香港トレイル(一部):ビクトリアピーク、シャープピーク、
             ライオンピーク
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行程  2019年5月10日~14日
     5/10 徳島市=関空(泊)
     5/11 関空=香港-ビクトリアピーク=九龍(ホテル8ディグリーズ泊)
     5/12 ホテル=西貢ぎ半島 西湾亭-ハルティン湾-シャープピーク-チェッケン埠頭
          =ウォンシェク(黄石)=ホテル
     5/13 ホテル=ライオンロック登山口沙田凹道(シャーティンアウ)-ライオンピーク
          =香港空港=関空(泊)
     5/14 関空=徳島
       徳島から関空は、首都圏時代の成田に比べて非常に交通が不便。
       どうしても、空港での前後泊が必要、時間も経費も無駄になる。徳島からもう一人のツア仲間に
       南海フェリーの夜行便を教えて頂いた。次はこれだ!!

コースと概要  写真拡大はまだできません・・・取りあえずMIXIの簡易記事を流用です(^_^)
 香港トレイルの全体像(今回はそのほんの一部のみ)

全トレイル
高層ビルが密集する市街地の背後に山々が連なり、摩天楼の裏側はいきなり山。六甲山系のイメージに近い。かつ、ハイキングの先進国、イギリスの歩く文化が浸透している。いくつもの自然特別区があり、山々や海岸には何本ものトレイルが整備されている。治安は良好で、猛獣もいない香港は、じつはハイカーズ・パラダイスなのである。山歩き好きの対象の一つ。

マクリホーストレイル
とりわけ、このマクリホーストトレイルは全長100Kmで、香港最長のロングトレイル。
それぞれに特色がある10のセクションに分かれているらしい。
もちろん、今回の体調ではとても無理だし、長めの滞在も必要。
 
山のパートナーでもあった妻が亡くなる直前に行こうね、連れて行くよと約束した山がいくつかあるが、その中でこれが5番目の最終の山。
たまたま、海外の山専門のツア会社アルパインツアサービスが創業五十周年記念で特別企画をしていた申し込む。初日はビクトリアピーク。17年前に四川省の奥にある海螺溝(ミニヤコンガのある山系)に行ったとき、

全行程

ビクトリア

シャープピーク

ライオンロック
香港で国内線に乗り継いだ。帰りの香港で待機時間が長く二階建てバスとケーブル利用で訪問して以来。
シャープピークは標高1000mに満たないが、海岸まで何度かアップダウンしてやっと登頂スタート、ザレ場の急斜面もありなかなか手強い。
最終日のライオンロックは、一部に岩露出部あるものの長い階段で整備されている。

5/10 徳島=関空
松茂に車を置き、リムジンバスで関空へ。関空では、ファーストキャビンというカプセルホテルに宿泊。エコノミークラスだと部屋に荷物を置けないらしい。ファーストクラスはスーツケースとザックを拡げるスペースはあるものの後は小さなテーブルとベッドのみ。ドアはなくアコーディオンのみ。廊下と階段を行くと大浴場とトイレ。これで7200円は安いのか高いのか?
胃は復調していないが、同じ階にあった松屋で牛丼を食べる。

関空エアロプラザ

ファーストキャビン
5/11 香港、ビクトリアピーク

ツア仲間は9人、7人は60代の女性。皆さん、百名山から海外の山も沢山経験なさった強者。おひとりは、この後はピレネーお予定でその次はパタゴニアと仰ってました(^_^;)。
男性はふたりだけ。内臓の殆どを手術して取り除いたとの事。流石に、トレッキングコースはパスなさっていたが、気力が凄い。

バスでケーブル駅 山頂施設まで行って、ビクトリアピークを周回。下山後は杭州料理を楽しみ、ビクトリアハーバーをフェリーに乗って夜景を見てホテルに。
ケーブル(ピークトラム)は保守で休んでいるらしい、2002年の海螺溝のトレッキングの帰りにピークトラムの駅に移動、山頂駅まで行った懐かしい場所。
記録見る17000歩くらいで最高地点が約500m、歩きやすい遊歩道。この程度ならぎりぎり体調でもOK(^_^)。

眼下の街

コンロンカ

インドゴムの樹
コースのほぼ終点で怪しげな?おじさんが中国版クレープのようなものを販売してました。
ここから更に遊歩道を下りて日本の総領事館そして公園を通過してチャーターバスに 。
そして、杭州料理のレストランへ。不調な胃には優しい味だが、皆さんの半分くらいは食べられたか。まだアルコールは受け付けられず、炭酸飲料で我慢です。この後は湾内をクルーズしてホテルに。
5/12 シャープピーク
初日は楽ちんなビクトリアピークの周回だったが、翌日はアップダウンしながらふたつの海岸を通過して、ガレ場のある急斜面のシャープピークの登頂。
アップダウン繰り返して海岸浜辺をふたつ通過。最後の浜辺でランチの後、いよいよピークへの出発。
まだ行けるだろうかと思いながらも登頂グループに参加。

