北アルプス:岳沢ー前穂高岳ー奥穂高岳-涸沢
夫婦で山歩きホームページトップへ
昔の山記録とNIFTY山フォーラムへの原稿をもとにホームページ版にしています。写真も当時のデジカメは実用には遠い性能なので、銀塩のコンパクトカメラと使い捨てカメラの写真がメインになっています。昔の記念写真風で面白みがありません・・・・・2011/09/30

行程
1996年7月28日~30日
    7/28:新宿=(高速バス)=上高地-岳沢ヒュッテ
    7/29:岳沢ヒュッテ-紀美子平/前穂高岳往復-奥穂高岳-穂高山荘
    7/30:穂高山荘-涸沢小屋-本谷橋-横尾山荘-徳沢園-上高地バスターミナル
         =(高速バス)=新宿

○コースと概要  以下、クリックで写真拡大します
   7/28:新宿=(高速バス)=上高地-岳沢ヒュッテ
         8:20         15:00-15:30   17:45
   7/29:岳沢ヒュッテ-紀美子平/前穂高岳往復-奥穂高岳-穂高山荘
          5:40      8:52---10:17食事11:04  13:21-14:15   15:00
   7/30:穂高山荘-涸沢小屋-本谷橋-横尾山荘-徳沢園-上高地バス
          5:10    6:55-7:40   8:50    10:00  11:00-11:30  13:00
        ターミナル=(高速バス)=新宿
         15:15              21:??
山歩きしながら手帳に書いているメモの抜粋を添付→メモにジャンプ
             (2011/09/30:以前はこまめに、しっかりメモしてたなあ(^_^))

 北アルプスってでっかいですねえ。そして、やたら岩々したところなんだ(^^)。岳沢から前穂、奥穂そして涸沢へと抜ける超定番コースで遊んできました。実は、北アルプスは90年に立山(雄山)に行ったことがあるだけ、上高地も2回目なんです(^^ゞ。列車、バスの接続を考えるのが面倒で、ついつい足が遠退いていました。
 ところで、涸沢の状況ですが、こちらで頂いた情報を知らなければ、支障のあったことも気づかないくらいに回復していました。一部に迂回路があるくらいです。
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日 程:7月28日(日)、29日、30日
山 域:北アルプス
山 名:前穂高岳、奥穂高岳
ルート:
   7/28:新宿=(高速バス)=上高地-岳沢ヒュッテ
         8:20         15:00-15:30   17:45
   7/29:岳沢ヒュッテ-紀美子平/前穂高岳往復-奥穂高岳-穂高山荘
          5:40      8:52---10:17食事11:04  13:21-14:15   15:00
   7/30:穂高山荘-涸沢小屋-本谷橋-横尾山荘-徳沢園-上高地バス
          5:10    6:55-7:40   8:50    10:00  11:00-11:30  13:00
        ターミナル=(高速バス)=新宿
         15:15              21:??
天 候:晴(雷雨)
メンバ:連れ合いと二人
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一日目
 高速バスは、上高地に13:20到着の予定です。余裕で岳沢ヒュッテに入れる筈です。ところが、日曜日の逆コースだというのに、予想外の渋滞に出くわしました。7年前になりますか、中央高速の大渋滞でバスが遅れ、懐中電灯を使って八ガ岳の黒百合ヒュッテを目指した悪夢が、ふっと脳裏をよぎります。さいわい、15:30には河童橋を渡ることができましたが、今度は次第に近づいてくる雷鳴と競争となり、ヒュッテに入った途端に激しい雨となりました。これ幸いと、雨のシャワーで身体を拭き、さっぱりとして生ビールを楽しんでいますと、前穂の方から次々と下山してくる方達がいます。雨の中、あの岩々した所を下山するのは大変だったでしょう。ところで、ヒュッテの生ビールは800円です。どうして、河童橋の正面2階の店では1000円もするんだ(-_-メ)。

