国内の山歩き記録(1996年)
釋護法と信行:夫婦で山ある記トップページへ


大山                                           ページTOPへ
 山フォーラムの皆様、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。年末に風邪を引いてしまって帰省を断念した横浜のOSKです。

 さて、ということで帰省し損ねましたので、2日に恒例にしている大山へ初詣に行ってまいりました。少しでも人出が少ないであろうと思われるヤビツ峠回りにしましたが、秦野からのバスは満杯、臨時便も出たようです。
 例年ですと、山頂付近は霜柱が溶けてできた泥濘が名物ですが、今年は乾燥しきっていました。泥濘の代わりに土埃が酷かったですね。山頂から見晴らし台経由で行った二重の滝にも水の流れが無く、下社のトイレも水が出ないようでした。
 下社で今年一年の山歩きの安全祈願の後、大山寺をはしごして下山しました。

                     HBA01110、横浜のOSK
塔の岳-書作新道                                           ページTOPへ
 もう、川乗山(辞書には、こちらが入っていました)オフの皆さんは自宅でくつろいでおられるでしょうね。なんとか時間を作ろうと、急に発生した仕事を周囲に押しつける陰謀を昨晩までやりましたが、流石に疲れて目覚ましで起きられませんでした。やっと、起きあがったのが7時で、とても間に合いそうもありません。でも、折角の休日です。新しいコースは無理として、勝手知った山へ行かない手はありません。というわけで、カイサク新道から塔の岳、大倉尾根を歩いてきました。
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日 程:1月6日(土)
山 域:丹沢
山 名:カイサク新道~塔の岳~大倉尾根
ルート:大倉--新茅荘--戸沢山荘--本谷F5下--セドノ沢
     9:10     10:10  10:30-10:40     11:25     11:55
    カイサク小屋--木の又大日小屋--塔の岳
    12:27-13:05       13:20      13:52-14:25
    金冷やし--花立山荘--堀山の家--駒止め茶屋
      14:36     14:50       15:16      15:37
    見晴らし茶屋--大倉高原山の家--大倉
       16:00        16:05-16:10    16:40
天 候:晴ときどき曇り
メンバ:単独
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 という事で、なんとなく渋沢で下車し、カイサク新道に入ってしまいました。このコース好きなんです(^_^)。
 ご多分に漏れず、登山道は乾燥しきっているものの、源次郎沢とか本谷は、流石にかなりの水量を維持していましたね。ハイカーも少なく、下山する3人、沢を遡行していく2人と擦れ違っただけで、ひとりで黙々と、でも静寂を楽しみながらの登りとなりました。
 流石に表尾根のカイサク小屋に出ると次々とハイカーが通っていきますが、最盛期に比べると閑散としています。小屋の裏でラーメンを食べていると、目の前をパラグライダーが次々と飛んでいきます。そうなんです、今日はパラグライダーが団体になって飛んでいました。風の具合が良かったのかな。
 ここから塔の岳までの間も誰にも会わないくらいにハイカーが少なかったですが、山頂では外に10人、小屋に10人くらいはいたでしょうか。久しぶりにあった花立さんに挨拶がてら、ビールを楽しみました。
 残念ながら展望は皆無です。上空は青空で、日差しも暖かいのですが、周囲は雲で覆われて、かすかに蛭ヶ岳方面が見える程度でした。一泊すると、日の出が良いだろうな、南アルプスも見えるだろうなと、後ろ髪を引かれながら下山しました。それはそうと、野生を失ったモノモライ鹿さんが3頭も遊びに来てました。もう山頂は彼等の餌場になってしまったのかも。

 昨年の秋頃は、まだ工事中であった花立山荘ですが、完成したようですね。綺麗な小屋に生まれ変わってました。
 後は、ひたすら下っるだけですが、いつ歩いても長い尾根ですね。それはそうと、途中ですが、の堀山の家の上の方で猟をしている一団に出くわしました。えらく犬がうるさいなと思ったら、林の影に無線機と銃をもった団体がいました。ここらあたりの猟の許可がどうなっているのか知りませんが、登山道の横はやめて欲しいですね。あそこらあたりは、えぐられた道を林の方に逃げるコースが出来てしまっています。本当は、入っちゃいけないんでしょうけど、歩きやすいもので、ついつい足を踏み入れることもあります。今回は、おっかなくて遠慮しましたけど。
 でもって、大倉に着いたのが16:40。日が長くなって、まだ明るいですが、私が下山するときにヒーヒー言いながら到着した人達がいました。ハイキングのつもりであったのにとぼやいていましたが、あの調子だと途中で真っ暗になるんじゃないかな(余計な心配か)。
 バスの乗る前に、自宅に電話を入れたら、案の定、仕事の連絡が入ってました。やはり、人に押しつけて遊びに出るのは・・・(^_^;)。
                    HBA01110、横浜のOSK
蓑毛~二の塔~三の塔~塔の岳~丹沢山~丹沢三峰~宮が瀬             ページTOPへ
 CompOnさんに出遅れること、12日目にして日の出を拝んできました。いえ、急に日の出と朝焼けに染まる富士山を見たくなって、塔の岳に行きました。
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日 程:1月12日(土)、13日(日)
山 域:丹沢
山 名:塔の岳~丹沢三峰
ルート:
 1日目:蓑毛--ヤビツ峠--三の塔--カイサク小屋--新大日茶屋
     10:00  12:05-12:30  14:07-14:15  15:30-15:41     15:55
     塔の岳
      16:40
 2日目:塔の岳--丹沢山--太礼ノ頭--円山木ノ頭--本間ノ頭
       7:05   8:10-8:40    9:15      9:45-9:50   10:20-10:30
     --金冷やし手前--御殿森ノ頭--宮の平バス停==本厚木
         11:30-12:00     12:45        13:30
天 候:晴
メンバ:単独
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 出張先から自宅を一晩だけ経由して、日の出を求めての山徘徊に出かけたわけです。これが家庭争議のもとになるようであれば、その責任は、日の出願望を植え付けたCompOnさんにあります(^_^)。
 冗談はともかく、日の出そして富士山の展望となると、横浜在住の私には、塔の岳が最も手軽なコースです。なんとなく、ゆーちゃんの表尾根レポを読んでいたものですから、これまたフラフラと表尾根経由を選択しました。この時期の日の出となると七時前です。出発が遅くなるので主脈コースより一時間以上短い三峰コースを選定するのも自然の理。というわけで、およそ主体性の感じられない山遊びをしてまいりました。
 さて、あまり早く塔の岳に着きすぎてもと、ゆっくりと自宅を出て蓑毛を登りだしたのが10時です。この時間に蓑毛から登ろうという仲間が数人おられました。おひとりは、大山から物見へと話しているのが耳に入りましたので、大山北尾根でしょうね。暗くなっても歩くという話ですから、ひょっとしたらCompOnさんかな?? 他の方は、表尾根のようです。みなさん、泊まりでしょうね。
 それにしても、出張疲れなのか、大慌てで手当たり次第に荷物を詰めて重くなったせいか、久しぶりにヒーヒー言ってしまいました。上のタイムをご覧頂いてもわかるように、「もう、やめようか。もう下ろうか」と思いながら、やっとの事で塔の岳に到着しました(^_^;)。

 驚きましたが、尊仏山荘はほぼ満室でした。隣の小屋も使っていたようです。数人しか宿泊者がおらず、「どこでも良いから、適当に使ってよ」と言われた数年前が夢のようです。まあ、それはともかくとしまして、やっとの思いで到着した疲れと喉の乾きをビールで癒しているうちに、富士山の横に赤く燃える太陽が沈む荘厳な日の入りを見ることが出来ました。東京、川崎、横浜、湘南の夜景も見事でした。大島方面にも灯りがちらほらと見えます。明るすぎて満天の星空といきませんが、その気になってみると天の川らしい帯状の星の流れもあります。
 食事で体を温めて、じっくりと日の出を眺めましょうと、早めに起き出し、がさごそと「餅入り、カップラーメン」を作り始めたのが5時過ぎ。外は、濃いガスです。ゴーゴーと強風が吹いているので、きっと良くなる、良くなるは
ずだと思い込むことにして、とりあえずは食事に専念です。
 この願いが通じたんでしょう。なんと、水平線が赤くなる頃にはガスもとれ、富士山もくっきりと浮かび上がってきました。遥か向こうの白い峰々は南アルプスじゃないですか。いやあ、日頃の心がけです。というわけで、赤い大きな太陽が顔を出すところを、久しぶりに拝する事が出来ました。一方、富士山は、上空に筋嬢に流れる雲とともに赤く染まっています。これですよ、これ。来年の年賀状のネタができた(^_^)。もっとも、えらく強い風で寒いのなんの。まあ、贅沢は言えません。
 7時に丹沢山を目指して出発です。雪の方は残念ながら皆無ですが、一部凍結しているところがあり、おそるおそる足をすすめます。途中、塔の岳の方を振り返ったら、もうガスを被っています。一瞬の幸運だったようです。丹沢山では、またガスもはれまして、富士山もくっきりと見え始めました。コーヒをいれて、再度展望を楽しみました。実は、丹沢山はまったく展望がないと思い込んでいましたが、そんなことないですね。日の出も見えるんじゃないのかな。三峰の方へ少し進むと、八ヶ岳も見えてくるようです。 それにしても、このコースは3回目ですが、円山木ノ頭も、本間ノ頭もきつい登りですね。CompOnさんは、ここを渋沢、大倉から歩き通したわけでしょう。ただ者じゃないですね。私しゃ、塔の岳で一泊してもしんどいです。
 丹沢山で出会った方達も主脈の方へ行かれたらしく、休憩中に前後した同年輩の方と遭遇しただけで、ほんと静かなものでした。途中、北アルプスらしい白い峰もかいま見えましたし、まあ満足満足です。

 ああ、そうだ。残念なことがひとつ。やっと、宮が瀬に下りて、宮の平バス停のすぐそばの食堂へ行ったら、都合で昼から休みとの事。他に店ないんですよねえ。ビールも食事もパー(;_;)。
                       HBA01110、横浜のOSK
滝子山                                          ページTOPへ
雪を求めて滝子山
 金、土と首都圏で久しぶりの雪になりました。もう、そわそわと落ち着きませんよね > FYAMAの皆様 (^_^)。
 昨年の膝上積雪で味をしめた寄から鍋割山のコースに行こう、ついでに鍋割峠の未知の道を探索してみようと計画をめぐらせていました。
 が、土曜日の夜になって、連れ合いから「運動不足だ。どこか、山に連れて行け」との厳命が下ってしまいました。おまけに、「鍋割・・峠からの最後の急登が嫌だ」との宣告を受け、これからの安泰な山人生を考慮して、急遽、中央線沿線の滝子山に切り替えた次第であります。
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日 程:1月21日(日)
山 域:中央線沿線、小金沢連嶺
山 名:滝子山
ルート:中央線笹子駅-稲村神社-桜公園、寂淌尾根-大鹿峠分岐
       8:40        9:10                  9:56
    切石-造林小屋-大谷ヶ丸分岐-山小屋-白縫神社-山頂
    10:40   11:50       12:20    12:40    12:45   13:00
    山頂-檜平-左に折れて沢への分岐-方外山房-中央線初狩駅
    14:00  14:40      15:15         16:10      16:50
天 候:晴、時々曇り
メンバ:連れ合いとふたり
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 ということで、滝子山に出かけました。横浜線沿線で八王子に出るのが便利だとはいえ、5:30には起きないと明るいうちの下山は無理。眠い目をこすりながら、横浜線で八王子に出て、高尾からの中央本線に乗り換えましたが、これががら空きで熟睡できました。ちらほらとハイカーの方もおられましたが、流石に最盛期の夏から秋とは大違いです。それにしても、横浜線はもっと暖房を効かせろ!!。座席が冷え切っていて寝冷えをするところでした。

 笹子駅から20号線を八王子に向かってしばらく戻ったところに「滝子山」の標識があります。ここから左に入り、標識に従って集落を抜けると桜公園に出ます。これまでのところ、我々の近くに他のハイカーはいませんが、中央線の車窓から見えた、滝子山に向かっている10人くらいの団体ハイカーが先行しているはずです。桜公園の少し先に寂淌尾根への入り口がありますが、滑落事故があり、通行しないでくれとの看板が出ています。我々は、おとなしく切石経由で大きく巻いて登頂するコースを選びましたが、これが長い(;_;)。山頂で会った女性パーティの人達から、「そんな看板ありましたっけ。そらあもう、寂淌尾根の方が時間も短く楽です」と言われて、がっくり。
 でもまあ、長いには長いですが、滝のある沢沿いの道、ブナとかナラの雑木林、落ち葉でクッションの効いた道と変化があり、結構楽しめました。肝心の雪ですが、2~3cmくらいのところあり、地肌が出たところあり、といった具合です。造林小屋手前のザレのあたりで多少恐い感じになり、軽アイゼンを装着しました。
 気温があがっているようで、途中の沢で昨年の同時期には見事な氷柱が見られましたが、今年は殆ど成長していません。もっとも、おかげで山頂は暖かくて、餅入りキムチ野菜ラーメンと紅茶を1時間かけて楽しむことが出来ました。少し雲が出てきて展望はもうひとつですが、三ツ峠とそのむこうにそびえる富士山、遥か向こうには南アルプスも眺めることが出来ました。
 初狩への下山は、ナラ、トチ、よくわからない落葉樹に囲まれながら落ち葉を踏みしめる気持ちの良い道となります。雪は少なかったですね。面倒で、ここまで装着してきたアイゼンも流石にはずしてしまいました。檜平は広々とした広場になっています。周囲は落葉した雑木林で、どうして檜平というのか、以前に植林されていたのかしら。ここから眺める三ッ峠山と富士山の姿も良いですね。シャッターチャンスを狙って、テント持参で停滞するのもいいかも。
 しばらく下りますと「直進、危険。左、初狩」の標識のある場所に出ます。地図には直進コースも出ていますね。寂淌尾根といい、このコースといい、だいぶ安全に気を使っているようです。事故あると地元の方は迷惑でしょうしね。
 ここから、沢に下りていく事になります。かえって雪は多くなりました。先行していた団体がアイゼンの再装着をしていました。我々は、面倒なのでそのままリズムを取りながら下りていきましたが、狭い登山道でその団体さんとのすれ違いが、一番恐かった(^_^)。
 方外山房まで到着すると、もう集落のはずれになります。この山房の主は陶芸、書もされるようですが、庭も手作りのようです。この庭に向かって大きく開け放たれた広間、軒先には簾が下がっています。ちょっと寒そうですが、味わいがって良いですね。家の前には、「許薫酒入山門(違っているかも)」という看板が出ています(^_^)。
 中央高速の下を通って20号線に出ると、初狩駅ももうすぐです。初狩駅と書かれた信号を右に入り数m先のコンビニ風の酒屋さんで熱燗のできるヒレ酒とイカ酒を調達し、列車で乾杯。気持ちよく眠り込み、今日一日の山遊びを終えました。
                      HBA01110、横浜のOSK
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---以下は同じレポを不サラリーマン部長が会社の遊びのBBSに書き込んだサンプル---
-今から思え冷や汗たらたらですが、こうした遊び?を認めた(無視した?)組織は素晴らしい(^_^)-

 そろそろと関東の太平洋側の低山でも積雪が見られる時期になってきました。もう先週の21日になりますが、首都圏でも久しぶりの雪になりました。こうなると、もう、そわそわと落ち着きません。
 昨年の膝上積雪で味をしめた寄から鍋割山のコースに行こう、ついでに鍋割峠の未知の道を探索してみようと計画をめぐらせていました。
 が、土曜日の夜になって、連れ合いから「運動不足だ。どこか、山に連れて行け」との厳命が下ってしまいました。おまけに、「鍋割・・峠からの最後の急登が嫌だ」との宣告を受け、これからの安泰な山人生を考慮して、急遽、中央線沿線の滝子山に切り替えた次第であります。
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日 程:1月21日(日)
山 域:中央線沿線、小金沢連嶺
山 名:滝子山
ルート:中央線笹子駅-稲村神社-桜公園、寂淌尾根-大鹿峠分岐
    切石-造林小屋-大谷ヶ丸分岐-山小屋-白縫神社-山頂
    山頂-檜平-左に折れて沢への分岐-方外山房-中央線初狩駅
天 候:晴、時々曇り
メンバ:連れ合いとふたり
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 ということで、滝子山に出かけました。横浜線沿線で八王子に出るのが便利だとはいえ、5:30には起きないと明るいうちの下山は無理。眠い目をこすりながら、横浜線で八王子に出て、高尾からの中央本線に乗り換えました。これががら空きで、ちらほらとハイカーの方もおられましたが、流石に最盛期の夏から秋とは大違いです。それにしても、横浜線はもっと暖房を効かせろ!!。座席が冷え切っていて、寝冷えをするところでした。
 笹子駅から20号線を八王子に向かってしばらく戻ったところに「滝子山」の標識があります。ここから左に入り、標識に従って集落を抜けると桜公園に出ます。少し先に寂淌尾根への入り口がありますが、滑落事故があり、通行しないでくれとの看板が出ています。我々は、おとなしく切石経由の大きく巻いて登頂するコースを選びましたが、これが長い(;_;)。山頂で会った女性パーティの人達から、「あら、そんな看板ありました。そらあ、もう、寂淌尾根の方が時間も短く楽ですよ」と言われて、がっくり。
 でもまあ、長いには長いですが、滝のある沢沿いの道、ブナとかナラの雑木林、落ち葉でクッションの効いた道と変化があり、結構楽しめました。肝心の雪ですが、2~3cmくらいのところあり、地肌が出たところあり、といった具合です。造林小屋手前のザレのあたりで多少恐い感じになり、軽アイゼンを装着しました。

 気温があがっているようで、昨年の同時期には途中の沢で見事な氷柱が見られましたが、今年は殆ど成長していません。もっとも、おかげで山頂は暖かくて、餅入りキムチ野菜ラーメンと紅茶を1時間かけて楽しむことが出来ました。少し雲が出てきて展望はもうひとつですが、三ツ峠とそのむこうにそびえる富士山、遥か向こうには南アルプスも眺めることが出来ました。

 初狩への下山は、ナラ、トチ、よくわからない落葉樹に囲まれながら落ち葉を踏みしめる気持ちの良い道となります。雪は少なかったですね。面倒で、ここまで装着してきたアイゼンも流石にはずしてしまいました。途中の檜ならぬ雑木林に囲まれた檜平は広々とした広場になっています。ここから眺める三ッ峠山と富士山の姿も良いですね。シャッターチャンスを狙って、テント持参で停滞するのもいいかも。

