八ヶ岳:行者でテント~赤岳
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  NIFTY山フォーラム時代の山レポの流用とデジカメ性能が非常に低かった時代の写真を組み合わせた内容になっています。デジカメはなんとかメモ代わりに使う程度で銀塩のコンパクトカメラが使い捨てカメラによる記念写真風の写真しか残っていません(^_^;)・・・2011/09/09。

行程  1997年8月2,3日

ブロッケンに出会った南八つ(赤岳)

 南八ガ岳を訪問するのは、93年の赤岳から坪庭までの縦走から4年振りです。その後、南アルプス、北アルプスに浮気を初めたものですから、ここ暫く南八ガ岳から遠のいていました。今年は、早めに北アルプスに行ったものですから、26日からの夏休みに久しぶりに行ってみようと計画してましたが、例の台風です。流石に計画を中止しましたが、やはり諦めきれずに規模を縮小して土・日と出かけてきました。テントを行者小屋に置いて赤岳を往復しただけですが、久しぶりにブロッケンに遭遇するというオマケもありました。
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日 程:8月2(土)、3(日)
山 名:赤岳
ルート:
 8/2:高尾=甲府=茅野=バス=美濃戸口-行者小屋テント場
      8:21 10:54  12:10        13:00      16:45
 8/3:テント場-文三郎尾根-赤岳-地蔵尾根-行者小屋-赤岳鉱泉
       4:45     6:30   8:55-9:50  10:13
     -美濃戸山荘--美濃戸口==タクシー=茅野=八王子
       11:45-12:25   13:00-14:00 (5050円)
天 候:晴、ガスの目まぐるしい変化
メンバ:連れ合いと二人
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1日目
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 初日は行者小屋まですから、ゆっくりと家を出て、列車も普通の乗り継ぎであります。これまで、初日から山頂を目指す事が多かったですが、こういうノンビリもまた趣があって良いもんですね。列車も美濃戸口へのバスも空いていました(^_^)。
 美濃戸山荘からは南沢コースで行者小屋に直行しました。到着が17時前と遅めであったためか、テント場は満杯。あちこち探して涸れ沢の少し持ち上がった場所を確保しました。先日の台風でも水が流れた跡はないし、まあ大丈夫であろうと思いこむことにしました。それにしても、最盛期ですね。テントも多かったですが、きっと小屋も満杯だったでしょう。
 ビールと夕食、そして持ち込んだブランデーを楽しみ、8時にはテントに潜り込みました。9時過ぎでしょうか、ふと目覚めると周期的にテントの外がパーっと明るくなります。はて、なんだろうと入口を開けると、上空だけは雲が
切れており、素晴らしい星空であります。テントに寝転がったまま、暫し星空を堪能いたしました。そうそう、周期的な光は遠くの雷のようです。一瞬、雲が輝いて、空一面が蛍光灯のように光ります。音は全くありません。
2日目
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 文三郎尾根を登りだした頃からガスが出始めました。キレット分岐のあたりでは、一面がガスです。あのゴツゴツした岩峰はガスが似合いますね。幽玄といった雰囲気であります。
 風が強いためか、時々ガスがさーっと晴れますと、南アルプスがくっきりと浮かび上がってくるという変化のある天候を楽しむことができました。こういう時って、ブロッケンが出やすいですよね。で、赤岳展望荘で本当にブロッケンに出会うこともできました。ほぼ10年振りの遭遇です。今回は、写真もばっちりと撮れました。
 ところで、文三郎尾根はだいぶ整備されたようですね。前は、落ちるのではないかとムズムズと恐怖感が背筋を這登ってきた箇所が幾つかあったように記憶していますが、今回は随分と歩きやすくなってました。山頂にも神社ができたり、展望荘も綺麗になってたし、地蔵尾根も整備されたようです。高々4・5年ですが、浦島太郎の気分を味わいました。
 既に報告されていましたが、展望荘前のコマクサは満開でした。これは育成されたんでしょうね。また、いたるところにチシマギキョウの群生が花をつけていました。
 さて、地蔵尾根を下りてテントを撤収、これも6年振りに赤岳鉱泉まわりの北沢を通って美濃戸山荘、美濃戸口まで下山しました。美濃戸口のバス停にある売店も改築され、風呂(500円)までありました。経営者が変わったようですね。以前とはうって変わって接客態度が良くなってます。もちろん、入浴し生ビールであります。いやあ、うまかった(^_^)。
 途中の小松山荘から予約したタクシーで茅野駅へ。ここでもツキはばっちりであります。増発便の快速シラカバコの指定券がとれました(乗車切符+500円の指定料のみ)。

                      HBA01110、横浜のOSK