茅ヶ岳、金ヶ岳
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NIFTY山フォーラムの前の草の根BBSなどに関係していたときの記事から流用です。
    ・・・2011/09/24。

行程  1995年1月15日
  中央線・韮崎=東大宇宙線観測所-金ヶ岳-南峰-茅ヶ岳-女岩-大明神開拓地-穂坂=韮崎

JSWさん(11月13日)、金堀吉事さん(12月10日)の報告にありました茅ヶ岳に行ってきました。金堀吉事さんとは逆コースになりますが、東大の宇宙線観測所から金ヶ岳をとおり、茅ヶ岳へ、そして大明神という縦走コースです。
 深田さん終焉の地という事で茅ヶ岳が有名ですが、どちらかというと私は、金ヶ岳の方が好みにあっています。宇宙線観測所から一直線の急斜面をふうふう言いながら登り、山頂手前の岩場でふと振り返ると、八ガ岳の裾野からゆったりと広がった北巨摩郡と甲府盆地、そしてその後ろに屏風のようにそびえる南アルプスと八ガ岳という大パノラマを見ることが出来ます。
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日 程:1月15日(日)
山 域:中央線沿線(甲府盆地北部)
山 名:金ヶ岳1764m、茅ヶ岳1703m
ルート:中央線高尾==韮崎=タクシ=東大宇宙線観測所先の登山口
       7:27      9:39  3370円     9:55
    登山口-見晴らしの良い岩場---金ヶ岳---南峰-茅ヶ岳
     10:03    11:30         12:13~12:50  13:10 14:00
    茅ヶ岳-女岩-大明神-喫茶店=タクシ=韮崎
     14:21  15:06 15:54   16:10  2830円
天 候:快晴の筈でしたが・・・ときどき曇り、雪もちらほらと(;_;)
メンバ:地域団体で知り合った20代の若者とふたり
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 山行きとなると、朝の5時でも機嫌良く目覚めます。連れ合いを起こさないように気遣いながら朝食を終えて、外に出ますとオリオンが煌々と輝いています。これは、素晴らしい快晴で大展望に恵まれるぞっと勇んで駅へとむかいましたが・・・。
 高尾で相棒と落ち合って小淵沢行きの普通列車に乗ります。約2時間で韮崎に到着しまして、昨晩予約しておいたタクシーで即出発しました。実は、1昨年にお世話になったドライバーを指名で予約していました。
 街を抜けると、殆ど一直線に金ヶ岳に向かって延びている舗装農道に出ます。地元の方は、どうも曲がった事が嫌いなのか、牧場、宇宙線観測所をすぎた登山口からの道も、山頂に向かってまっしぐらといった急斜面の道になっています(^_^;)。

 植林帯を過ぎてシラカバが目に付くようになると岩場が出てきます。もちろん鎖も必要のない様な岩場ですが、ここまでくると冒頭に書きました大パノラマが背後にひろがってくれます。山頂まで雪は全く無かったですが、八ガ岳方面から吹いてくる風が強くて、やたら寒かったですね。山頂は、茅ヶ岳ほど広くはありませんが、展望はこちらの方が良いんじゃないかと思います。食事を用意しながら、奥秩父、八ガ岳、南アルプス、富士山と360度の眺めを楽しめました。本当は、北アルプスに中央アルプスも見える筈ですが、本日は雲の中でした。
 南アルプスも稜線部分は雲に隠れていますし、八ガ岳は中腹くらいまで雲を被っていました。この連休に北八ガ岳に行かれた風来森人さん、流れ星子さん他は星空を楽しめたでしょうか。こちらからオーイと呼んでみましたが、声届いたかしら。食事をしていますと、空から白いものが舞い落ちてきました。ひょっと顔を上げると八ガ岳と南アルプスの手前に黒い雲が広がってきています。そこから風にとばされてきた雪のようです。いやあ寒いと、そそくさと食事を片づけて茅ヶ岳に向かいました。

 いったん下り南峰を登り返した後、また下って登ると茅ヶ岳ですが、両者とも登りは雪がコチコチに凍り付いていました。流石にアイゼンが無いと恐くて歩けません。着けたりはずしたりで手間取り、やっと茅ヶ岳に到着ですが、雲が次第に増えてしまいました。唯一、雲のない奥秩父の山並みを楽しんで下山する事にしました。
 石門(これって自然の門なんですかしら)を過ぎ、金堀吉事さんの書かれていた女岩でおいしい水を堪能した後は、ひたすら大明神まで下るだけです。それにしても、落ち葉がすごかったです。足首まで埋まるほどです。クッションが効いて気持ちがいいですが、地面が見えないものですから、小石なんかに足をとられて何度も転んでしまった(;_;)。

 アイゼンの装脱着と痛めていた足首への不安から、予定より1時間ほど遅れて大明神に到着しましたが、幸い近くの喫茶店が開いていまして、タクシーを呼ぶ事が出来ました。ここが開いていないと、更に40分ほど先の民家まで電話を借りる場所がありません。
 プラトーオクシガというオートキャンプ場もある店です。11月から冬場は金土日月のみ営業しているそうです。定時は17時閉店らしいですが、客がいないと15時にも閉めるとかで、若干あてにならないようです。電話は、0551-22-2727です。
 15分ほどで来てくれたタクシーで韮崎に戻りまして、普通列車そして甲府で特急に乗り継ぎ、帰ってきました。
                     HBA01110、横浜のOSK

PS 鍋割山オフで痛めていた足首も、無事でした(^_^)。