世界遺産アンコール遺跡を歩く
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B3/1 プノンクーレン、ベンメリア遺跡へ
 バスで約2時間、アンコール帝国の聖なる山・プノンクーレンへ。ジャヤヴァルマン2世が、ヒンズー教の祭儀で神なる王の戴冠式(802年)を執り行なった場所らしい。雨期には泥濘になるだろう凸凹道を走り山に入っていきます。持参したGPSでは標高が約300mでした。この山から切り出した石を雨期にアンコールの方へ運び寺院、王宮など造営したそうです。
 まずは川底の遺跡へ。シェムリアップ川の源流?になるらしい川底の石に多数の彫刻があります。ヒンズーのシヴァ神、ヴィシュヌ神の彫刻と四角のリンガ台の上に丸いリンガが掘られた千本リンガ。リンガが男性、リンガ台が女性の象徴だとか。
 大きな涅槃像をまわってから滝のあるピクニック小屋・食堂のある施設へ。ここで弁当昼食をとって、次のベンメリア遺跡へとバスで移動。
 ベンメリア遺跡はまだ修復が始まったばかりで、崩れた大きな石があちらこちらに積み上げられていました。崩壊した施設の中、積み上げられた石を登ったり下りたりとなかなかワイルド。いかにも遺跡という雰囲気はなかなかのものです。


大きな池:沐浴場?

プノンクーレン ゲート
シェムリアップから北東に約50Kmのアンコール帝国の聖なる山・プノンクーレンへ。乾期で乾いた凸凹道路でホコリっぽい。雨期には泥濘でたいへんそう。料金所(20ドル?)から標高をあげていく道の両側にはアンコール遺跡群に切り出して使ったらしい岩の塊があちらこちらにあります。切り出して、雨期に運んだらしい。
バスを降りて、近くにある川底の遺跡へ。シェムリアップ川の源流(クパール・スピアンが源流?)になるらしい川底の石に多数の彫刻。ヒンズーのシヴァ神、ヴィシュヌ神の彫刻と四角のリンガ台の上に丸いリンガが掘られた千本リンガ。リンガが男性、リンガ台が女性の象徴だとか。山道を奥に行くと湧き水の小さな池があり、札を投入すると色がついて光るらしい?。

リンガ、リンガ台

幸運の湧き水?

プリア・アントンへ

参道 売店

参道 売店

プリア・アントン 入口
続いては涅槃像のあるプリア・アントンへ。地元の子供たちが群がってくるのは、涅槃像の参拝で脱いだ靴の番をする事で稼ぐためらしい。
参道には土産物と参拝時にお奉りするグッズ、魚の串焼きなどの露店が並んでいます。大勢の参拝客もいて観光遺跡ではなく現役の寺院ですね。ちょっと調べてみましたが、いつ頃に造営されたのか判りませんでした。涅槃仏"プリア・アントン"は全長9.5mだとか。

シジミの乾燥

添乗員さん 靴番

涅槃仏

涅槃仏建屋の下

涅槃仏建屋の下

涅槃仏建屋の下

昼食のピクニック小屋へ移動途中です。隣のベトナムでは鳥フルの死者が出ていますが、カンボジアではどうなんでしょう。そんなの調べてもいないから判らないとの事。内乱時代の弾丸も吊されていたりとなかなかの迫力です。

毛皮と掴まえた猿を売ってました。

猿は美味いとか

内乱時代の弾丸か?

売店の可愛い子

小滝

ヒンズーのヴィシュヌ神

水浴びの子供
昼食は川沿いのピクニック小屋。現地の人達も大勢来ていました。家族連れも多くて水遊びを楽しんでいます。我々も利用した草葺きのピクニック小屋も昼食をする現地の方達でいっぱい。鍋(ジンギスカン鍋、火鍋のような構造)の汁をご飯にかけたり、チキン、焼き魚を食べながらビールを飲んでいます。

寄ってきた子供達

沢山のビール

我々の弁当
携帯電話も駆使しているし、ここに来る人達はカンボジアでも裕福な方達なんでしょう。
一方では、小屋の回りに裸足の地元の子供が集まってきます。お客からの食べ物を待っているようです。裸足、裸の子供が多いですが、食べ物はあるようで痩せこけた感じはありません。

午後からは南にバスで1時間半ほど移動。ベンメリア遺跡です。
「東のアンコール」と呼ばれており「花束の池」という意味だそう。、アンコールワット建造前の11世紀末ころ建てられ、宮崎駿監督の『天空の城ラピュタ』のモデルになったという説もあるとか。

地雷撤去の標識

ベンメリア入口

ベンメリア
観光案内には「アンコールワットに次ぐ規模を持つが、野生の虎や象が出没するため、一般の人はベンメリア遺跡の一部しか行くことができない」とも紹介されています。更に、遺跡周辺は地雷原であったそうです。やっと地雷が撤去されたところらしいが、まだ完全ではなくてガイドの案内どうりに歩くように言われました。
遺跡もほとんど修復作業がされていないので、崩れた壁の上を歩いたり屋根の上に登ったり、光の届かない暗闇の回廊を歩いたりとなかなかワイルドです。 施設には制服を着た女性の案内者がいました。そのひとりは地雷で片足が義足でした。
帰りにひょっと足元を見るとサソリがいました(^_^;)。

ベンメリア

ベンメリア

ベンメリア

ベンメリア

サソリ!!

シェムリアップでアンコールクッキーの店(オーナー小島幸子さんは「日経WOMAN」ウーマン・オブ・ザ・イヤー2008に選出された)。ホテルに戻ってシャワー休憩。この間にプールを楽しむ。夕食は市内でカンボジア麺など。食事を終えて、またまたスイミングでさっぱりする。

アンコールクッキー店

プール

レストラン