国内の山歩き記録(1997年)
釋護法と信行:夫婦で山ある記トップページへ


大山
*[01* 日   付<]'97/01/03@日付
*[02* 山   系<]丹沢@山系

恒例の大山初詣
 
 丹沢大山への初詣を初めて8年目、習慣になってしまったようです。
いつの間にか大山に来ていた・・というほどにはアルツハイマー化してはいませんが、はっと気づくと秦野駅にいたのでありました。寝ぼけたまま出発したため、途中の経過は夢の中、何も覚えてない(^_^;)。
 それにしても流石に1月3日です。下社も追分から大山ケーブルのバス停までの参道も初詣の人で溢れていました。
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日 程:1月3日(金)
山 名:大山(丹沢)
ルート:小田急秦野駅=ヤビツ峠--大山--見晴らし台-下社-大山寺
        8:50    9:30-9:50  10:50-11:40  12:45-13:10
  -ケーブル駅バス停=小田急伊勢原駅
       13:55
天 候:快晴\(^_^)/
メンバ:単独
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 私と一日遅れで帰省先より帰ってきたカミサンに最寄り駅で車を引き継ぎ、電車に乗ったまでは確かでありますが、冒頭に書きましたように秦野駅に着くまでの経過は夢の中、ほとんど何も覚えていない(^_^;)。

 さて、秦野駅からヤビツ峠行きのバスは冬場も回数が増えているようです。最終は8:55で従来どおりですが、土曜・休日はもう少し早い時刻に1・2便あるようです。写してくるのを忘れました_(..)_ペコリ。秋のシーズン真っ直中に比べるとハイカーも少ないように思いましたが、臨時便も出ました。正月のせいかな。

 ところで、ヤビツ峠への林道の途中で墜落した車が長い間放置されていましたよね。いつの間にか片付けられましたが、また新顔が落っこちてました。車で行かれる方は気をつけないと。

 意外と暖かい日でしたが、空気は澄んでいるんでしょう。山頂からは大島もくっきりと見えました。日の光の照り返しでキラキラとまぶしい海原の向こうに大きな姿を見せる伊豆大島を見るのは久しぶりです。
 富士山には雲がかかっていますが、表尾根、塔の岳、日高、竜ヶ馬場、丹沢山、不動の峰、丹沢三峰が鮮やかな稜線を描いていました。餅入りラーメンを食べながらではありますが、暫し堪能いたしました。

 本日は参拝が主目的でありますからして、下社に行く必要があります。どうも人の多そうな表参道を敬遠し、見晴らし台を経由することにしました。しかし、このコースもハイカーと俄ハイカー(こちらの人が多かったようです)が次々と登ってきましたし、見晴らし台にも人が溢れていました。流石に正月です。地図を持たないというか、見てないというか、何度もコースを尋ねられました。まあ、わかりやすい所だし、人も多いから良いようなものですが。

 下社でお札を受け、さて名水をと社殿の下の通路に入ろうとしましたが、ここが行列になっています。こんなの初めてだ。この状態を見て、蓑毛の方に下りるべしと判断をすれば良かったのですが、いつもの癖で追分に足を向けてしまいました。いや、追分からバス停までの参道はラッシュ状態のうえ、両側の店を覗くために立ち止まる人が多くて、渋滞も酷かったです。甘酒をと思ってたのに、いつもの店を見落としてしまった(;_;)。
 やっとバス停に出ても、バスがなかなか到着せず長蛇の列です。駐車場待ちの車がぎっしりで道を塞いでいるため、バスも思うように走れないようです。要所要所に神奈川中央交通の人が出て交通整理してましたが、あの狭い道ですからね。

 ただ、下社から追分までの女坂では、いろんな人間模様を観察できて楽しかった側面もあります。急に日常とは違った負荷がかかったためでしょう、家族・仲間の間で様々なトラブルが生じています。もちろん、仲良く助け合って、声を掛け合ってという方が多いですが、野次馬には面白くない。他人には、やはり諍い合っている方が面白い(*_*;)\ バキ。夫婦喧嘩をやっている人、ひとりだけバテテしまって家族から白い眼で見られている気の毒なお父さん・・・・。

 というわけで、ボケのち、すっきり展望、そして時々人間観察の一日でありました。                HBA01110、横浜のOSK

景信山~高尾山
*[01* 日   付<]'97/01/15@日付                  ページTOPへ
 FYAMAオフ。連れ合い、先輩の友人N夫妻、若い友人のH君、Kさんの6人で参加。
 6時に起きる。なにか夢を見てたらしい。山行きの楽しい目覚めと言うより、無理矢理に起きた感じだ。
 娘に駅まで送ってもらう。町田から1両目に乗り込んで来た一団は、きっとニフの連中であろう。結局、八王子の階段の所で 追い付き挨拶。COMPONさんがいた。身体の大きいダイナミ ックな感じの人だ。年齢は、俺より上だと思ってたが、どうなんだろう。改札口でH君、Kさんと合流する。
北口に下りて、バスの案内図を見ると、1番のバス停だ。予定の8:11のバスがあることを確認する。やっと来たバスは、一つ前の始発の京王八王子でほぼ満席になっていが、H君を除いて座れる。彼も途中で着席出来た。相当の雪である。陣馬高原下に近づくにつれて雪景色が広がる。Nさんは、アイゼンを置いて来たという。うーん、指定してなかったもんな。ストックを貸す。
 そんなに滑らなかったが、山道に入った所で不安になってアイゼンを装着。Kさんは初めての装着らしい。それにしては、上手だ。峠までの距離が思ったより長く、少し不安になって地図を出す。間違いはないようだ。この頃は、馴れ過ぎてしまっている。特に、標準コー スだと手抜きで、なんとかなるさという感じになっているが、団体引率の時はまずいな。沢沿いの良い道のようだが、じっくりと浸る余裕無し。
 途中で、アイゼ ンをはずす。その後も積雪は続き、がさがさになっているが、、そんなに滑らない。やっと縦走路に到着。縦走路を少し左に行ったところが、底澤峠だ。これま
では、我々だけであったが、縦 走路に出ると次々とハイカーが通る。
 縦走路を進む。堂所山は巻いてしまった。いくつかアップダ ウンを繰り返して、景信山に到着。帽子につけていた名札を見て、「和名倉山の住人」さんが寄って来た。我々は2
番手らしい。皆さんを探してウロウロするが、まだのようだ。着替えて暫くしてから一巡していると、はずれの方で見つける。もう、半分くらい来ているかな。良い席が無くて、離れた休憩用の屋根のあるベンチへ行かれてしまった。
おかげで、本体と我々の仲間の間を行ったり来たりさせられた。COMPONさんは、想像と違って大柄だし、若い感じだ。何歳くらいだろう。
 マップコンタさんは、若干ふくよかな男性で、連れ合いと同じフリースを着ていた。かもしかで購入したとのこと。
 なにかよくわからんうちに、我々の方はすき焼きを始めた。俺は、外交でウロウロ。百年の孤独をふるまう。人気あった。暫くして、次はチーズとチー ズ用の削り器を持って、巡回。これも人気あった。
 結局、2時間以上も山頂にいたが、暖かい日であった。本体は、まだまだ続きそうだが、我々は引き上げる事にする。
高尾山からケー ブルを利用することにする。最初の出発となった。途中、巻き道で道を失うが、無事に高尾山に到着。ゆっくりと休む。思ったより、ケーブル駅まで距離があり、最終一つ前の17:15のケー ブルで下りる。途中、暗くなる。
 高尾、八王子と順次解散して鴨居へ。帰宅して、メイルを覗き、週報の最終案を作成する。ついで、ニフにお礼のアップした所で、朦朧とする。連れ合いは、くたばってゴロンとなっている。いやあ、こんなに疲れたのは初めてだ。
鍋割山(寄)
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 久しぶりに金曜日にお湿りがありました。これはきっと丹沢では雪だったのでは。というわけで、この日曜日に偵察に行ってきました。横浜が雨あるいは雪の時に意外と積雪する鍋割山(鍋割峠、雨山峠)がターゲットであります。今回は、暫く通っていない鍋割峠コースを選びました。
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日 程:1月26日(日)
山 名:鍋割山(丹沢)
ルート:小田急新松田駅==寄--寄みんなの森-寄コシバ沢-鍋割峠-
         9:00     9:25-9:40  10:10-10:30  11:45-11:55 12:40-50
    -鍋割山--後沢乗越-ミズヒの沢-二股-大倉=小田急渋沢駅
    13:20-14:00  14:40      15:03   15:20 16:20
天 候:快晴\(^_^)/
メンバ:単独
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 寄行きのバスには10人くらいのハイカーがいましたが、皆さんシダンゴの方へ行ったようです。鍋割方面に向かったのは私だけ。結局、山頂に着くまで誰にも会いませんでした。このコースでは、人がいないなと思っても、必ずひとり・ふたりには遭遇していましたが、今回のように全く人に会わないのは初めてのように思います。
 それはともかく、寄は地域活性化の成功例なんでしょうね。訪れるたびに民家は増えています。今回も建て売りらしい住宅が次々と造られていました。田代向には、なんとホテルまでできたようです。いつ行っても地域の方達が集まって清掃作業をしていますし、意識が高いようですね。

 ところで雪の具合です。寄コシバ沢の手前に梯子の掛けられた崩壊地があります。そこまでは、ところどころに雪があるといった状態でした。もちろん、アイゼンは不要でしたが、沢の所で一部凍結気味で、危うく簡易橋から落っこちそうになりました(^_^;)。
 崩壊地を過ぎてからは、ほぼ全面が積雪状態です。うっすらから5cmくらいかな。がさがさ状態でアイゼンは不要でした。冷え込むと凍結するかもわかりませんが。
 寄コシバ沢で休憩していると、時々無粋な発砲の音が響いてくるのを除けば、静寂そのもの。小鳥の鳴き声、風の吹き抜ける音に樹から落ちてくる雪のサラサラといった音が混じります。風に煽られて、小さな粒になっ
た雪が、日の光を浴びてキラキラと舞っています。
 寄コシバ沢からは、岩の堆積した沢を登りますが、雪はそれ程付いていません。沢の傾斜が急勾配になる手前で左の斜面に入りますが、ここも積雪はほとんどなく、どろんこの状態でした。ここに来るのは昨年の崩壊以来ですが、相当に酷かったようですね。以前に通ったコースが崩落して無くなっていました。新しいコースも、登山道とは言えないような状態でした。無理矢理によじ登る箇所がいくつかありました。ちょっと怖かったりします(^_^)。

 なんとか鍋割峠まで到着しますと、予想通りに一面の積雪です。10cmくらいだろうと思います。峠のお地蔵さんを雪から掘り出しましたので、一部ではもう少し積雪があったかもわかりません。結構、サラサラしていて滑る感じはなく、アイゼンの装着を忘れてしまいました。ここから山頂にかけては、かなりの急斜面をヒーヒー言わされますよね。次第に積雪も増えてきます。アイゼン着けた方が良かったかも。面倒だと、そのまま登ってしまったが、一部はすぐ崖になっている所もあるため、ここでもちょっと怖い(楽しい?)思いもありました。

 山頂に近づくと、30~40cmくらいはあったようです。突風が吹き出して、地吹雪の簡易版のような状態になりました。風があるせいか、富士山はくっきりと見えます。頂上直下に雲があるようですが、ひょっとしたら、雪が吹き飛ばされているのかも。残念ながら南アルプスは雲に隠れていました。

 山頂では風と積雪のため、富士山の展望側には誰もいません。小屋の前のベンチに数人、大部分は小屋の中という状況でした。私には、先日カモシカで入手したフリースがあります(まっぷこんたさんとお揃い(^_^;))。
ベンチで悠然と昼食の用意にかかります。そうこうするうちに、小屋から大勢が出てきて、アイゼンを装着し始めました。初めての人もいて、おおいにてこずっています。それはともかく、後沢乗越方面でアイゼンがいるのかなと半信半疑ながら私もアイゼンを取り出しました。
 確かに、いつもはドロンコになる道に雪がありました。もっともアイゼンは不要でしたね。かえって、下の杉の植林帯のところに雪があり、3回も転んでしまった(;_;)。まあ、尻をつくところまではいかなかったですが、その下の沢の所は一部凍結してまして、見事にスッテンコロリンであります。木の杭がズボンの中に入って、一瞬ヒヤリとしました。
 この後、林道にも所々凍結しているところがありましたが、アイゼンは不要でした。ここは、多分消えますよね。
 というわけで、抜糸の終わったばかりの背中を気にしながらの雪偵察をしてきた「横浜のOSK」でした。
.笹子雁ガ腹摺山                                         ページTOPへ
沈丁花さんのレポートに触発されて、笹子雁ガ腹摺山に行ってきました(^_^)。全コースをトレースさせてもらいましたが、なかなか歩きでがありました。テーピングした膝でここを歩いた沈丁花さん、ただ者じゃないですね(^_-)。コースタイムにも歴然とした差が・・・(^_^;)。
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日 程:2月15日(土)
山 名:笹子雁ガ腹摺山(1357.7m),米沢山(1357m),お坊山
ルート:中央線笹子駅--新中橋入り口--笹子雁ガ腹摺山 --米沢山--お坊山--大鹿峠
       8:00-8:06     8:36-8:45       10:35-12:00  12:55-13:10  13:55-14:20  14:55
    -甲斐大和分岐-田野氷川神社--民家--中央線甲斐大和駅
       15:05       16:05        16:12        17:00

天 候:晴
メンバ:連れ合いとふたり
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 笹子雁ガ腹摺山は以前に計画しながら天候の関係でキャンセルしてしまい、気になりながら訪問するチャンスを逸していました。なんとなく取りつきが不便と思いこんでいましたが、沈丁花さんのレポを参考に地図を見ると、意外と駅から歩ける場所にあるじゃないですか。これは、行かなくっちゃとガサゴソ準備を始めると、例によって「私も連れてけ」とのご命令があり、二人連れと相成りました。
 八王子で横浜線を下りると、大勢乗っていた高校生が猛然とダッシュして中央線のホームに走り出しました。「うん、これは」とついていくと、期待通りに待ち時間なしで甲府行きの普通列車に乗り継ぐことができました。今回は家を出るところから付きが良く、待ち時間なしでバス、横浜線に乗る事ができ、極めつけがこの甲府行きです。おかげで、予定より1時間近くも早く笹子駅に到着できました。

 笹子駅では10人ほどの団体ハイカーと下車しました。途中の休憩地点でも一緒になり、笹子雁ガ腹摺山にほぼ同時到着しました。少し雲もありますし、暖かいせいか霞がかかっている感じですが、富士山はもちろん南アルプスの稜線もくっきりと見えました。南アルプスの右側に目を移すと白く雪を被った山頂が雲の上にちょこっと顔を出しています。あれは八ガ岳であったのかも。
 さて、その団体さんです。お坊山経由で温泉をと思ってたそうですが、アイゼン装備をしていないので、山頂での宴会とピストンで下山に切り替えたのことです。早速、プシューッの音があちこちで始まります。うーん、旨そう。どこかのオフみたい(^_^)。
 ところで、我々も沈丁花さんのフルコースにしようか、笹子峠経由で下り、「矢立ノスギ」見物にしようかと迷っていました。どうすべえと、山頂から米沢山方面へと下る道を覗くと、雪が豊富にあるようです。実は、山頂までの登りには、雪がもなくて不満が残っています。まずは、雪を楽しみがてら食事をしようかと、アイゼンを装着して縦走路に入りました。

 2/2に沈丁花さんが行かれてから、積雪もだいぶ減ったようですが、それでもコースを外れると、膝くらいはあります。もちろん、あちこちを登ったり下ったりと往復して遊んだことは言うまでもありません(^_^;)。
風が無くて暖かった事もありますが、食事と雪遊びに1時間20分も使ってしまったのであります。こりゃフルコースは無理かと、山頂に引き返し始めると、なんとこれから縦走しようという男女3人連れが下りてくるじゃないですか。失礼ながら、我らよりは先輩のようですし、スノーハイクに馴れていないメンバーもいるようです。「うーん、どうしようか」と鳩首会談を開始。「行ってみたいね。17時には駅に着くだろう。ライトも持っているし」と縦走路にUターンしました。