 しばらく下りますと「直進、危険。左、初狩」の標識のある場所に出ます。地図にはこの直進コースも出ています。寂淌尾根といい、このコースといい、だいぶ安全に気を使っているようです。事故があると地元の方は迷惑でしょうしね。ここから、沢に下りていく事になります。かえって雪は多くなりました。先行していた団体がアイゼンの再装着をしていましたが、我々は、面倒なのでそのままリズムを取りながら下りていきます。狭い登山道で、その団体さんとすれ違うのが、一番恐かった(^_^)。
 方外山房という個人の山荘まで到着すると、もう集落のはずれになります。この山房の主は陶芸、書もたしなむようです。手作りの庭に向かって大きく開け放たれた広間、軒先には簾が下がっています。ちょっと寒そうですが、味わいがって良いですね。家の前には、「許薫酒入山門(違っているかも)」という看板が出ています(^_^)。
 中央高速の下を通って20号線に出ると、初狩駅ももうすぐです。初狩駅と書かれた信号を右に入り数m先のコンビニ風の酒屋さんで熱燗のできるヒレ酒とイカ酒を調達し、列車で乾杯。気持ちよく眠り込み、今日一日の山遊びを終えました。
鍋割山(寄)                                         ページTOPへ
 先月の21日に予定していましたが、なんやかやの事情で滝子山に変更してしまった鍋割峠の分岐道の探索に出かけました。もちろん多少の雪もあるであろうと、密かな期待もしていました。
 ところが、どっこい、そうは世の中あまくはなかった(;_;)。
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日 程:2月4日(日)
山 域:丹沢
山 名:鍋割山
ルート:小田急新松田=寄-みんなの森登山口-寄コシバ沢
       9:00      9:35   10:20-10:30    11:30-11:40
    鍋割峠----鍋割山--後沢乗越-二股-大倉=小田急渋沢
  12:24-13:10   13:30-13:40   14:20    14:50  15:50
天 候:曇りのち晴れ
メンバ:単独
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 というわけで、寄経由で鍋割峠に向かいました。鍋割峠を北に向かって直進する道の探索が主目的です。寄コシバ沢から峠に登り、雨山峠と鍋割山につながる尾根を横切る立派な道があります。何処に出るんだろうと前から気になっていました。地図には出ていません。

 寄のバス終点の施設で身支度をしているうちに、バスに同乗していたハイカー、10名くらいいたでしょうか、全員出かけたようで見えなくなりました。後、誰にも遭遇しませんでしたから、みなさんシダンゴ山へ行かれたんでしょう。ところで、ここから10分ほど「みんなの森」方面に歩いたところに売り家があります。崩れかけたような山荘風の2階建てです。目に付く場所なので、このコースをよく行かれるTAOさんはご存じだと思います。借地権付きで3000万円と割高であるためか、もう何年にもなりますが、売れませんねえ。どなたか、買い取って、FYAMAのたまり場にしませんか・・・てなわけないか(^_^;)。
 それはそうと、「みんなの森」手前の林道、東側の斜面の崩れが酷いですね。土砂落下を防止する金網張りの工事中のようですが、歩いていても小さな石とか土が落ちてくるのが分かります。

 実は、雪も期待していました。積雪がありそうなら雪を楽しめそうな雨山峠をまわって行こう、期待できないようなら時間もないし、寄コシバ沢から鍋割峠に直登しましょうと思ってました。しかし、寄コシバ沢の付近でも、探すと溶け残りの小さな雪たまりがある程度でした。あまり降らなかったのか、溶けてしまったのか。残念。諦めて直登コースに入りました。それにしても、ハイカーの少ない日ですね。結局、峠の手前で下山してく男性ひとりに出会っただけです。曇り空の中、シーンとした山の中にひとりというのも久しぶりです。
 さて、峠ですが、流石に雪がありました。踏み固められていて、アイゼンを付けた方が良さそうです。お地蔵様に挨拶して、私のテント場(という事にしてしまった)である広場で食事の支度をしながらアイゼン装着と、我ながら効率的な行動をとります・・・天晴れ、天晴れ(^_^)。
 食事も終わり、いよいよ道の登山道へと足を進めます。積雪には、しっかりと足跡がついています。といっても、ここは大自然のトイレとしても最適?なため、ハイカーが通過した跡かどうか不明です。道を塞ぐように倒れた木をまたいで直進していきますと・・回り込んだ所で、なんと、なんと崖です。源頭のようです。左に下りていく足跡が残っていた箇所まで引き返しました。確かに足跡はずっと下っていっています。しかし、雪がなければ、踏み跡程度のコースで、片側は谷に向かって切り落ちたようになっています。うーん、これをまた戻ってくる自信がもてません。しばし逡巡しながら足元を見ると、かなり大型の犬程度のケモノの足跡が残っています。あっ、やめた、やめたと、峠まで引き返しました。地図を見ると、どうも鉄砲沢の源頭に下りていくようです。沢をユーシンまで下っていくのでしょうか。
 峠まで戻りましたが、さてどうしよう。雨山峠にしようか、鍋割山にしようか。雪は鍋割山への急斜面の方が多そうだ。横浜線までの時間も鍋割山から大倉に出た方が短そうです。てなわけで、山頂を目指すことにしました。ここからの雪は凍結して、ガチンガチンになってましたので、アイゼン必須ですね。山頂手前で、踏み固められていない斜面はガサガサの雪が20cmくらいあります。曇り空で展望もなく、山頂ではアイゼンをはずしがてら小休憩しただけで、後沢乗越/二股にむかって下山しました。寄からのコースは静寂そのものでしたが、山頂にも数人いただけで、いつもは賑やかな、この下山コースもひとり、ふたりといった具合でした。皆さん、何処へ行かれたんだろ。
 新しい道の発見には失敗、雪遊びも30分ほどと、不首尾に終わった本日の山遊びでした。

                      HBA01110、横浜のOSK
蓑毛~ヤビツ~大山~広沢寺温泉                               ページTOPへ
 お久しぶりです(^_^)。山行き報告が、あまりにも活発なものですから、次々と読ませてもらっているうちに、自分は1年以上も山に行ってないような気がしてきました。
 会津の飯盛山(イイモリヤマ)の次は、泥助さんからレポートのあった本物の飯盛山(メシモリヤマ)に行こうと、土曜日に時刻表を調べました。往復に特急あずさを使う贅沢版で、日曜には行こうと計画を立てました・・・が、昼も過ぎ、夕方になっても宿題が片づかない。切符を入手しに駅まで行くどころではなく、ついに午前0時を迎えてしまったではないですか(;_;)。こりゃあ駄目だ。でも、せめて近場の丹沢にでも、と宿題を放り出して寝てしまいました。
 さて、明けて日曜日。こんな時は、ダックスフントさんと同じく大山ですわね。せめて、北尾根に入れないだろうかと出発しました。
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日 程:2月25日(日)
山 域:丹沢
山 名:大山
ルート:小田急秦野=蓑毛---ヤビツ峠--大山山頂-北尾根の入口部
       8:45   9:00-9:14  10:20-10:35    11:47    12:05-12:40
    -唐沢峠-不動尻-広沢寺温泉入口
      13:52   14:50      16:05
天 候:曇り
メンバ:単独
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 まあ、山にいれば満足でどこでも良かったわけですが、時間の短い大山ということにしました。ヤビツ峠からのコースが気に入っているおのですから、ついつい秦野駅で下車。バス停に行ってみると、いつもの行列がありません。停まっているバスは蓑毛行きです。「おっかしいな」と、そのバスの運転手さんに聞くとヤビツ行きは運休とのこと。路面凍結のせいでしょう。1時間余分にかかるが、仕方なく蓑毛から登ることにして、宿題を残す身、北尾根歩きは諦めました。
 蓑毛からヤビツ峠までですが、このコースにしては積雪が多かったです。踏み固められて凍結しかかっている部分と土の部分が交互に出てきますが、雪の部分が多いかなという感じです。表面がえらく汚れているものですか
ら、滑りにくくてアイゼン無くても大丈夫でした。
 ヤビツ峠も思ったほどは凍結していませんでしたが、大山への登りはアイゼンを着けた方が良さそうです。両側20~30cmくらいの雪壁の中を踏み固めらて凍結したトレースがついています。アイゼン無しの軽登山靴はおろか運動靴の人もいました。落ちるような崖がないので、アイゼン無くても大丈夫?。多少、滑った転んだの方が面白いという人もいるようですしね(^_^;)。

 山頂には20人くらいいたでしょうか。次第にガスが出てきて、展望は皆無です。休憩せずに北尾根に入ってみました。好き者はおられるようで、数人くらいの足跡が残っていますが、表通りと違って踏み固められたトレースはありません。30cmくらい、多いところで膝くらいの積雪でしょうか。少し入り込み、雪をかき分けて昼食の準備を開始しました。山頂からの物音、人声も届いてこず、静寂そのものです。ゆったりと、ラーメンそして紅茶を楽しみました。

 北尾根を縦走する時間がないので、山頂に戻り不動尻に抜けることにしました。ダックスフントさんのレポートにもありましたように、こちらのコースに入る人は少ないですね。登りの3組に出会っただけです。
 それにしても、大山にしては雪が多かったです。登山道にはトレースがついていますが、それ以外の所を縦横に歩けるくらいの積雪はありました。
 まだ、山歩きをしているという自覚もなく、アイゼン、スパッツなんて言葉も知らない頃に、ウォーキングシューズで雪の中を転びながら、このコースを下ったことを思い出しました(^_^;)。

 不動尻ですが、ほんと大がかりな工事ですねえ。間違ってキャンプ場の本部の建物の前に出てしまい、「えーい、いいや」と工事中の道を通ってしまいました。下の事務所のところにあった橋を壊し、車の通れる道と橋をつけるようですね。これまで以上に荒れそうな予感が・・。ところで、工事中の回り道は谷太郎川の左岸を通るようです。工事中の道は重機が塞いでいて、作業していると通行不能だと思います。暫くは、フレッドフォールズに近寄れないかも。
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石老山                                        ページTOPへ
 ゆーちゃん、ダックスフントさん、こんばんわ。

 ダックスフントさんの「朝寝坊の石老山」を実践してきました(^_^)。
      ≫石老山って車で行けば訳ないんですよ。ですから、いつでも行けると思って、
      ≫ほっぽってあるんです。朝寝坊した時のコースに致しましょう。(^^)
 横浜線沿線の私にとっては電車で行っても手軽です。なんせ、八王子から、ひと駅の相模湖ですから。
 大幅に朝寝坊をしまして、朝食を終えたのが10時過ぎ。ヤボ用で日曜日の山歩きが不可。「どうすべえ。手近な石老山でも行こうか」と連れ合いに声をかけました。結局、家を出たのが11時過ぎ。これでも、八王子に12時過ぎには到着、途中でハプニングもありましたが、13時には石老山入口のバス停にいました。この時間になると、流石に中央線にはハイカーはいませんし、石老山でも下ってくる数人の方と出会っただけで、さしもの人気のハイキングコースも静かなものでした。

 そのハプニングですが、実は電車の乗り換えでアホなミスをしてしまいました。八王子で待ち時間無しで高雄行きの電車に乗れ、「これは調子いいぞ」と思ってましたら、高尾で降りた同じホームの反対側にもう中央線の列車が待ってます。もちろん「ラッキー」と飛び乗りました。席に座るやいなや、ドアーがシューッと閉じまして、「なんとついている事よ」と我等が幸運を連れ合いと祝ったのであります・・・が、「うん、おい。進行方向が・・」と気がついたときは、時すでに遅し。そうなんです、また八王子に向かって走っているではないですか。「なんなんだ、中央線め。ダイヤを朝令暮改するだけじゃ、まだ足りないのか」と八つ当たりの憤りをぶつけながら、西八王子で飛び降りました。おりよく隣のホームに入ってきた小淵沢行きの列車まで走り、滑り込みセーフ。実は、八王子での下り接続はこの列車だったようです。ダイヤを確認しなかった私らのミスでした(^_^;)。

 石老山は「ゆーちゃん」の報告がありますので省略します。雪が少し残ってましたが、ポカポカともう春のようでした。富士山も丹沢も輪郭は識別できますが、春霞のような薄いベールを被っていました。
 なお、今回のように遅い時間に出ましても、16時半には相模湖駅に戻れます。八王子へアクセスしやすい場所にいれば、その日に思い立っても遊びに行ける手軽なコースです。

                      HBA01110、横浜のOSK
杓子山~鹿留山                                        ページTOPへ
 先週末に山に入れなかったため、この週末はなんとしても山遊びをしないとイケマッセン。金曜日の最近にしてはめずらしい本降りの雨も、夜にはあがるそうです。日曜日には、また崩れるとの予報。もう、土曜日に出かけるしかありません。ガサゴソと準備してたら、「私も連れてけ」と家内。結局、以前に行ったことのある杓子山に決定しま
した。
 その杓子山ですが、あちこちに雪が残り、凍結しているところもありましたが、アイゼンは無くてもOKという感じでした。雪が溶けた泥濘の中を久しぶりに歩くことになりました。おかげで、難度Eの演技まで演じる羽目になって・・(;_;)。それにしても、もう春ですね。
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日 程:3月16日(土)
山 域:道志
山 名:杓子山
ルート:八王子==高尾==大月==下吉田==不動湯-林道終点
      7:04    7:14    8:14    8:55      9:13    10:54
    杓子山山頂--鹿留山分岐--立の塚峠--内野==富士吉田
    11:40-12:30    13:10      14:17-14:30  15:20
天 候:晴
メンバ:連れ合いとふたり
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 このところ続いている睡眠不足にもかかわらず、山歩きとなると朝早くとも機嫌良く目覚めますね(^_^;)。始発のバスで最寄りの駅まで出発です。電車の接続も快調でした。下吉田では、同年輩のオジサン・オバサン7人組と下車。我々は、軟弱に電話でタクシーを呼びました。町を抜けて、不動湯までの道は、あまり快適じゃないですもんね。ちなみに不動湯までのタクシー代は2250円です。
 不動湯は、自炊もできる湯治場です。あまり綺麗ではありませんが、皮膚病、胃腸に効くそうで、いつも大勢が逗留しているそうです。
 林道は更に先まで伸びていますが、タクシーはここまです。閉鎖されてるわけではなく、自家用車は入っています。そのせいだけでも無いでしょうが、固められた雪が凍結していて歩きにくいです。雪のない場所が交互に出てくるため、アイゼンを着けるのも億劫です。こういう道は嫌ですね。なお、終点までの中間地点で工事中のために通行止めとなっています。標識では3月15日までとなっていました。
 素晴らしい快晴で富士山が目の前にドーンと拡がります。また、この中間地点の辺りから、甲斐駒から聖まで南アルプスの真っ白な山並みを眺められます。いやあ、大パノラマを楽しめました。林道終点から、小1時間の登りは急勾配の登山道を直登することになります。登山道入口に長さ3mくらいかなあ、ジャンプ台があります。飛び出すと、何もない空間。真っ逆様に谷に落ち込みます。パラグライダーのジャンプ台でしょうかしら。
 登山道は雪を被っていますが、一部を除いてガサガサ状態ですから、アイゼンはなくても大丈夫でした。もっとも一部が凍結していて、不用意に足を乗せると、身動きするのが難しくなります。山頂付近では、田圃のようなドロンコ状です。こちらの方が滑りやすいですね。実際、3mほどズルズルと滑り落ちてしまいました。
 山頂も雪が溶けてどろどろ、ベンチ以外には腰を下ろすこともできません。風もなく、ポカポカと気持ちよく、360度の大展望を楽しみながらの食事で1時間も長逗留してしまいました。

 杓子から鹿留分岐までのアップダウンのある稜線も、ガサガサの雪かドロンコの状態です。連れ合いが、「鹿留山は、もういい」というものですから、鹿留への分岐には入らず、例の急斜面を峠めがけて下り始めました。少し下ったところで、間違いやすいところがあります。よく見ると左方向に標識がありますが、なんとなく右の方へ迷い込みやすい場所です。わざわざ赤テープを付けたままになってたりしますので、要注意です。はずそうかと思いましたが、滑りそうで止めてしまいました(^_^;)。
 この道は、ドロドロ状になっていまして、まあ滑りやすいこと。後ろでもたもたしてた連れ合いが悲鳴をあげるものですから、振り返ったら尻餅をついて、尻にべっとりと泥をつけています。怪我もなさそうだし、「あはは」と笑って、歩き出した途端に地球が大回転しました。「あれれ」と思ったときには、登山道を這い登るようにひっくり返ってました。どうも顎を打ったようですが、他に痛いところもないので、一安心。起きあがってみると、右半分の衣装に飛び飛びに泥がべったしとくっついています。後ろから見てた連れ合いの話では、1回転半捻りの難度Eクラスの荒技を演じたようであります(^_^)。

 立の塚峠に着いたときには、泥も乾きまして、恥ずかしい戦果を落とすことが出来ました。ここから内野の民家までの林道にはしっかりと雪が残っていました。植林の影響でしょうね。内野でのバス待ちの間にビールを仕入れ
て、本日の活躍について反省会を開催したのはいうまでもありません(^_^)。
                     HBA01110、横浜のOSK
仏果山~経ガ岳                                        ページTOPへ
(’96/03/31) 暖かい、春だ。晴れ。久しぶりにH君を誘い、連れ合いと3人。
7:44 竹山
8:00 鴨居
8:21 町田発      目の前を急行が!、次の本厚木行きの普通に乗る。
8:50 本厚木バス停発  約束より遅れて、8:40に到着。橋口君を待たせてしまった。
9:30 撚糸組合前    バス停前のお菓子屋で糸最中なるものを購入。
9:35 出発        松葉沢は水の汚れがひどい。生活排水のせいでかっての多摩川
              のように泡立っている。ホタルの里なんて言う前に前 に下水処理が必要。
              撚糸工場は稼動中。
10:05 登山口
10:25 林道
11:36 仏果山頂上   流石に、ハイカー多く、ベンチは塞がっていた。
12:40 出発
13:45 半原越
14:20 経ガ岳      ファミリーが後から来た。
15:20 林道横切る
15:25 堰堤       休憩
16:00 バス停      曹どう宗 勝楽寺 田代半僧坊まで。本社の左右に配されたしだれ梅、
               紅梅・白梅は残念ながら殆ど散っていた。
16:21 バス
 新しいFYAMAREPになってからのログを調べたら、仏果山の報告は岡さん、ゲッツーさん、ダンさん、そして不肖、私シメのものが見つかりました。
 本厚木からバスで30分くらいで行ける気軽なハイキングコースということで、独身貴族を謳歌している若い友人、私ども夫婦の3人でぶらりと出かけました。
 乗った半原行きのバスが旧道コースであったため、撚糸組合前で下車、松葉沢沿いに仏果山を目指しました。ところで、バス停の前にお菓子屋さんがあり、神奈川県指定銘菓「糸最中」という看板が出ています。早速、連れ合いが買ってきました。撚糸生産地で有名であることからの命名だと思いますが、中身は普通の最中でした。もう少し、細くするとか工夫すれば面白いと思うんだけどな(^_^)。
 途中の民家の庭には、ミツバツツジのような花が満開でしたね。ウグイスの声もそこかしこから流れてきます。この春、初めて聞くウグイスの声です。もう、しかっりと1小節を歌えるようになっていました(^_^)。ところで、この松葉沢は、生活用水がそのまま流れ込んでいるようです。一昔前の多摩川を思い出させます。水が白く濁っていて、堰きのあるところでは派手に泡立っています。蛍の里という看板もあるのに、多少がっかりさせられます。

 山頂からの展望も春ですねー。丹沢の山並み、東京方面も薄い霞がかかっていました。それでも、塔の岳山頂の山小屋が見えます。いつもは、私より目の良い連れ合いは見えないと言います。どうも、あそこに小屋があるはずだという心眼で見ていたようです(^_^)。
 経ガ岳への縦走尾根の途中でリッチランドへという標識がありましたが、誘惑されることなく、定番通りに経ガ岳から半僧坊へと降りました。いやあ、山頂も汗ばむほどの暖かさで、ほんとはビールと温泉にふらつきかけていたんですけどね。リッチランド、リッチランドと呪文を唱えても、連れの二人は耳を貸そうともいません。全く、悪趣味な奴らだ!!
 それはともかく、バスが来るまで時間があったものですから、半僧坊(勝楽寺)まで足をのばしました。ここに、見事なしだれ梅があるのを知ってるんですよ。本殿の左右に白梅、紅梅をあしらっています。残念ながら、最盛期は過ぎていましたが、手入れの行き届いた境内を楽しんでまいりました。