 登り始めたのが遅かったせいでしょう。岳沢から下りて来る人は大勢いましたが、登っていく人は少なく、家族の1組に出会った程度です。途中にある風穴では、雪渓からの涼しい風が吹き出していました。岩の隙間を延々とたどって来るのでしょうか。地中の構造はどうなってるでしょうね。
 さて、雨のせいで前穂からの下山が遅くなった人が多く、小屋はほぼ満員の状態になったようです。まあ、寝返りもできるし、快適な部類でしょう。雷雨の後にガスが出てしまったため、星空観察は諦めて早々と布団に潜り込み、なんと女子マラソンの中継を聞いてしまいました(^_^)。

二日目
 翌日は穂高山荘までという人が多いようで、皆さん出発は遅いようです。私どもも5:40と遅めに出ましたが、殆どの方はまだ山荘におられました。もっとも、途中で追いつかれ、追い抜かれ、吊尾根あたりで歩いているは我々だけという状態になりましたが(^_^)。
 花はこれからなんでしょうか、蕾状態のものが多かったですね。クルマユリ、ミヤマキンバイ、シナノキンバイ、ニッコウキスゲ、シャクナゲ等がちらほらと目につく程度でした。そうだ、ヒュッテの上のキャンプ場には桜が咲いてました。ハイマツのようにイジケタ桜(ゴメン)です。
 雷鳥広場、紀美子平は登り/下りの大勢の人で溢れており、雷鳥が遊びに来ようかというような雰囲気じゃありません(;_;)。紀美子平に荷物を置き、セーターと水だけ持って前穂を目指しました。なかなかにキツイ岩の斜面なんですね。やっとたどり着いた頂上からは、上高地を挟んで常念岳、大天井岳、反対側には奥穂方面、槍ヶ岳の展望が得られました。頂上から北東の方にドーンと落ち込む尾根、北尾根があります。登山コースとしては記載されていませんが、「ここは下れるんだ」と言ってる人がいました。凄いですね。私は、ご遠慮申し上げたい(^_^;)。吊尾根にも下りて行けそうな北西に落ちていく斜面もありますが、当然パス。穏当に紀美子平へと戻りました。この程度のスリルで十分であります。

 紀美子平でゆっくりと食事をし、「あとは吊尾根を2時間で頂上だ、等高線も詰まってないし、楽チンであろう」と出発。これが、とんでもない誤解でありまして、ガラガラ崩れそうな石の堆積した登山道を延々と上り下りさせてくれるではありませんか。加えて、足を滑らせると遥か下まで一挙に降りて人生を精算できそうな斜面の連続。これだけ長時間に渡る緊張の持続は、流石に丹沢では経験できませんね。丹沢ですと、おそらく梯子、鎖があるだろうと思われる所も岩がむき出し。まあ、そんな所まで付けてるときりがないでしょう。梯子がないと動けないだろうというポイントに絞っているようです。そんな事は、皆さん百も承知でしょうが、ド素人の私達は新鮮な緊張を味わえました。

 なんだかんだで、やっと到着した奥穂の山頂、槍の方面は雲を被ってはいますが、いやあ感激であります。早速、穂高神社の祠に挨拶しまして、石を積み上げた大きなケルンによじ登り、「はい、ポーズ」。と、ふと見ると、ケルンの親分ではなく穂高神社の祠ではないですか。なんと、踏みつけてしまった(^_^;)。
 ガスがさっと晴れると、見えました。馬ノ背とジャンダルム。「なっなっなんなんだ、これは人が歩けるのか」。実は、最初の計画では西穂から奥穂に抜けて来る計画でしたが、(危)情報を見て取りやめました。いやあ、やめて良かった。でも、奥穂山頂からの大勢の視線を集めながら、すっくと直立して悠然とジャンダルムを歩いてくる方達がいるんですねえ。あるいは、視線を気にしての無理な姿勢かな(^_-)。
 展望はもうひとつでしたが、涸沢岳に北穂、そして更に奥には雲を被った槍ヶ岳と荒々しい縦走コースが見られます。
 折角の山頂であります。時間もたっぷり、のんびりとトカゲを決め込みましたが、そろそろ引き上げないと雷雨に会うかもしれない。もう山荘も近いと気楽に歩きだしましたが、なんのなんの相変わらず厳しい道が続きます。特に、直下に穂高山荘の見える急斜面はなかなかのものですね。短い距離ですが、鎖・梯子にボルトと緊張させられました。崖っぷちであろうと、脳天気に歩く連れ合いですが、ふっと恐怖を感じたらしくて一瞬すくんでしまいました。