 笹子雁ガ腹摺山への登りも一直線に山頂を目指す急登でありましたが、この縦走路も下っては急登の連続です。加えて、この地域の辞書には「巻き道」という単語が無いのではいかと思うほど、忠実にピークをトレースして下さいます(^_^;)。いやあ、なかなかの負荷でありました。
 積雪は雁ガ腹摺山からの下りと、お坊山からの下りを除くと少なく、からからに乾燥している部分が多かったです。大鹿峠/甲斐大和分岐を過ぎるまでアイゼンは装着したままでしたが、米沢山への登りの鎖場付近を除
いて地面が柔らかくて気にならなかったです。 お坊山から大鹿峠の下りの積雪は良かったですねえ。コースを外すと膝はもちろん、太股までの部分も。登る体力はもちろんありませんが、雪の中を転げながら下っていくのは実に楽しい。

 地図では大鹿峠から田野地区に下るようになっていますが、そこはそれ、ピークは忠実にトレースしなさいという文化風土の地域であります。実は、10分ほどではありますが、分岐までしっかりと急登をさせて下さいます。いやあ、十二分に堪能し燃焼させてくれるコースでありました。
 分岐からは落ち葉を踏みしめて気持ちの良い里山歩きの雰囲気です。もちろんアイゼンは外しましたが、この落ち葉がくせ者。その下にしっかりと凍結したところがあります。気持ちよく落ち葉を蹴りながら歩いていると、ズデンであります(;_;)。
 田野氷川神社の手前を過ぎると、もう民家まですぐです。そんお民家の屋根を見ると、カラフルな色紙で作ったような直径30cmくらいの輪が乗っています。それも、どの家の屋根にも乗っているんです。なんだろと、たまたま庭先に出てきた主婦に尋ねました。旧正月のドンド焼きの時に使った飾りを集め輪にしたものを、部落に配るそうです。火事除けだそうです。

 40分ほどの車道歩きを経て、甲斐大和駅に到着したのが予定通りの17時。人気のないホームで電車待ちの間に、フカヒレ入り澗酒で乾杯。満足、満足の山歩きができました。沈丁花さん、ありがとう。

                      HBA01110、横浜のOSK

PS
 それはともかく、テーピングの回答ありがとうございます>>沈丁花さん
 ここ2年ほどは治まってますが、結構ひどい状態になってました。下山した後の乗り物とか駅の階段を下りるのに四苦八苦でした。下山途中にも膝の屈伸ができなくなり、後ろ向きに下りた事もあります。その後、膝の蝶番がはずれたような感じでガクガクしだし、更に1ヶ月ほどで、ガチンと音がして治ってしまいました。いつか再発するのではと怯えています(^_^;)。
.大山三峰                                            ページTOPへ
 「まっぷこんた」さんの「冬の大山三峰から唐沢峠(8番:#306)のアップに誘われて、大山三峰から梅の木尾根を目指しました・・が、その顛末は?
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【日 程】1997年2月23日(日)
【山 域】丹沢
【山 名】大山三峰山
【天 候】晴れ
【メンバ】単独
【コース】
     本厚木駅==煤ヶ谷--物見峠手前分岐--大山三峰
       8:20      8:55        9:50        11:42
     不動尻降下点分岐---広場---唐沢峠--893m標高点分岐
      12:05           12:15-12:52   13:25        13:42
     775mピーク--770mピーク--分岐--ふれあいの森(^_^;)
      14:05        14:15      14:25      14:54-15:10
     日向薬師==伊勢原駅
      15:45
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 上記の「まっぷこんた」さんの報告時点よりは雪も減っていたでしょうが、それでも物見峠分岐-山の神を過ぎて、最初のピーク手前の広場あたりから、ところどころで雪がガチガチに凍結していました。今回は4本爪の簡易アイゼンを装着しましたが、これが無いとちょっと歩けない感じでした。結局、ふれあいの森の手前の分岐まで着けっぱなしでした。

 暖かいわりには、昨日の風のおかげでしょう。空気が澄んでいまして、北峰手前のガレ場および三峰の山頂からは丹沢主脈がくっきりと一望できました。だいぶ雪も減ったようですが、蛭ヶ岳の山頂にはまだまだ相当に残っているようです。
 三峰にたどり着く少し前から、女性の大きな声が響いてきまして、どうもかなりな人数がいるようです。あの狭い山頂だと居場所がないであろうと、おそるおそる登っていきましたが、幸い入れ違いで不動尻方面に下りていったようです。山頂には男性ひとりがいて、食事の支度をしていました。「いやあ、ほっとしたよ」と仰ってました(^_^)。私は、不動尻分岐から唐沢峠へ行くまでの間にある小広い草原で食事をしようと狙ってましたので、小休憩のみ。
 ところで、不動尻分岐から唐沢峠への尾根はメジャーになったようです。ところどころに残る雪はまだ柔らかいですが、それでも相当に足跡が付いています。先行した女性の大集団も、そちらに向かったようで姿がチラリと見えました。逆方向に行く単独の男性、二人連れの女性にも遭遇しました。初めて行ったときには人の気配もないという雰囲気でしたのにね。
 さて、食事をと狙っていた草原状の小広い場所では、幸い人の行き来もなく、悠々と手足を伸ばし、のんびりとできました。日を浴びて、ぽかぽかと暖かく天国であります(^_^)。しかし、まだ見ぬ梅の木尾根が待っています。そう、のんびりともできません。ここから唐沢峠は近いですが、手前に尾根が分岐する箇所があります。気を付けてれば大丈夫ですが、私はぼんやりと直進気味の右の方に入り込んでしまいました。少し進むと、だいぶ急斜面になります。前方に見える尾根の連なりもおかしい。ありゃ間違えたと引き返す羽目になりました。おそらく唐沢川に下ってしまう(下れればですが)コースでしょう。10分ほどで戻ったところで、唐沢峠からきた単独の男性と遭遇しました。私が、そちらから来たものですから、勘違いしたらしく迷い尾根に入ろうとしまして、慌てて引き留めました。

 さて、大山-不動尻のコースにぶつかってからは、「まっぷこんた」さんのレポを頼りに大山方面へ進みます。すぐ唐沢峠、峠から急な上りが終わると、レポにある「土砂流出防備 保安林」の黄色い◇の看板がありました。ただ、近接してふたつありますので、要注意です。最初のは裏向きです。ちょっと先に黄色の面をこちらに向けた看板があります。最初の所からも東に下りる斜面があります。ただし、踏み跡は皆無で、かなり急ですから間違えないと思いますが、次の看板までちょっと不安でした。正解の方の道は、しっかりとした踏み跡がついています(^_^)。
 この後の地形は等高線がクネクネしていて分かりにくいですね・・って私だけか(^_^;)。必ずしも思った方角に進んでいないようですが、踏み跡を忠実にたどっていきました。時計の高度計ですので、正確ではありませんが、775Mのピークを過ぎ、「うん。うん。これだな」と確認。更にほんの10分たらずで770Mのピーク。ここで、道が分岐します。直進気味に南東に進む道と、左へ北に下っていく道です。テープがやたらについていて、それらは全て「左へ行け」と言っています。でも、南東が頭にこびりついています。結構しっかりとした踏み跡もあります。で、直進してしまいました。おそらく、ここで間違えたものと思います。方角は合っていませんが、概念的には
 
            卍?   ふれあいの森
            |      |
            |      |
  唐沢峠上の分岐---770m-----A---?

の感じですね。A地点まで来たときには、間違いに気づきました。神奈川県の山火事防止の細長い柱が立っています。ここを鹿柵に沿って左に下る道には、踏み跡もあるし、どこかに下りられそうです。どうせなら、探索してみようと足を進めましたが、このコースお勧めじゃないですね。有刺鉄線も出てくるし、やたらに狭いし、あまり快適なコースじゃないです。
 やっと、下りたところは大々的な工事中でありました。初めは、「私、誰。ここ、ドコ」の状態です(^_^;)。まあ、林道ですし、下っていくと、「工事中、通行禁止」の看板があります。まあ、逆から来たんだからと言い訳しながら、
下りていくと、バンガローがあります。なんと、ふれあいの森の看板があるじゃないですか。随分と南の方に振られてしまったんだ。

 というわけで、楽しみにしていた奥の院の見学はできませんでした。でも、歩行距離はあまり変わらないか(負け惜しみ)。
          もう一度、行かなくっちゃのHBA01110、横浜のOSK
石老山                                            ページTOPへ

 常連の皆様はお忙しいようですね。書き込みも減っているようです。ご多分に漏れず、私もバタバタしております。本日も夕方から東京で仕事がありましたが、このところのストレス解消にどうしても山に入りたいとの思いがつのります。さて、こういう時は、皆様ご存じの石老山だのみですよね。手軽に短時間で入れる割には、山の雰囲気と展望を楽しめます。
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日 程:3月9日(日)
山 名:石老山
ルート:中央線相模湖駅--石老山入り口-融合平見晴らし台--山頂
       8:33            8:45         9:47        10:10
    --大明神見晴らし台--ピクニックランド前--相模湖駅
         10:47-11:10           11:50
天 候:快晴
メンバ:連れ合いとふたり
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 今日は殊の外、暖かい1日でした。2週間前に行った大山では唐沢峠で雪遊びをしたのが嘘のような、春~っという感じの石老山でした。麓では紅梅、白梅が満開ですし、登りの途中では鶯の初音を聞くこともできました。
 暖かい割には展望もまあまあで、まだまだ雪が残っているらしい蛭ガ岳そして大室山の右の方には富士山が姿を見せてくれました。左の斜面に白い筋状の雲のように見えるのは、雪煙でしょうか。
 大明神見晴らし台からは新春オフで歩いた高尾山から景信山そして更に陣場山へとつながる長い尾根、その奥には生藤山、遠くには大菩薩嶺、三頭山が眺められ、まずまずの展望でした。
 それにしても、朝少し早く出れば昼には帰れる、昼から出ても大丈夫という石老山が身近にある幸せを味わった半日でした。
                      HBA01110、横浜のOSK
大山、梅の木尾根                                       ページTOPへ

 2月23日に迷ってしまった唐沢峠から日向薬師の探索(8番、435)に再度行ってきました。まっぷこんたさん、岩弁慶さん、行ってきましたよー(^_^)。
 このところ気持ちにユトリを無くしてたようで(^_^;)、2月15日に笹子雁ガ腹摺山に行ったときも、23日の大山三峰-唐沢峠-日向薬師のときも、方向感覚から位置認識までが滅茶苦茶になっていました。雁ガ腹摺山のときは、同行した連れあいに「少し、おかしいんじゃない」と言われてました。再度、唐沢峠から日向薬師に下ってみたわけですが、なんと非常にわかりやすいじゃないですか。やはり、気持ちにユトリを持つ事は重要ですね(^_^)。
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【日 程】1997年3月20日(木)
【山 域】丹沢
【山 名】大山-唐沢峠手前-梅の木尾根-薬師尾根?-浄発願寺奥の院
【天 候】曇り
【メンバ】単独
【コース】
     秦野駅==ヤビツ峠--大山--唐沢峠手前分岐--778mコブ
      8:55       9:56  11:05-11:20     12:06     12:30-13:05
     --大沢分岐--二の沢の頭--奥の院分岐--岩屋
          13:11       13:29     13:39-13:50   14:10
     --日向林道--日向薬師バス停--伊勢原駅
          14:25        14:50
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 秦野駅はまた改良工事をしてますね。新しくなったばかりだと思いますが、もう手を入れているんですね。一瞬、駅の感じがつかめなかったです。ヤビツ峠行きバスの発射時刻まで1分というギリギリになっていたものですから、焦ってしまいました。さて、間際に走り込んだバスですが、案外と空いてまして座れました。珍しいですね。でもって、昨晩の飲み会による睡眠不足を解消してやろうとしましたが、後ろの席に座っていた65歳の男性が、おばさんを掴まえて丹沢の紹介を大声でやってくれるわ、私の頭を地図置きに利用して下さるわで、居眠りはままならずでした(;_;) 。どうも、親切というより自慢しているような気が・・・(^_^)。

 ところで、先日の雨は大山界隈でも雪になったようです。ヤビツ峠の少し先から山頂まで登山道は雪で覆われていました。気温が高いせいでガサガサになっていて、アイゼンは必要としない状態でした。
 展望はもうひとつで、表尾根-塔の岳-不動の峰の稜線は見えますが、富士山は影も形もなし。そそくさと、目的の唐沢峠手前の分岐を目指しました。見晴らし台から不動尻方面に分岐して、暫くは雪が残ってましたが、900mくらいからはカラカラに乾燥しています。今年は雨も雪も少ないですよね。水、大丈夫かしら。
 両側に鎖が張られたガレ場を過ぎ、すぐの所に菱形の標識(保安林)があります。ここから東に分岐して下っていくわけです。手持ちの高度計では888mを指示していました。今回は、2万5千図を手に持って位置を確認しながらの歩きです(前回は・・・(^_^;))。
 東に下り、778m、753mのふたつのコブを越えると、大沢分岐の手前の778mの小さなピークに出ます。前回は間違えて、ここから東に直進してしまいました。北(左)寄りに少し下ると、隣の東に進む尾根に入れますが、これが大沢分岐への道なんですね。とりあえず、ここで昼食。大山山頂の賑わいが嘘のように静か、人の気配が全くありません。                (高度は、時計付属の高度計指示値です)
 ほんの数分で723mのコブになった大沢分岐に到着。小さな標識が確かにありました。今回は奥の院が目的なので、右(南東)への道を選びます。やせ尾根に続いて手入れの悪いヒノキ林を過ぎると、二の沢の頭。手書きの標識がありました。673mです。奥の院への分岐は、ここから10分くらいのようだと、注意しながら歩いていくと、テープがありました。かすかな踏み跡があるといえばあるような状態です。下を見下ろすと、青いテープが水平に張られているのが見えます。遊歩道の仕切りのようにも見えます。立木の間を柔らかい土とともに滑り降りていくと(これが、山を痛める原因にも_(..)_ペコリ)、ありました、遊歩道です。
 遊歩道に途中から進入したため、どっちへ行って良いかわからず、取りあえず左に進むと標識が出てきました。逆であったようです。このまま進むと日向薬師に出られるようです。奥の院は逆とのことで、引き返しました。実は、上の尾根からもここに出てくるのが正規のようです。踏み跡よりもしかっりとした道が降りてきてました(^_^;)。

 ところで、本来の浄発願寺は山津波で破壊されて跡が残っているだけなんですね。現在は、日向川のもう少し下流測の右岸に移転 しています。この岩屋は、1937年の山津波で埋没していたのを平成3年に発掘したそうです。なんか 、随分と由緒があるようで、後奈良天皇の孫娘(尾張徳川の夫人)、佐竹・藤堂といった大名の墓石があるそうです。男の駆け込み寺でもあるらしいですが、その詳しい来歴は書かれてなかったです。ただ、53段の石段があって、「四世空誉上人の代に駆け込んだ53人の罪人が一段ずつ築いた」という説明板が出てました。
  というわけで、ほぼ一ヶ月ぶりに気になっていた道を確認することができました。
                        HBA01110、横浜のOSK
辺室山                                             ページTOPへ