                    HBA01110、横浜のOSK仏果山、経ガ岳で春を満喫
--------部長時代の冷や汗もの:会社掲示板への山記録サンプル--------
 4月に入ったというのに4/8の先週は、本当に寒かったですね。おかげで桜の花は長持ちしていますが、花見はまるで我慢会の様相を呈していました(^_^)。浮島そして横浜とご参加の皆様はもちろんですが、裏方で準備に取り組まれた方、ご苦労様でした。
 さて、話は替わりまして、更にその前の週は春うららの陽気でありました。なんか、組織変更に馴れない仕事という事で、なんとなく落ち着かない、どうも片づかない仕事がごまんとある・・・とは、いえですよ。ここで、山遊びをしないようでは・・・(^_^;)
 というわけで、本厚木からバスで30分くらいで行ける気軽なハイキングコースに、独身貴族を謳歌している若い友人、私ども夫婦の3人でぶらりと出かけました。・・・・・・・・以下、略
大沢山                                           ページTOPへ
大沢山は二度おいしかった。
 時々お世話になっている先輩ご夫妻に誘ってもらい、中央線は笹子から大沢山に行きました。エリアマップに出ていない山に足を踏みいれるのは、久しぶりです・・・その結果は(^_^;)
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日 程:4月7日(日)
山 域:笹子
山 名:大沢山
ルート:八王子==高尾==笹子--奥野稲村神社-JR鉄塔
      7:14    7:26    8:34       9:15       9:31
    --西群馬幹線の巨大鉄塔-大沢山
         10:10-10:20      11:55-12:46
    --1430mピーク-引き返し-大沢山-巨大鉄塔
          13:10     13:30     14:15   15:15
    --奥野稲村神社-笹子
         16:05     16:30
天 候:晴
メンバ:先輩Nご夫妻と我等夫婦の4人
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 久しぶりにN夫人から誘ってもらい、中央線・笹子駅の南西に位置する大沢山に行くことになりました。この付近の山を記載したエリアマップはありませんし、2万5千の地形図に山名も標高も記載されていません。
 2万5千図の笹子エリアと河口湖東部エリアの境の辺りに等高線の円に囲まれたピークが大沢山らしく、1450mの標高です。山頂から南そして東へと稜線をたどると清八峠に出られます。西に稜線を進むと大洞山、摺針峠、笹子峠を経て甲州街道へと戻れます。
 今回は、大沢山から清八峠に出て、笹子駅に戻るコースを取ることにしました。甲州街道を30分ほど甲府方面に行った追分で左の林道に入ります。ここは、清八峠、本社ヶ丸への入口ですが、少し進むと平成二年に建立された真新しい神社、奥野稲村神社に出ます。ここで、変電所そして清八峠へと行く林道と別れて神社の裏側の急斜面に取り付きます。山道らしい登りは、ひとつしかないので間違えることはありません。ただ、手作りの小さな道標が見にくい場所(神社の右側の木にひっそりと付いています)にありますので、要注意です。
 登り道は、左側が変電所のある奥野沢、右側が狩屋野川の尾根を辿りますので、道標は皆無ですが、わかりやすいです。ただ、ほとんど一直線の急登に次ぐ急登という感じには、まいりましたねえ。総計200歳を越える我等中年ハイカーには、ちょっと過酷(^_^)。まだまだ入山者が少ないせいでしょう、クッションの効いた道であるのが救いです。
 途中、JRの鉄塔を通り過ぎ、左の眼下に変電所が見えるあたりで、ぎょっとするほど巨大な高圧線の鉄塔に出ます。縦横に走る高圧線とあいまって、非日常的な風景です。

 さて、鉄塔をすぎると、赤松の植林帯に入ります。そして所々白樺の混じる雑木林、唐松林を過ぎると頂上です。小さな手作りの標識が出ています。雑木が茂っていて、展望には難ありですが、富士山と南アルプスの稜線が望めます。ツツジが群生していまして、花をつけるシーズンには見事でしょうね。
 ポカポカ陽気のなか、我等以外に人もおらず、気持ちよく昼食を楽しみましたが、ここで反省。いつもは、休憩前に次に進む道を見つけておくのですが、今回はそれを忘れてしまいました。そのせいもあって、目の前を南西に下る道にふらふらと足を踏み入れてしまいました。完全に、これが清八峠への道だと思い込んでしまったわけです。

 これが、また急下降で、「ぎゃー、もったいない。まだ下るの」とわめきながら、100mほど下ったでしょうか、小ピークもふたつほど通過しましたが、どうも様子がおかしい。東に向かって縦走する筈の稜線が見あたりません。ある筈の高圧線も見あたらない。いくらなんでも、これはおかしい。急遽、「とりあえず、大沢山に戻るべえ」と相談し、再度の急斜面をヒーヒーゼーゼーです。いやあ、めげますね(^_^;)。
 そこで、我等が間違って辿ろうとした道を登ってくる三人組と遭遇しました。彼等:「どこから来たのか」、我等:「むにゃ、むにゃ」。やはり、この道は、大洞山、摺針峠へと行くコースでありました。

 山頂を通り過ぎて道を探すと、あるじゃないですか。ちゃんと、鉄塔に向かって南下しています。いやあ、まいった、まいった。大ポカです。もう時間も遅いし、アップダウンもしんどいと、もと来た道を追分けへと戻る事にしました。
 と、まあ、今回は予定通りのコースを歩けませんでしたが、おかげで、次に行くべき、行きたいコースの下見をふたつもできました(マケオシミ)。
 それにしても、ここら辺り一帯は、エリアマップには入っていませんが、良いコースですね。まず人が少ない。というより、いないと言っても良さそう。多少、やぶっぽいところもありますが、雑木に囲まれた、道標とか整備とかとは無縁の自然な登山道。雑木に邪魔はされますが、展望もまあまあですし。梅雨から夏場は嫌ですが、秋から春にはばっちりじゃないかな。                    HBA01110、横浜のOSK
大沢山-清八峠                                           ページTOPへ
大沢山、再び
 4月7日に道を間違えて、予定のコースを歩けなかった大沢山-清八峠に、行きなおしてきました。
 それにしても、この土曜日(5/18)は寒かったですね。山の上は、薄日がさしてポカポカ陽気でしたが、下に降りてくると寒いのなんの。冬と同じ格好してましたが、軍手をした手が痛いほどでした。ついでに今年は諦めていたタラの芽を手に入れる事ができました \(^o^)/。
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日 程:5月18日(土)
山 域:笹子
山 名:大沢山~清八峠
ルート:八王子==高尾==笹子--奥野稲村神社-JR鉄塔
      7:14    7:24    8:34      9:15       9:25
    --西群馬幹線の巨大鉄塔-大沢山
             9:58       11:25-12:05
    --女坂峠--1455mピーク--清八山-清八峠
        12:17     12:35     14:28-14:430  14:47
    --変電所-奥野稲村神社-笹子
       16:00  16:30-16:40   17:00
天 候:曇り、山頂部は薄日
メンバ:単独
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 前回と同様に、本社ヶ丸/清八峠方面の入口、奥野稲村神社の裏から急斜面に取り付きました。前にも報告したように、山頂まで道標はほぼ皆無の状態ですが、尾根伝いに南へ進むだけのわかりやすい道です。一直線の急登で、前回はヒーヒーいわされましたが、2回目となると余裕で楽々と登れました(^_^)。超大型の鉄塔、赤松の植林帯と順調に高度を稼ぎ、白樺の混じる雑木林と唐松林を過ぎると頂上です。
 途中、ほんの数輪といった感じで、山ツツジ、ミツバツツジが花をつけていました。蕾もなく、下に花びらが落ちている様子もありません。どなたか、書かれていましたが、今年はツツジの具合が変ですね。
 垂れこめた雲を抜けた頂上近くでは、薄日が射していました。雲がだいぶ下がっていたようで、1000mくらいのところで雲海になっていました。多少霞んではいるものの、頂上からは富士山の展望も得られ、風もなくてポカポカと暖かく、昼食を終えると眠くなってきました。倒木をベッドにして寝転がっていると、笹子駅の先で追い越した4人のグループが到着、同じく清八峠へとまわるそうです。

 頂上を少し引き返すと、清八峠への縦走路があります。赤いテープもありますし、地図を確認するまでもないほど明瞭。前回はどうして間違えたんだろう(~_~;)。10分ほどの急降下で女坂峠に出ます。峠から両手両足を駆使した急登で、1425mピーク。更にヤセ尾根伝いに南に進むと、峠から20分ほどで高圧線の鉄塔がある1455mピークに出ます。ここは鉄塔の方へは行かずに、尾根を右にとり南に進みます。この後、清八山まで、いくつかのピークを越えていきますが、いずれも邪魔になる木もなく、広々とした展望が得られます。富士山はもちろんですが、空気が澄んでいれば、南アルプスもばっちりじゃないでしょうか。

 この後も、二ヶ所ぽど道を選ぶ場所もありますが、基本的には尾根伝いのわかりやすいコースでした。見通しが良いときであれば、清八山の第2電電のアンテナが目印になります。直線状ではなく、大きく谷をU字型に巻いていくルートになっていますし、途中に分岐もありますから、ガスで見通しの悪いときのことも考えて、地図と磁石は忘れないようにした方が良さそうです。この時も、清八峠手前の分岐点で、清八峠から南下して来るご夫婦とすれ違いました。地図をお持ちじゃなかったようです。「あれ、どっちだっけ」と言っているのが耳に入ったものですから、余計な相談に乗ってしまいました。
 ご存じかも知れませんが、この一帯は「タラの芽」の宝庫ですね。2~3mもあるような「タラの木」が群生しているのを見るのは、久しぶりでした。採りやすい場所の芽は、もう残っていませんでしたが、少し藪に入ると、それでもビールのつまみには十分な量を手に入れることが出来ました。なかには、先端の芽まで採られてしまい、丸坊主にされてしまった哀れな状態のものもありました。これは、犯罪ですよね。

 まあ、そんなわけで機嫌良く、沢そして林道入口まで下山してくると、男性ふたりがテント設営をしているところに遭遇しました。明日、本社ヶ丸に行くそうです。上がポカポカ陽気でしたが、降りてくるにつれて寒くなり、セーターまで着込んでやっとといった状態です。「テントだと、今晩は震え上がるじゃないかなあ」と余計な心配をしました。だって、もうビールを飲む気力もなくなるくらいでしたから(^_^)。でもって、あのお二人は、DON-QUIXOTEさんと高名な佐藤君さんじゃないだろうな。
                      HBA01110、横浜のOSK
--------部長時代の冷や汗もの:会社掲示板への山記録サンプル--------
  スポーツピア、裏方をされた方、休日に参加された方、みなさん ご苦労様でした。土曜日の冬に帰ったような寒さとはうって変わった快晴の良い天気に恵まれ幸いでした。
  私は、リブレットを持って帰ることになっていた筈で、ちゃんと鞄を用意していきました・・・が、どこでボタンの掛け違いがあったのか、テレフォンカードすら回ってこなかった(;_;)。・・・・・以下、略
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大山北尾根-大ノ沢                                           ページTOPへ
大山北尾根ぶらり
 小田急沿線のとある場所で、夕刻から開催される懇親会に出席せざるを得なくなりました。「ん、小田急沿線、夕方」、じゃあ、丹沢を徘徊してから出席すべえという結論に到達するのは、当然至極であります。そうですよね>>4番会議室の皆様(^_^;)。
 時間に制約があるときは、もう大山、大山三峰、仏果山か、というのも疑いの余地のないところです。でもって、大山だ、ということになりましたが、ついついスケベー心から、久しぶりの北尾根へ、そして東側の沢に降りて唐沢峠と欲張ってしまいましたが・・・・・さて、その結果は?
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日 程:5月25日(土)
山 域:丹沢
山 名:大山北尾根
ルート:小田急秦野==ヤビツ峠--大山--北尾根(西沢の頭)-
      8:25        9:10,9:25   10:21       11:00
    大ノ沢源頭--北尾根--大山--表参道→蓑毛==小田急秦野
      11:37    12:30-14:30  14:50        16:30
天 候:晴
メンバ:単独
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 このシーズン、山もラッシュのようです。秦野駅で電車を降りて、バス停まで行って、吃驚仰天。今まで見たこともないほどの行列が出来ていました。シーズンというだけじゃなく、山歩き人口も着実に増えているようです。もっとも、みなさん、私と同じ中高年族で若者は見あたりません。定時のバスには乗れず、臨時便になんとか潜り込みましてヤビツ峠まで。表尾根に向かわれる人が多かったですね。
 それでも大山山頂には数十人はいたでしょうか。時間が気になって、山頂は素通りし、北尾根に入りました。2月末に入口を少し入ったところで食事をしましたが、本格的に北尾根に足を踏み入れるのは8ヶ月ぶりです。このわずか8ヶ月のうちに、随分と変化したのに驚きました。いたるところにテープが付けられ、ご丁寧に北尾根なんて書いたものまであります。コースも踏み固められてしまったようで、クッションが無くなったような気がします。

 さて、入口近くから石尊沢に降りる箇所は、多数の白いテープがあります。岩弁慶さんの付けられたものもあるのだと思います。今回は、北尾根をもう少し入った「西沢ノ頭」と「ミズヒノ頭」の間から大ノ沢に下ってやろうという狙いです。どの辺が降りやすいかなと、右側の谷を見ながら足を進めると、ありました。もう古くなっていましたが、赤いテープがふたつ程ついています。
 しめたと斜面を下り始めましたが、テープも「しるし」らしいものも全く見あたりません。鹿の歩いた跡が崩れたのか、人の踏み跡なのかわかりませんが、なにかが通ったらしい痕跡がかすかに残っているのみです。30度あるいはそれ以上のザレの斜面ではありますが、立木がありますので、これを使えば、上り下りはできそうです。岩は駄目ですね。土がしまっていないので、不用意に掴まると岩ごと落下してしまいます。
 とまあ言うことで、登り返せることを確認しながら、強引に下りていきました。沢の源頭までの標高差100mくらいで、たいしたことはありませんが、下りやすいコースを探しながら横へのトラバースもしたものですから、30分ほど時間をくってしまいました。

 源頭から沢を少し下りましたが、このまま道を探しながら進んで、唐沢峠まで登り返して不動尻に出るには、時間がかかりそう。夕刻からの会合に間に合いそうもありません。今回は、ここまでで諦めて引き返すことにしました。
 下る途中、引き返せそうな事も確認しましたが、実際にやるとなると大変ですね。なにかに掴まらないと、ズルズルと滑り落ちていきます。やっとの思いで木を掴みます。木が無い時は、杖を土の中に半分埋まるくらいまで叩き込み、これに掴まりました。注意しないと、枯れ木が多くて、体重をかけようとするとボキっと折れてしまいます。とまあいうわけで、翌日の今日、足はともかく腕の筋肉が痛いこと(^_^)。

 どことも源頭の辺りは、ザレていて木も育ちにくいし、草もないという状態だとは思いますが、どうも丹沢の場合には荒れ地の感じが強いですね。水のあるところまで行かなかったためもありますが、荒涼・寂寞といった印象でした。
 なんとか北尾根に戻り、インスタントラーメンを食い終わると、暖かいのですっかり気持ちよくなり、うつらうつらとしてしまいました。ほんの30分ほどだとは思いますが、はっと目覚めたときには、もう時間がありません。といって、下社・ケーブルの混雑を思うとうんざりします。少しでも早そうなコースで静かな事、下りての交通が混雑しない事、と贅沢な条件を考え、表参道から分岐して蓑毛に下りることにしました。以前に報告のあった「女人禁制の碑」も見てみようというわけです。

 時間帯のせいもあるでしょうが、これは正解でしたね。二人に出会っただけです。小鳥の囀りをバックグランドに、歩きやすい山道の散策を楽しむことが出来ました。
   メデタシ、メデタシ・・・えっ、会合の方ですか。もちろん、しっかりと遅刻です(^_^;)。