ホテル近くコンビニ

8度傾く(錯視)ロビー

出発

川沿い
ホテルからチャータバスで移動。トレイルの出発点へ移動。
海抜ゼロ地点と峠をアップダウンしてのトレックキング。
やっと第一浜辺に出たが、店はあったが、食事は、更に峠を越えて二つ目の浜辺らしい。

一つ目の海

峠越え

浜辺の店
やっと最後の浜辺の店でランチ。流石に不調の胃にはちと辛い。路地を抜けて、いよいよ登頂への出発。
コース途中の花達

テンニンカ

アダンの実
何故か野良牛が多い場所で、牛糞があちらこちらに。ネパールみたい。
暫く歩くとピークと下山コースの分岐点に。ここで登頂組と下山・観光組に分かれる。手術された男性と妹さんは下山に、自分はなんとか登頂してみようと。

この手前でリタイヤ

登頂組の下山

最初の分岐に戻る
しかし、やはり体調の問題が(^_^;)。足は問題なく動くだが、ガレ場でのバランス感覚が戻ってこない。皆さんのスピード(実際には山馴れた方には普通かな)についていけない。迷惑かけるので、更に急斜面のガレ場になる手前でリタイする。約40年の山歩きで、天候以外の理由でリタイヤは初めて。この場所で登頂組が戻ってくるまで約1時間の待機。
下山し港に出てフェリーに乗船。到着した港で待機してたチャーターバスで広東料理のレストランに移動

豪華クルーズ船

ヨット繋留

意味不明の行列

名物 酔っぱらいエビ
優しい美味しい料理にだいぶ食べることが出来、2週間以上ぶりにビールも(^_^)。
そして、香港で有名な光と音のショー「シンフォニー/オブ/ライツ」を鑑賞してからホテルに帰還です。
5/13 ライオンロック
香港トレイルのツアも最終の三日目。
軽くライオンロックのトレッキングをして、ホテルで慌ただしくシャワーしてチェックアウト。空港でチェックインした後、空港内の飲茶の店でランチというスケジュール。

ロビー
連泊したホテルは、だまし絵のように8度傾いたロビーになっていて、頭が少しぐらぐらする。ここで昨日の朝にタブレット用SIMを購入したが、利用する時間があまりにも少ない・・・勿体なかったかなあ。
ライオンロックは標高495mの低山で、道も一部を除き整備されていてスニーカーでも歩くことができるそう。 ただ、この日は帰国のフライトとその前のランチが控えており、出発は早い(^_^;)。6時モーニングコールで6:30朝食、7時出発と慌ただしい。
出発して整備された登山道(遊歩道)を約1時間で山頂、ライオンロックの頭の部分は本格的なロッククライミングでないと登れないとの事。
トータル2時間ほどでトレッキングを終了、15000歩程度かな。
これまでのトレイルとも近く、標高はあまり変わらないので花も同じものばかり(^_^;)。
ホテルでシャワーして空港へ、空港での飲茶レストランも美味しかった。隣には豪華そうな回転寿司の店もありました。
ここで早立ちの成田組と別れて、関空組の二人だけで搭乗待ち。
関空では家まで戻る便がないため、またカプセルホテルで一泊、いやあ不便だわ。
短いツアとはいえ体調不調のなか多少こたえたが、
取りあえずは意識が遠のく前にパートナーと約束した山の五つ目を完了です。
これまでになく持参の薬も多くて、逆流性食道炎のカプセル、いつもの血圧薬、尿用のベタニス、睡眠導入剤から腸の薬等々とまあこれまでの海外旅より多かった。
帰国して三日目の昨日にはなんとか胃も普通になりかけて、頭の霧も少し晴れてきた。で、高齢者免許更新で必要な認知検査も問題なくクリヤできました(^^)/。
余談
これまでになく持参の薬も多くて、肝心の逆流性食道炎のカプセル、いつもの血圧薬、尿用のベタニス、睡眠導入剤から腸の薬等々とまあこれまでの海外旅より多かった。念のために尿漏れパンツも(^_^;)。
帰国して翌日から無理矢理スポーツクラブを再開、そして三日目に胃も普通になりかけ、頭の霧も少し晴れる。高齢者免許更新で必要な認知検査も問題なくクリヤできた。
6日後には山歩き再開。気になったバランス感覚は回復。香港トレイルでのふらつき感は、食べてないので低血糖症状になっていたみたい。エネルギー不足で脳が働かなくなるらしい。飴かブドウ糖の塊をなめると良かったのかも。
いつもは、足の裏が世界中の山道と繋がった大地に貼り付く感じで気持ちよく歩いているんだが、香港では足が大地から浮いてしまい安定せず。 やっと、大好きなその貼り付く感じが戻ってきた。