 天気予報におそれをなして、雨になる前に帰ろうと近場・短コースの辺室山に行ってきました。もちろん、沈丁花さん、まっぷこんたさんのように大山、大山三峰の接続はなしです(^_^;)。
 土曜日の天気は予報よりは少し持ち直したようですが、それにしても週末になると天気が悪くなりますね。
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【日 程】1997年3月29日(土)
【山 域】丹沢
【山 名】辺室山(のみ(^_^;))
【天 候】曇り
【メンバ】連れ合いとふたり
【コース】本厚木駅==土山峠--辺室山--物見峠--煤ヶ谷==本厚木駅
        8:40      9:30  10:40-10:55  11:40-12:40  13:40
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 天気の具合が、もうひとつのせいでしょう。本 厚木からのバスに乗ったハイカーは数名と少なく、それも皆さん煤ヶ谷で降 りられました。土山峠まで行ったのは我々だけ。おかげで、リスが走り、鹿と 遭遇する静かな散策となりました。
 登山道の所々にはシキミ の木がありまして、薄い黄色の可憐な花をつけていました。実のなっている木 もありましたが、これは猛毒だそうですね。
 途中、小さな石製の祠がありましたが、山の神 様をお祀りしているんでしょうね。辺室山にはなにか謂われがあるんでしょう か。
 短コースでもあり、のんびりと歩いたためかコースタ イムを大幅に超過して小広い山頂に到着。丹沢山と丹沢三ッ峰の隙間に雪を被った蛭ガ岳の山頂がのぞ いていました。山頂部に光があたっているらしく白く輝いています。
 またまた、コースタ イムを大幅に超過して物見峠に到着。ところで、この手前に宮 が瀬の方に尾根道を見つけました。国定公園の境界線に沿っているようです。 そのうち行ってみよう。
 物見峠で家財道具を広げて食事を始めますと、なんと雲 が切れて日光が射してきました。「昨晩そして今朝方の天気予報はなんなんだ 。これなら大山三峰に行こうか」と相談もしましたが、たらふく昼食をとり、 おまけに昼寝までしてしまった後で、元気が出ません。予定通りに煤ヶ谷に降 りることにしました。
 
 登山道の入り口に正住寺という寺がありますが、いつもは素通りしています 。今日は、時間もあるし立ち寄ってみました。縁起を記載した札・石碑は見つ からなかったですが、禅宗のお寺のようです。もう花は終わっていましたが、 立派な梅の木がありました。般若心経他の小パンフレットが置いてあります。 
   のんびりと低山散策で、多少不完全燃焼気味のHBA01110、横浜のOSK
大倉~塔の岳~丹沢山~丹沢三峰~宮が瀬                           ページTOPへ
 このところ週末になると天気が崩れていましたが、この土・日は久しぶりの好天候でした。みなさん、あちこちの山を目指されたことと思います。
 かくいう私も、世の中の動きに遅れてはいますが、HB彗星を見ようと塔の岳、ついでに丹沢三ッ峰に行ってまいりました。
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日 程:4月12、13日
山 名:塔の岳、丹沢山、丹沢三ッ峰
ルート:
 4/12:
   小田急渋沢駅==大倉--堀山の家--花立山荘--金冷やし--塔の岳
       14:15     14:45    16:40       17:37     17:55     18:15
 4/13
   塔の岳--丹沢山--太礼の頭--円山木の頭--本間の頭--車道--バス停
    5:40    6:35-6:50    7:30     8:00-8:10      8:35     11:20    11:30
天 候:快晴
メンバ:単独
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 HB彗星が目的ですから、塔の岳に早く着きすぎても間がもてないと、で昼食をとってノンビリと出発しました。この時間ですと、流石に小田急にも殆どハイカーはいない・・と思ってたら、なんのなんのちょっと見渡しても数人いらっしゃいます。結局、大倉まで一緒でしたから、きっとどこか泊まりの方達でしょう。
 もう少し遅くすると、CompOnさんのお月見俳句じゃなかったお月見ハイクになるところです。でも、ほんと彗星を見たあとは、お月見ハイクで下山しても良いかとも思ってたんですよ。ところが、ビール飲んで食事してなんてやってるうちに元気なくなりました(^_^)。結局、尊仏山荘泊まりとしましたが、そうなると翌日はどこか行かないともったいない。ついでに丹沢三ッ峰に足を延ばしました。

 途中で暗くなることも考えて、大倉尾根から登りました。天気が良かったせいでしょう、大勢の下山者とすれ違いました。17時くらいが最後尾でしたね。人もいなくなり、日差しも傾きますと、なんとなく寂寞とした感じになってきます。これも、また良いもんで・・(^_^;)。鹿も安心するのか、のんびりと餌を食べています。
 ちょうど日没頃に山頂に到着しましたが、HB彗星はすぐには見えないんですね。結局、ビールに食事の後に17:30から観察です・・・いえ、単にぼーっと眺めてただけです。
 これまで、天気が悪かったり、タイミングが悪かったりで、どうにも対面できなかったHB彗星です。すぐ横に三日月が皓々と輝いているため、もうひとつでしたが、それでも尻尾も見えます。うーん、これがあのHB彗星か。流れ星と違うから願い事やってもムダか・・などとアホなこと考えながらミーハー観測をやりました。

 尊仏山荘の宿泊は20人強のようでした。おかげでゆったりと熟睡できました。ところで、国内外どこの山でも目立つ関西の団体さんもおられたようです。そんなに経験あるわけじゃないですが、ニュージランドでもキナバルでも、そして木曽駒ヶ岳に北岳にと、ちょっと思い出しただけでも、あの明るいそして若干賑やかな団体さんが脳裡に浮かんでまいります(^_^)。

 翌日は、5:15の日の出と朝日に染まる富士山を眺めた後、どういうわけか丹沢三ッ峰に行こうと思い始めました。きっと、片目のケンケンさんのレポート(00384)が潜在意識にあったんでしょうね。随所にアイゼンの爪痕が残ってました。どれかは、片目のケンケンさんのものでしょうね。季節は変わっても、やはり人は少なかったです。おかげで、リスに鹿に雉(多分)と出会うことができました。下りは私だけだったようですが、登ってくる方に本間の頭を過ぎたあたりで初めて会いました。その後も併せて10人くらいとすれ違ったでしょうか。それにしても、このコースを日帰りで往復するとは、ほんと物好きな方達がおられものだ(^_^;)。

 太礼の頭の手前で東に分岐するテープがつけられています。これは、堂平につながっているのかしら??。円山木の頭の登りは相変わらずきついですが、以前の崩れた部分はだいぶ手直しされていました。 大倉尾根もこちらも1000mくらいの桜は3~5分咲きです。本間の頭を過ぎたあたり、ところどころにアカヤシオが花をつけていました。
                      HBA01110、横浜のOSK
大沢山-清八峠                                          ページTOPへ
 本日は、中央線沿線に点在している我が家の農園??のひとつに収穫に行ってきました。大収穫に備えて、ポリ袋を10個も用意しましたが・・。
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日 程:4月20日(日)
山 名:大沢山-清八峠
ルート:
  (昨年の5/18に同コースのレポをアップしているので省略版)
  八王子==高尾==笹子-奥野稲村神社-西群馬幹線の巨大鉄塔--大沢山
    7:14    7:26   8:40    9:10            10:10       11:50-12:20 
  --女坂峠-清八峠-奥野稲村神社-笹子
      12:30    14:50     16:55    17:22
天 候:曇り
メンバ:連れ合いと二人
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 昨年のゴールデンウィーク開けに訪問した本コースでタラの木の群生を見つけました。連休中にだいぶ採取されたようですが、少し奥に入ると、まだまだ残っていました。ただ、芽は少し開きすぎていました。来年は良い時期をねらってと心に決めたのは言うまでもありません。
 そんなこんなで、少し早すぎるとの懸念もありましたが、舌なめずりをしながら本日出かけたのでありました。
 ハイキング列車と間違えそうな雰囲気の小淵沢行きの列車から笹子駅に下車したハイカーは20人を超えてたんじゃあないでしょうか。新ハイキングの旗を持った団体さんもいました。皆さん、滝子山・鶴ヶ鳥屋山・本社ヶ丸の方へ行かれたようです。おかげで、大沢山で清八峠から来られた単独行のオジサンと出会っただけでした。
 昨年は、どこの山もツツジの花が惨憺たる状態でしたが、今年は当たり年のようですね。中腹、1000m付近までは、そこかしこにミツバツツジの花が見られました。中腹付近はまだ赤い蕾でしたから、まだまだ楽しめそうです。
 さて、肝心のタラの芽でありますが、これは早すぎました。芽が殆ど出ていません。せいぜい、茶色の固い芽の状態です。とても採取できるまでに成長していませんでした(;_;)。下の方で10個ほど採れたのみで、持って行ったポリ袋を使うこともなく、しおしおと帰ってきました。ああ、疲れた。あと、10日から2週間くらいでしょうね。
                      HBA01110、横浜のOSK
.大菩薩嶺、小金沢連嶺                                   ページTOPへ
 連休前半を利用して大菩薩嶺から小金沢連嶺へ行って来ました。今回は、連れ合いが計画しました。どうもコース時間を間違えたらしく、2泊3日と長目の設定となりましたが、おかげでゆったりでした。
 それにしても、小金沢連嶺は聞きしにまさる良いところですね。今回は、ゆったりと歩くことで、天候はもうひとつでしたが、おおらかに広がる草原状の尾根、シラビソ林と苔のしっとりとした森を心ゆくまで楽しむ事ができました(^_^)。
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日 程:4月27(日),28(月),29日(火)
山 名:大菩薩、小金沢連嶺
ルート:
 4/27:
   中央線塩山==タクシー==丸川峠入口--丸川峠--大菩薩嶺
      8:50    9:05-9:15    11:20-12:15    13:48-14:21
   雷岩--親不知の頭--大菩薩峠
  14:30-15:10  15:40       16:00
 4/28
   大菩薩峠--熊沢山--石丸峠--狼平--小金沢山--
    7:00       7:15      7:25    7:40    8:30-8:40
   牛奥ノ雁ガ腹摺山--賽の河原--大峠分岐-黒岳--湯ノ沢峠
    9:25   9:45       10:35      10:40   11:37-12:40
   大蔵高丸--破魔射場丸--湯ノ沢峠--林道合流--天目山民宿
     13:20    13:52-14:05   14:52-15:10  15:35       17:00
 4/29
   民宿--裏山--民宿--日川渓谷--温泉センター--天目庵
    5:35   6:45    7:30,     9:05    11:10-11:56     12:15
   景徳院--甲斐大和駅
    14:30
天 候:4/27快晴、4/28雪・雨、4/29快晴
メンバ:連れ合いと二人
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のんびり昼寝の雷岩にHB彗星との再対面

  初日は軟弱にタクシーで裂石の少し先、丸川峠入り口まで行きました。これで20分ほどの林道歩きを省略できます。塩山から3060円です。
  丸川峠までの登りは、ガイドブックによれば急登うんぬんと書かれています。 タクシーの運転手さんからも、「きついコースですよ」と言われまして、覚悟を決めて取り付きました。ジープでないと登れそうもない林道を暫く行くと、いよいよ登山道であります。これからが急登かと思うと、さにあらず。そんな筈はない、もうきつくなるか、さあいよいよ急登かと気を引き締める我らであります・・が、2時間も歩くと両側にロープを張られた平坦なプロムナードに出るではないですか。広い笹原の向こうに青い小屋が見えます。「えっ、丸川荘。まさか、そんな筈は」と一瞬目を疑うほど、あっけなく丸川峠に到着しました。そこかしこに満開のミツバツツジを愛でながらの歩きとはいえ、ガイドブックの急登は???であります。そのせいでもないでしょうが、登りは単独の男性がいただけで、下山に利用される方が多いようです。
 丸川峠の草原はレンゲツツジの宝庫だそうですが、まだ一面が茶色の笹で覆われた状態でした。富士山、南アルプスのうっすらとした稜線を眺めながら、のんびりと食事であります。ところで、峠に子連れのお地蔵さんが立っています。丸川荘のおじさんは、木彫りをされるようですから手製かも。謂われを聞こうと思いながら忘れてしまいました。
  草原状の斜面を登ると、ほどなくカラマツそして苔むしたシラビソの林となります。北八つの森の雰囲気ですね。谷間の所々には雪が残っています。登山道も凍結した場所がありますが、問題なく通過。広くて歩きやすい登山道を気持ち良く散歩気分で歩くこと、1時間半。林で覆われた展望のない山頂、大菩薩嶺に到着です。
 登山客の落としたお菓子、パン屑が目当てなんでしょう、小鳥がたくさん飛んできます。なんと、手に止まってお菓子を食べるんですよ。コガラかしら。山頂を少し下ると、ご存じのように、今までの林に囲まれた風景から大きく開けた草原へと一変します。まるで、スイッチを切り替えたかのようです。明日に歩く予定の小金沢連嶺も一望できますが、南アルプスはもう見えなくなりました。どうも予定より早すぎます(単に、時間を読み違えただけですが)。
 雷岩では風の当たらない日溜まりで昼寝をしました。こんなにノンビリとした山歩きは久しぶり(^_^)。
なんとか時間をつぶして、介山荘には16時に入りました。飛び石を挟もうと狙ったとおりに、宿泊者は全員で8人とがら空きであります。厳冬期の冬山を下りた後、塩山で途中下車して介山荘に来るのが習慣であるという信じられないような人、コースタイムの0.6掛けで走り抜くという韋駄天の男性二人組、アフリカ単独放浪の旅を卒業された同年輩の男性、奥さんは上高地の小屋に勤めていたという冬山、藪山、沢となんでもござれの先輩ご夫妻と、まあ多士済々というか、あっけにとられるような人たちに囲まれて、極めてオーソドックス、平々凡々たる我らは小さくなっていました。ところで、この介山荘は山小屋と思えない良い待遇でした。後の手間を考えてでしょうが、宿泊者が少なくても、一カ所にかためる小屋が多いですが、ここではなんとオール個室にしてくれました。布団までひいてくれます_(..)_ペコリ。
 夕方には空気が澄んできたのか、南アルプスがまた見えてきました。暗くなると星も輝きを増し、なんとまたもや地球から遠ざかっていくHB彗星を見ることができました。

 翌朝、残念ながら全天に雲が広がっていますが、南アルプスはまだくっきりと見えました。なんとか、予定の湯ノ沢峠からの下山まで雨の降らないことを願って、山にしては遅目の7時に出発しました。
 岳樺のまじったシラビソ林の中を急登すると熊沢山、ここからは笹で覆われた草原状の尾根となり、ほどなく石丸峠に到着します。またまた、笹藪とまだ蕾のシャクナゲが所々に群生しているシラビソ林を登ると小金沢連嶺の最高点である小金沢山となります。ここで、遂に降ってきました。流石に2000mを超えているせいか、雪です。
 ここからは、エリアマップにも迷い道多しと書かれたコースになります。確かに、胸まであるような笹をかき分けて進むことになりました。しかっりとした踏み跡があちこちに走っていますので、視界ゼロの状態だと迷いそうです。
 暫く笹藪歩き、ついで立ち枯れのシラビソ林を過ぎると、いよいよ牛奥ノ雁ガ腹摺山です。これで、三つの雁腹を訪問することができました。残念ながら富士山は雲の中、ちらりと八ガ岳が見える程度でした。しかし、連嶺の広々とした尾根筋が見渡せるだけでも、心が解放された気分になります。草原とシラビソ林と変化に富み、アップダウンもそれほどではありません。こんなに良いコースが手近にあるとは知らなかった。連れ合いがすっかり気に入ってしまい、再訪問を約束させられました。天候に恵まれれば、もう下山したくなくなるん じゃないでしょうか。と、まあ楽しみながら、黒岳という名前のとおりに黒々とした次のピークを目指して降りてきたのが賽の河原です。「あれーっ、石がないや。笹の草原じゃない。どうして賽の河原なんだろう」。ここを過ぎ、太い幹の立派なシラビソ林を急登すると大峠への分岐、そして程なく黒岳に到着です。雨足が少し強くなってきて、ガスも出てきましたが、砂状のザレと岩に変わった周りの風景にぴったしです。幽玄な雰囲気となり、かえって良かったりもします。
 ここまで来ると、もう湯ノ沢峠は目の前です。小さな避難小屋があり、布団・毛布も数組が置いてありました。ここまで車が入れるようです。介山荘から一緒に来た単独行の男性、我ら、富士吉田方面から車でここまで遊びに来たらしい4人(山に入るわけでもなく、なんなんでしょう)、そして我らで土間は一杯になるくらいの小さな小屋です。ここで、昼食の後、南西に桑西方面と下る男性と別れて、我らは大蔵高丸、破魔射場丸を目指しました。
 こちらは少し植生が違うようで岳樺が目に付くようになりました。まるで、タコのように枝を縦横に伸ばした立派な岳樺をあります。枯れた草に赤い落ち葉の敷き詰められた草原はシーズンには見事な花畑になるようです。今回は破魔射場丸までとし、またガスの出てきた中を湯ノ沢峠に引き返しました。
 もうあとは、本日の宿を取った天目山の民宿を目指して下山するだけです。林道をショートカットした沢筋の道を下っていくと、ほどなく分かれた林道に合流。しかし、ここからの林道歩きが長かった。機械的に足を動かすもののピッチもあがりません。いやあ、よれよれになって民宿に到着しました。これじゃあ、村営の温泉センターは無理と、民宿の風呂に入って食事の後はバタンキューであります。
 
