-11:30 12:30-13:00 14:40 15:25-15:45 16:30
    雲取山荘-雲取山-三条ダルミ-三条の湯-駐車場
7:15 7:45-8:30 9:00-9:10 11:20-11:40 12:00
天 候:12/19 快晴、
    12/20 晴れ、雪、晴れ(^_^;)
メンバ:OSK、連れ合い、友人(H君、Kさん)
----------------------------------------------------------------
 足の便が悪くて、なかなか行けなかった雲取山でしたが、H君と「車
で行こう」という話がまとまり、数年越しの念願の雲取山へ行くことが
出来ました。

 奥多摩駅でKさんと合流、車担当のH君が到着したところで、奥多摩
湖上流の丹波川に沿って御祭へと向かいました。御祭からの後山林道の
終点にある数台規模の駐車場は既にいっぱい。折り返しでUターンして
路肩に停めている車の仲間入りをしました(通行の邪魔にはならない状
況ではありますが、ごめんなさい(^_^;))。

 沢に沿った約30分の登りで三条の湯に到着。小屋の下の谷間は広く、
きれいな水が流れています。ワサビ田へ水を取り込むための多段になっ
た水溜が陽の光でキラキラ輝いていました。ワサビ田にビニールシート
を被せる作業をしていて、周りを犬が飛び跳ねて遊んでいるのを見下
ろしていると、このまま居着いてしまいたいような気分になります(^_^)。

 小屋を過ぎて、大きくUターンする道をゆったりと登っていくと、飛
龍山に三ッ山の稜線がどーんと拡がる小広い尾根に出ましたので、ここ
で昼食としました。ここから三条ダルミまで1時間40分の緩やかな登
りが続き、気持ちの良い日溜まりハイクを楽しめました。若いH君は、
「負荷が少ない、変化もない。飽きてくる」とブツブツ文句を言ってま
したが・・。
 三条ダルミでは視界がパーっと開けましたが、残念ながら陽気が良す
ぎたようです。折角の青空ですが、富士山の稜線はボンヤリとした感じ
でした。ここから山頂への登りは一変して、急登になります。ぶつぶつ
言ってH君は、ヒーヒー言い出した中高年組のOSKと連れ合いを尻目
に、Kさんと山頂目指してまっしぐら駆け登っていきました(^_^;)。

 さて、山頂。360度の大展望・・の筈でしたが、15時を過ぎても
ポカポカ快晴は続き、富士山も南アルプスもボンヤリと霞んでいました。
ところで、山頂には立派な避難小屋があるんですね。ここに泊まれば、
日の入り・日の出に満天の星空を心ゆくまで楽しめそうです。

 雲取山荘への北斜面の下りは、雪が凍結してアイスバーン状態になっ
ていました。アイゼンを車に置き忘れたグループがいまして、つるつる
滑り難渋していました。我々は、久しぶりにアイゼン装着をするKさん
が手間取りましたが、問題なくクリヤ(^_^)。
 この山荘は、最近珍しい由緒正しい山小屋なんですね。明かりは灯油
ランプで、寝床のある広間の暖房もほのかに暖かいコタツのみ。流石に
建て直しを計画しているようですが、これくらいの方が良いんですけど
ね(^_^)。水も小屋ではもらえなくて、自分で水場から汲んでくる必要が
あります。歩いて数分の所ですが、道が凍結していますので、アイゼン
をつけた方が良さそうです。
 さて、夕食を終えてコタツで待機してますと、19時に声がかかりま
した。いよいよクリスマスパーティーであります。全部で30人から4
0人くらいいましたでしょうか。パーティー準備のためか、スタッフな
のボランティアなのがわからなかったですが、10人以上の手伝いが混
じってますので、純粋の客は少なかったようです。クリスマスケーキの
カット、シャンペンの乾杯、ビンゴゲームをと1時間のパーティーを楽
しめました。飲み物に骨付きもも肉、おつまみも豊富で、参加はなんと
無料なんですよ。ビンゴゲームでは、小屋で販売している小物まで頂い
ちゃいました。パーティーの余韻に浸りながら、外に出ると頭上には星
空、眼下には東京の街あかりがダイヤモンドを散りばめたように輝いて
いました。

 翌日は、山荘から日の出を見て昨日の道を引き返しました。山頂では
雪が舞い始め、次第に本降りとなりました。三条ダルミまでの急斜面も
あちこちで凍結してました。昨日の日溜まりハイクが嘘のようです。
 ところが、三条ダルミを過ぎて三条の湯に近づいた付近では、青空の
下でのポカポカハイクと変化。今日登ってくる方は、途中からの変化に
驚くでしょうねえ。実際、乾燥した山道が続いたと思ったら、突然に凍
結部分が出てきます。これに騙され、目の前で女性が斜面を落ちてしま
いました。藪に引っかかり、事なきを得ましたが、顔を打ったらしくて、
口の中が血だらけになってしまいました。

 三条の湯では10時から風呂に入れるようですが、昼飯がてら下で温
泉に行こうという事になりまして、今回はパス。下調べをしていなかっ
たものですから、御祭からきょろきょろと探しましたが、なかなか見つ
かりません。やっと、鶴の湯温泉郷の看板を見て、民宿の清流荘という
ところに到着。入浴料900円とちょっと高めです。露天は11月まで
だし、予約無いと食事は駄目と言われて、がっくりでした。でも、PH
10の単純アルカリ泉で、つるつるして気持ちの良い湯でした。結局、
食事は奥多摩駅前まで我慢となりました(;_;)。

                    HBA01110、横浜のOSK