                   HBA01110、横浜のOSK
杓子山~鹿留山~石割山                                       ページTOPへ
 CompOnさんのレポを参考に杓子山から石割山・大平山を経由して山中湖へと行ってきました(お世話になりました_(..)_ペコリ)。
 実は、泊まりがけでテニス&懇親会なんぞを企画されてしまったものですから、私だけ山を伝って懇親会に出席したというわけです。腰を痛めてしまっているものですから、テニスが出来ない身体になってしまった(;_;)。
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日 程:6月1日(土)
山 域:道志
山 名:杓子山、鹿留山、石割山、大平山、飯盛山、長池山
ルート:富士急行・下吉田=タクシ=不動ノ湯-杓子山-鹿留山
                               9:20   10:35
    -二十曲峠-石割山-大平山-飯盛山-長池山
        13:44   14:32   15:55   16:23   16:45
    -山中湖保養センタ付近
          18:30
天 候:曇り、ガス
メンバ:単独
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 この三月に杓子山から内野峠まで行ってますので、丹沢湖・不老山の方から三国山経由で山中湖に抜けるのも良いかなと思いましたが、時間が無くてコースタイム、コース状況を調べることが出来ませんでした。これまでにFYAMAREPからDLさせてもらったレポを検索し始めましたが、タイムリミットで諦めました。次回、また山中湖で集まりがあれば、利用させて頂きます。
 その杓子山ですが、三月には凍結してズルズルと滑った林道、そして頂上付近の雪混じりの泥濘も、からからに乾燥していました。歩きやすかったです(^_^)。
 ところで、中央線、富士急行線には大勢のハイカーが乗ってましたが、どういうわけか、今回は人の気配が皆無でした。二十曲峠でバーベキューをしていた一群と、食事中に通過していった単独行の方を除いて、歩行中には誰にも遭遇しないという若干寂しい状況でした。駅で熊が出たという話を聞いたもので、不安になったりして(^_^;)。実は、三月には鹿留山の近傍で、雪にそれらしい足跡を見つけたりしているものですから(^_^;)。
 この時期になると眺望は期待できませんが、それでも登りはじめた頃には、裾野まで大きく拡がった富士山を眺めることが出来ました。もっとも、杓子山の頂上付近まで登った頃には、雲で覆われてしまいました。周囲にもガスが流れ始め、なんか雨模様です。中央線の中で食べきれなかった朝食の残りをとり、10分ほどの滞在で先へ進むことにしました。
 途中、おっちょこちょいと言うか、可哀想に早すぎる孵化をしてしまった蝉が「もがいている」場所を通り過ぎ、三月にウルトラEを演じた急斜面も無事にクリアしまして、内野峠です。ここで昼食、長めのウォーミングアップを終了して、これからは初めてのコースとなります。
 手書きの加瀬山という札のついているピーク、ふたつの無名のコブを通過して、100m程下降すると二十曲峠です。ここは、車が入れるんですね。人の気配のしない山の中から、車が並び、賑やかにバーベキューを楽しんでいるところに出たものですから、一瞬呆然としてしまいました。
 石割山への登り口には、しめ縄のついた大きな岩が祭られていました。騒がしい場所を早く離れようと気がせいたものですから、説明文を読み落としてしまいました。神輿とか大山という文字があったように思います。
 登り口からは高圧線の鉄塔に沿って、1時間で1413mの石割山山頂に到着しました。2:30という時間のせいか、あるいはガスの流れる寒い天候のせいか、この山頂にも誰もいません。と、突然、「ジージー」という大きな音がし始めました。これは、UFOかと辺りを見渡しましたが、変わった風景・様子はありません。湿度が急に高くなったせいで、高圧線から放電しているようです。びっくりしたなあ(^_^)。
 ところで、ここから御正体山に通じる道があるらしいですね。うろついてみましたが、見つけられませんでした。他に、平野・石割山入口へ出るコースと大平山・ホテルマウント富士方面に出るコースに別れます。
 ウグイスにおくられて、懇親会の会場に近い後者の尾根に入りました。ガスの流れる幻想的な林の中を、いくつかのコブをアップダウンしながら平尾山、大平山へと足を進めました。ここは、東海自然歩道のようです。
 大平山には大きなアンテナ施設、休憩用の屋根のあるテーブルがあります。こうした人工物は、人で賑わっていると明るい印象を与えてくれますが、今回のようにガスが立ちこめるわ、人の気配もしないわとなると、なにか廃墟というか、寂しい雰囲気になるもんですね。
 ここから下っていく道もいくつかあるようです。ガスの中、標識を確かめて、飯盛山、長池山と徐々に高度を下げていきます。長池山を過ぎたところで、ホテルマウント富士に向かう縦走路から別れ、忍野八海に分岐する道に入りました。深い森の中という感じの登山道を20分ほどで、豪勢な別荘群の並ぶところに出ます。バブル期に作られたのかも。
 歩き始めて8時間、やっと車道に出ました。湿地帯と森の向こう側に目的地がある筈だとは分かっていても道がありません。通るのは車ばかりで、道を尋ねることも出来ず、山中湖湖畔近くの店がある所まで行かざるを得ず、1時間近くもうろついてしまいました。山の中より疲れた(^_^;)。おまけに、しつけの悪い犬が多くて、歩いているとやたら吠えつかれますしねえ。
 まあ、おいしいバーベキューをたっぷりと食べさせて貰いましたので、文句はありません。
                   HBA01110、横浜のOSK
--------部長時代の冷や汗もの:会社掲示板への山記録サンプル--------
 山を越え谷を越え、幻の黄金郷エルドラド、バーベキュー大会・・じゃなかったテニス大会を目指した中年男が一人いたのでありました。
 いえね、皿と箸を持って、夜のバーベキューに割り込ませてもらうだけの「貴方、作る人。私、食べる人」のおいしい?いじましい?参加です(^^ゞ。------------中略
 さて、翌日。昼から所用ができ、朝いちばんで忍野八海まで散歩に出ました。早朝の気持ちの良い空気を腹いっぱいに吸い込んでの散歩であります。畑に出ている近所の方に挨拶しながら八海へ、定時より2時間も早い6時に施設のシャッターを開けてくれました。「なんとサービスの良い事よ」と感激したら、しっかりと入場券を買わされましたけどね。
 この中には3つ程の湧池があります。古い民家も展示されています。2階、3階で養蚕をしていた大きな農家だったようです。鎧、刀、鉄砲なども展示されてましたので、名家なんでしょう。それにしても、薄暗い部屋・階段をひとりでウロウロしてますと、何代にも渡る霊魂が漂っているような感じがします(^_^;)。
 宿舎に戻って来ますと、もう皆さん熱心にテニスをしています。たいしたもんですね、信じられない体力と熱心さであります。彼ら中高年族にアッタクする時には、覚悟して十分なウォーミングアップをされた方が良いですよ >> 若者-中高年予備軍の皆さん。
畦が丸                                       ページTOPへ
 今年はツツジの花が駄目なようだという話が、3番会議室でも飛び交っているようです。確かに、5月に行った中央線沿線の山でも、花をつけたツツジが1本あった、2本あったという程度でした。
 寒さが続いたので遅れているのではという説もあり、畦が丸に偵察に行ってきました。昨年の5月20日に行ったときは、シロヤシオ、アカヤシオ、ミツバツツジが、いたるところで満開でしたが・・・
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日 程:6月15日(土)
山 域:丹沢
山 名:畦が丸
ルート:小田急新松田=大滝橋--一軒家避難小屋--大滝峠上
      8:25        9:25        10:35        11:22
    畦が丸避難小屋--山頂-善六のタワ-本棚-西丹沢自然教室
      12:00-12:35    12:38   13:21    14:12    15:15
天 候:曇り、時々晴
メンバ:単独
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 天気予報によれば、この土曜日は梅雨の晴れ間とのこと。このチャンスを逃してなるものかと、風邪でゴホゴホいってる連れ合いを放り出して出かけました(^_^;)。

 新松田を満員のバスで8:25に出発。昨年は、ラッシュ状態で乗った人数と同じくらいの積み残しがありましたから、ハイカーは半減しているようです。梅雨前と真っ最中の違いでしょうか。
 和田のバス停の手前の大滝橋で下車したのは、私を入れて3人でした。お二人が出発してから、ゆっくりと登り始めましたので、畦が丸避難小屋に到着するまで、周りに人の気配もない静かな山歩きを楽しめました。
 それにしても、1年前からすると沢の水量が随分と少なくなっているようです。丹沢湖も水面が、満水時の線とおぼしいところから4mくらい下がっているようです。このままじゃ、水道が心配ですね。

 畦が丸避難小屋に到着しますと、やたら賑やかな歓声が響いてきます。こりゃあ、やばそうだと、小屋の前のテーブルで食事をすることにしました。食事中に数名の外人さんの集団が下りてきました。悲しいかな、語学力の不足で、「こんにちわ」だけで済ませてしまいました。ミルフォードとかキナバルに行ってる時には、片言でやたらに話しかけてましたが、どうも国内にいると勝手が違って駄目ですね(;_;)。不思議そうに避難小屋とその前に貼られたオームの手配写真を見てましたので、なにか言ってあげれば良かった。そうこうするうちに、モロクボ沢の頭の方へと行ってしまいました。

 ところで、山頂で賑やかだったのは彼等ではなかったようです。先行している集団のようで、うるさい騒ぎが善六のタワの方へと遠ざかっていったようです。単独でいるときは静けさを愛する私(^_^;)といたしましては、やっと山頂を目指すことができます。山頂には、同じバスで自然教室まで行って、逆方向から登ってこられた単独の男性と初老の夫婦がおられました。しました。ここで、物静かな大人の会話を交わしたことはいうまでもありません(^_^)。

 ツツジの類ですが、ここから善六のタワにかけて群生している筈です。少なくとも昨年は、このところで食傷気味になるほど鑑賞することができました。ところが、どうでしょう。今回は、一輪の花もありません。蕾らしきものもありません。もちろん、地面の落ちた花びらもなく、今年は全滅ですわね。私は、なんとなく清楚な感じがするあの花が大好きなんですが、残念です。来年に期待しましょう。

 というわけで、ツツジは諦めて本棚の滝へと向かいました。心なしか水量が減っているようですが、流石に迫力はあります。誰もいないのを幸いに滝壺に入ろうかと思いましたが、落下する水で引き起こされた風もなかなかのもので、タジタジ。あれって、20mくらいの落差ありますよね。あの水に打たれると痛いで済まないかなあ。でも水量の減っていることは確かなようで、隣に小さな滝がありますが、こちらは本当にチョロチョロと水が流れているだけでした。
 で、自然教室に下山してきましたが、ここって何故ビールを置いてくれないんでしょうね。結局、楽しみにしてたビールは帰宅するまでオアズケとなりました。フローズンなんとかを持って行くほど計画的じゃないしなあ。なにか手を考えなくっちゃ。
                    HBA01110、横浜のOSK
大山三峰                                       ページTOPへ
(’96/06/30)  曇り、昨日の余韻か、薄日が射している。涼しい。
7:01 竹山、 7:09 鴨居、 7:35 町田、 8:20 本厚木(7:45のバスが出た後、ほぼ30分の待ち)
8:53 煤ヶ谷、  9:00 出発(ビール購入)、    9:54 物見分岐ベンチ
10:10 山の神、 11:15 弁当岩、   11:34 山頂、   11:50 最後のピーク  ここで昼飯
12:13 下山   、 12:24 ベンチ  
12:50 沢(ふたつめの鎖場の手前。木橋を渡った所、すぐ先にも木橋。先行していた単独おじさんが、
  ー13:20    そちらで休憩体勢に。奥に小滝も あり、俺も休む事に。ビールを流れにつけ、
          裸になって汗を拭く。
13:50 不動尻キャンプ場、   14:35 バス停
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 つい先日まで賑わっていた4番会議室も、梅雨に入って流石に寂しくなってきましたね。3番、5番に比べてレポが少ないのは、気候の違い、地域面積・ハイカー人口の差、はたまた該当する山容の違い、あるいはそれらのミックスによる影響なんでしょうか。「中高年ハイカーの地域生態学的検討」なんてね(^_-)。
 まあ、小難しい(ヘ)理屈はおいておいて、この週末は関東南部も梅雨の晴間、我慢し切れずに飛び出した方は大勢いらっしゃるんじゃないかな。かくいう私も金曜の夜の会合で遅くなったため、土曜日は平地で悶々としていました。日曜日は梅雨空に戻るとの予報ではありますが、先週も山歩きをパスしているいじょう、なにがなんでも出かけなくっちゃあ、納まりません。
 実は、「まっぷこんた」さんのヨモギ平を参考に、烏尾山から三ノ塔に抜けて札掛へ。そのあと、物見峠にしようか、宮が瀬にしようかと計画を作ってはいましたが、私の足だと19時頃に下山になりそう。天気予報通りだと、途中で確実に雨ですわね。数年前のこの時期に札掛近くで味わった背筋も凍る恐怖、「足首に食らいついた10匹を超える蛭がユラユラと蠢き、まるでメディウサの頭のようになった悪夢」を忘れる事ができません(+_+)。
 こういう時は、多少の雨・風のある方が迫力もある大山三峰にしましょう。梅雨時ならハイカーも少ないでしょ。ついでに、シャレコーベの淵(勝手に命名)でビールを飲みましょ。てなわけで、オーソドックスに煤ヶ谷から不動尻コースで大山三峰を目指しました。
 ところで、煤ヶ谷からの入り口に「3月3日に熊を見たという報告があった。なにか気付いた方は連絡を」という趣旨の警察の看板が出てました。3ヶ月以上たってフォローも無いようですから、きっと山歩き大好きのハイカ-熊さんがトレッキングに出て来ただけだったんでしょう。でも、ドキリとしますわね。
 思惑通り、ハイカーも少なかったですが、流石に山頂には7名ほどが食事をされていました。腰を下ろすスペースが無く、最後のピークまで行って、やっと弁当をひろげました。ここなんですよね、岩弁慶さんご紹介の「大小屋ノ沢」に沿って谷太郎川に出るコースへの分岐があるのは。
 ありました、ありました。しっかりとテープがあります。東に下っていく道も明瞭な踏み跡がついています。こっちへ行こうかと気持ちがぐらつきましたが、今日は「シャレコーベの淵」でビールを飲むのが目的であります。正統派の道を下ることにしました。
 これまた、数年も前に不動尻へのコースを下っているときでした。天気が悪いうえに夕暮れ時となりました。ただでさえ暗い沢沿いの道ですから、景色も薄ぼんやりしています。水量が増えて、淵のようになっているところに近づいたとき、なにか白い物が薄暗い背景に中に浮かび上がっています。なんだろうと、近づいてみると・・・・・ギャーッ、シャレコーベでありました。心臓が迫り上がってきたのは言うまでもありません。はじめは、人の頭蓋骨に見えたんです。よくよく見ると、(いえ、決して手にはとっていません)猿のもののようでした。いやあ、びっくらしました。それから、ここを「シャレコーベの淵」と勝手に呼んでいます。今回は、明るい中、不動尻で仕入れたビールを沢で冷やしまして堪能しました(^_^)。
 ここから不動尻キャンプ場までは、ほんのひとまたぎです(おっと、ビールが効いてきたかな)。道路、橋の工事は終わったようですね。元のコースを通れるようになっていました。副管理事務所をバイパスする新しい橋を渡
れば、例のフレッドフォールズです。上流の沢の水量は想像以上に減っていましたが、4番会議室で有名なフレッドフォールズは健在でした。

                       HBA01110、横浜のOSK
大山三峰-宝尾根                                       ページTOPへ
 なにを好きこのんでと言われそうですが、先週に続いて大山三峰に行ってきました。先週、南峰で見つけた大小屋ノ沢方面へと行ってるらしいコースが気になってしかたがありません。以前に、岩弁慶さんがレポートされていたルートだと思います。
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日 程:7月6日(土)
山 域:丹沢
山 名:大山三峰
ルート:小田急本厚木=広沢寺温泉--一不動尻キャンプ場--三峰南峰
        8:30      9:10-9:20       10:15           11:40
    谷太郎川林道(鳥屋待沢合流の約50m手前)--不動尻
       14:08-14:30                     15:00
天 候:晴
メンバ:単独
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 広沢寺温泉から山に入るのは久しぶりです。本厚木は、バスセンターからの出発となります。もう何年も行ってないものですから、すっかりバスセンターの場所を忘れてました。忘れてることも忘れてしまっていて、小田急の駅を出てから、「はてどちらだったっけ」と休憩中のバスの運転手さんに尋ねる有様です(^_^;)。駅前の広い道を右の方へ行くんですよね。
 さて、広沢寺方面のバスですが、「温泉入口-上谷戸行き」の便が多くて、広沢寺温泉に入っていく本数は非常に少ないです(午前中8:30と10:30)。ラッキーにも8:30のバスに間に合って、広沢寺温泉入口から広沢寺温泉までの長い舗装道路歩きをスキップできました。でも、温泉から不動尻キャンプ場の奥まで小1時間かかるんですよねえ。
 不動尻キャンプ場の奥で大山への道と別れて、沢沿いの登山道に入ります。先週に通ったばかりですが、下りと登りでは印象が全く違いますね。登りは、それなりにきつくてヒーヒー言いますが、簡易橋あり、岩と木を掴んで這い上がる所あり、短いけど鎖の付いた岩ありで変化に富んでいます。下りだと、あまり意識しませんが、山に入ったばかりで、感覚も新鮮なせいか、「おーっ、なかなか良いところジャ」といった感じであります。このコースはこれまでに多数紹介されていますので省略しますが、体調のせいもあって、思ったよりはキツカッタです(^_^;)。

 というわけで、三峰の山頂まで行く元気が出てこず、南峰から直接に新しく見つけたコースに入りました。岩弁慶さんがレポートされた後、だいぶメジャーになったのか、テープが着けられていました。テープには宝尾根と書かれてましたが、どういう根拠の名称なんでしょうね。途中、宝物でも拾えるかと期待しましたが、大きな穴が掘られている場所を見つけただけで、何もなし。
 岩弁慶さんも報告されてましたが、かなりの急斜面を木とか岩に掴まりながら下りていくと、ヤセ尾根に出ます。これからは、ひたすら北よりの東に向かって尾根を伝っていくことになります。当初、想像していた大小屋ノ沢からはどんどん遠ざかって行き、谷太郎川お林道に飛び出すところは、鳥屋待沢合流のちょっと手前でした。どうも、途中から岩弁慶さんのとられたコースとは違ったようです。

 やたらに空腹になったものですから、南峰から20分ほどの所で昼食としました。メインコースからそれほど離れていないため、かすかにハイカーの声が聞こえてきます。コースが分からなくなり、引き返す羽目になると時間もかかりそうであり、食事休憩は20分ほどで切り上げました。赤いテープに従って、というよりそちらしか行く道がありませんが、少し下り登り返すと870m(校正してない時計高度計)のピークになります。そんなピークは地図に無いぞ!!。地図には777m、いくら校正してないと言っても、違いすぎるな。
 どこへ出るのかわかりませんし、踏み跡も不明瞭な感じになりましたが、駄目なら引き返せば良いしと、尾根をひたすら北東へと進みました。暫く進むと、踏み跡が明瞭になり、テープも出てきました。方角からいうと、大小屋ノ沢方面に出るのは無理なようです。谷太郎橋か更に煤ヶ谷寄りに出そうです。雑木に囲まれた広い尾根、なかなか快適です。おっと、大きな獣が枝をバキバキと折りながら全速力で逃げていきました。鹿でしょう。
 更に進むと檜の植林帯に出ます。切り払われた枝が堆積していてフカフカと絨毯のようです。踏み跡は全くわかりません。まあ、尾根を北東に進めばと強引に前進。岩弁慶さんじゃないけど、植林してる以上は、下山できるはずでしょう。と、左にフェンスが出てきました。これは、岩弁慶さんのレポートにあったやつかな。尾根を進むと、テープがまた出てきました。なかなか、抑え気味のテープです。気遣いしているんでしょうね。
 そのまま北東に下っていくと、ついに出ました。林道です。林道に標識が出ています。左へ20分で煤ヶ谷バス停、右、不動尻と書いてあります。
 林道を横切り、谷太郎川に出て乾杯。うまい!。実は、この会議室で教えてもらったフローズン・ビビビを持っていたのであった。でも、「うん、なんか、生ぬるいな」。なんと昨晩、冷凍室に放り込んであった缶ビールでありますが、完全に解凍してしまい、すっかりぬるくなってました。

 というわけで、先週から気になっていた新しいコースに行ってきました。テープが所々着けられたせいで、岩弁慶さんが苦労されたときよりは、歩きやすくなったようです。そんなに危険な場所もないし、一部わかりにくいところもありますが、深い雑木林、踏み固められていない道と、なかなか良いコースです。

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書作新道-烏尾山                                      ページTOPへ
 若い友人から「奥穂へ行く前に足慣らしをしたい」久しぶりの電話です。こちらは、疲れと風邪に軽い食中毒らしい症状まで混在してる落ち込み状態であります。渋っていると、18時までに家に帰りたいという贅沢までのたまいます。ま、しゃあない。ここは、中年の意地です。久しぶりにカイサク新道から烏尾山の短縮周遊コースに行きましょう。それにしても、この暑さはなんでしょう。梅雨があけたのかしら。
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日 程:7月14日(日)
山 域:丹沢
山 名:カイサク新道-烏尾山
ルート:小田急渋沢=大倉---戸沢---カイサク小屋-烏尾山
    新茅荘---大倉
天 候:晴
メンバ:若い友人とふたり
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 このコースは何度もアップしましたので、詳しいことは省略します。 この暑さです、流石に丹沢はオフシーズンですね。大倉往復のバスは満席ではありましたが、春・秋の好シーズンのラッシュ状況からすると天国であります。この時期に、この暑さは珍しいのではないでしょうか。日焼けも凄い、身体中から水分が搾り取られた感じであります。
 10日の台風による大雨の影響でしょうか、水無川も本谷、セドノ沢もたっぷりと水量がありました。でも、この水はそのまま海へ行ってしまうのでしょうね。
 ところで、烏尾山からの下り/烏尾尾根ですが、半分くらい下りたところ-植林帯を通過して雑木林に入ったところで、道がわかりにくくなっています。要、注意です。踏み跡が左右に分かれるところがあります。左へ行く道の方が踏み跡がしっかりしています。よく見ると右の分岐にテープがありますが、注意しないと左に引き込まれそうです。私らもどこかで合流するのであろう、どうしようかと迷いましたが、従来のコースに近づく右の方を選択しました。これが正解で、先行していた団体は左に入って四苦八苦したようです。
 どうも、途中からコースが消失し、ヒゴノ沢へ下る斜面に迷い込んだようです。ヒゴノ沢までは下りずに間を流れる小さな沢、水流にはまり込んで、やっとの思いで下りてきたようです。30分以上の時間を費やしたようです。それはともかく、親子連れの団体ですし、尾根越しにバキバキという音とか、悲鳴が聞こえてくるし、ハラハラしました。
 今日は事故もあったようで、戸沢の奥の方へパトカー、救急車が入っていきました。沢登で事故があったのかしら。 まあ、それにしても暑かった(^_^;)