 翌朝、目覚めると素晴らしい快晴じゃないですか。窓からはくっきりと富士山が見えます。連れ合いの悔しがること(^_^)。かく言う私も、南アルプスも見てみたいと6時前に民宿の裏山に登ることにしました。手軽にピークに立て るかと思いきや、これが灌木が縺れかえった藪山。高々400m弱の標高差の往復に2時間もかかってしまいました。下りのルートが怪しくなるわ、あちこちに引っ掻き傷をつくるわ、もうたいへんでした。やっと、朝食の時間に間に合いました(^_^;)。それにしても、奥へ奥へと尾根が連なっていましたし、何度か巻き道に引き込まれるし、振り返ってもいま来た道が藪で見えなくなるし、里山だといってナメチャいかんですね。
  というわけで、朝食の後はおとなしく日川渓谷の散策、温泉、景徳院の観光をして甲斐大和の駅へと戻りました。温泉は沸かし湯ではありますが、アルカリ性の泉質できれいなセンターです。1日いて700円、民宿利用者は400円です。蕎麦切り発祥の地とのことで、センターから少し下がったキャンプ場に天目庵という食堂があります。蕎麦は百食限定だそうです。うまいですよー。
 
                        HBA01110、横浜のOSK
陣馬山、生藤山、三国山                               ページTOPへ
 ゴールデンウィークの天気予報はめまぐるしく変わってきましたが、どうも5月の3,4日は崩れそう。というわけで、この2日に慌てて(^_^)、甘草水とか三国山のこれまでの報告で気になっていた生藤山へ陣場山経由で出かけました。もちろん桜は終わってましたが、ツツジはあちこちで満開でした。
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日 程:5月2(金)
山 名:陣馬山、生藤山、三国山
ルート:
  中央線藤野=バス=上沢井--陣馬山--和田峠-醍醐丸-連行山
     7:3?   8:06  8:15-8:20  10:12-10:30  10:43   11:35  12:50-13:40
  茅丸--生藤山--三国山-甘草水-石楯尾神社=バス=中央線上野原
  13:55  14:12-14:40  14:45   15:02    16:10
天 候:晴れ
メンバ:連れ合いと二人
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 連休の後半は、避難小屋もしくはテント利用で西丹沢をほっつき歩こうと計画してましたが、4/27-29の山歩きの疲れがとりきれないうえに、天気ももうひとつのようです。東京周辺で天気の良さそうな2日に日帰りする場所をアレコレ物色した結果、以前より一度行ってみたいと思っていた生藤山を思い出しました。笹尾根を推薦する書き込みも読ませていただきましたが、バスの便がわからなくて、陣馬山を経由する縦走コースとしました。なにせ、前日の夜の9時まで西丹沢で計画していたものですから、バス会社に問い合わせる余裕がなかったのであります(^_^;)。
  さて、2日は流石に平日ですね。土・日にはハイキング列車と化すさしもの中央線もハイカーがチラホラといった具合でした。なんか、ザックを持った遊び人は肩身が狭いのであります。もっとも、藤野駅には20人弱の中高年ハイカーがいましたっけね。
 今回で陣馬山の訪問は7回目ですが、バスを使うのは初めてです。8:06発の和田行きに、元気いっぱい喋りっぱなしの初老ハイカー団体さんと同乗いたしました。あんなに大声で喋りっぱなしでは、山歩きの前に疲れるのではないかとヒトゴトながら心配であります(^_^)。
 ともあれ、上沢井で下車したのは単独の女性と我らのみでありました。そこかしこから聞こえてくる鶯の囀りと山ツツジを楽しみながら、2時間弱で陣馬山の山頂に到着しました。休日と違ってハイカーも少な目ですし、営業中の茶屋も1軒だけでした。さて、肝心の展望は、春霞でぱっとしません。丹沢三ッ峰から蛭ガ岳にかけての稜線、三ツ峠、富士山、三頭山、大岳山あたりがボンヤリと見える程度した。ところで、「H10年国体の山岳競技のゴール」という看板が出ていました。丹沢の表玄関である大倉にも国体の看板が出ていましたから、大倉から陣馬山までがコースになるのかしら。それにしても、山岳競技って何をするんでしょうね。
 山頂から急勾配の階段を約10分下ると和田峠です。和田峠から生藤山までのコースは、やたらに巻き道と小さいアップダウンの多いコースなんですね。それぞれの上下はたいしたことありませんが、ジャブを受け続けている感じであります。杉と檜の植林が多いところですが、連行山の手前からやっと灌木帯となりました。ケヤキ、ホウ、ミズナラ、クリ、ヤマザクラ、マツといったところでしょうか。
 生藤山の山頂からは、まだ灌木の葉が茂っていないため、正面の陣馬山がよく見えます。狭い山頂ですが、ベンチもあって昼寝させてもらいました。というのも、三国山の方から宴会モードの大きな声が響いてくるので敬遠した訳であります。我らは、陣馬山で仕入れた缶ビール1本を分け合ってのささやかな酒宴を催しました。うまかった(^_^)。
 静かになった三国山まで足を延ばすと、丁度宴会を片づけて下山し始めたところでした。なんと、60歳台の団体です。足下がふらつく人、気分が悪くなって歩けない人もいます。いいかげんにせんかい(~_~メ)。
 ここから甘草水一帯が桜の名所なんですね。桜も散っていましたので、詳しい様子はわかりませんが、桜の巨木を杉と檜の植林が包み込んでいる感じでした。これじゃ、桜が可哀想なんじゃないかなあ。桜は50年以上たっているのかしら。杉・檜は10年くらいでしょうか、それもヒョロヒョロしています。枝打ちもして手入れされていますが、曲がっているものも目に付きます。あまり木としては質が良くなさそう。どうして植林したんでしょうね。甘草水もチョロチョロしか出ていなかったですが、これも雑木林から植林になったせいかしらと疑ってしまいました。最近になって、甘草水の広場に桜が植えられているのは、こうした状況への見直しなんでしょうか。
 とまあ、遊びに来ただけの部外者が勝手なことをほざきながら、石楯尾神社まで降りてきました。神社に近づいたところで、神社の杉の大木から、突然に茶色い固まりが落下してきました。「ありゃあ、樹上で作業していて、なにか落ちたのか」と思ったら、これがなんとムササビとテン?の格闘でした。前後して隣の木に駆け上がり、そこからムササビは空中飛行をしました。逃げられたテン?の方は、木を駆け下りてきて、ムササビが飛んでいった方向へ走っていきました。いやあ、驚きました。

 ほどなく井戸から折り返してきた上野原行きのバスに乗りましたが、三国山から軍刀利神社方面に下ったらしい宴会ハイカー集団が乗っていません。どうも遅れたようです。なんせフラフラしてましたもんね。1時間後のバスに間に合えば良いけど。ところで、上野原でバス時刻確かめてきました。

 書苑新社の「登山・ハイキング バス時刻表」97年夏秋号に記載されている内容で間違いないようです。上野原駅→井戸で19:38というのが追加されてますが、これで山に入る人いないでしょうね。また、井戸ではなく上岩からですが、土・日・祝日運休の19:5発の便があります。
  
                       HBA01110、横浜のOSK
大室山、加入道山                                     ページTOPへ
 ゴールデンウィークに行きそびれた西丹沢。ゴールデンウイークも開けた10日に、とど丸さんが4/26に歩かれたコースをそっくり利用させて頂き、大室山から加入道山を縦走してきました。
 きすげさんが、4/29に檜洞丸のバイケイソウをアップされていましたが、大室山の山頂付近もバイケイソウの一大群生地なんですね。ツツジ、ヤシオの木も一面に広がっていましたが、残念ながら花はまだまだの感じでした。桜の花もチラホラ見えましたが、ツツジは蕾すらまだのようです。大沢山、大菩薩、陣馬といった中央線沿線の山々より相当に遅いようですね。多分、来週じゃまだ駄目、ひょっとしたら6月になるんじゃないかしら。
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日 程:5月10(土)
山 名:大室山、加入道山
ルート:
  新松田駅===西丹沢自然教室--用木沢出合--犬越路--大室山
   8:20臨時       9:34-9:45      10:06     11:12-11:30 13:05-13:40
  前大室山--加入道山--白石の滝--用木沢出合--西丹沢自然教室
   14:24    14:40-14:50    15:25      16:15       16:40即バス
天 候:晴
メンバ:連れ合いと二人
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 流石にGW疲れのせいでしょうか、さしもの小田急線もハイカーの姿が少な目でした。もっとも西丹沢行きのバスは正規+臨時の2本が出てましたから、好き者はいる所にはいるもんだと感心した次第であります(^_^)。
 自然教室近辺のキャンプ場も結構賑わってまして、特に下山してきた時間帯にはそこかしこに色とりどりのテントが張られてました。皆さん、夕食のバーベキューの支度に追われているようです。
 話は戻り、犬越路までの登りは思ったより負荷がありますね。とど丸さんは、3ヶ月ぶりの山歩きで、「もうヘロヘロのバテバテ」と報告されてましたが、我が連れ合いもなかなかピッチがあがりません。遂に、犬越路を過ぎてからは、荷物の一部を取り上げてしまいました・・・が、途中から増える荷物ってこたえますよね(^_^;)。
 ところで、犬越路に到着するまで、地図と磁石を何度も見比べましたが、どうもおかしい。地図をどう見ても北東方向に進むはずです。コースも間違えようがないほど明瞭です。でも、でも磁石では南西に進んでいるのであります。そんな馬鹿な。犬越路で蛭ガ岳、檜洞丸の方角を確かめると、なんと西の方に鎮座されております。これじゃあ??XX○○??状態です。
 そうなんです。磁石が180度入れ替わってしまっています。こういう経験された方いらっしゃいますでしょうか。実は、数年以上も前に一度同じ事があり、この時は見事に道に迷ってしまいました。この経験があったもので、今回はすぐ気がつきました。帰宅してから確認しましたが、180度入れ替わりは間違いありませんでした。
       ==磁石を信頼しすぎない方が良いですよ!!==。

 またまた、話は戻り大室山です。とど丸さんが行かれたときには、まだ葉が開いてなかったバイケイソウ、もう大胆にこれでもかという盛りの状態でした。いやあ見事なものです。大きなブナ、やはり群生しているツツジとあわせ、夢の庭園です。これで、バイケイソウが食用にできれば更に素晴らしいと、下司なことをほざく我らでありました。ところで食用といえば、あちらこちらに立派なタラの芽がありました\(^_^)/。
 加入道山からは帰りのバスの時間を気にして、下りになると勇気凛々となる連れ合いと駆け下りました。途中のキャンプ場でビールを仕入れて、自然教室に到着すると、なんとバスが出ていこうとしています。ちょっと待ってえ・・・これが優しい運転手さんで、トイレに行ってきていいよだって。結局、和田(畦が丸入口)まで我らの専用と化したバスの中でカンパイ・・てなわけで、やっと西丹沢を楽しんできました。
 
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檜洞丸                                         ページTOPへ

 檜洞丸の話題で盛り上がっていますが、ミーハ-オジサンの私奴もツツジの鑑賞に出かけてまいりました。まっぷこんたさんの逆コースを選びましたが、これが正解であったようです。同じ時間帯でのツツジ新道の登りは、ラッシュ状態であったとか。
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日 程:5月25(日)
山 名:檜洞丸
ルート:
  新松田駅=箒沢公園橋-板小屋沢の頭-ヤブ沢の頭-石棚山-
    7:40    8:30-8:40     10:10       10:55  11:00-11:10
  テシロノ頭-山頂-ツツジ新道分岐-ゴーラ沢出合-自然教室
   12:00    12:40    12:50-13:25   14:35-14:45  15:30
天 候:曇り→晴
メンバ:単独
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 土曜日の夜の大雨は凄かったですね。この大雨と天気予報に半ば諦めてはいましたが、まあ用意だけはしておこうとザックに食料を詰めておいたのが大正解。日曜の朝、5:30頃に起き出すと、雨もやんでいます。天気予報も昨晩とはガラリと変わって晴れマークがついているじゃないですか。ザックを抱えて家を飛び出したのは言うまでもありません。それにしても現金なもので、連れ合いが田舎に帰っていて不在でも、しっかりと目覚めるところなんざ、我ながら感心であります。
 もっとも同じような人達が大勢いたようです。電車に駆け込んできたハイカーグループの間でも同じ話題がでひとしきりの様子でした。

 流石にシロヤシオは盛りを過ぎていましたが、山頂付近ではまだまだ楽しめ、満開の白い花とピンクの花が入り交じって見事でした。また、散った花びらが緑の苔の絨毯にに純白の彩りを添えている様もなかなかのものでした。ところで、濃いめのピンクの花をつけているのは、アカヤシオとミツバツツジですよね。図鑑見ていても、もうひとつ同定に自信がもてません(^_^;)。
 さて、まっぷこんたさんご推薦の「石棚山~テシロノ頭」。花は盛りを過ぎてしまっていましたが、広々とした尾根にブナの大木、大きなヤシオの木もあり、ゆったりとした気分になれる良いところです。私もファンの仲間にして下さい。

 石棚コースの登りでは、女性の4人組、やたら足の速い天狗おじさんと遭遇しただけで静かなものでした。ところが、山頂は凄かった。足の踏み場がありません。おかげで、食事の場所を求めて、山頂から即Uターン。ツツジ新道の往復組が多かったようです。ところで、前述の天狗おじさん、まあ足が速いのなんの。ヤブ沢の頭辺りで、あっという間に追い抜かれ、山頂の直前ではもう戻ってくる天狗さんと再遭遇しました。お年を聞くと、なんと昭和2年生まれとのこと。日本中を歩いているそうな。

 今更の檜洞丸で、2番煎じ・3番煎じとなりますので、これにて報告終わりであります(^_^)。あっと、そうだ。途中気になった音がふたつあります。ひとつは、地響きを伴うような低い「ゴロゴロ」という音。ヤブ沢の頭辺りで聞いたときは雷鳴かなと思いましたが、ツツジ新道を下っている時にも響いていました。雷鳴ではなく、人工的な音のようですね。
 もうひとつは、鳴き声です。「マテバシー、じーじ~ー・・ジィジィ」といった風に聞こえました。これって、なんだろう。
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庚申山、皇海山                                      ページTOPへ

