八ガ岳:硫黄岳、天狗岳
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  NIFTY山フォーラムの前、草の根BBSの時代に地域パソコン通信でSIGOPしていたときの記事から流用です。・・・2011/09/07。

行程  1991年7月21日、22日
    7月21日 横浜市内=八王子=茅野=美濃戸口-美濃戸山荘-赤岳鉱泉-硫黄岳-硫黄岳山荘

    7月22日 硫黄岳山荘-硫黄岳-夏沢峠-根石岳-天狗岳-黒百合平-渋の湯=茅野=八王子

 いやあ、目一杯の疲れとともに八ヶ岳より帰ってきました。

 日曜日は、中央線 茅野駅に近づくとともに天気も良くなり、梅雨明けかといった雰囲気です。茅野駅には予約してあったタクシー会社の人が札を持って迎えにきてくれていました。駅から登山口の美濃戸までは約30分で4000円弱です。

 流石にこれから登ろうかという人は少なかったですが、下山してくるハイカーとは随分すれ違いました。なんでも、「土曜日は前半は雨で、やっと日曜になって好天になってきた」という事で、やはり日・月と予定を組んだのは正解であったと思ったが、これが浅はか・・・明けて月曜日は(:_;)。

 ま、ともかく順調に赤岳鉱泉を経由して硫黄岳に到着。もっとも前半はほぼ標準タイムで歩けましたが、後半は亀さん。7時間半もかかってしまい、横岳往復は断念し、硫黄岳石室のある「おおだるみ」付近のお花畑散策を楽しみました。コマクサ、シャクナゲ、ミヤマキンバイが見事でした。

 夕方から雲が出始め、硫黄岳からは天狗岳、蔘科とか赤岳、阿弥陀といった近傍の八ヶ岳連峰はともかくとして、アルプス方面の眺望は得られません。6時の夕食を終えるとガスがひろがり始め、視界が非常に低下して、星の観察は全く駄目でした。

 翌日は、日の出を見ようと4時起きしましたが、これまた雲が厚くてがっかり。雨が降らないだけ幸いと硫黄岳~根石岳~天狗岳にむけて出発しましたが、世の中そんなに甘いものじゃない。 風は強いものの、硫黄岳すぎたあたりでは、まだ小雨程度でしたが、天狗岳に近づくにつれ本降になってしまいました。

 災難はこれだけには留まりません。天狗岳までは、まだ遭遇する人もちらほらで、それなりに雨風を楽しんでいましたが・・天狗岳を下り始めたところで不幸は始まります。そうなんです、黒百合に泊まったという中学生の大集団に会ってしまいました。雨でつるつるの岩場の狭い道で身動きできなくなるは、うるさいはで頭が痛くなるどころか、身の危険まで感じました。全く、こんなとこまで大勢のジャリ連れてくるなよな(^_^)。黒百合に着いても、この集団が溢れかえっていて、小屋にも入れない。

 雨が収まりそうもないし、大集団遭遇でやたらに時間をくったので、中山~高見石コースを諦めて、黒百合から渋の湯にエスケープすることにしました。が、ここでまた大集団と一緒になってしまいめちゃくちゃ。やっとの思いで渋の湯に到着、温泉で汗を流し、帰ってまいりました。