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岳沢-前穂高岳-奥穂高岳-涸沢-上高地                    ページTOPへ
 北アルプスってでっかいですねえ。そして、やたら岩々したところなんだ(^^)。岳沢から前穂、奥穂そして涸沢へと抜ける超定番コースで遊んできました。実は、北アルプスは90年に立山(雄山)に行ったことがあるだけ、上高地も2回目なんです(^^ゞ。列車、バスの接続を考えるのが面倒で、ついつい足が遠退いていました。
 ところで、涸沢の状況ですが、こちらで頂いた情報を知らなければ、支障のあったことも気づかないくらいに回復していました。一部に迂回路があるくらいです。
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日 程:7月28日(日)、29日、30日
山 域:北アルプス
山 名:前穂高岳、奥穂高岳
ルート:
 7/28:新宿=(高速バス)=上高地-岳沢ヒュッテ
       8:20        15:00-15:30    17:45
 7/29:岳沢ヒュッテ-紀美子平/前穂高岳往復-奥穂高岳-穂高山荘
        5:40 8:52---10:17   食事11:04     13:21-14:15  15:00
 7/30:穂高山荘-涸沢小屋-本谷橋-横尾山荘-徳沢園-上高地バス
         5:10   6:55-7:40   8:50   10:00   11:00-11:30  13:00
      ターミナル=(高速バス)=新宿
         15:15           21:??
天 候:晴(雷雨)
メンバ:連れ合いと二人
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 高速バスは、上高地に13:20到着の予定です。余裕で岳沢ヒュッテに入れる筈です。ところが、日曜日の逆コースだというのに、予想外の渋滞に出くわしました。7年前になりますか、中央高速の大渋滞でバスが遅れ、懐中電灯を使って八ガ岳の黒百合ヒュッテを目指した悪夢が、ふっと脳裏をよぎります。さいわい、15:30には河童橋を渡ることができましたが、今度は次第に近づいてくる雷鳴と競争となり、ヒュッテに入った途端に激しい雨となりました。これ幸いと、雨のシャワーで身体を拭き、さっぱりとして生ビールを楽しんでいますと、前穂の方から次々と下山してくる方達がいます。雨の中、あの岩々した所を下山するのは大変だったでしょう。ところで、ヒュッテの生ビールは800円です。どうして、河童橋の正面2階の店では1000円もするんだ(-_-メ)。

 登り始めたのが遅かったせいでしょう。岳沢から下りて来る人は大勢いましたが、登っていく人は少なく、家族の1組に出会った程度です。途中にある風穴では、雪渓からの涼しい風が吹き出していました。岩の隙間を延々とたどって来るのでしょうか。地中の構造はどうなってるでしょうね。
 さて、雨のせいで前穂からの下山が遅くなった人が多く、小屋はほぼ満員の状態になったようです。まあ、寝返りもできるし、快適な部類でしょう。雷雨の後にガスが出てしまったため、星空観察は諦めて早々と布団に潜り込み、なんと女子マラソンの中継を聞いてしまいました(^_^)。
 翌日は穂高山荘までという人が多いようで、皆さん出発は遅いようです。私どもも5:40と遅めに出ましたが、殆どの方はまだ山荘におられました。もっとも、途中で追いつかれ、追い抜かれ、吊尾根あたりで歩いているは我々だけという状態になりましたが(^_^)。
 花はこれからなんでしょうか、蕾状態のものが多かったですね。クルマユリ、ミヤマキンバイ、シナノキンバイ、ニッコウキスゲ、シャクナゲ等がちらほらと目につく程度でした。そうだ、ヒュッテの上のキャンプ場には桜が咲いてました。ハイマツのようにイジケタ桜(ゴメン)です。
 雷鳥広場、紀美子平は登り/下りの大勢の人で溢れており、雷鳥が遊びに来ようかというような雰囲気じゃありません(;_;)。紀美子平に荷物を置き、セーターと水だけ持って前穂を目指しました。なかなかにキツイ岩の斜面なんですね。やっとたどり着いた頂上からは、上高地を挟んで常念岳、天井岳、反対側には奥穂方面、槍ヶ岳の展望が得られました。頂上から北東の方にドーンと落ち込む尾根、北尾根があります。登山コースとしては記載されていませんが、「ここは下れるんだ」と言ってる人がいました。凄いですね。私は、ご遠慮申し上げたい(^_^;)。吊尾根にも下りて行けそうな北西に落ちていく斜面もありますが、当然パス。穏当に紀美子平へと戻りました。この程度のスリルで十分であります。

 紀美子平でゆっくりと食事をし、「あとは吊尾根を2時間で頂上だ、等高線も詰まってないし、楽チンであろう」と出発。これが、とんでもない誤解でありまして、ガラガラ崩れそうな石の堆積した登山道を延々と上り下りさせてくれるではありませんか。加えて、足を滑らせると遥か下まで一挙に降りて人生を精算できそうな斜面の連続。これだけ長時間に渡る緊張の持続は、流石に丹沢では経験できませんね。丹沢ですと、おそらく梯子、鎖があるだろうと思われる所も岩がむき出し。まあ、そんな所まで付けてるときりがないでしょう。梯子がないと動けないだろうというポイントに絞っているようです。そんな事は、皆さん百も承知でしょうが、ド素人の私達は新鮮な緊張を味わえました。

 なんだかんだで、やっと到着した奥穂の山頂、槍の方面は雲を被ってはいますが、いやあ感激であります。早速、穂高神社の祠に挨拶しまして、石を積み上げた大きなケルンによじ登り、「はい、ポーズ」。と、ふと見ると、ケルンの親分ではなく穂高神社の祠ではないですか。なんと、踏みつけてしまった(^_^;)。
 ガスがさっと晴れると、見えました。馬ノ背とジャンダルム。「なっなっなんなんだ、これは人が歩けるのか」。実は、最初の計画では西穂から奥穂に抜けて来る計画でしたが、(危)情報を見て取りやめました。いやあ、やめて良かった。でも、奥穂山頂からの大勢の視線を集めながら、すっくと直立して悠然と歩いてくる方達がいるんですねえ。あるいは、視線を気にしての無理な姿勢かな(^_-)。展望はもうひとつでしたが、涸沢岳に北穂、そして更に奥には雲を被った槍ヶ岳と荒々しい縦走コースが見られます。
 折角の山頂であります。時間もたっぷり、のんびりとトカゲを決め込みましたが、そろそろ引き上げないと雷雨に会うかもしれない。もう山荘も近いと気楽に歩きだしましたが、なんのなんの相変わらず厳しい道が続きます。特に、直下に穂高山荘の見える急斜面はなかなかのものですね。短い距離ですが、鎖・梯子にボルトと緊張させられました。崖っぷちであろうと、脳天気に歩く連れ合いですが、ふっと恐怖を感じたらしくて一瞬すくんでしまいました。

 なんとか無事にたどりついた穂高山荘、いやあ立派な施設ですね。早速、非飲料水で身体を拭きサッパリとしたところで、テラスに出て食事の準備と明日の飲料水作りにとりかかりました。いえね、「雪渓の融水で、身体にあわない場合もある」なんて書いてあるもので、不安になって貰った水を沸かしました。ところで、九州の焼酎「百年の孤独」って御存じ?。山の上で飲むこれが実にうまい(^^)。
 夕方に、またもや雨です。土曜日の夜は1000人も宿泊、人で溢れたそうです。そうだろうと、週末をはずしたわけですが、それでも雨の中を奥穂から次々と下りて来ます。岳沢ヒュッテより混んでしまった。まあ、こんなメインコースに来たわけですから、仕方ないと諦めの境地です。一睡もできなかったですが、身体を横にできただけでもありがたい。
 雨もあがりましたが、雲はそのまま。星空観察は諦め、明日の日の出に期待して横になりました。
 翌朝、奥穂の山頂で日の出を迎えるのでしょう、早立ちの人が大勢います。軟弱組の我々は4時起きです。手回し良く、昨晩のうちに手に入れた弁当を食べながら、小屋の前のテラスで日の出を待ちました。蝶ヶ岳、常念岳の向こう、遥か東の空が赤く染まる大イベントを満喫して、さあ下山です。小屋を出たすぐの所は雪が残っていますが、ほんの数mも行くと、またまた石の堆積した歩きにくい道となります。ここからがザイデングラートという所なんでしょうね。日当たりが良いせいか、岳沢側よりは花が多いようです。こちら側も涸沢小屋まで岩々した道でしたが、岳沢側よりは歩きやすいですね。右手に大きな雪渓を見ながら岩尾根を辿っていくと涸沢小屋です。ここで休憩していると、紀美子平の手前で会った老夫婦が下りてこられました。おそらく70代ではないかと思いますが、あちこち歩かれているようで、穂高は3回目だそうです。今回は、足の調子がもうひとつであり、北穂はやめたとの事。そう言いながら、横尾まで私達と前後しながらの下山となり、その足の速いこと。こちらが、必死になって歩いて、やっとついていける速度です。連れ合いと「俺達は十年後ですら、ここへ来る元気もないだろう」と感嘆しました。
 涸沢小屋からは涸沢ヒュッテの方へ下り、テント場の所で左の分岐に入ります。これは、エリアマップには載っていないコースのようです。分岐のところの臨時案内所で教えて貰いました。テント場を過ぎると雪渓歩きとなります。20分弱歩いたでしょうか。アイゼンは必要なかったです。
 雪渓を過ぎると、林の中の歩きやすい下り道となりました。本谷橋、横尾大橋を通過して横尾山荘ですが、FYAMAREPの情報に出ていた崩壊は修復されたようです。全くわかりませんでした。

 横尾から上高地は長かったですね。久しぶりにマメを作ってしまいました。やっとたどり着いた河童橋を渡り、人目を避けて身体を拭かせてもらいました。梓川の水は冷たいですねえ。どうして、水遊びをしないのかなと不思議でしたが、この冷たさでは水にはいるのは無理ですね。で、さっぱりとしたところで、生ビール。そこで、冒頭の何故に高いんだという感想になるわけです。

 帰りの高速バスも多少遅れてしまい、自宅に帰ったのは23時過ぎ。翌日の出社は、流石にしんどかったです(^_^)。

                   HBA01110、横浜のOSK
大山北尾根-札掛-ヤビツ峠                                  ページTOPへ
 「まっぷこんた」の書き込み(#8132)に煽られて、「丹沢ひとり山開き」に行ってきました。例年、この時期になると山歩きの安全を祈願して大山参拝をしています。下社から表参道へ登る入口の所に道中安全の小さなお守りが置かれているのをご存知でしょうか。秋口の「ひとり山開き」と初詣の時に、このお札をうけています。
 今回は、頂上まで行った後、「まっぷこんた」のコースをトレースさせてもらい、北尾根から札掛、そしてヨモギ平への入口を確認してきました。軟弱にも、入口確認のみで林道をヤビツ峠まで戻ってしまいましたが。実は、帰ってからの宿題があったものですから、初めての道で時間をとられるのが心配で・・・本音は、ひと月ぶりの山歩きで、身体が重くて(;_;)。
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日 程:1996年9月1日(日)
山 域:丹沢
山 名:大山・北尾根・ヨモギ平入口(^_^;)
メンバ:単独
天 候:くもり、時々薄日、小雨
コースとタイム:
   大山下社---山頂---西沢ノ頭--ズヒノ頭--16号鉄塔
   9:05-9:20  10:35-10:50                  12:10-12:35
   --林道--札掛吊り橋--ヨモギ平入口-(林道)-門戸口
      13:15    13:25       13:30-14:00        14:50
   --ヤビツ峠
      15:20
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 昨日とはうって変わって暑かったですねえ。いやもう、シャツがじゅくじゅくになってしまいました。
 北尾根の入口から暫くは、「まっぷこんた」さんが報告されているように、「緑の下草がとても美しい」です。10cmから20cmくらいの青々とした草原状になっていて、そこに雑木が茂っています。ところが、少し先へ進むと、下草は皆無の状態になってしまいます。木が大きく成長しているようで、日当たりの加減なんでしょうかしら。
 そのかわりと言うわけでもないでしょうが、茸があちこちに群生していました。その中でも、立ち枯れのブナ(ミズナラ?)の根元に群生していた、ヌメリのある茶色の茸はうまそうであったなあ。私は、茸も全く知りませんし、一昨年だったか山小屋の茸パーティで酷い目にあったので、残念ながら敬遠しました。詳しい方がより分けてくれた茸ナベを食べた後、コレラ状態になってしまいました。おそらく、切れ端が混ざったのであろうと思っています。

 「まっぷこんた」さんの時は、鉄塔の電線が放電してジージー鳴っていたそうですが、本日は湿気が少ないのか音無しの構えでした。ここで、のんびりと弁当。全く人の気配もなく、久しぶりに「シーン」という幻聴音を聞くことができました。
 ここから札掛への下山ですが、「まっぷこんた」さんの報告を読み直すと少し一の沢峠方面に進まれたようですね。勘違いして、地獄沢寄りの道を選んでしまいました。これって、札掛から遠ざかるから嫌ですね。
 さて、札掛の吊橋を渡ったあと、タライゴヤ沢を横断しました。狭い河原を通過して木の茂った斜面に目をやると、踏み跡が二つに別れていました。楽な方を選んでしまい、後で急斜面を尾根筋まで這い上がらされましたが、わかりやすい道だと思います。ヒノキの植林が始まる少し先まで行って、引き返してきました。ところで、本日は、団体さんがバーベキューをやっていまして、鹿の出てくれるような雰囲気ではなかったのが残念です。

 このまま登って二の塔を巻いている林道コースに出れば、藤熊川沿いの林道をヤビツ峠へ行くのと、そんなに時間は違わないかもわかりませんね。まあ、もし迷うと時間が無くなると、今回は諦めて車の多い藤熊川沿いの林道
をとことこ歩いてしまいました。決して、面白い道じゃありません(^_^;)。門戸口からは、車道から離れてヤビツ峠に直登する登山道があります。ありましたと言った方が良いのかな。だいぶ荒れています。数年前に通った時も登山道として使えなくなるのじゃないかと思いましたが、それからの変化は少ないようです。まだ利用している方がおられるのでしょう。
 とうことで、今回はヨモギ平の入口確認となりましたが、近いうちに行ってみようと思います。

                        HBA01110、横浜のOSK
札掛-ヨモギ尾根-ヤビツ峠                                  ページTOPへ
 ヨモギ平が気になって、先週に続いて札掛に行って来ました。といっても「まっぷこんた」さんのように北尾根を経由する元気はなく、軟弱にもヤビツ峠から青山荘に下り、県道を通り札掛へと出ました(^_^;)。これが札掛に行く最も安易なコースだろうと思いますが、県道は車の専用道と化しています。よほど物好きでないと歩こうという気にもならないでしょうね。
 さて、肝心のヨモギ平コースですが、「まっぷこんた」さんのおっしゃるように素敵なコースでありました(^^)。アクセスがもうひとつである事と最後の三の塔への登りでの藪を差し引いてもお勧めですね。全く、テープがないというのも良いです。大山北尾根は、無残にも風情のかけらもないテープが溢れてしまいました。北尾根と書いたテープまであります(-_-メ)。こうはならない事を願います。
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日 程:1996年9月8日(日)
山 域:丹沢
山 名:ヤビツ峠-札掛-ヨモギ平-三の塔-ヤビツ峠
メンバ:単独
天 候:くもり
コースとタイム:
   秦野==ヤビツ峠--青山荘--札掛--806m--ヨモギ平
    8:10   8:55-9:05   9:28  10:08-10:20  11:15   11:50-12:20
   --石地蔵/三の塔--ヤビツ峠
       13:30-13:45      14:50
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 土曜日は雨という天気予報に騙されて、予定を日曜日にずらせました。雨が欲しいという願望と天気予報とは違う筈なんですが、この週末の予報の姿勢は少し怪しかったように感じます・・・まっ、いいか。
 先週に続いてのヤビツ峠から荒れた登山道を降りた所で青山荘のおばさんと出会いました。この登山道が気になるらしく、今回も歩ける道なのか尋ねられました。どうも、入り込んでは引き返す人、間違えて車道めがけて急斜面を這い登って危険な目にあった人とか頻発しているようです。青山荘の横にヤビツ峠近道という標識が生き残っていることが気になるようです。いずれ、はずされるかも分かりませんね。
 冒頭にも書きましたが、ここからの県道は車が多くて歩きずらいですが、物好きな人はいるものです。男性ふたりと一緒になりました。前後して札掛の吊り橋を渡り、タライ小屋沢と藤熊川の合流点の同じ場所で休憩しました。その後、会っていませんので、おそらく長尾尾根の方に行かれたのでしょう。
 休憩の後、先週に見つけたヨモギ平への入口から急登しました。ここからは三の塔に向かって、ほぼ南へ一直線に伸びる尾根を辿っていく感じです。
 一部の手入れの悪いヒノキ林を除いて、よく面倒見ているようですね。そのため、あちこちに作業用の道が枝分かれしています。テープは皆無ですから、この枝道に引き込まれないように注意する必要はあります。
 こんな近場でありながら、荒らされることなく残された快適コース、あまり詳しく報告すると叱られそうなので、これぐらいにしときましょう(^_^)。
 植林帯を抜け、ヤセ尾根を通過すると草原に出ました。「まっぷこんた」さんが三角広場と命名されているところかしら。ここに群生しているテンニンソウは、まだつぼみでした。暫く行くと、鹿柵で大きく囲まれた草原、ここです
よね!!ヨモギ平。入口近くは日当たりが良いのか、半分くらいのテンニンソウが開花していました。フェンスをくぐり、「うーん、ここは丹沢なのか。この広々とした草原、点在するブナの木。谷を挟み向こうには表尾根の迫力のあ
る稜線」、ゆったりと風景に溶け込み昼食させてもらいました。

 暫くのんびりとしていると、カラカラと鈴の音が近づいてきました。すぐ近くまで音が近寄っても発生元を見つけられません。なんと、草に埋もれる感じで二匹の犬が散策、探検しているのでありました。じっと観察してると、どうも一方の犬がもう一方にルートを教えているようであります。あまり、じっくりと観察したもので、向こうも気詰まりになったのか、こちらをチラチラと見ます。訓練?の邪魔をしては悪いので、腰を上げて三の塔を目指すことにしました。再び、フェンスをくぐりました。これで、二つ目かな。まだ、草原は続いています。ここのところで、尾根が二分します。地図と磁石、ついでに山勘で尾根を選びましたが、正解であったようです。もう一方の尾根は行き止まりになっているようです。ここで、キノコ採りをしている三人(どうも山主のようです)に遭遇しました。「まっぷこんた」さんが報告されている林道を車で入ってくるようですね。林道の終点から三の塔に行く道があると教えてくれました。