 昨年の6月は雪の情報で諦めた皇海山、今年こそはと土曜~日曜の予定で出かけました。行きは、わたらせ渓谷鉄道の通洞駅より銀山平へ、そして庚申山山荘で一泊して皇海山という通常コースであります。これに、帰りは不動沢のコルから皇海橋まで下ると、タクシーの迎えがあるという軟弱コースの組み合わせ・・・の筈でありましたが(;_;)。
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日 程:6月7(土)、8(日)
山 名:庚申山、皇海山?
ルート:
 1日目:
  上野駅=小山=(両毛線)=桐生=(わたらせ渓谷鉄道)=通洞=
    9:21   9:09        10:36                 12:10
  タクシー=銀山平-庚申山山荘
  3290円 13:50     16:15
 2日目
  庚申山山荘-庚申山-庚申山山荘-銀山平-かじか荘==タクシー==通洞=
   6:00     7:50-8:30 10:25-10:52 12:40-14:10        2820円 14:44
  桐生=新前橋=上野
  16:19  17:19   19:05
天 候:晴
メンバ:プランナーの先輩N氏夫人、若いご婦人、独身男性、そして私の4人
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初日
 ̄ ̄
 通洞駅に下車すると、迎えのタクシーが待っていました。さあ、行くぞと深呼吸、ワイワイガヤガヤと賑やかに乗り込みます・・・が、アレレ、プランナーのN夫人が電話ボックスから待てど暮らせど出てきません。なにか、イヤーな予感がするではありませんか。一転静まり返った車中では、残された3人が不安の眼差しを交わしておりました。予感はあたりました(;_;)。なんと2/3日前の雨で林道に車が入れない」との事。そっ、そんな。軟弱パーティの我らであります。銀山平~皇海山の往復、歩行10時間を無事に乗り切ったうえ、不便な列車を何時間も乗り継いで帰る。そして月曜日には何食わぬ顔で職場に出られるような逞しいメンバーは、自慢じゃないがひとりもおらんのであります。といって、ここまで来て今更引き返しもならず、庚申山から皇海山を眺めるプランに急遽変更と相成りました。

 ところで、私の故郷の徳島にも「こうしんさん」と言われている神社がありましたが、ここが総本山なんでしょうかしら。それにしては、ここ庚申山には立派な鳥居はありますが、神社は壊れてしまって再建されていないようです???。その立派な一の鳥居をくぐり、暫くほぼ平坦な参道を進みます。沢沿いのコースを過ぎると大きな岩があちらこちらに出てきます。鏡岩、夫婦蛙岩、仁王門といった名前の大岩を過ぎると、開祖の勝道上人、明治政府の転覆を謀ったという大忍坊(聞いたことない(^_^;))の碑に出て、まもなく山荘となります。山荘の背景も大岸壁になっていますし、庚申山山頂への登山道にも大岩が点在しています。これらの大岩はどのようなプロセスで造られたんでしょうかしら。海底隆起-浸食によるものなのか、火山に関係したものなのか?
 山荘は無人と聞いていましたが、土曜・日曜でもあり、これからコウシン草のシーズンになるためでしょうか、役所の方が駐在されていました。二階建ての立派な山荘です。山荘の前は緩い斜面ですが、広々としていて自炊用のテーブルもあります。横には蛇口のついた水場があり、水量も豊富です。本日は45人の利用だそうですが、全員に布団は行き渡っていたようです。シェラフを持参してましたが、布団も使わせてもらいました。45人分の布団をゆったり目に敷くと、1F,2Fとも一杯に敷き詰めた感じになるようです。
 百名山ブームの影響なんでしょうか、中高年の団体さんが多い。単独行の人もおられるんでしょうが、賑やかな(うるさい?)団体の影になって目に付きません。最後ま騒いでいた酔っぱらい集団も21時には静かになりましたから、まあ行儀のいい方なんでしょう。余りにうるさいので外に出ていましたが、ここは鹿が多いようです。ハイカーのこぼした食料を狙っているんでしょう。10頭を越える鹿が集まってきたようです。懐中電灯の明かりを受けて、あちらこちらで目玉がピカリと光ります。表丹沢の鹿とは違って、近寄るとちゃんと逃げてくれます(^_^)。

そして、翌日
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 大半の方達は皇海山に行かれるようです。2時半頃から騒がしくなり、3時半にはピーク。もう周りの事は意識されてないようで、大きな声で会話が始まり、とても寝てられません。結局、残ったのは私たちと数人のもう一組だけのようです。お年に似合わず。皆さんお元気だわ。こっちが軟弱なだけか(^_^;)。眠気覚ましに、展望台(天下見晴らしという凄い名前が付いていたような)を往復した後、簡単に朝食。
 昨晩は、鋸山まで行こうかなんて話も出ていましたが、どこまでも楽を狙う我らであります。一晩過ぎると、「取り敢えず庚申山の山頂と少し先の展望台までに計画は縮小」に衆議一決であります。昔の小屋の残骸とその横に広がる九輪草の群生(赤い花をつけています)を過ぎると、かなり荒れた山道になります。梯子、鎖に初の門/一の門などの天然岩ゲートと変化に富んだ登山道であります。こういうのって大好き。
 一本だけ遅れて満開のシロヤシオを通り過ぎると、山頂では紅いシャクナゲが迎えてくれます。山頂から鋸山方面へ数分の所まで行くと、北側が大きく開けます。左から袈裟丸山への長い尾根、鋸山、皇海山が目の前にどーんと迫ってきます。皇海山まで、ほんのひと歩きという感じであります。遠くには雪を被った至仏山、少し離れて白根山、右の方には台形のような男体山が一望できました。ひとまず、満足、満足。それにしても、皇海山がまた宿題になってしまった。

 お山巡りはパスして、途中の祠まで行ってUターンしました。祠の上の岩には、サクラソウに隠れるようにコウシンソウが2つ、3つと花をつけていました。まだ、早過ぎるようです。途中、コースから外れた岩壁にロープがついているのは、おそらくコウシンソウの観察ルートであろうと、下りながら覗いてきましたが、花は見つかりませんでした。
 というわけで、皇海山を諦め、鋸山を諦め、お山巡りもやめてと超々軟弱歩き派と化した我らが、一路目指すは国民宿舎かじき荘の温泉とビールであります。ここの温泉は良いですよ。300円は安い。屋内風呂は少し狭いが、露天風呂はしっかりと温かいです。アルカリ性なんでしょうか、肌がつるつるします。湯上がりには、鹿刺しのついたカジカ定食を肴に生ビールで乾杯(^_^)。

 しかし、あくまでアンチ・マイカー登山にこだわる我らには、遠い山だわ。秋には宗旨替えして、「車で老神温泉から入ろうよ。あんたが運転手。私、乗る人」と麗しい友情を持って譲り合ったのでありました。

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三国山                                     ページTOPへ
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 TAOさん、とど丸さん達のレポに惹かれて9ヶ月ぶりに三国山を訪問しました。アザミ平周辺は、タニウツギの親類でしょうか、赤に白そしてピンクの花が満開でした。
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日 程:1997年6月15日(日)
山 域:三国山稜
山 名:篭坂峠-畑尾山-大洞山-三国山-明神山-切通峠-平野峠
コースとタイム:
   新松田駅/松田駅==御殿場駅==篭坂峠--畑尾山手前
    7:48     8:12     8:50-9:15  9:50-10:00    11:00
   -角取神社/大洞山--三国山--明神山--切通峠
      12:00-12:30    13:20-13:35 14:00-14:10  14:37
   -平野======旭日丘======御殿場==松田/新松田
   15:30-15:55   16:47(16:33の遅延バス)  17:43発
天 候:曇り
メンバ:連れ合いと二人
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 東海道自然歩道に沿った超ポピュラーなコースです。相当に賑やかであろうと覚悟をしてましたが、なんと篭坂峠で下車したのは我ら夫婦と単独の女性のみ。この後も、大洞山で夫婦ひと組、三国山でファミリーひと組に出会っただけの静かな山歩きを楽しめました。皆さん、前日の土曜日に繰り出されたのでしょう。

 TAOさん御紹介の「マイズルソウ」を一目見ようと、畑尾山への縦走路に出る脇道に入りました。梅雨入りもして、もう虫の季節ですね。シルバーファンのようなクサソテツ(でしょうかしら?)とブナに囲まれた谷筋には、小さな虫が群をなして飛んでいました。
 途中、5弁の小さな白い花をつけた草があちこちに・・・「うーん、これがマイズルソウかな」。暫く行くと、今度は十字形をした白い花が現れました。「いや、これじゃない」といいかげんな事を話しながら、縦走路を畑尾山方面にちょこっと進みますと、同じ十字花の小群生地がありました。「これだよ、これ。マイズルソウは」と決め込んでしまいました。帰ってから図鑑を見ると、これが全くの勘違い。十字型の花は結局分からないままですが、少なくとも「マイズルソウ」でない事は確認しました。もっと、先まで行くべきでした。残念。

 アザミ平の付近では、濃いめの赤、白そしてピンクの花をつけた灌木が、そこかしこで存在を主張しています。花はロート状です。地面のすぐ上で複数の幹に分かれたこの木は、タニウツギの親類でしょうかしら。白いのがツクバネウツギ、ピンクがタニウツギ、そして一番多かった紅い花を付けたのが、ヤブウツギもしくはビロードウツギ・・・帰ってから図鑑を調べると、こんな感じですが、あってますでしょうか>>ALL
 ところで、この地区のブナの倒木が話題になっていましたが、確かに倒れたブナやナラが目につきます。倒木の根っこを見ると、どれも水平方向には広がっていますが、どうも根が深くまで入っていないようです。火山性のザクザク状態の土ですから、いかにも倒れやすそうです。丹沢の命がつきたような倒木、樹質がコルク状態になってしまったブナとは感じが違いますね。

 さて、三国山から平野は初めてのコースですが、1時間に1本のバスの時刻を睨んで、明神山まで「駆け下り、駆け登り」ました。まあ現実の速度はともかくとして、本人の意識の上では少なくとも駆け抜けているつもりであります(^_^;)。
 富士山と山中湖がどーんと広がる明神山では、展望がてら暫しの休憩をしました。ここは、植生の育成・保護中のための立入禁止のロープが随所に張られていました。おかげで、パノラマ台というのがどこなのか・・この山頂広場なのか/もう少し下ったところなのか・・確認できないままに、切通峠-丸善団地を目指して、またもや駆け下りました。

 舗装道路を三・四十分歩けば、バス停のある平野に出ました。ここは、街です。身だしなみを心がける私であります。ここが始発らしいバスを待つ間に、きれいなトイレで汗を拭いて着替えを済ませました。予定通り到着したバスで旭日丘まででます。ここで、歩いて数分のバス停まで移動、御殿場行きのバスを待ちます。目の前が国道らしくて、山中湖に遊びに来たらしいマイカーが次々と通解していきます。ちょうど上り坂になっているため、流行のRV・ジーゼルが、しっかりと黒煙を吹き付けてくれるという、なかなかの場所であります。乗り換えバスは、15分ほど遅れて到着、その後も所々が渋滞してましたが、なんとか予定の御殿場線には間に合いました。それにしても計算してみると、山に入っていた時間が5時間弱、町中ないしは乗り物に関係していたのが9時間強。うーん、まあ効率良い方でしょうかしら。山よりも乗り物で疲れた一日でした。
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カイサク新道                                     ページTOPへ

 熊を探しにカイサク新道へ・・・というのは半分冗談ですが、1年近くカイサク新道はおろか表尾根近傍に行っていない事に、ふと気づきました。
 台風前なら少しは涼しいかと出かけてきました(^_^)。目論見通り、昨日の真夏のようなギラツク暑さはなく、気持良く散歩することができました。

 戸沢の休憩所につながる派出所には、珍しくパトカーが来てました。近づく台風の事もあるのでしょうが、熊の監視と沢登りのフォローなども考えての事でしょうかしら。
 熊については、登山中に勘七沢で熊と遭遇して負傷したという話は6月10日でしたか、新聞でも報道されましたね。今回、通過した渋沢・大倉のバス停そして戸沢の休憩所にも大きな注意看板が設置されていました。家人には、半分冗談で熊さんを見てくると言って出かけましたが、いざとなると不安なものです(^_^;)。

 実は、セドノ沢を過ぎた辺りで本格的な雨となり、散歩にしては度が過ぎるかと、あっさりかつ軟弱に引き返しましたので、レポートはなしです(^_^;)。 そういえば、途中の林道ではホタルブクロの薄いピンクの花とヘビイチゴの
赤い実が目につきました。
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日 程:1997年6月28日(土)
山 域:丹沢 表尾根
山 名:渋沢駅=大倉-戸沢-カイサク新道-セドノ沢を過ぎてUターン
天 候:曇り、雨
メンバ:単独
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燕岳、大天井岳、常念岳、蝶ヶ岳                        ページTOPへ
 ハラハラさせられた梅雨明けもばっちり、午前中は快晴に恵まれ大展望を満喫、山小屋もゆったりと快適でありました。早くから休暇を仕組んだ甲斐があったというものです(^_^)。
 昨年の夏に奥穂高から向かい側の稜線を眺めながら、連れ合いと「行きたいね」と話し合った待望の燕岳-大天井岳-常念岳-蝶ヶ岳を散策してきました。
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日 程:7月21(月)、22(火)、23(水)
山 名:燕岳-大天井岳-常念岳-蝶ヶ岳
ルート:
 21:穂高駅=タクシー=中房温泉--合戦小屋--燕山荘
     10:11 7120円  11:00-11:15  14:37-15:00   16:20
 22:燕山荘--燕岳--燕山荘--大天井岳--常念小屋
    4:40   5:00-5:30  5:47-7:00  10:17-11:07   14:40
 23:常念小屋-常念岳--蝶ヶ岳--三股=タクシー=豊科
    5:00    6:25-7:00  11:20-12:25 15:25  5590円
天 候:快晴~晴
メンバ:連れ合いと二人
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1日目
 ̄ ̄ ̄
 山に行くのは6月末に丹沢に行って以来です。梅雨明けも念願通り。もう期待で胸が一杯であります。中年おじさんといえども、朝早くからソワソワするのは当然ですよね。八王子でスーパーあずさに乗り、11時には中房温泉に到着。穂高の駅前で中年男性から同乗を頼まれました。この方は、1週間も滞在し、我々と同コースを縦走の後、穂高連峰に行くとのこと。初日はゆったりと中房温泉泊まりだそうです。いやあ優雅ですねえ。自分も休暇をとっておきながら、心の片隅に嫉妬の炎がちらり・・なんてね。
 3連休の最後の日だけあって、大勢の下山者と出会いました。学校の集団登山もあって、小屋は相当の混雑であったようです。下りてくる人から話を聞いて、「にんまり」とする我らであります。坂上田村麻呂が大鬼を退治したという伝説の合戦小屋を過ぎると、コイワカガミ、アオノツガザクラ?、ミヤマキンバイ、ハクサンフウロ等々の花が迎えてくれます。シャクナゲは咲き始めたところ、これからといった感じです。冷夏との関係で話題になっているコバイケイソウも集団でこれでもかと花をつけています。
 燕山荘には200人くらいの中・高生が入っており、まるで蜂の巣をつついたように賑やかであります。ただ、一般客が少ないものですから、左右を薄い板で仕切られた我々の部屋?には4人、混雑期にはおそらく12人以上は詰められる所に4人ですぞ(^_^)。畳が見える状態で布団を敷いて、ひとつの布団にゆうゆうと手足を伸ばせました。夕食の後には小屋のご主人のアルプスホルンの演奏と話がありました。事故が続いているので注意してほしいとのことです。

2日目
 ̄ ̄ ̄
 日の出を見ながら燕岳への稜線をほんの20分で山頂に到着。素晴らしい展望です。穂高から槍はもちろん、裏銀座の山々の大パノラマが迫ってきます。あれは立山、あちらは鹿島槍ヶ岳だと大騒ぎしましたが、低い雲が360度に亘って拡がり、富士山・南ア・八ガ岳の方面を隠していました。
 今日は常念小屋までの予定です。あまり早く着いても仕方ないと、のんびりと朝食にお茶を楽しみ7時に出発しました。燕山荘から常念小屋にかけての砂礫帯はコマクサの群生地なんですね。こんなにたくさんのコマクサが咲いているのを見るのは初めてです。イイワツメクサ、シナノキンバイにキンポウゲ(どっちがどっちだか、すぐ忘れてしまう(^_^;))、ミヤマダイコンソウといった大所に混じってイワギキョウ、ハクサンチドリ?もちらほらと見られました。
 大天荘に荷物を置いて、今回の縦走での最高峰になる大天井岳2922mに往復しました。ガスが出てきはじめて遠望はもうひとつですが、ガスのかかる槍も雰囲気があって良いものです。縦走の間、青空ににょきっと突き出した穂先を見続けてきたもので、贅沢を言っています(^_^)。
 東天井の巻き道を通過した廃道との分岐で昼食、エネルギー補給をして長~い稜線を2時間かかって常念小屋に到着。予定より30分の超過であります。あちこちで花にトラップされたと言いたいところですが、思ったよりアップダウンがあって負荷がかかったようです(^_^;)。燕近傍は砂礫でしたが、大天井付近からは瓦礫と岩に山の雰囲気が変化して、多少歩きにくくなったせいもあるかな。
 さて、常念山荘にも中学生の集団登山が入っておりました。燕山荘より収容人員が少なそうで、いよいよ持参したシェラフの出番かと思いましたが、表示定員14名の部屋に6名とゆったり、ひとつ布団にひとりでありますよ!!