 なんとか無事にたどりついた穂高山荘、いやあ立派な施設ですね。早速、非飲料水で身体を拭きサッパリとしたところで、テラスに出て食事の準備と明日の飲料水作りにとりかかりました。いえね、「雪渓の融水で、身体にあわない場合もある」なんて書いてあるもので、不安になって貰った水を沸かしました。ところで、九州の焼酎「百年の孤独」って御存じ?。山の上で飲むこれが実にうまい(^^)。
 夕方に、またもや雨です。土曜日の夜は1000人も宿泊、人で溢れたそうです。そうだろうと、週末をはずしたわけですが、それでも雨の中を奥穂から次々と下りて来ます。岳沢ヒュッテより混んでしまった。まあ、こんなメインコースに来たわけですから、仕方ないと諦めの境地です。気圧の影響で壊れかけていた治療済みの歯が痛みだすわ、人いきれで暑苦しいわで、一睡もできなかったですが、身体を横にできただけでもありがたい。
 雨もあがりましたが、雲はそのまま。星空観察は諦め、明日の日の出に期待して横になりました。

三日目
 翌朝、奥穂の山頂で日の出を迎えるのでしょう、早立ちの人が大勢います。軟弱組の我々は4時起きです。手回し良く、昨晩のうちに手に入れた弁当を食べながら、小屋の前のテラスで日の出を待ちました。蝶ヶ岳、常念岳の向こう、遥か東の空が赤く染まる大イベントを満喫して、さあ下山です。小屋を出たすぐの所は雪が残っていますが、ほんの数mも行くと、またまた石の堆積した歩きにくい道となります。ここからがザイデングラートという所なんでしょうね。日当たりが良いせいか、岳沢側よりは花が多いようです。こちら側も涸沢小屋まで岩々した道でしたが、岳沢側よりは歩きやすいですね。右手に大きな雪渓を見ながら岩尾根を辿っていくと涸沢小屋です。ここで休憩していると、紀美子平の手前で会った老夫婦が下りてこられました。おそらく70代ではないかと思いますが、あちこち歩かれているようで、穂高は3回目だそうです。今回は、足の調子がもうひとつであり、北穂はやめたとの事。そう言いながら、横尾まで私達と前後しながらの下山となり、その足の速いこと。こちらが、必死になって歩いて、やっとついていける速度です。連れ合いと「俺達は十年後ですら、ここへ来る元気もないだろう」と感嘆しました。

 涸沢小屋からは涸沢ヒュッテの方へ下り、テント場の所で左の分岐に入ります。これは、エリアマップには載っていないコースのようです。分岐のところの臨時案内所で教えて貰いました。テント場を過ぎると雪渓歩きとなります。20分弱歩いたでしょうか。アイゼンは必要なかったです。
 雪渓を過ぎると、林の中の歩きやすい下り道となりました。本谷橋、横尾大橋を通過して横尾山荘ですが、FYAMAREPの情報に出ていた崩壊は修復されたようです。全くわかりませんでした。

 横尾から上高地は長かったですね。久しぶりにマメを作ってしまいました。やっとたどり着いた河童橋を渡り、人目を避けて裸になり沐浴、身体を拭かせてもらいました。梓川の水は冷たいですねえ。どうして、水遊びをしないのかなと不思議でしたが、この冷たさでは水にはいるのは無理ですね。で、さっぱりとしたところで、生ビール。そこで、冒頭の何故に高いんだという感想になるわけです。