 今回は初めてですし、バリエーションルートは通らず、正規?の急斜面を選択しました。四つ目のフェンスをくぐり、左へ行く道を見送り急斜面に取り付きましたが、きついですね。でも、20分ほど登るとブナの大木が林立した林、草原状になった下草という良い雰囲気の広場に出ました。ここからが、スズタケのトンネルくぐりになるんですね。20分くらいの急登で三の塔のお地蔵さんの脇に飛び出しました。
 20分くらいですが、北尾根入口の藪よりきついですね。以前のことですが、山ダニが皮膚の中に食い込み、どうしても取り出せずに病院に行ったことがあります。それ以来、藪は嫌い(^_^;)。今回も、手袋の上をダニが這っていました・・・ゾーッ(^_^)。

 三ノ塔で裸になって、衣服をふるってからヤビツ峠を目指しました。バスまで1時間もありましたが、もちろん着替えとビールに有効に活用であります。
 「まっぷこんた」さん、秘蔵にも関わらず、素晴らしいコースを紹介いただきありがとうございました。
                       HBA01110、横浜のOSK
駕坂峠-角取山-角取神社-大洞山-三国山-明神峠               ページTOPへ
 CompOnさんに刺激されて、三国山稜を訪問してきました。#08195 をプリントアウトして、同じコースをトレースさせてもらいました。ありがとうございます。
 噂に違わず、素晴らしいブナ林でした。ブナのトンネルを通る遊歩道、昨日の雨の影響もあるのでしょうが、しっとりとした下草とブナの大木。御殿場駅からのバスが、激しい交通渋滞に巻き込まれましたが、それを相殺してあまりある楽しい一日でした。
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日 程:1996年9月15日(日)
山 域:三国山稜
山 名:篭坂峠-畑尾山-大洞山-三国山-明神峠
メンバ:単独
天 候:晴のち曇り
コースとタイム:
   新松田駅/松田駅==御殿場駅==篭坂峠--角取山--畑尾山
    7:45     8:12     8:48 ,9:15   10:40   11:40?    11:56
   -角取神社--大洞山--三国山--明神峠--明神峠入口バス停
    12:30-12:55   12:55    13:38     14:35     15:35,16:41(遅れ)
   ==御殿場駅
     17:10,17:43
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 町田6:58発の普通小田原行きで座れたものですから爆睡しまして、ふと目をさましたのが新松田の手前。寝ぼけ眼に稜線をくっきりと浮かび上がらせた富士山の姿が飛び込んできまして、とたんにシャッキと目覚めました。久しぶりに富士山の全景を見ることが出来ました。
 御殿場線を使うのは今回が初めてです。凄く混む電車なんですね。かっての東海道線とはいえ、現在はローカルでガラガラだと思っていましたので、驚きました。観光客が多く、ゴルファーそして軽装のハイカーが混じっているという印象でした。それにしても、御殿場のバスターミナルも人が溢れていましたし、なんといっても道路の渋滞が凄い。予定の1時間遅れで篭坂峠に到着しました。

 篭坂峠からは、CompOnさんのレポートに従って、右手斜めの公園墓地に入り、お怒りの(^_^)車進入防止柵を越えました。それにしても、こんな狭いハイキング道に車を入れる酔狂なアホがいたんですかねえ。信じられない。
 これまたレポートに従って、右の茂みに入っていく踏み跡を迷わず選択。大勢いたハイカーとも別れて、急に静かになりました。ところで、この道は良いですね。流水の道に沿って登っていきますが、両側の斜面にはシルバーファンを思い出すシダの混じる草むら、そしてブナの林。地表は火山灰なんでしょうが、ザクザクと音をさせながら快適に歩けます。昨日の雨のせいもあるでしょうが、しっとりとして亜熱帯あるいは温帯の森林のイメージそのものです。
 そうこうするうちに、レポートにあるT字路に出ました。ここは、右にとって、CompOnさんの行き損ねた角取山にいかなくっちゃ(^_^)。ところが、これがわからない。どこに三角点があるんでしょう。暫く足を運びましたが、次第に下り始めてしまいます。とって返して、一番高くなったところを探しましたが、三角点も標識も見つからない。バスが遅れてなければ、もう少し探すところですが、余裕無くて諦めました。結局、T字路にとって返し、畑尾山を目指しました。畑尾山、これまた山頂とは思えない、なんとなく盛り上がった感じの場所なんですね。ここブナ林を抜けて開けた場所に出ましたが、ここがアザミ平なんですね。なかなかの展望ですが、道幅の広い遊歩道の両側には進入防止用のロープが張られていて、まるで公園のよう。フジアザミっていうんですか、まだこれからという感じでしたが、トリカブトはしっかりと花をつけてましたよ。ところで、フジアザミが肥満児は可哀想。ふくよかなルノワールの女性のイメージという事にしませんか(^_^)。

 さて、大洞山の直前に角取神社の標識があり広場になっていました。ここが宴の跡ですね。残念ながら人っ子ひとりいません。そうそう宴会やってるわきゃないか(^_^;)。諦めて、そそくさとカップラーメンをかきこみ、下の祠にお
参りしてきました。
 それにしても、起伏も少なく歩きやすい道、しっとりとしたブナ林と広い草むらが三国山まで続くのには驚きました。こんなに近くなのに丹沢とは違った印象ですね。職場の若い連中から良いハイキングコースを尋ねられていますがここはデートコースにピッタシかもしれない。

 三国山を下り、舗装道路を横断すると、また舗装道路と並行したハイキング道にでますが、この道も面白いですね。狭いですが、これまでの縦走尾根と雰囲気が似ています。道の感じからすると、よく歩かれているようです。でも、その割には、ゴミが非常に少ないし、三国山以降はハイカーに出会っていません。おかげで、気持ちの良い山歩きをすることが出来ました。三国山稜を紹介して下さったCompOnさんをはじめとする皆様にお礼を申し上げます。
 なお、ビールを入手できない場所で、バスを1時間も待ってしまったという今回の山遊びの欠陥については、折角の時刻表を紹介していただきながら、途中の時間調整を忘れてしまった私の責任であります(^_^)。
                       HBA01110、横浜のOSK
鳩待峠-尾瀬が原-山の鼻・温泉ロッジ-至仏山              ページTOPへ
 レス以外に、こちらの部屋に書き込みさせて頂くのは初めての横浜のOSKです。最も一般的な尾瀬ヶ原と至仏山(それも台風でリタイヤ(;_;))の報告ですが、よろしくお願いします。実は、尾瀬は初体験なんです。混雑しているであろうととの思いこみで、ついついチャンスを逸していました。
 初体験の尾瀬となると、やはりオーソドックスに尾瀬ヶ原と至仏山であろうとの勝手な思いこみで20日の夜行バスで出かけました。初日は尾瀬ヶ原の散策、2日目を至仏山にまわしました。これが失敗で、台風で登頂できずに、すごすごと帰ってきたのでありました。
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日 程:1日目:1996年9月21日(土)
山 域:尾瀬
山 名:尾瀬ヶ原
メンバ:連れ合いとふたり
天 候:くもり
コースとタイム:1日目
   東京===鳩待峠--山の鼻--東電小屋--温泉小屋--3条の滝
   20日21:20 5:15-6:17  7:15       9:00    10:00-10:30    11:10
   --温泉小屋--竜宮小屋--山の鼻・尾瀬ロッジ
       12:25      14:15        15:35
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 尾瀬探勝会のバスを予約、宿泊は山の鼻の国民宿舎「尾瀬ロッジ」に申込みました。案外すんなりと予約できましたので、花と紅葉の間隙で空いているのかと期待しました・・・が、やはり尾瀬ですね。小屋、休憩所は人で溢れていました。最盛期だと凄いんでしょうね。

 バスは予想通りに座席が狭かったですね。戸倉で仮眠と称して、2時間弱の停車がありましたが、まともに眠るのは無理です。でも現金なもので、遊びとなると元気いっぱいで鳩待峠で下車しました。
 さて、その鳩待峠です。日頃、人の少ないコースを歩くことが多いものですから、ここでカルチャーショックの洗礼をまず受けました。昨夜の雨で地面が濡れているせいもありますが、休憩所がラッシュ状態です。しばし、呆然。ついに諦めて、濡れたベンチで着替えと朝食の支度をしました。
 鳩待峠から山の鼻までの森林歩きの部分は魅力的ですね。ブナの巨木は丹沢近辺でも見慣れていますが、あんなに大きく育った岳樺を見るのは初めてです。
初めて見る水芭蕉の大きな葉っぱが、そこかしこに倒れているのも壮観でした。

 それにしても、ここから延々と尾瀬ヶ原の全域に敷き詰められた木道、聞いてはいましたが凄い。これを維持するのはたいへんでしょうねえ。新しい木で置き換えられた所も随所にありました。よく見ると、端に東電マークがついています。東電小屋もあるし、企業の社会還元のひとつなんでしょうか。個人として尾瀬の自然維持に努力をされてきた、そして努力されている方々の話は有名ですし、今回もゴミ収集のボランティアをされている人が大勢いらっしゃいました。頭の下がることです。ただ、ここまで整備された公園になっているのなら、こうした努力をされている方々には申し訳ない意見かも知れませんが、本格的な自然保護区とし、多少厳しい入山制限とともに高額の入山料をとっても良いんじゃないかなとも思いました。休憩所にアンケートがあって、土・日を避けて欲しい趣旨の文が書かれていたものですから、ついつい余計な感想を持ってしまいました。

 それはともかく、尾瀬ヶ原の草原は全体に茶色のトーンで秋色に染まって、両側の岳樺などの緑の森と素晴らしいハーモニーを奏でていました。ところどころに赤と黄色に色づいた紅葉が大海に浮かぶ島のように点在しています。正面には燧ヶ岳、振り向けば至仏山。何度も訪れる方がいらっしゃるのも宜なるかなですね。もっとも、俗人である私は、高低のない平原歩きに多少辟易したというのも正直なところです。3条の滝への山道で、実はほっとしました。

 花のシーズンは終わっているかと思ってましたが、なかなかどうして。ヤマトリカブト、なんとなくヤマモモを思い出すワレモコ、オゼヌマアザミ、ミヤマアキノキリンソウ等々、しっかりと花をつけていました。あっ、そうそう忘れちゃいけません、ヒツジグサですね。どうしてハスにこの名前がついたんでしょうか。かわいい花を水面の上に突き出しています。これって、やはり水の中には咲かないんでしょうね。水面下にもいっぱい蕾がありましたが。
 
 さて、本日の宿舎である尾瀬ロッジに戻っても、まだ天候はもっています。これは、台風はきっとそれたのであろうと期待しましたが、これが甘い。ロッジの人の話では、明日は大荒れ。一抹の期待をもって、早立ちのために朝食を弁当にしてもらいます。夕食後にTVで天気予報を見せてもらおうとしましたが、これが駄目!。尾瀬のビデオを見させられました。尾瀬に来て尾瀬のビデオはないだろうと思っているうちに、眠り込んでしまいました(^_^)。職場から夜行バスで直行、殆ど眠らずに歩きましたので流石に疲れました。
                                 HBA01110、横浜のOSK

 尾瀬2日目であります。お付き合い下さった方には、極めてオーソドックスなコースの冗長なレポで申し訳ありません。
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日 程:2日目:1996年9月22日(日)
山 域:尾瀬
山 名:至仏山
メンバ:連れ合いとふたり
天 候:雨(台風(^_^;))
コースとタイム:2日目
   山の鼻・温泉ロッジ--鳩待峠--小至仏山(撤退)--鳩待峠
     7:20            8:24      10:45         12:15-14:50
   ==新宿
    19:00頃
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 さて、2日目は至仏山の予定です。6時出発の予定で5時に起床。ところが、結構な雨であります。持参したラジオによれば、台風の影響は確定的であります。昨夜に続き、音無しでTVの天気予報をかけるように頼みますが、再び断られました。まあ、至仏山は無理であろうと諦めて、連れ合いとは戸倉の温泉でのんびりしようじゃないかと相談、部屋のテーブルを広げてお湯を沸かしての朝食としました。戸倉へのバスは始発が9時ですから、あわてて出発しても仕方ありません。7:20と遅らせましたが、これが失敗。鳩待峠までの道からは、至仏山の稜線がくっきりと山頂まで見えます。なにか呼ばれているような気がします。行きたいね、温泉だけなんてつまんないね・・行けるところまで登ろうか。我等夫婦の会話であります。
 結局、鳩待峠でそそくさと身支度して至仏山を目指しました。雨足は次第に激しくなってきましたが、風はまだありません、大丈夫です。

 雨具を付け傘をさしてはいますが、「うーん、やっぱり高原より山の方がいいや」とご機嫌、ルンルンであります。しかし、しかしであります。小さな湿原に出た頃は、風もかなり出てきまして傘はもう無理です。雨具のフードをしっかりと閉じて、なお山頂を目指します。小至仏山への手前にある岩場まできましたが、ここはまともに風を受けます。流石に、脳天気な我等も、「これは止めよう」と相談が即決、引き返すことにしました。

 鳩待峠に戻ったときは、雨が横殴りに吹き付けてきます。もちろん、休憩所は人で溢れています。尾瀬ヶ原から戻ってくる人、バスで到着したが出発できない人と次々と溜まっていきます。濡れた衣装・ザックの後始末をする余地もありません。「ここは中高年の厚かましさを発揮すべき局面であるぞよ」と山荘の玄関に無理矢理に入れてもらい、着替えを済ませました。

 とまあ、予定を消化できなかったですが、それなりに初体験の尾瀬は良かったです。次のチャンスには、北側から燧ヶ岳、尾瀬沼の方面、大清水というコースに行ってみたいです(^_^)。
                     HBA01110、横浜のOSK
鍋割山                                    ページTOPへ
 TAOさんの誘惑に負けて、鍋割りうどん・・じゃなかった鍋焼きうどんを賞味すべく、鍋割山を目指しました。
 大倉から行こうか、寄から行こうか、未定のまま小田急に乗車しましたが、渋沢で7:41。これじゃ、寄行きのバス7:50に間に合いそうもありません。大慌てで、渋沢で下車、TAOさんのコースをトレースさせてもらいました。実は、これが正解であったようです。私は確認していませんが、鍋割山から雨山峠は通行止めになっているという話を聞きました。鍋割山荘に掲示してあったそうです。予定されている方は、事前に確認をなさってください。
 実は、もうひとつ良い話がありました。素晴らしい尾根を見つけました、いや見つけたような気がします(^_^)。
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日 程:1996年10月6日(日)
山 域:丹沢
山 名:鍋割山
メンバ:単独
天 候:曇り
コースとタイム:
ルート : 大倉バス停ー大倉尾根ー花立山荘-金冷やし---大丸
          8:15    10:40     11:05     11:15-11:50
      小丸---鍋割山---後沢乗越-二俣-大倉
       12:00   12:20-12:55   13:30    15:10
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 今日は快晴に恵まれる・・筈でありましたが、どういうわけか全天に雲、山にはガス、おまけに金冷やしの手前では、雨がパラパラ。全くう、天気予報はどうなってんだ!!。

 いまいち体調が悪く、花立てまで身体は眠ったまま、ヨタヨタと登ってきましたが、山荘の前のベンチで寒風にあおられて、やっと目覚めました。寒くてとても、TAOさんのご推薦の氷イチゴには食指が動きません。かわりにゼンザイがあったけど、今日は鍋焼きうどんが目的です。ここでゼンザイ食っちまっちゃあ、うどんがまずくなります。ぐっと、我慢してカロリーメートのみ。

 金冷やしから鍋割山稜へ。足を踏みれるのは久しぶりです。寒風のおかげで目も覚めましたし、ゆったりコースです。今日は、あちこち覗いてやろうと、コースから外れて、あちこちをウロウロしました。
 人生、やはりユトリは必要です。やってみるもんですね。ここは別天地かと思われるような場所を見つけました。ブナの巨木に紅葉したナナカマドが点在、下はふかふかの絨毯のよう。更に奥にはいると、コケの絨毯まで現れます。このまま縦走していけるのかどうか不明ではありますが、地図ではなんとかなりそう。しかし、今日はウドンの日であります。ぐっと、我慢して元のコースへと戻りました。それに、そっちへ縦走すると、全く予定外の方向に出てしまいますしね。
 著作権、特許権は主張しませんので(^_^)、どなたか先行されましたら、是非教えてください。ただ、尾根が広いのと、森に囲まれます。もちろん、テープは皆無で、踏み跡らしきものも殆どありませんので、迷いやすそうな道です。また、最後のところで本当に降りられるかどうかもわかりません。それなりの覚悟でお願いします。実は、私も元のコースに戻ろうとして、迷ってしまいました(^_^;)。

 さて、肝心のウドンであります。「ビール、鍋焼き下さい」と注文して、待つこと5分。きました、きました。熱々の鍋焼きウドンです。ちゃんと土鍋であります。レンコンとカボチャの天ぷら、なると、椎茸、シメジ、エノキ等々が入った本格派であります。うまい、実にうまいのであります。

 ところで、黄葉でありますが、今年は早いようですね。鍋割山稜はなんとなく中間色になっております。ところどころ、ナナカマドの紅葉も見られます。あと2週間くらいで最盛期なのかなあ、という印象ですね。
 台風の影響ですが、大倉尾根はたいしたことないようですが、鍋割山稜で少し木が倒れておりました。一方、二股を過ぎて西山林道の被害はだいぶ酷そうです。植林の杉があちこちで倒れ、斜面も崩れていました。まだ落ちてきそうな大きな石が途中で引っかかっています。通行時には、注意が必要ですね。

 というわけで、今日はおいしい山歩きを楽しんできました。

      この週末は磐梯山へ行くぞのHBA01110、横浜のOSKでした
磐梯山                                    ページTOPへ
 久しぶりに超豪華、軟弱路線の山歩きを楽しんできました。
 実は私も京都の小澤祐介さん(#02457)、「ふーせん」さん(#02456)に続いて会津駒ヶ岳を狙っていましたが、残念ながら駒の小屋が満杯で予約をとれませんでした。収容人員が少ないとはいえ、人気なんですねえ。しかし、バスの便が悪いため、駒の小屋がとれないと十分に楽しめそうもありません。山行きに自家用車を使いたくないし、と諦めました。
 しかし、やはり落ち着きません。そこで、ふと思い出したのが3年前に利用した*日旅行の山ツアです。新聞をひっくり返し、見つけたのが磐梯山ツアであります。*日のツアは、歩行時間も短くて欲求不満が残りますが、行かないよりはマシと、早速申し込みました。ところが、これがホント良かった。費用は自分でアレンジするのと変わらないのに、ツアバスはゆったり、リゾートホテルは夫婦で個室、豪華な食事に温泉付きと至れり尽くせりでありました\(^_^)/。
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日 程:1996年10月11(金)、12日(土)
山 域:吾妻・磐梯
山 名:磐梯山
メンバ:連れ合いとふたり(*日ツア)
天 候:曇り、晴れ
コースとタイム:
ルート :
 1日目
  横浜==雄子沢--雄国沼--雄子沢==磐梯高原駅--五色沼--
   7:00    12:50  14:00-14:40          15:40       16:00
  五色沼入り口==宿
    16:55
 2日目 
  宿==八方台--中ノ湯--弘法清水小屋--山頂--
        7:35                     9:50-10:25
  山頂--八方台==宿(温泉、食事)===横浜
         12:15                   20:00
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 檜原湖の湖畔、雄子沢で下車して、雄国沼ハイキングコースに入りました。途中は、まだ色づいていないブナ、ナラの林に囲まれた単調な道でありますが、沼の手前で風景が一変します。紅葉、黄葉のなか、風景もぱーっと開け、右手には雄国山のゆったりとした稜線が広がります。おいで、おいでと呼んでいるようですが、ここはツアのつらいところ。予定変更はできません。でも、ツアリーダーのお許しが出まして、雄国沼休憩舎から小国沼の湿原まで往復することができました。ニッコウキスゲの群落で有名だそうですね。この時期ですから、もちろん花はありませんが、広々とした沼面、そして対岸の猫魔ヶ岳の紅葉が良かったです。この日は予定外の五色沼のハイキングコースにも入ることができました。もっとも紅葉はまだまだでした。思ったより遅いですね。ところで、五色沼とは言いますが、名前の付いた沼の数は気づいただけで8個ありました(^_^)。
 でもって、宿につきまして温泉と豪華な食事に満足であります。夕方から雲が出て星空も見えませんので、早々と寝ちまいました。