3日目
 ̄ ̄ ̄
 小屋の自炊場で朝食をとり5時に常念岳を目指す失敗をしてしまいました。ここは、朝食を弁当にして常念岳の山頂で日の出を迎えるべきでありました。もっとも、暗い中で岩の積み上がったような登りを無事に通過できたかどうか。目印を見落とし一時的にコース外に出てしまい、グラグラする岩を落とすまいと冷や汗流しながら登る羽目になっちまいましたしね。
 天候は更に安定し、山頂からの展望は見事でした。中央アルプスに御嶽、南アルプス、富士山、八ガ岳・美ヶ原高原、浅間山、四阿山、飯繩山、妙高に火打方面とばっちりであります。もちろん、鹿島槍ヶ岳、白馬方面、剱・立山・龍王岳と北アルプス北部もくっきりと見えます。笠ヶ岳、双六岳方面は燕岳から眺めた山容の方が良かったですね。こうやって眺めた山は次に行きたくなります。双六岳方面に手軽にアクセスできるコースがあれば教えて下さい_(..)_ペコリ。
 しかし、常念岳から蝶ヶ岳の縦走コースは長いですねえ。強い日差しの中のアップダウンの連続にはヒーヒー言わされました。途中の2592mピークの近傍は森林帯で日陰にほっとします。この辺りにはニッコウキスゲとハクサンフウロが群生してました。ニッコウキスゲは蕾が多かったですから、最盛期はこれからでしょうね。
 やっとたどり着いた蝶ヶ岳で昼食、小屋の公衆電話からタクシーを予約しました。ここで二つ目のミスをしました。疲れているのを忘れてコースタイムに10分の余裕しかつけなかった。このミスが、最後に大きな負担に・・・(;_;)。
100人近くの集団登山に遭遇し通過待ちをしたうえに、やはり足が思ったように進みません。このままだとタクシーの予約時刻に30分は遅れそう。連れ合いはぶつくさ言い出すし、タクシーに見捨てられると明日の出社が危なくなります。仕方ありません。連れ合いには「ゆっくり来て良いよ」と言い残し、取り敢えず走り下りることにしました。日帰りの山歩きでは時々やってますが、3日目でいつもより重い荷物を担いでの条件は流石に効きました(^_^;)。しかし、やってみるもんです。なんと、駐車場に走り込んだその時に、タクシーが入って来るというグッドタイミングでした。もちろん将来の家庭平和を考慮し、荷物を置いて連れ合いを迎えに戻ったのは言うまでもありません(^_^)。

追記
 ̄ ̄
 展望に花、そしてゆったりの小屋に恵まれたうえ、最後の走りが効いて気持ちの良い(^_^;)痛みを抱えての出社もできるという贅沢な山遊びとなりました。

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赤岳                                          ページTOPへ
ブロッケンに出会った南八つ(赤岳)

 南八ガ岳を訪問するのは、93年の赤岳から坪庭までの縦走から4年振りです。その後、南アルプス、北アルプスに浮気を初めたものですから、ここ暫く南八ガ岳から遠のいていました。今年は、早めに北アルプスに行ったものですから、26日からの夏休みに久しぶりに行ってみようと計画してましたが、例の台風です。流石に計画を中止しましたが、やはり諦めきれずに規模を縮小して土・日と出かけてきました。テントを行者小屋に置いて赤岳を往復しただけですが、久しぶりにブロッケンに遭遇するというオマケもありました。
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日 程:8月2(土)、3(日)
山 名:赤岳
ルート:
 2:高尾=甲府=茅野=バス=美濃戸口-行者小屋テント場
   8:21  10:54  12:10      13:00        16:45
 3:テント場-文三郎尾根-赤岳-地蔵尾根-行者小屋-赤岳鉱泉
    4:45     6:30   8:55-9:50   10:13
   -美濃戸山荘--美濃戸口==タクシー=茅野=八王子
     11:45-12:25   13:00-14:00  (5050円)
天 候:晴、ガスの目まぐるしい変化
メンバ:連れ合いと二人
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1日目
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 初日は行者小屋まですから、ゆっくりと家を出て、列車も普通の乗り継ぎであります。これまで、初日から山頂を目指す事が多かったですが、こういうノンビリもまた趣があって良いもんですね。列車も美濃戸口へのバスも空いていました(^_^)。
 美濃戸山荘からは南沢コースで行者小屋に直行しました。到着が17時前と遅めであったためか、テント場は満杯。あちこち探して涸れ沢の少し持ち上がった場所を確保しました。先日の台風でも水が流れた跡はないし、まあ大丈夫であろうと思いこむことにしました。それにしても、最盛期ですね。テントも多かったですが、きっと小屋も満杯だったでしょう。 ビールと夕食、そして持ち込んだブランデーを楽しみ、8時にはテントに潜り込みました。9時過ぎでしょうか、ふと目覚めると周期的にテントの外がパーっと明るくなります。はて、なんだろうと入口を開けると、上空だけは雲が切れており、素晴らしい星空であります。テントに寝転がったまま、暫し星空を堪能いたしました。そうそう、周期的な光は遠くの雷のようです。一瞬、雲が輝いて、空一面が蛍光灯のように光ります。音は全くありません。

2日目
 ̄ ̄ ̄
 文三郎尾根を登りだした頃からガスが出始めました。キレット分岐のあたりでは、一面がガスです。あのゴツゴツした岩峰はガスが似合いますね。幽玄といった雰囲気であります。
 風が強いためか、時々ガスがさーっと晴れますと、南アルプスがくっきりと浮かび上がってくるという変化のある天候を楽しむことができました。こういう時って、ブロッケンが出やすいですよね。で、赤岳展望荘で本当にブロッケンに出会うこともできました。ほぼ10年振りの遭遇です。今回は、写真もばっちりと撮れました。
 ところで、文三郎尾根はだいぶ整備されたようですね。前は、落ちるのではないかとムズムズと恐怖感が背筋を這登ってきた箇所が幾つかあったように記憶していますが、今回は随分と歩きやすくなってました。山頂にも神社ができたり、展望荘も綺麗になってたし、地蔵尾根も整備されたようです。高々4・5年ですが、浦島太郎の気分を味わいました。
 既に報告されていましたが、展望荘前のコマクサは満開でした。これは育成されたんでしょうね。また、いたるところにチシマギキョウの群生が花をつけていました。
 さて、地蔵尾根を下りてテントを撤収、これも6年振りに赤岳鉱泉まわりの北沢を通って美濃戸山荘、美濃戸口まで下山しました。美濃戸口のバス停にある売店も改築され、風呂(500円)までありました。経営者が変わったようですね。以前とはうって変わって接客態度が良くなってます。もちろん、入浴し生ビールであります。いやあ、うまかった(^_^)。
 途中の小松山荘から予約したタクシーで茅野駅へ。ここでもツキはばっちりであります。増発便の快速シラカバコの指定券がとれました(乗車切符+500円の指定料のみ)。
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鍋割山(雨山峠                                          ページTOPへ
 みのるさん、はるみさんの「灼熱報告!真夏の鍋割山で鍋焼きうどん」を読み、丹沢に行こうという気になりました。檜洞丸に行ったのが5/25ですから丹沢には3ヶ月ちょい振りの訪問です。
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日 程:9月6日(土)
山 域:丹沢
山 名:鍋割山
ルート:新松田駅==バス==寄--みんなの森--寄コシバ沢-雨山峠
       8:30      8:50-9:00    9:45-9:50  11:00-11:10  11:50-12:10
    茅ノ木沢の頭-鍋割峠--鍋割山---後沢乗越---ミズヒの沢
      12:40     13:00   13:30-14:00   14:30-14:35   14:50-15:00
    -二股---大倉==バス==渋沢駅
   15:10-15:20   16:20
天 候:曇り
メンバ:単独
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 みのるさん達の行かれた8/23と同様に曇りで湿度も高かったですが、お山はもう秋の気配でしたね。全身の水分を搾り取られた感もありましたが、寄コシバ沢を過ぎた所の植林帯あるいは風の抜ける尾根・山頂では涼しかったです。もっとも、鍋焼きウドンを注文する勇気は出なかったなあ(^_^)。
 今日は意外とバスも空いていました。同じ頃に出発した西丹沢行きのバスには4・5人が立っている程度です。もちろん、寄行きのバスはがらがら。大学生の4人グループが同じバスに乗っていまして、みんなの森/雨山峠そ
して鍋割山の山頂で一緒になりました。それ以外には山頂手前の登りまで全く人に遭遇せず、静かなものでした。まだ丹沢はオフシーズンなんでしょうね。シーズンには人で溢れる山頂にも20人程度がいたかしら。折角、FY
AMAワッペンの図柄をダウンしてカラー印刷した札をつけていたのに不発でした(ところで、これって良いのかな。勝手に印刷しましたが、著作権の問題あります?)。

 雨山峠から鍋割峠に向かって、茅ノ木沢の頭の手前の鎖場ですが、鎖を止める鉄棒が抜けたままで、もう1年以上になりますね。まだしっかりはしてますが、気をつけないと。この鎖場の横の斜面にヒメシャジン?の小群生が
ありました。デジカメで撮しましたが、危なっかしい状態だったもので出来は(,_;)です。そういえば、山頂を後沢乗越に向かう途中、草むらの中にカワラナデシコ?が一輪ひっそりと咲いていました。ちょっと見つけにくいかも。

 みのるさんの書き込みで丹沢に突然行きたくなり、2年半振りの雨山峠コースで同じ鍋割山を訪問しました。胸のポケットに入れてあったタバコの箱が汗でボロボロにはなりましたが、故郷に帰った気分で楽しい山歩きができ
ました・・・感謝(^_-)。

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会津駒ヶ岳                                          ページTOPへ

日 程:9月12日夜行(金)、13日(土)、14日(日)
山 名:会津駒ヶ岳
ルート:
 9/12 浅草=(尾瀬夜行)=会津高原駅=(バス)=駒ヶ岳登山口
       23:50            3:00-5:00        6:10
      -水場---駒の小屋-会津駒ヶ岳-中門岳-駒の小屋
      8:50-9:15  10:40-11:30  11:53-12:00  13:00   13:56
 9/14 駒の小屋-大津岐峠-キリンテ-檜枝岐(燧の湯)
        6:10   7:25-7:35  9:40-11:10  11:40-12:36
      =(バス)=会津高原駅=浅草
            14:17急行満席で15:00の快速
天 候:曇り、雨
メンバ:連れ合いとふたり
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9/12,13
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 駒の小屋は自炊・素泊まりのみですが、完全予約制です。今年は1ヶ月以上も前から申し込みました(^_^)。足の便も、これまた1ヶ月前に東武鉄道の尾瀬夜行を確保と準備万端であります。でも、これはきつかった。電車の座席は直角背もたれの4人対面ボックス。リクライニングなんて夢のまた夢。足も伸ばせず、通路に新聞紙をひろげて寝てる人もいます。会津高原駅で2時間の車中仮眠を謳ってますが、とても寝られやしない。てなわけで、一睡
もできず、身体もこちこち状態であります。駅から大型バス4台に分乗しましたので、200人弱はいたものと思います。それが、皆さん中高年組ばかり。凄いですねえ、このパワー。私はもうごめんでありますが(^_^;)。
 殆どの方は尾瀬まで行かれ、登山口で下車したのはおそらく1割強でしょう。本日は、駒の小屋まで3時間ちょい、荷物を置いての山頂・中門岳のピストンに2時間ちょいと楽々コースの筈でありました・・・が、なんとこれがキツカッタ。移動の疲れもあったでしょうが、湿度が高いうえに、左右の林から少し落ち込んだ感じの登山道が延々と続くのにはまいりました。鎖とか梯子あるいは岩場と変化があればいいんですが、歩きやすく広めの道がたんたんと続きます。もう、足はヨロヨロ、汗はダラダラ、心臓パクパク、息はゼエゼエ、目はウツロ状態(^_^;)。
 歩きはじめて4時間、やっと開けた場所に出ました。ガスの中にうっすらと浮かび上がる小屋に向かってのびていく木道が、まるで天国に至る階段のように感じられます。やっとたどりついた小屋の前では、霧の中に幻想的なたたずまいの池が出迎えてくれました。
 とまあ、ぼやきながらもやっと到着した小屋で昼食、荷物を置いて山頂を目指しました。立派な木道が整備されています。湿原、地塘の中を厚みが20cmもありそうな木材が敷かれています。雨も激しくなってきましたが、木質がいいんでしょうか、スリップする感じもありません。周りの湿原はシーズンですと一面の花畑なんでしょう、花が終わり黒くあるいは茶色くなった茎・葉が草紅葉の中に広がっています。この中、リンドウの青紫色が鮮やかに浮かび上がってきます。
 狭い山頂は、あまり印象もなく、次の中門岳へと足を進めました。開けた尾根の湿原の中をゆったりとした起伏に沿って、遠く霧の中に消えていく木道。雨足も強くなりましたが、なかなか良い雰囲気であります。
 ひときわ大きい池に「この付近が中門岳」の標識が立っています。これが中門大池でしょう。もう少し先にある池を木道はUターンしていました。ここがピークだと思いますが、山頂の標識は無かったですね。
 小屋は2階がふたつの寝室に、1階が管理人室と自炊室になっていました。一部屋に10人ですから20人が定員なんでしょう。布団ひとつに1人でゆったりしています。敷き布団に毛布2枚がついていましたが、気持ちよく乾燥してまして、担いでいったシェラフは必要なかったです。
 やっとおいしいビールにありついて1時間半の仮眠(て言うより爆睡でした)の後、皆さんそれぞれの蘊蓄を語りながらの(腹がふくれりゃいいやの私には出番がない(;_;))夕食の支度に入りました。一瞬の間ですが、雲間から日が射して、ブロッケンが出ました。楽しい大騒ぎの後、7時には寝床に潜り込み、再び爆睡。こんなに山小屋で熟睡したのは初めて(^_^)。
9/14
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 起き出した5時には、もう雨が降っていました。幸い風がないので、予定通りキリンテに下山する事にしました。大津岐峠まではヤセ尾根歩きで、変化もあります。道の両側にブルーベリーの親類(昨日の登りの途中で教えてもらったが、名前がわからない)が群生してます。赤い実が熟して黒くなります。甘酸っぱくておいしい(^_^)。
 峠からはキリンテまでひたすら九十九折りの道を下ります。ここも昨日の登りと同じ様な雰囲気で疲れそう(^_^;)。本日は下りで余裕があり、キョロキョロと辺りを見回すと、キノコがいっぱい。小屋で同泊した夫婦の方が、ヤブの中に群生した白いキノコを採取しています。カタヒラというらしい。一度、キノコで苦い思い出があるもので素通りしましたが、その気になって見ると、あそこにも、あっちにもと見つかるんですね。遂に、我慢できなくなり、一袋分を採取しました。ビニール袋ごしでも、すごく良い香りがします。キリンテのキャンプ場で管理小屋におられた年輩のご婦人に訪ねると、カノシタというキノコだとの事。念のために会津高原駅で農作物の土産物店でも尋ねると、「これはカノシタだよ。うまいんだよー。なかなか手に入らない」との事。
 ところで、このキリンテという名前の謂われはなんなんでしょう。小屋の管理人のお兄さん、この後に立ち寄った公衆温泉の管理人のおじさんも知らないと言ってました。さて、キリンテから公衆温泉「燧の湯」までは、国道を歩いて30分くらいです。天気が悪くて客が少ないせいか、ふたつある施設のうち、新しくて広い方はクローズしてましたが、露天風呂もありグーでありました。近くのソバ屋で、檜枝岐の名物という裁ち切り蕎麦を賞味して会津高原までのバスに乗車。このバスも空いていましたし、会津高原からの快速浅草行きも下今市あたりまでは空いていました。
 帰宅後、カノシタの油炒めを味わいましたが、これはうまかった。開けて本日もなんの症状も出ていませんので、間違いなく食用にできる高級キノコであったようです(^_^;)。
                      HBA01110、横浜のOSK