 帰りの高速バスも多少遅れてしまい、自宅に帰ったのは23時過ぎ。翌日の出社は、流石にしんどかったです(^_^)。

                   HBA01110、横浜のOSK
岳沢ヒュッテ、重太郎新道、吊り尾根、紀美子平、前穂高岳

岳沢ヒュッテ

紀美子平

前穂高岳

前穂から奥穂方面
吊り尾根、奥穂高岳、ジャンダルム、槍ヶ岳

吊り尾根から

奥穂高岳

ジャンダルム

槍ヶ岳遠望
穂高岳山荘

奥穂高岳から山荘

山荘から日の出

山荘から常念岳方面

山荘から奥穂高岳
山荘からザイデングラード、涸沢へ
涸沢から本谷橋そして河童橋へ
山歩き中のメモより
7:40 新宿ターミナル
  噂に聞くホームレスの集団は凄い。川崎の比ではない。完全に部落を作っている。スローガンだの
  会長だのの表示はお笑いだが。きっと、周りにおだてる奴等がいるのであろう。それにしても、臭い。
8:20 バス出発
  受け付け、7:50。山歩きの感じの人が多い。隣に白馬行きのバス。我々の方は、隣の列2名が
  来なかった。それ以外、ふさがっている。それにしても渋滞が酷い。
  眠り込んで、もうだいぶ来たかなと目を開けると、まだ八王子の手前。
13:00 安曇野
  風穴の里。休憩やめていってほしいよ。865m。
14:20 沢渡サワンド
  なんと、ここで低公害車とかに乗り換え。遅れているのに、また待たされる。
15:00 上高地
  中の湯まで、もっと混んでいたらしい。1時間以上といわれて、多少の夜間歩きも覚悟したが、
  渋滞が解消したらしい。バスターミナルは帰る人でごった返していた。河童橋まで列ができている。
  岳沢ヒュッテに遅くなる旨、電話を入れる。
15:15 出発
  15:35に登山口。下りて来る人達は、だいぶいたが、登りは1組のみか?静かな山歩きだ。
16:10 風穴
  下山者が大勢、涼んでいた。本当に涼しい風が吹き出して来る。どういう仕組みになっているんだろ。
17:45 岳沢ヒュッテ
  雷鳴が次第に近づいて来て、あせる。到着とほぼ同時に雨になる。
  早速、生ビール。小で800円は高いか。屋根から落ちて来る雨のシャワーで身体を拭く。
18:45 食事終了
  3巡目だったかしら。ご飯のおかわりはあるものの副食は貧しいか。
19:00 寝床へ
  空は明るいが曇っていて星空は無理。早々と寝床へ。奥の列があいている。寝苦しかったら、
  あちらへと狙っていたら大阪組のおばさんが二人来る。残念。
  女子マラソンの中継を最後まで聞いてしまった。

7/29
5:40 出発
  上のテント場を通過。石がごろごろしていて寝難そう。サクラが咲いていたらしい。
6:50 カモシカ立場
  団体で来ている20代前後の男性。ひとり、足が早くて、後続を30分、50分と待っている。この
  後、上高地まで前後する。
8:20 雷鳥広場
  携帯通じた。結構な人で、これでは雷鳥が出て来そうもない。足立から来た老夫婦と会う。
  70代だろうと思うが、お元気。両手両足を駆使するこんな岩場をよくぞ。穂高は3回目、北穂も
  行ってるらしい。この後、涸沢小屋で会う。流石 に両手両足を駆使する岩場では慎重だが、
  涸沢小屋からの下りでは、おじさんの速度は、俺等の最高速と同じだった。
8:52 紀美子平
  登り、下りの交点であり、前穂への入り口でもあるため大勢が休憩中。
9:37 前穂
  北尾根の厳しい尾根にびっくり。吊尾根には出られそうだが、どうもコース指示が無いらしい。
  これだけの厳しいコースだと身動きできなくなる可能性あり。
10:17 紀美子平
  湯を湧かす。持って来たご飯もの、なんと炊いて蒸らして、20分以上かかる。レトルトと違うじゃない。
  諦めて、カップラーメンにする。少し、人は減ったが、それでも大勢。後から来た若者が煙草を
  ねだりに来る。禁煙してるのかな。
13:09 南綾の頭
13:21 奥穂
  やったあ。3155m。穂高神社に参拝。大きなケルンだと思って登ったら、祠であった。
  ガスがかかっており、槍は見えない。しばらくすると、ジャンダルムがガスの中から姿をあらわす。
  いやあ、馬ノ背のナイフリッジも合わせて、きつそう。自分は歩けそうもない。数人、歩いて来る人
  がいる。日本昔話の山みたいなオムスビ形だ。
15:00 穂高岳山荘
  山荘の直上の斜面、これはきつい。急斜面に梯子とボルト。腹を壁に向けた岩登りスタイルで
  取り付かないと無理。もう小屋だと緊張がほどけていた連れ合いが暫く動けず。
  もちろんビールそして与えられた場所にザックを置いて、身体を拭く。
  必要なものだけ持って外へ出る。雪渓の融水をもらってわかす。軽食と持って来た酒。
  途中で、雨が降り出す。
18:00 食事
19:30 寝る
  ロビーで時間つぶすが、曇りで星空は駄目。寝る事にする。暑い。人いきれだ。
  隣のおじさんの体温が高い。布団にふたりだが、岳沢よりきつい。歯も痛くて眠れない、
  ロビーに出て寝られそうな場所を探す。机の上がいけそう。布団を探すが見つからない。
  ないと風邪をひきそう。諦めて戻る。