 明けて翌朝、残念ながら曇りです。山にして遅い朝食を6:45にとり、再びバスで登山入り口の八方台まで運んでいただく大名登山であります。ガスの中、登り始めましたが、なんとなんと弘法清水まで来ますと、ガスはもちろん雲もとれ快晴となりました。爆裂火口とお花畑を挟んで、雲海の向こうには吾妻連峰に安達太良山と展望が開けました\(^_^)/。やはり、日頃の行いはむくわれるものです>^_^<。第2土曜のせいもあるんでしょうが、登山道はラッシュ状況でした。我々は早めの登りでっあたらしく、下る途中で登りの団体と遭遇し何度も停滞するほどでした。おそらく、我々が降りた後の山頂は混雑した事でしょう。山頂の岡部小屋も繁盛したかな。今回は、自分たちが30人程度の団体でしたので文句は言えませんが、やはり団体は正直言って迷惑でしょうね。小グループに分割する工夫は必要かなあ(^_^;)。我々の下りは自由行動でしたから、多少はマシであったでしょうけど。
 ところで、晴れて日の光を浴びた紅葉はキラキラと輝きを増しました。特に、弘法清水からのバイパスになっている草原(お花畑らしい)のあたり、中ノ湯にかけての紅葉は真っ盛りでした。中ノ湯にある無名?の沼の水面に映える紅葉も良かったですね。

 さて、八方台まで下り、待機していたバスで再び宿へと戻りまして、温泉に昼食であります。いやあ、贅沢。これに馴れてしまうとふつうの山歩きができなくなりそう。

                       HBA01110、横浜のOSK
滝子山                                    ページTOPへ
 ふかふかとした落ち葉に埋もれた冬の滝子山を訪問した際に、これは秋の黄葉から落ち葉の時期にも来てみたいものだと思ってました。それに寂狗尾根っていうんですか、南綾コースも一昨年からの宿題になっています。てな、屁理屈でもって滝子山に出かけました。その南綾コースですが、岩場とスリルをお好みの方には最適かも。でも、岩が濡れている時には、下山コースとして使いたくないですね。
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日 程:1996年10月27(日)
山 域:小金沢連領(で、良いのかな?)
山 名:滝子山
メンバ:単独
天 候:晴れ(ただし、富士山h雲の中(;_;))
コースとタイム:
  高尾==笹子駅--ローランド共和国の標識--山荘前の登山口--
   7:26    8:42         9:10              9:20
  鉄塔--林道横断--岩場(代表的なものは4カ所)--浜立尾根合流
  9:25      9:50        11:00--11:35           11:50
  --P3,P2,P1--滝子山---檜平---民家--初狩駅
      12:05-12:20  12:50-13:23   14:30    15:07
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 真冬並の冷え込みという天気予報に、久しぶりに眺望を楽しめるわいと期待された方も多かったのではないでしょうか。確かに、中央線の車窓からは白くなった富士山の頂上がくっきりと見えました。
 ところで、愛用の横浜線は時間が早いせいでしょう。ハイカーがちらほらと座っている程度です。でもって、私を除いて、皆さん女性のかたばかり。流石に八王子、高尾となると、ハイカーで溢れていました。暇にあかせて観察してますと、女性が男性の倍くらいいた感じですね。男性も先輩方が多くて、同年齢かなと思えるのは女性ばかり。この傾向は以前からの事ではありますが、更に進行しているよう。この原因を対象とした研究も面白いかもわかりませんね。
 てな事をボーッと考えているうちに笹子駅に到着。かなりな人数が下車したようです。風来森人さんのような長身の格好良い髭のお兄さんが引率した団体さんもいるようです。国道を初狩方面に、ちょっと長めに進みますと標識があります。ここを左に中央線、高速道を横切り集落に入りますと、神社を経て櫻公園の先にローランド共和国の標識が出てきます。ここが、寂狗尾根への入り口のようです。大勢いたハイカーと別れて、ひとり右に入りました。すぐ、少しいたみかけている山荘に出ます。これが、ローランド共和国らしい。その前に寂狗尾根入り口の手書き標識があります。植林の中のよく手入れされた山道ですが、標識もテープもありません。しかし、他にコースもなさそうですし、方角もOK、そのまま直進しました。でも、あまりにも人の気配がありません。気になって、カウベルを装着。ここって、熊はいないのかなあ(^_^;)。
 ほどなく、立地右往丘さん(02418)のレポートにあった鉄塔に出ました。コースは正しいようです。安心して進みますと、レポートにあった林道に出ました。ここには、先行していた女性3人組がおられまして、ひとりはザイルをザックにくくりつけていました。ザイル女史に「面白いコースですよ」と言われて、ドッキ(^_^)。まあ、駄目なら引き返せばと覚悟を決めて、林道を横切りロープ頼りに次の登り口へとよじ登りました。でも、勾配は急ではありますが、しばらくはたしたことありません。小1時間ほど進むと、ありました、出てきました。鎖、ロープなどの余計なものは着いていない岩場であります。そんなに長くはありませんが、両手両足の総動員であります。結構、幅が狭くて、両側が切れ落ちてますから、滑ると怪我では済まないでしょう。久しぶりに心地よい緊張感を味わいました。必要なければ、下りには利用したくないですね。特に濡れてるときなら、倍の時間かけても別コースで下ります。

 さて、やっと岩場をクリアすると、左から来る尾根(たぶん浜立尾根?)を登ってきた単独行の男性と遭遇、私の喘ぎながらの登りをじっと観察されてしまった(^_^;)。「50人くらいの団体が正規のコースを登ってる、山頂は大変であるぞよ」との忠告をいただきました。確かに山頂は人人で溢れていました。悔しいことに富士山は雲の中で、なんとか御正体山(と思う)と三ツ峠が見える程度です。反対側は目の前の大谷ヶ丸、そして雁ガ腹摺山、遠くに大菩薩がくっきりと見えました。
 そうこうするうちに、更に大きな団体さんが来る気配もあり、食事を打ち切って檜平へと避難することにしました。

 檜平までのコースは冬場に落ち葉の感触を楽しんだ所です。黄葉を期待してました。だいたいの印象ですが、1300mくらいが境界線で、これより上は落葉が中心でした。1300mから1000mまでが黄葉、1000mより下はまだ緑が多いといった感じですね。檜平はちょうど黄葉真っ盛りでした。腰を落ち着けて、お茶をわかして食事の再開です。

 檜平から40分ほどで分岐に出まして、初狩への左にとると植林が多くて日の射し込まない下山路となり、しばらくで沢沿いのコースとなります。ここは、2回通っているはずですが、ほとんど記憶にありません。どうも冬場のアイゼン装脱着などで疲れてしまっていたのかなあ、だらしない(^_^;)。
 でも、初狩駅手前の酒屋はしっかりと覚えてます。もちろん、ビールを購入。10分の待ち時間というラッキーな列車を待ちながら、ホームから見える滝子山の凸凹ピークをサカナにビールで乾杯!!。

 南方面の展望がなかったのが残念ですが、下着一枚で通せるほどぽかぽかと暖かくて、気持ちの良い山遊びを楽しめました。
                     HBA01110、横浜のOSK
明神ガ岳~明星ガ岳-塔ノ峰                                    ページTOPへ
 箱根外輪山をたっぷりと堪能してきました。久しぶりの箱根外輪山です。故郷から出てきたお客を奥湯本の温泉に連れていくのを口実に道了尊から明神ヶ岳、明星ヶ岳そして塔ノ峰を経由して箱根湯本に出ました。
 金時山から入り、塔ノ峰まで抜けた「まっぷこんた」さん(#08263)、遙か小田原まで尾根を駆け抜けた天狗ことCompOnさん(#04760)には及びもつきませんが、足を踏み入れたことのない明星から塔ノ峰の探索に小さな胸を期待に膨らませての小さな旅です(^_^;)。
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日 程:1996年11月3(日)
山 域:箱根外輪山
山 名:明神ヶ岳-明星ヶ岳-塔ノ峰
メンバ:単独
天 候:曇り
コースとタイム:
  新松田=関本==タクシー道了尊--明神ヶ岳--明星ヶ岳--車道
    8:30    8:41 1290円   9:00   10:55-11:25  2:30-12:50  13:38
  車道-塔ノ峰-阿弥陀寺-箱根湯本
   14:04  14:36   15:10
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 お客を連れて旅館に向かう組、旧東海道を散策する組、そして寂しく山越えをする私と三班に別れて横浜を出発しました。
 天候がもうひとつでありますが、初体験の明星から塔ノ峰に期待して、山越え班が、まず出発です。いつ雨が降ってもおかしくないような曇天のせいでしょうか、ハイカーは少な目で小田急も案外すいていました。新松田では、関本を経由する地蔵堂行きのバスが待っています。このバスに乗るのは二回目ですが、関本で道了尊行きのバス接続が悪いんですよねえ。関本着が8:41、道了尊行きのバスは8:40発なんです。次は9:15発とたいへん悔しいのであります。考慮して欲しいなあ。
 でもって、箱根湯本で落ち合うためにはと、タクシーを奮発したのであります(^_^)。でも、これが正解で、なんと偶然にも湯本の駅前でお客引率班とばったりと遭遇したのであります\(^_^)/。

 さて、道了尊は何度も報告があがっていますが、境内の紅葉が見事なことで知られています。残念ながら、今回は速すぎました。まだ、くすんだ緑色をしています。おそらく、二週間後くらいが最適ではないでしょうか。
 お客を放り出しているという後ろめたさもあって、道了尊から明神ヶ岳山頂を目指し、自分としては快速特急のノンストップで駆け上がります。気持ちよく、各停組を追い抜き、「うん、俺もやるじゃないか」と鼻をうごめかしかけたら、その横をこれは新幹線のぞみ号、息も切らさずに走り抜ける男性が・・・(^_^;)。みるみる遠ざかり、姿が見えなくなりました。いやあ、凄い。世間は広い。
 500mから800mくらいが、紅葉の境界線のようです。山頂手前では、落ち葉を踏みしめながら、黄、橙、赤の中間色と緑の絨毯を敷き詰めたような斜面を見下ろし、遠くには墨絵のような丹沢の稜線を楽しめました。曇りではありますが、空気は澄んでいるようで小田原の街、海岸線は明瞭です。

 そして山頂。山頂は広い方だと思いますが、いつも人が多くて食事の場所に悩みますが、今回は休日のわりには山頂に人が少なかったですね。山頂からは、駒ヶ岳、神山、箱根の町そして金時山への尾根道を眺めながら食事をしました。残念ながら富士山は雲の中でした。

 明神ヶ岳から明るい尾根道をたどると明星ヶ岳です。ここも何度も報告されていますが、ほんと山頂らしくなくて尾根道の途中という感じです。この山頂に来るのは数年ぶりですが、箱根御嶽山の祠が随分と痛んでしまっているのに驚きました。石碑はともかく、木製の祠は朽ちてしまっているといっても過言じゃない。お参りがてら、改築の足しにとお賽銭を置いてきましたが、あんな少額じゃあ役に立たないか(^_^;)。
 数組が食事をしてましたので、そのまま素通りして初めてのコース、塔ノ峰へと進みました。少し先に石像の神様がまつられています。三笠山刀利天宮です。どう読むんでしょう。なんでも知恵を授けて下さるそうで、念入りに参拝してきました。これで万全、きっと知恵に溢れるでありましょう。この先で、昼食の残りをとりながら原生林の中で暫し休憩。

 ここから塔ノ峰に向かう尾根道は、明星までの尾根と少し様相が変わってきます。いくつか小さなピークもありますが、巻き道で迂回しますし、植林帯も出てきます。尾根の最後には急坂を下って車道に出ます。車道をしばし、進むと塔ノ峰の入り口となります。明星とは尾根続きではないんですね。この塔ノ峰は、明神、明星とはまた違って植林と雑木の森が交互に出てきて、全体に薄暗い深い森になっています。山頂からは東へ行く道と南に下る道に分岐していました。おそらく、東の「水の尾」というコースが小田原に通じているんでしょう。ただ、昭文社の地図には「水の尾」の地名が出ていません。どこなんだろ。
 さて、南に下る道が塔ノ沢、湯本へ出るコースで、途中に阿弥陀寺があります。本社(で良いのかな)のお参りする正面には、ロープのついた木製の大きな車輪がぶら下がっています。転法輪というらしいです。広辞苑によれば、「仏が教え(法)を説くこと」。うーん、これじゃわからん。チベットの方でお祈りしながらクルクル回す仏具がありませんでしたっけ。

 ここまでくれば、ベゴニア園の前を通って湯本も間近です。奥湯本への送迎バスに乗るべく、駅前に行きました。すると、なんと新幹線経由で別行動をとった連れ合いとお客の組がいるじゃないですか。いやあ、なんという偶然。
 11月3日は箱根のイベント大名行列があるんですね。もう通過した後でしたが、まだ余韻で駅前は大勢の人でザワザワしてました。奥湯本に向かうバスの車窓から、小学校の校庭に集まっている行列の人たちをチラリと見ることができました。ともあれ、山歩きの後の温泉、快適でした。もちろんビールもうまかった(^_^)。

                       HBA01110、横浜のOSK
雨山、檜岳、秦野峠                                    ページTOPへ
 CompOnさんご推薦の雨山-檜岳-秦野峠をさすらってきました。最近ではケンさんが行かれたんですよね(#
8481)。
 流石に昨日からの好天気のおかげでしょう。本日も小田急の車両は満席でした。新松田もハイカーでごったがえしておりました。
 CompOnさんからは、#8698で
  ≫今朝は久しぶりにすっきりと晴れたので、OSKさんは今頃奥様と
  ≫何処かの山道を歩いている頃ではないでしょうか?と
いう突っ込みがございましたが、私も野暮用があって土曜はスイミングで我慢の一日でありました(;_;)。あけて、日曜日。晴れて開放された私奴は我慢しきれず寄へ。カミサンは近所の仲間を道了尊へ案内する役目を仰せつかったようです。
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日 程:1996年11月17(日)
山 域:丹沢
山 名:雨山-檜岳-秦野峠
メンバ:単独
天 候:晴れ
コースとタイム:
  新松田==寄--寄コシバ沢-雨山峠--雨山--檜岳-伊勢沢の頭
   9:00    9:40    11:30     12:14  12:40-13:00 13:30   14:05
  -秦野峠-秦野林道-寄大橋=車便乗=寄=新松田
     14:42    15:12    16:20       17:05
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 というわけで小田急は満席、小1時間の立ちっぱなしでありますが、山歩きのためとあらば苦になりません(^_^)。それにしても、新松田で御殿場線へ乗り換える人、西丹沢方面、関本方面へのバスに並ぶ人でごったがえしていました。寄方面が閑散としているなと思ったのも束の間で、シダンゴ山へのハイカーと渓流釣りの人たちの長蛇の列となりました。
 ところで、ケンさんの報告(# 8481)にもありましたが寄から雨山峠の道は以前に比べて荒れているという印象はありません。谷に向かって崩落した場所が1・2ヶ所増えたかなという程度でした。寄みんなの森の登山口の見にくい場所と雨山峠に「危険個所あり。通行禁止」の真新しい看板が立てられています。この夏に崩壊したためというより、ここ数年の破損個所を修復していないための役所の自己防衛のようですね。

 それにしても、雨山峠から雨山、檜岳コースは良いところですね。雨山の手前から、鍋割山、塔の岳、丹沢山、蛭ヶ岳、檜洞丸の一大稜線が一望 できるじゃないですか。更に進むと、富士山、御正体山、三ツ峠はもちろんの事、南アまで一望しながら落ち葉を踏みしめての遊歩道になります。檜岳を過ぎたところの広々と広がる雑木林の尾根も見事です。テント泊したくなります。こんな良い所を熊で脅しちゃ駄目ですよ>> CompOnさん。
もっとも、秦野峠へ出るまでの熊笹の茂みに大型獣の獣道らしいトンネルが開いていましたっけ(^_^;)。鹿の痕跡が至る所にありましたので、鹿かもわかりませんが・・・熊でないという保証は??。

 檜岳を少し通り過ぎた所の広い尾根を南東にたどる話題の未知コースは、時間無くて調べることができませんでした。なんか行けそうな雰囲気はありますが、おとなしく秦野峠へと足を進めました。
 伊勢沢の頭の直前に北西に下る明瞭な道がありましたが、これは山神峠への分岐なんでしょうね。地図 には通行困難となっていますが、どうなんでしょう。雨山橋から来た3人家族はそちらに下りていきました。

 秦野峠からの旧道はエリアマップにも荒廃となっていますし、CompOnさんの報告もありましたので、諦めてシダ
ンゴ山方面の標識に従い林道へと下ることにしました。ところで、秦野峠から少し下がり、続いて急斜面を登らされますと、その頂点で「左、シダンゴ山」の簡易標識があります。ここを右に下っていく踏み跡がありますが、これってユーシン方面の蕗平橋からの林道に出られそうな気もしますが、どうなんでしょう。
 今回はおとなしく標識に従って南進しますと、なんと両側が有刺鉄線のフェンスに囲まれた細い道となります。なんか、捕虜収容所を脱走している雰囲気であります。我慢して、そのまま進むと出ました。秦野峠林道です。大きな石碑のある場所で、秦野峠林道からもう一本シダンゴ山方面に向かっている「虫なんとかという林道」が合流していました。後で、地元の人に聞くと、工事中だそうですが、完成すると田代向の方へつながるそうです。

 それにしても寄大橋までの林道歩きは長かった(;_;) 。谷間になっているため、薄暗くなってくるし、次第に心細くなってきます。時々、乗用車が通りますけどね。ここって、一般車通行禁止の筈だのに、玄倉と寄の間をドライブする不逞の輩がいるんだ・・拾ってくれなかった恨み(^_^;)。でも、やっとの思いでたどり着いた寄大橋で地元の方の車に拾っていただきました・・感謝。

 林道ではもう日が射さないため、紅葉もいまひとつでしたが、途中の菰釣橋からの眺めは最高です。もう30分早いと日光が射して更に彩り鮮やかであったことと思います。遙か下を見下ろすと伏流水らしく水は見えませんが、周囲は柿色、橙色、蜜柑色に彩られた渓谷となっております。左手の山嶺を見上げますと、これまた尾根から切り落ちてきた大きな岩壁が綾錦を身に纏い見事なものです。丹沢でも1・2を争う渓谷ではないでしょうか。