追加
 40年くらいのブナが多く、丹沢に比べると倒木もない。元気な感じだが、やたら彫り込まれた落書き目立つ。どうも若木の時に彫り込まれたようである。シラビソかコメツガかよくわからなかったが、オオシラビソというらしい。山頂付近にはシャクナゲ、少し下りたところにはナナカマドも多い。
 その後、ブルーベリーの親類はクロマメノキではないか、しかし熟す前の実の色が違う、またカノシタはブナハリタケだというniftyからの情報あり。
大山北尾根                                         ページTOPへ
 いよいよ丹沢のシーズンですね。今年は少し出遅れましたが、恒例の丹沢ひとり山開きに出かけました。CompOnさんの三国山稜線、まっぷこんたさんの山神峠にも引かれましたが,山開きとなると由緒正しき大山阿夫利神社に参拝する必要があります。ひとり山開きを兼ねて山歩きの安全祈願に訪れ初めて数年になります(^_^)。
 今回は、手抜きをして伊勢原からケーブルで下社まで行きましたので、山頂から久しぶりの北尾根、物見峠へと足をのばしました。
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日 程:9月28日(日)
山 名:大山、大山北尾根
ルート:
 小田急伊勢原=ケーブル駅-追分=下社-山頂-新多摩線16号鉄塔
     8:05       8:30  8:45-9:00 9:05  10:10    11:50-12:15
 一の沢峠-黒岩-物見峠-煤ヶ谷
   13:00   13:25  14:45  15:40
天 候:曇り、いちじ雨
メンバ:単独
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 ということで、ひとり山開き+これから1年間の安全登山の祈願をしてきました。ところで、益々の山歩きブームで小田急線はまるで登山列車でした。もうオジサン・オバサンで溢れかえってました
         ・・・自分を棚にあげて(*_*;)\ バキ。
その中でも、伊勢原の大山行きバス停に並んだハイカーの平均年齢は10歳くらい高かったような気がする(^_^;)。
 下社では、社殿の中の名水と登山口に置かれている道中守りを頂いて山頂を目指しました。山頂からの展望はもうひとつで、参拝と小休憩をしてそそくさと北尾根に飛び込みました。
 例の藪のトンネルは相変わらずですが、通行量が増えたのでしょう。以前よりはしっかりとしたトンネルになってしまってます。トンネルを飛び出すと林の中の草原といった雰囲気になりますよね。そこに、アザミとトリカブトが小群生してました。アザミはそろそろ終わりかけていますが、トリカブトは最盛期です。紫、白そして両者の混合した花をつけています。植物の調査をされている10人くらいの団体がいまして、手に手に庭木鋏を持って、採取をされていました。何を調べているんでしょうね。今回、北尾根で遭遇したのは、この方達と16号鉄塔で食事中に会った単独の男性だけ。あちこちに動物の足跡(おそらく鹿でしょう)がありましたが、小動物にも遭遇せず、シーンという音が聞こえるほど、実に静かでした。

 今まで気づかなかったですが、山法師も多いんですね。たくさんの実が落ちていました。これまで見た実に比べるとひとまわりくらい大きいです。栄養が良いのかな。気づかなかったといえば、これまであまり気にしなかったキノコもやたらに目に付きました。大きいの、小さいの。白いの、茶色いの。丸いの、いびつなの。足長に短足。まあ種々とりどりであります。会津駒ヶ岳で生まれて初めてキノコ(ブナハリタケ)を採取、賞味したものですからキノコづいております(^_^)。結局、全く分からずに写真を撮ってきただけでありますが(^_^;)。

 ああ、そうそう。16号鉄塔の直前に右に下っていく階段ができてました。札掛に下りていくところに設置されている階段と同じ種類のものです。新多摩線??号へと書かれた柱が立ってましたので、送電鉄塔の巡視用でしょうね。どこまで延びているのか、そのうち確認しないと。
 一の沢峠から下りていった林道ですが、これも変化があり舗装されてました(変に豊かな国なんですねえ)。林道を横切って黒岩に出る所の橋ですが、一応は健在でした。支えが崩れて斜めになり針金で支えられている状態ですので、そのうち落ちてしまうかも。また、橋を渡った河原ですが、草の集団が2~3mに延びてしまい、物見峠への登山道に出る場所を完全に隠してしまっています。迷われる方が出てくるかも(^_^;)。
 黒岩からの沢沿いの道には入って暫くすると、なにか背筋がゾクゾクっとしてきました。すると、空が暗くなり雨が降ってくるじゃないですか。物見峠道へのここでのあらぬ意見を読んでいだせいか、薄気味悪くなってきました。全く人の気配もないし。もう物見峠目指して一直線であります(^_^;)。大山三峰との分岐のところにあるベンチで沢を遡行してきた一団に遭遇してほっとしたのでありまsた。こんなの初めて。
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北横岳、双子池、蓼科山                                         ページTOPへ
 紅葉(黄葉)狩りに北横岳、双子池、蓼科山に行って来ました。出かける前の日に過去ログを検索してみますと、なんと同じ10月に全く同じコース設定で「ダックスフントさん、TAOさん、みのるさん、CompOnさん」が歩かれている記録が見つかりました(96年10月5,6日、FYAMAREPの時代の5番会議室#3482)。参考にさせて頂きました_(..)_ペコリ。
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日 程:10月10日(金)、11日
山 域:北八ガ岳
山 名:北横岳、双子池、蓼科山
ルート:
 10/10   茅野=(タクシー)=ピタラスロープウェ--北横岳--
           9:07 約7500円 10:00-10:35  11:30-12:35
          大岳分岐/大岳-天狗の路地-双子池
            13:20-14:04     14:57     15:42
 10/11   双子池-亀甲池-天祥寺原-将軍平-蓼科山-
           6:35   7:20     7:44    9:18   10:17-10:45
         食事休憩-女乃神茶屋=(タクシー)=プール平=茅野
         12:00-12:35   13:20    3070円
天 候:10日:晴れ、11日:曇り(小雨、霰)
メンバ:5人(OSK、OSKの連れ合い、いつものA君、
       A君の知人のB夫人、B夫人の友人Cさん)
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 連れ合いとふたりでテント泊のつもりでしたが、数日前にA君より久しぶりに「山行こう」の催促コールが入り、総勢5人に膨れ上がってしまいました。こりゃテントは無理と双子池ヒュッテ素泊まりに変更。ところが、ヒュッテに何度か電話しても誰も出てきません。町役場に電話しても分かりません。まあ駄目なら近くの山小屋に変更、それも駄目ならチェルト持っていって寒空での野宿だと決行しました。結局のところピラタスロープウェー山頂駅に到着するまで営業の確認ができませんでした。なお、北横岳ヒュッテは完全予約制になっていましたので、要注意です。
 こういう泥縄でありますから、あずさの指定券なんて入手できる筈もなく、スーパーあずさ1号の自由席に乗り込みました。ところが、流石に3連休ですね。凄い混み方でした。新宿でもう150%の乗車率で通勤電車並、茅野駅まで身動きもままならぬ状態となりました(^_^;)。

 話はとんで北横岳。快晴に恵まれて北アルプス、中央アルプス、南アルプス、近いところでは南八ガ岳と大展望でありました。「あれは槍だ、あれは宝剣じゃないか」と大騒ぎの後、冷たい風を避け北峰の少し先で食事を済ませ、大岳・双子池を目指しました。下りの途中にある分岐にザックを置いて登った大岳からは、ごつごつした奇岩が点在する「天狗の庭」そして「黄葉した森林」が広々と拡がる風景を楽しめました。ここから眺めた雨池は、水が涸れてしまっているようです。
 さて、CompOnさんが上記の #3482 でレポートされているように、双子池までの下りは、「大岩小岩が行く手を阻む急な下りの歩きにくい道」でした。バランス感覚に衰えの出てきている私には手応えがありすぎ(^_^;)。滑落の危険があるような場所ではありませんが、転び方によっては結構な怪我になりそう。実際、大きめの岩の上に足を置いた時に握った枝が枯れ枝1本、「あっ、やばい」と思った途端に、ポキリ。もちろん、ザックの重みに引っ張られて後ろ向きに岩から落っこちてしまいました。ザックがクッションになり、頭も打たず無事でしたが、なんと眼鏡をとばしてしまったようです・・結局、見つからずであります(;_;)。
 まあ、なんとか到着した双子池ヒュッテ、すぐ前の雄池と隣の雌池の周辺はカラマツがきれいに色づいておりました。ところどころに見える紅葉はナナカマドかハゼでしょうか。
 ヒュッテは満杯の状態で、管理人さん達が寝床のアレンジに大わらわでした。ここまでの混み方はあまりないようで、小部屋のある2階に上がったり、自炊室を覗いたり一所懸命の様子でした。大部屋の寝床の割り当てもきちんとするし、自炊室・布団部屋から廊下まで利用してできるだけ快適にしようと大わらわでした。結局、3枚の布団に4人の状態でしたが、手足も伸ばせる状態で感謝であります。
 夜中に起き出して眺めた夜空は満天の星でしたが、翌朝はうってかわっての曇天、風も強くて寒かったです。テントにしなくて良かった(^_^;)。
 水が少なくなっている亀甲池を経て天祥寺原に出たときには、小雨も降ってきました。こうなると折角の黄葉も映えません。ナナカマドもくすんだ色で、葉がちじれてしまっています。草原状の天祥寺原から急登した将軍平から蓼科山山頂は、霧で展望どころか、数m先が確認できない状態になってしまいました。
 山頂でのんびりとする計画でしたが、こうなると寒いのなんの。早々と退散することにしましたが、ここからの下りはじめの岩場は今回最大の難所でありました。大きな岩が積み上がった斜面をトラバース気味に下ります。左側は結構な傾斜で谷に落ちていっています。霧と霰で濡れた岩は滑りやすく、そこへ身体がぐらつく程の風が吹き付けてきます。鎖、ロープといった人工物もなく本気で恐かったです。ほんの10分くらいだったと思いますが、いやあ久しぶりの強い刺激を楽しめました(^_^;)。
 女乃神茶屋(地図では女神茶屋)まで30分という辺りからは、カラマツ林の中のほぼ平坦な道となります。時々刺してくる日の光に映える黄葉を愛でながらの散歩を楽しめました。
 さて、山歩きを楽しんだ後は、当然に温泉であります。下りの途中に携帯電話で予約したタクシーでプール平へ直行。熱い湯に浸かると、あちこちの擦り傷、打ち身がピリピリと痛むのがまた心地よかったりします(^_^;)。
 プール平から乗ったバスは満席状態で茅野まで立ったままでしたが、臨時の特急あずさの自由席は連休の中日とあってか空いていました。再びビールでカンパイした後、ゆっくりと寝ることができました。
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表尾根、塔ヶ岳                                         ページTOPへ
 てつさんの表尾根の話題に引かれて、久しぶりに表尾根-塔ヶ岳を歩いてみたくなりました。人の多さは覚悟の上でしたが、バス停から各ピークに至るまで人々・・・聞きしに勝るハイカーの多さにびっくりでした。
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日 程:10月18日(日)
山 域:丹沢
山 名:表尾根から塔ヶ岳
ルート:
  秦野駅=ヤビツ峠--2の塔・3の塔-烏尾山-カイサク小屋-塔ヶ岳
  8:35臨時 9:05-9:20   10:20  10:30  10:54   11:34-11:45 12:22-12:55
  -花立山荘-大倉高原山の家-大倉=渋沢
     13:15     14:22-14:30   15:00
天 候:曇りがち、霧
メンバ:単独
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 まずは秦野駅です。もう大勢のハイカーの列ができていました。8:15 のヤビツ峠行きのバスに乗りきれず、15分後の臨時便となりましたが、これにも積み残しがあったようです。話は跳んで、帰りの大倉のバスです。15:00のバスには乗り切れずに次のバス待ちとなりました。
 当然の事ながらヤビツ峠は、ハイカーがあふれてました。ところで、ここの水洗トイレは完成してました。ゆったりとしていて清潔ですが・・排水がどうなっているのかまでは??です。なお、以前のトイレですが、使用中止とはなってないようです。ただし清掃はしてませんとの事。

 さて、ヤビツ峠の人波が一段落するまで待って出発しましたが、なんと足に羽が生えたように快調、次々と先行者を追い抜くではありませんか(^_-)。
  ・・・「皆さんが遅いだけ」+「荷物が軽い」だけじゃないという冷徹な観察は、この際忘れましょう。
ならば時間をどこまで短縮できるかやってみましょと、突然にチャレンジブルになる単純な私であります(^_^;)。実際はと言うと、秦野で同じバスに乗り合わせた草野さんのお嬢さん(中学生)と抜いたり抜かれたり、大倉でも同じバスとなりました。というわけで、主観的なスピードはともかく、実質は決して早くはなかったようです。ところで、草野さんというのは、鍋割山荘の草野さんのことです。
 表尾根の途中までは陽も射していましたが、雲と霧が出てきて展望は皆無でした。でも、行者岳の前後辺りから、見下ろす斜面そして谷を挟んだ向こう側の尾根が、「常緑樹の緑に黄緑色、黄色、オレンジ色そして濃い赤が混じった」素晴らしい紅葉を見せてくれました。
 他にも風に揺れるススキ、まだ盛りのリンドウが目を楽しませてくれます。太めの終わりかけたアザミは、フジアザミでしょうか。ふーっと息をかけると胞子が飛んでいきました。
 大倉尾根側の紅葉はこれからという印象です。表尾根とこんなに近いのに随分と違うもんですね。そのかわり、マユミがあちこちで濃いピンクの「さく果」を木いっぱいに着けていました。
 突然に思い立って訪問した表尾根-塔ヶ岳、これでもかという程に人が多かったですが、霧の中の幻想的な紅葉も楽しめました(^_^)。
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檜洞丸                                        ページTOPへ
 連れ合いが、「ぶなの黄葉を見たい」と言い出しました。「うーん、日の落ちるのが早いこの時期、ブナなら檜洞丸か・・」と、山野星空さんと同じコースを通って檜洞丸の紅葉・黄葉見物に行って来ました。
 ところで、このところ連れ合いの同行希望が多くて、岩弁慶さん/まっぷこんたさんの道なき道のトレースもできない状況です(^_^;)。
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日 程:11月1(土)
山 名:檜洞丸
ルート:
  新松田駅==箒沢公園橋-板小屋沢の頭-ヤブ沢の頭-石棚山-
  8:04臨時バス  9:15        11:00      11:52    12:00
  -(弁当)-テシロノ頭-山頂-ツツジ新道分岐-ゴーラ沢出合-自然教室
    -12:45  13:08   15:17 16:10
天 候:快晴
メンバ:連れ合いとふたり
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 三連休の初日にあたったせいか、西丹沢行きのバスは思ったより空いていました。石棚山コースも閑散としていましたし、ツツジ新道もシロヤシオのシーズンの混雑が嘘のように空いていました(^_^)。皆さん、泊まりがけの山に行かれたのかなあ。