7/30
4:00 起床
  昨晩、入手した弁当を食べる。いよいよ日の出だ。前の広場から常念岳・大天井岳の遥か向こう
  の空が赤く染まる。山荘の前の広場に大勢。雲が多く、太陽は見えない。
  雲が次第に明るい赤に変わって行く。
5:10 出発
  山荘を出てすぐの所に雪田。数mくらいの距離。下り坂だが、アイゼンはいらない。
6:55 涸沢小屋
  ザイテングラードがどの部分に該当するのかわからないが、広い沢の源頭の真ん中に岩尾根が
  はしっている。右は大きな雪渓。左は砂礫。岩部分を下るわけだが、結構急斜面で両手両足を
  駆使する。下から雪渓を登って来る小集団。人が小さく見える。本当に広いのだろう。
  歩き難そうで、のろのろ動いている。スキー用と思われる赤いロープがある雪渓の中心部は
  傾斜あり過ぎて登のがたいへん。途中から通常の砂礫の道へ移動して来た。
 小屋前のテラスで休憩。コーヒーをとる。ゆっくりしていると、足立の老夫婦が来る。足の具合が
  悪くて北穂をやめたそうだ。横尾まで前後するが、足の早い事。
8:05 雪渓終わり
  ヒュッテ方面に下る。地図だと、下らずに稜線を行くか、ヒュッテを周りこむ。先に出た老夫婦は、
  途中からテント場の方へ入って行く。はて?近くまで行くと、臨時の案内所。テント場の中を水場
  へと降りる道が、そうらしい。崩壊で変わったのかな。
  結構、長い雪渓がある。表面が溶けはじめており、汚れているのでアイゼンなくとも大丈夫。
8:50 本谷橋
  気持ちの良い沢。大勢が休んでいる。足立の御主人の方は先に到着。大きな棒をついた足を
  痛めたおじさんもいて、たいへんそう。やっと歩いている。家族で来ているようだ。
10:00 横尾山荘
  途中、沢コースと増水時のバイパスコースに別れる。沢コースの雰囲気よし。追い抜かれた
  足立のおじさんに追い付こうと加速。精一杯のスピードであった。
  直前の横尾大橋が崩壊していたのであろう。完全に補修されていた。かけ直したのかも。
11:00 徳沢園
  結構、長い。足の裏が過熱。まめができそう。休憩、ジュースにする。パンとお菓子を食べて
  いると日大?の医療所の学生が寄って来る。アンケート。
12:12 明神館
  観光者と混じりだす。ここで、風呂を聞く。情報無し。
12:50 小梨平キャンプ場
  ここにも風呂はあるらしいが、利用できるのは夕方のようだ。かなり足にきているので、
  休みたいが直進。ここらまで来ると完全に観光地。
13:00 河童橋
  バスターミナルへ。平日のためか、人は少なめ。高速バスに帝国ホテル前で拾ってもらえるか
  交渉したが駄目。この足では、歩いて往復する気がしない。連れ合いは有料トイレで身体を拭く。
  狭っ苦しいのは嫌なので、自分は河童橋から遊歩道に戻り、梓川で身体を拭く事にする。