 寄では、左2/3程が欠けた月を眺めながらビールで乾杯。流石にこの時間になると、ハイカーの姿もなく閑散としておりました。
               HBA01110、横浜のOSK
大山北尾根-札掛-長尾尾根-塔の岳-大丸-小丸-大倉           ページTOPへ
 どういうわけか、この金曜日は私等の職場だけローカルな休日でした。ローカルであり過ぎて、休みである事に前日まで気付かないという許しがたいミスをおかしてしまいました。とは言え、思わぬ休日です。久しぶりに着た上着のポケットに滞在なさっていた伊藤博文公と思わぬ対面をしたような喜びであることはもちろんです。
 それはともかく、さて、どこ行こか。檜洞丸から犬越路の避難小屋なんてのも魅力的だが・・・このところの軟弱歩きで、独りで避難小屋に泊まる勇気がありません、お化け怖い(^_^;)。
 そうだ、この前のオフ報告で札掛の丹沢ホームが出てたな。というわけで、大山北尾根を経由して札掛へと急遽飛び出しました。そして翌日は、普通じゃ行きにくい札掛から丹沢山のコースを見て来ようという計画・・でしたが、なんと分岐が見つからずに長尾尾根を徘徊してしまいました。どなたか、本谷橋へ下りる分岐を教えてm(__)m。
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日 程:1996年11月22(金)、23日(土)
山 域:丹沢
山 名:大山-北尾根-札掛、丹沢山-塔の岳
メンバ:単独
天 候:晴れ
コースとタイム:
 1日目
  伊勢原=大山ケーブル=下社-大山-北尾根に入って食事-西沢の頭
   11:20    11:40 12:40  12:50-13:10   13:36
  --鉄塔--札掛の吊橋-丹沢ホーム
   14:10-15:00  15:50      16:05
 2日目
  丹沢ホーム-上の丸?-沢分岐-境沢分岐-新大日--塔の岳
     5:50     6:30     6:45    8:55     9:20     9:55-10:24
  --金冷やし--大丸徘徊-小丸分岐--二股--大倉
       10:35  10:43-11:40   12:00   12:55-13:20 14:25
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 丹沢ホームに電話を入れてからの遅目の出発でしたが、電車は勤め人で混雑してました。邪魔なザックが気兼ねですよね。それで思い出しましたが、乗り物の中でザックを背負ったままの人が増えたような気がしません?秦野、渋沢、新松田の山行きバスでも目立ちます。あれをされると、周りの者は凄く不快ですよね。感性が変わってきたのかな。

 ともあれ、遅目に出たのでケーブルを利用しようと、伊勢原で下車しました・・ダンさん御一家と同じだあ(^_^;)。金曜日ですから、バスはガラガラであろうと思ってたら、これがとんでもない。バス停は長蛇の列です。流石に、年齢の若干高い夫婦、中年女性が多いですが、中には子連れも。学校休みの所もあるんですね。早速、隣り合わせた女性二人連れを誘惑、タクシーを利用しました。2250円です。大山、伊勢原の古代史、民間伝承の解説付きで割安でありました(^_^)。

 大山、大山北尾根の報告はダンさんをはじめ多数出ていますので省略します。北尾根に入ってくる人がいないため、のびのびとしている鹿君とも遭遇しました。そうだ、途中でトレッキング中のワンちゃん2匹連れに出会いました。あちらも驚いたらしく、狭いやせ尾根で立ち往生。気の弱い私が斜面を下りて、道を譲ったのでありました(^.^)。
 ところで、札掛の丹沢ホームは素晴らしいですね。新築できれいな事もありますが、思い切って広くした階段を取り込んだホールにはグランドピアノまである。湯船と流しがコンクリート製で一体になっているとはいえ、湯船の上側の縁を木製の板を張って工夫をしています。ミルフォードトラックの小屋を思い出しました。実は、おまけに客は私だけ。貸し切りですぞ。食事は、まあそれなりでしたが。夕食のみで6000円であったと思います。ネパールの手作り小物、コーヒー豆等を販売しています。
 話は変わって、もうすぐ満月ですね。お月さまが、浩々と輝いていまして、星空は残念ながらもうひとつでした。ちびちびと飲んでいた九州の「百年の孤独」(山で飲むこの酒は実にうまい)で、次第に朦朧としてきました。それでは、おやすみなさい。

2日目
 ̄ ̄ ̄
 さて、翌日であります。目覚ましに気付かず、寝過ごしてしまいました。大慌てで布団の始末と身仕度をして、予定の6時前になんとか出発出来ました。丹沢ホームの施設の中を通っている登山道を登って行きます。次第に明るくなってきて懐中電灯も不要となりました。
 ブナの大木そして植林帯を過ぎると、ベンチと指導標のある小さな広場に出ましたが、場所の表示がありません。ホームからの経過時間からすると、ここが上の丸の筈なんですが、高度計は大幅に低い数値を示しています。実は、校正するのを忘れてました(;_;)。
 問題は、ここにある指導標なんです。右行くと考証林、直進が大洞橋、左が塔の岳となっています。行きたい本谷橋の表示がありません。大洞橋じゃ離れ過ぎています。エリアマップでは、上の丸から分岐してるようなんですけどねえ。結局、確認できずもう少し上かなと、長尾尾根を塔の岳方面へと進みました。でも、上の丸らしい場所はありません。更に15分くらい進むと、また指導標がありました。今度は左に急登が塔の岳、直進がキュウハ沢(本谷コース)となってます。直前に一緒になったベテラン女性ハイカーが相談にのってくれましたが、上の丸じゃなさそう。どうも判然としません。こうなりゃ、間違えば長尾尾根を新大日まで行けば良いやと腹を括って塔の岳方面へと進む事にしました。で、結局は間違いでありました(^_^;)。
 ところで、遭遇したベテラン女性ですが、これが凄い。人間離れしたスピードで急斜面を登って行きます。いや、登っているというよりは、宙を飛んでるようです。明神ヶ岳で新幹線「のぞみ」のような男性に会いましたが、こちらはジェット機です。いやあ、世の中は広いですね。凄い人がいるものだ。その後、ついに会えずじまいです。

 長尾尾根は、登山道を境に左が植林、右がブナ林となっています。東には大山、北に丹沢三峰・丹沢山・塔の岳を見ながらの登りとなります。登山道は明瞭ですが、間違いそうな場所が2カ所あります。どちらも鹿柵がからんでいます。特に、最初の所は直進する道がありますが、これを通らずに鹿柵を越える必要があります。標識、テープの類はありません。後の方は急登のピークを巻いていくだけのようですから、間違って鹿柵を越えなくとも大丈夫でしょう。でもって、CompOnさんが札掛へのコースでとられた境沢への分岐を過ぎると、新大日は近い。なんとなく、人の気配が漂ってきます。

 新大日からは表尾根をたどって塔の岳に到着しました。早速、小屋の花立昭雄さんに本谷橋への分岐を聞きました。最初のベンチのあるところから道が下りていっている筈であるとのことです。うーん、見つからなかった。エリアマップには、考証林への分岐も載っていません。2万5千図を調べると、考証林の分岐、その先のキュウハ沢への分岐が出ています。どっちが本当なんでしょうかしら?

 ともあれ、丹沢山を経由して来る筈でしたので、時間が余ってしまいました。じゃ、ついでに先日見つけた鍋割山領の大丸からの尾根でも調べみる事にしました。大丸の標識から北に少し行くと小高くなります。ここを西に延びる尾根を進みます。登山道沿いよりも大きなブナ林になっています。尾根も広々としていまして、食事をするのには最適ですね。ふかふかの落ち葉の絨毯を踏みしめて西に進んでいきましたが、暫くすると相当の急斜面になります。地形図を見ると、等高線も積んでいますし、最後の沢の所がかなり急なようです。下りられずに戻るのも大変なようです。また下りられても、玄倉への長い林道歩きが待っています。で、行くのをやめました。以前に、ひょっとしたら良いコースとアップしましたが、ここは止めた方が良さそうです。ごめんなさい_(..)_ペコリ。ただ、入ってすぐの広い尾根はオフなんかで利用するのに良いかも。気持ちいいし、他のハイカーの邪魔にならないでしょう。

 てなわけで元の道に戻り、小丸尾根から帰ってきました。丹沢もここが最盛期なんでしょうね。マイナーな小丸尾根ですが、次々と登ってくるハイカーと出会いました。
                      HBA01110、横浜のOSK
岩殿山                                    ページTOPへ
 新しい会議室でもよろしくお願いします。それにしても、体調を崩してしばらく隠遁生活をしているうちに大幅に変化したようで、浦島太郎になっています。親不知が虫歯になって抜歯して、その影響で体調が不調になったうえ、風邪まで背負い込んでしまいました(;_;)。
 まだ熱っぽいですが、2週間もおとなしくしてたものですから、足慣らしにと岩殿山へ散歩に行ってきました。
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日 程:12月8日(日)
山 名:岩殿山
ルート:大月-岩殿山-稚児落とし-林道-大月
天 候:快晴\(^_^)/
メンバ:付き添い付き(家内)
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 てなわけで、横になりたがる身体を布団からひっぺがして、岩殿山に行って来ました。中腹に「ふれあいの館」が完成していました。1階がプラネタリウム、2階が展示場になっています。展示場には白幡さんの富士山の写真が展示されていました。木造の砦というか、名古屋の犬山城のミニチュア版のような風情のある建物です。
 久しぶりに空気が澄んでいるせいか、遠くの山々の稜線もくっきりしていまして、富士山が見事でした。昼過ぎから風が出てきたようで、7合目から上の方で雪煙の立っているのがありありと見えました。そういえば、滑落事故があったようですね。日の光を受け照り映えている雪面は、いかにも滑りそうな印象でした。
 ところで、岩殿から兜岩、稚児落としそして浅利の部落にかけての山道には、赤松、ナラは目立ちますがブナの木がほとんど無いようです。なにか環境に違いがあるんでしょうかしら。

 歩いているうちは、勇気凛々でありましたが、家に戻ってくると、ちょっと無理しすぎたかなと感じであります。そろそろ寝ることにします(^_^;)。

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小丸尾根-塔の岳~丹沢山~蛭が岳~西野々           ページTOPへ
 久しぶりに丹沢主脈を2日かけて、のんびりと歩いてきました。本年は、これで歩き納め。今年になって、多分21回目であります                   ・・・自粛気味かな(^_^)。
 折角の丹沢主脈をひとりで行くのももったいないと、連れ合いと山友達のA君を誘い、彼の知人のB夫人を加えての総勢4人となりました。今年の5月から山歩きを始めたというB夫人は、今回で二十数回目だそうであります・・ちょっと、やり過ぎ。まあ、人のこと言えないか(^_^;)。
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日 程:12月21日(土)、22日(日)
山 域:丹沢
山 名:丹沢主脈
ルート:
 12/21 大倉--二股---小丸---金冷やし-塔の岳
       9:40  11:00-11:30  14:00-14:20  14:45   15:05-15:15
       -丹沢山
         16:40
 12/22 丹沢山-不動の峰-棚沢の頭-蛭ヶ岳--姫次
         6:20     7:30    7:40   8:35-9:25  11:10-11:30
       黍殻山手前--焼山--西野々バス停
       12:10-12:55  13:40-14:00  15:20
天 候:快晴
メンバ:連れ合い、友人A君、A君の知人B夫人の4人
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1日目
 ̄ ̄ ̄
 さて、本日は山小屋泊まりのため出発も遅目であります。おかげで小田急線にはゆったりと座れました。うとうとしてますと、どうも聞き覚えのある声が聞こえてきます。はてと、寝ぼけ眼で車内を見回すと、なんとザックを持った職場の仲間二人がいるじゃありませんか。表尾根を行くという二人とは秦野駅で別れましたが、この後も塔の岳山頂、焼山のバス停とポイント・ポイントで遭遇しました。広いようで狭い、狭いようで広い丹沢ではあります。理由ありそうな二人組、偶然とは言え、この仕組んだかのような遭遇には心穏やかならぬものがあったのではないでしょう(^_^)。

 取りつきのバリエーションに富んだ主脈コースですが、今回は小丸尾根から大丸、金冷やし、そして塔の岳への取りつきを選びました。実は、先日見つけた「大丸の奥の気持ちの良いブナ林」の中で、明日縦走する予定の全コースを一望しながらの昼食をしようという魂胆でありました。ところが、大倉より1時間半弱の林道歩きで到着した小丸登り口が閉鎖されてました。木の切り出し工事のようです。後沢乗越の方へ暫く進んだ所に臨時の登り口が用意されてはいましたが、これが相当の急斜面です。どうもB夫人の調子が出ません。やっとの思いで本来の小丸尾根に出た所で休憩しまして、彼女のザックを持ち上げようとしてみましたが・・「うん、これはどうした」。地面に吸着したかのようにザックが地面から離れません。なんとアルプス1週間の縦走もできそうな食料に水そして衣装が詰まっているではありませんか。これでは、丹沢歩き用軽装ペースの我々について来られないのは当たり前であります。大急ぎで荷物を分配しましたが、時既に遅しです。負荷のかかりすぎた彼女のペースは復帰することなく、小丸到着が大幅に遅れてしまい、大丸での食事は諦めであります(^_^;)。
 大倉でつまみ食いはしたとはいえ、エネルギーも枯渇気味のため、小丸で遅めの昼食としました。ところが、ここに居着いてる不良鹿がうろついていまして、ザックから食料を取り出せません。餌をねだるというよりは強奪するという雰囲気で近寄ってきます。追い払おうとすると、角を突きだし脅しにかかります。やむを得ず、少し離れた場所に移動し、私がガードマンを勤める羽目になりました(;_;)。人がそうさせてしまったとは言え、悲しいものがありますね。

 エネルギー補給はしましたが、もちろん大丸に寄る余裕はありません。「うーん。これは、塔の岳泊まりで、明日は表尾根かな」と悩みながら塔の岳を目指しました。B夫人も元気になってきましたが、単独行が多くて休憩する習慣をあまり持たない私を恨んだことでありましょう(^_^;)。やっとたどりついた塔の岳では、因縁の二人組にまたもや遭遇。きっと我らに会いたくはなかったでありましょう(^_^)。まあ、そこは大人であります。細かい詮索は置いておいて、6人に増えた集団でわいわいと騒いでいるうちに、B夫人も予定どうりに主脈を行けそうな感じになってきました。ならば、明日の行程を考えて丹沢山まで行っておこうと「みやま山荘」を目指すことにしました。途中で暗くなるかなと思ってましたが、順調に足もすすみ、ちょうど太陽が稜線に半分沈みかけたときに山荘に到着しました。雲のかかっていた富士山も全容を見せてくれまして、日没の荘厳な光景を楽しむこともできました。

 ところで、みやま山荘です。ここは7・8年ぶりですが、現在も由緒正しきランプ生活なんですね。ただ、前は暗い土間であったところが、綺麗な床の広間になり掘り炬燵もありました。ランプの数も増えて、人の顔も見えます(^_^)。だって前はほんとに暗かった。目の前の食事がなんであるか、口に入れるまで分からないくらいでした。2階
の宿泊場所も整備されてました。天井が低くて梁があちこちにあった狭い屋根裏部屋が広くなり、真ん中の通路を挟んで10個ずつくらいの布団を広げられるように変わってました。宿泊者も20人くらいでしたから、ひとつの布団で手足をのばせる状態でした。
 夕食ともなりますと、アルプス1週間縦走の荷物でありますからして、次々と食料・おつまみが出てきます。ここでB夫人が「歩くコンビニ」というニックネームを進呈された事は言うまでもありません。私は、ブランデーを提供しただけ(^_^;)。というわけで、腹もくちくなったところで、満月前の明るい夜空で星も見えないし、ガスも出てき始めたため、早々と寝ることにしました。

2日目
 ̄ ̄ ̄
 翌朝、5時に下の広間に下りましたが火の気がなく、あまりの寒さに満天の星空をじっくりと楽しむ余裕もありません。せめて身体の中から暖まろうと、予定変更して小屋で食事をしたため、ちょうど出発のときが日の出となりました。冬枯れの梢の間から赤く染まった千葉方面が見えますが、大きく開けた塔の岳からのご来迎に比べると、ここ丹沢山からの展望はもうひとつですよね。でも、どーんと広がる富士山を眺めて、不動の峰を目指しました。
 いつ降った雪なのか、1・2cmの積雪が残っています。寒くて乾燥しているためサラサラの状態でアイゼンは必要ありません。キュッキュッと言わせながら、本シーズン最初の雪歩きを楽しめました。このコースは今回のように天気が良いと、箱根方面、富士山は言うに及ばず、アルプス方面から秩父と視界が開け、遙か眼下には熊木沢と雄大な風景を眺めながらゆったりとした草尾根歩きを楽しめる好きなコースです。また、ガスが出て見通しのない時も、まるで夢幻境を彷徨っているような楽しみがあります。

 このコース唯一の岩というかザレ場の「鬼が岩」ですが、雪もなくもちろんアイゼンも使わずになんなく通過できました。コースを通して風が強くて寒~いという感じでしたが、おかげで空気も澄み、久しぶりの快晴と好条件で展望はばっちりであります。棚沢の頭、蛾ヶ岳では富士山とその右に拡がる聖岳から白峰三山・仙丈・甲斐駒と南アルプスの全容、更には阿弥陀岳・赤岳・硫黄岳の八ガ岳の大パノラマをじっくりと楽しみました。

 蛾ヶ岳の小屋には10名くらいの宿泊があったようです。山頂は完全に雪景色で展望を楽しんだ後、暖をとるため休憩させてもらいました。屋内のトイレを利用しましたが、やはり屋根を幌で応急措置しているせいでしょう、宿泊場所は冷え切っていました。私は、これまで通過ポイントとしてしか利用してませんが、再建される事になったそ
うで良かったですね。寄付申し込みの用紙をもらってきました。来年の7月~9月が再建のため閉鎖となっていました。

 蛾ヶ岳からドーンと下り原小屋平を経て雑木に囲まれた道を過ぎると、本コース最後の短い登りをヒーハーとひと登りで姫次です。カラマツ林の向こうに下りてきた蛾ヶ岳がどーんと聳えています。富士山の好展望地でもありますが、流石に食傷気味。

 黍殻山は敬遠して巻き道を通りましたが、手軽に行ける焼山では展望台に登りました。もう、カスミがかかってしまい展望はもうひとつでありました。突如現れる白樺林についての蘊蓄を偉そうに披露した後は、ひたすら西野々を目指しました。
 さて、その西野々へのコースですが、途中で焼山入り口へという分岐が2回出てきます。ここは、なにがどうであれ、焼山入り口へと下るべきであります。ご忠告申し上げます。ところが以前の経験をすっかり忘れ果てていた私めは、ひたすら西野々へと足を進めたのであります。ご存じと思いますが、バスの終点である西野々には店がありません。いや、あるにはありますが、ビールはおろか食料も手に入りません。仲間に平謝りして、次のバス停である焼山入り口へと車道歩きをしました。10分くらいですが、白い眼が痛かった(^_^;)。
 焼山入り口のバス停にはコンビニ風の店があり、もちろんビールも澗酒も自由自在であります。ところで、ここで件の二人組にまたもや遭遇。嫌がらせをしたわけではありませんが、こちらの足が遅いため、時間を読み誤ったようであります。ここは、もうお互いに開き直ってバスが来るまでの40分近くを談笑するしかありません。ねっ、Co
mpOnさん・・って、全く事情が違うか(^_^)。
           >私信モードごめんなさい、ALL

   久しぶりの団体引率で疲れてしまったHBA01110、横浜のOSK