 それにしても久しぶりの素晴らしい快晴に恵まれ、抜けるような青空を背景に日を浴びてキラキラと輝く紅葉・黄葉を楽しむことができました。黄葉した枝の隙間から射す一筋の木漏れ日を写真に収めましたが、うまく写ったかどうか。ブナ、ナラの黄葉に混じって、赤くなった葉をつけているのはモミジ、ミズキの種類なんでしょうか。ところで、大きなブナはほとんど落葉していましたが、若いブナは葉をまだつけていました。まだ緑のまま頑張っているのからもう落葉寸前のものまで様々です。ブナも年齢によって振る舞いが多少異なるようですね(^_^)。
 石棚山の先の広々としたブナ林の中で富士山を眺めながらの弁当と、のんびりと丹沢を満喫した1日でした。ああそうそう、5月に同じコースを歩いたときに気になった、「地響きを伴うような低いゴロゴロという音」ですが、今回もヤブ沢の頭辺りで響いてきました。
追記
 西丹沢自然教室でビールを入手できない事は、この会議室で周知の事実ですね。皆さん、潔く諦めておられる事と思います。この日は、初めてこのコースに来たんでしょうか、管理人さんにひつこく迫っている中年女性軍団がいました。おじさん、「俺が好きなら、奥に少しは置いてるかも。でも、俺は酒が嫌いなんだよね」とつれない返事をしてました。

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明神ヶ岳、明星ヶ岳、塔の峰                                 ページTOPへ
 どういうわけか、この11月は21,22,23,24日と4連休になっていました。理由は知らねども、天の恵みと1ヶ月も前から21,22日と雲取山を計画してました。ところが、21日は5時に起き出して外を覗いたら、なんとバシャバシャと雨が降っているじゃないですか。がっかりして寝直しましたが、ショックのあまり、治りかけていた風邪っけがぶりかえしてしまいました(;_;)。今月は1日に檜洞丸に行って以来、3週間も山にご無沙汰しています。4番会議室で猛威を振るっているらしい山欠病に感染したのであろうと自己診断を下し、本日23日はCompOnさんと逆コースで明神ヶ岳、明星ヶ岳に行って来ました(^_^)。
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日 程:11月23(日)
山 名:明神ヶ岳、明星ヶ岳、塔ノ峰
ルート:
  新松田駅==関本==道了尊--明神ヶ岳--明星ヶ岳-林道-塔ノ峰
    8:15  8:30-8:40  8:50-9:00  11:22-12:22   13:40        15:00
  -阿弥陀寺-箱根湯本
    16:00    16:35
天 候:曇り、時々晴れ間、一時雷雨(目まぐるしい(^_^;))
メンバ:連れ合いとふたり
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 CompOnさんのレポートにあるように、金時山あるいは明神ヶ岳のハイキングで交通渋滞に巻き込まれないためには、箱根から入り足柄・新松田の方面に抜けるのがコツであります。が、今回は敢えて関本から箱根に抜けるコースを選びました。その心は・・そう、そうなんです、下山後の温泉+ビールに惹かれたわけであります。関本方面には温泉がありませんものね。
 そうなると、バスを使わず直接に小田急線に乗れる電車の駅が望ましいわけでありまして、上記のようなコース設定と相成りました。
 さて、道了尊の境内には見事な紅葉を見せてくれるモミジの大木があります。例年、色づくのは遅めでありますが、流石に11月も下旬になりますと真っ赤に燃えていました。しばし鑑賞の後、明神ヶ岳に取り付きました。
 やはりCompOnさんが触れておられましたが、涸れてしまっている明神水を通り過ぎると、もう山頂は間近です。ここ数日の雨で空気が澄んでいるせいでしょう、丹沢の稜線がくっきりと見えます。残念ながら「急速に回復」の天気予報とは違って、富士山は雲の中でした。
 明神ヶ岳そして明星ヶ岳へのコースの途中には、そこかしこに「マユミ」が小さなピンクから赤い色の実を枝いっぱいにつけています。遠くから見ると、桃の花のようにも見えます。CompOnさんのレポートにあった木の実は、これだと思います。丹沢、三ッ峠山方面でも見られます。マユミ酒にすると良いらしいです。でも生食すると、これはマズイです(^_^;)。
 山頂では、いっとき強かった風も収まり、晴れ間から差し込む日差しでぽかぽかと暖かく長居してしまいました。しかし、ノンビリしすぎると温泉に入る時間が無くなります。広げた道具を片づけ、まだまだ元気に花をつけているアザミ、リンドウを愛でながら明神ヶ岳、塔ノ峰へと向かいました。
 明星ヶ岳を通り過ぎたところに、CompOnさんが脳細胞を活性化させてもらった「知恵を授けてくださる神様:三笠山刀利天宮」が祭られています。脳細胞についてはもう手遅れも甚だしい私奴は、せめてその外側の毛髪でも活性化しないかと撫でて参りました(^_^)。
 ここから結構長い稜線をたどり、最後の急下降をすると舗装林道に出ます。かなり交通量のあるこの林道を900m程歩いた先に塔ノ峰への登り口があります。入口に座って水とバナナの補給をしていますと、通り過ぎる車の皆さん、こちらを覗いていかれます。「あ、猿がバナナを食ってる」てなもんでしょうかしら。
 塔ノ峰から阿弥陀寺に下り始めると、突然に「ピッカ、ゴロゴロ」ときました。ただでさえ深い林で暗い山道が、まるで夜のようになり、暫くすると本格的な雨となってしまいました。「なにが、急速な回復の天気予報だ」とぼやきながら阿弥陀寺に走り込みました。
 完全装備を整えて、たどりついた箱根湯本では雨具を用意してなかった観光客が長蛇のタクシー待ちをされています。我々はもちろん温泉。手近なカッパ天国に行きました。我らが露天風呂に入った時から空き始めましたがここも相当の混雑をしてたようです。ところで、ここは天下の箱根ですから700円の入浴料は、まあ順当なんでしょう。でも、施設はもうひとつの印象ですね。
 という事で、山欠病の治療と山の後の温泉を楽しんできました。終わり間際の雨もまあそれなりに面白かったですしね(^_-)。

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弘法山                                        ページTOPへ

(1997/11/30日)

   天気回復が遅れたため鍋割山をやめる。散歩に出たが、なんとなく弘法山に入る。ズックだし、荷物もなし。鶴巻温泉の駅前で水と雑巾を買う。鶴巻温泉、吾妻山、弘法山、権現山、浅間山と歩く。
鍋割山                                        ページTOPへ
 鍋割山に行ってきました。娘から頼まれたクリスマス用リース飾りの松かさ拾い、そして久しぶりの鍋焼きうどんが目的であります。
 コースもオーソドックスな二股・後沢乗越から山頂、そして小丸・大丸の鍋割山稜から大倉尾根です。鍋割山荘は忘年山行きの団体で賑わってました。
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日 程:12月6日(土)
山 名:鍋割山
ルート:渋沢駅==大倉-二俣-後沢乗越--鍋割山--小丸--大丸
      8:20    8:50   10:05   10:56   12:20-12:56 13:29 13:50-14:20
    金冷やし-花立山荘-大倉高原の家-大倉
     14:40    14:55       16:05    16:45
天 候:晴れ
メンバ:連れ合いとふたり
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 秋の行楽ピークも一段落、大倉に集まるハイカーも半減しているようです。いよいよメインコースも落ち着いて楽しめるシーズン到来ですね(^_^)。
 ところで二俣手前の登山訓練所ですが、黒澤とさんが書かれていましたように、もう閉鎖されたようですね。林道から建物を見下ろした感じでは、なにか放置された廃屋のようでした。それにしても、林道をここまで歩くハイカーは減ってましたが、車は随分と入ってきています。道志とか西丹沢と違って交通の便は良い方ですし、健常者はできたら歩いて頂けると・・・_(..)_ペコリ。
 その二俣ですが、ここしばらくの雨でだいぶ増水したんですね。二俣の沢を横切る所にはザイルが張られてました。本沢・ミズヒ沢の横断部、いずれも水量がいつもより多くなってます。
 ここ数年は鍋割山というと寄から入っていたものですから、後沢乗越からの登りは新鮮でした。意外と急登だったんですね。後沢乗越からは両側に松が点在しており、たくさんの松かさを採取できました。
 山頂到着、まずは山荘に入りました。ミズヒ沢の手前にはボランティア用の多量の水ボトルが集積されています。まずは、担ぎ上げた(といっても、軟弱に1本(^_^;))水ボトルを渡し、待望の鍋焼きうどんとビールを注文。久しぶりの鍋焼きは、うまかったです。初体験の連れ合いも大満足の様子でした。外へ出ると、富士山に南アルプスの眺望もばっちりでありました。
 食後のコーヒーは大丸奥の庭で楽しむ事にして、下山は鍋割山稜から大倉尾根に決定。大丸の標識からほんの10mほど北に入ると、鍋割山稜にほぼ並行した少し広めの尾根が尊仏ノ土平の方向に延びています。本当に下まで降りられるのかどうか確認してませんが、入ってすぐの所は、ブナの林に囲まれた広場になっています。通行路になっていないため、落ち葉でクッションの効いた気持ちの良い広場です。少し前までは、地衣類に覆われていたそうですが、今はまばらになっています。酸性雨の影響だとか。勝手に名付けた奥の庭ですが、なんとなくゆったりとした気分になれる好きなところのひとつです。
 さて、大倉尾根ですが、また整備工事をしているようです。今回は、公園の遊歩道のように道の両側にロープを張る工事のようですね。歩きにくい登山道を避けて、次々とハイカー獣道が左右に拡がり、それがまた倒木と崩れを引き起こしています。これの防止のためでしょうが、その原因のひとりでもある山遊び派としては・・・複雑な心境です。昔、塔の岳にロープウェーの計画があったそうです。これができていたら、観光地化はしたでしょうが、かえって途中の山道のオーバーユースは無くなり、荒廃は抑制されたかも(^_^;)。
 ところで、大倉尾根を下っていますと、ところどころで微かな芳香が漂ってきます。木か葉からのものだと思いますが、なんとなくクロモジの香りのような気がします。ご存じの方、教えて下さい。
 しかし、あの鍋焼きウドンは腹持ちが良いですね。いつもなら大倉におりてきますと、なんとなく空腹感があります。でも、今日はもう満足しきって帰りの電車で気持ちよく居眠りできました(^_^)。

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蛭ヶ岳、檜洞丸                                         ページTOPへ
 「すえぞおさん」お二人のパーティーと蛭ガ岳で予定時刻どおりにランデブーできました。まさに、米ロの宇宙ランデブーにも匹敵する快挙??(^_^)。
 一日目は快晴で展望もばっちり、新しくなった蛭ヶ岳山荘も40人弱でゆったりと寝られました。翌日は、檜洞丸を抜けて念願の「ぶなの湯」で温泉と楽しく遊べました。すえぞおさん、ありがとうございました。
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日 程:12月20日(土)、21日(日)
山 名:蛭ガ岳、檜洞丸
ルート:
 横浜線・橋本駅=三ヶ木=東野-八丁坂ノ頭--姫次--蛭ガ岳
     7:35     8:20    9:10    12:15  12:45-13:35  15:35
 蛭ガ岳-臼ヶ岳-金口谷乗越-青ヶ岳山荘・檜洞丸-ゴーラ沢出合-
  6:45    8:10     9:10    10:15       11:26   13:10
 西丹沢自然教室
    14:05
天 候:晴れ
メンバ:20日:若き友人H君、H君友人のK夫人、OSK
    21日:「すえぞお」さん二人パーティーと合流
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 橋本駅で仲間と合流、三ヶ木行きのバス停を目指します。時間帯によって路線とバス停の位置が違うようですが、JR改札口を出たところにパソコンを使った案内装置があります。三ヶ木でバスの乗り換えとなりますが、ここまで来ると山里の雰囲気も混じり込む感じです。人懐っこいカラスが1羽いまして、近づいても逃げません。ついには、バスにまで乗り込んできました。運転手さんも、「おいおい、無賃乗車は困るよ。降りなさい」とのんびりしたものです。仲間からいじめにあって、人の方に親しみを感じているとの事。
 乗り込んだバスは東野行きでした。当初、焼山登山口から入る予定でしたが、折角だから行ったことのない東野から東海自然歩道サブコースに入ろうと急遽、衆議一決。焼山登山口で四人のパーティーが下車し、ここからは我らの貸し切りバスとなりました。橋本から約1時間半のバス旅行の後、東野から八丁坂ノ頭まで約3時間の眺望のあまりない直登コースは結構きつかった。コースタイムの2時間半はほんとかしら。姫次に出るこの東海自然歩道には、西野々、平丸そして東野と幾つかのコースがありますが、どれがお勧めなんでしょうか。
 さて、姫次でやっと富士山とご対面です。南アルプスを眺めながらの昼食。やはり、素晴らしい展望に仲間との楽しい食事ですね。一挙に疲れも吹っ飛び、いよいよ山頂を目指します。ちょうど1年前に逆コースを同じ仲間と降りたときは、雪化粧をした寒い1日でしたが、今回は霜柱もまばら。Tシャツ1枚で充分です。
 山頂も間近になり、きれいになった山荘から山頂広場に視線を移すと、約束の赤いバンダナで鉢巻きをした凛々しい青年が・・・おっ、すえぞおさんだ。歳を忘れて思わず手を振る私でありました。西と東から山頂を目指し、予定通りの時刻にランデブー、これは凄い事じゃないかしら(^_^)。事前に簡単な連絡を取り合ったとはいえ、オフではなくこういう形で通信のお仲間と会うのは初めてです。良いもんですね。早速、両パーティーの自己紹介、すえぞおさんのお仲間は心底から山が好きという印象のすらりとした方です。話の続きは、まずは渇いた喉をビールで潤してから、その後で日没を眺めましょうと山荘に入りました。しかし、ビールに次々と出てくるおつまみ、そしてなんとか騙し騙し担ぎ上げた紙パックワイン(すえぞおさんとお仲間はあまり飲まなかったかしら(^_^;))・・・話がはずみ、いつの間にか夕食となってしまいました。結局、富士山に沈むお日様のイベントを鑑賞し損ねてしまった。
 ところで、新装なった蛭ヶ岳山荘ですが、以前のような土間はなくなって、木の床を張ったロビー兼食堂、そして寝床にもなる広間を中心に、片側はベランダ、反対側が寝室になっています。寝室は1階と2階にあります。私達5人が入った部屋には2階に上る階段がついています。ここだけは2階まで吹き抜けになっています。そのためか、床が木貼りのためなのか、ひんやりとしてました。毛布1枚、掛け布団2枚でも寒くて震えてましたが、これは私だけだったかも。なんせ、ひょっと気づくと私がひたすら平均年齢をあげていたようですから(^_^;)。
 で、食事です。うーん、これはいまいちかなあ。夕食はパック入りのおでん、サラダの小皿にご飯です。朝食は、みそ汁に目玉焼き、味付け海苔とお付けもの少々でした。でも、ふたりで運営されていて、まだ慣れていない雰囲気ですが、一所懸命の様子です。
 さて、翌日は天気予報と違って昨晩より暖かく、富士山、南アルプスの展望はありますが、真冬のキリッとした感じじゃありません。東の水平線/地平線の上には雲が拡がっており、日の出ももうひとつの感じです。山頂の広場で写真を撮りましたが、果たして年賀状に使えるかどうか。
 足に自信がないので、すえぞおさん達より少し早く出ましたが、案の定途中からご一緒になりました。檜洞丸で合同の昼食(りんごご馳走様)をとり、私達もすえぞおさん達と同じツツジ新道を降りました。西丹沢自然教室からは車に乗せて頂いて「ぶなの湯」へ。山を下りた後の温泉はこたえられません。おかげさまで、いつもバスの窓から眺めるだけの中川温泉を満喫できました。ここは、2時間で700円ですが、休憩場所も完備してますし、落ち着けて良いところです。残念なのはビールを売ってない事でしょうか。今回は、なんと「すえぞお」さんが、ひとっ走り、買ってきて下さいました。帰りも渋沢まで送って頂き、ほんとお世話になりました。
        すえぞおさん:また、よろしくお願いします_(..)_ペコリ
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